プロマシアの呪縛/第1章~第4章/忘却の町

Last-modified: 2012-06-17 (日) 15:27:13

・第2節<忘却の町>

進行内容
 どうやらここはタブナジア群島であり
 タブナジア侯国の生き残りの人々が
 住んでいるようだ。
 人々の話を聞きながら、この町の様子
 をさぐってみよう。


  1. タブナジア地下壕(K-10)のDespachiaireに話しかける。
     
    Despachiaire : おお、ようこそおいでになった。
     お話はうかがいました。
    Despachiaire : あなたがたは
     本大陸からいらしたとか。
    Despachiaire : 本大陸の方は、今は
     どのような状況になっているのでしょう。
     ぜひともお聞かせください。
    Despachiaire : そうなのですか、
     獣人の王が倒されてもなお、
     争いが繰り返されている、と……。
    Despachiaire : そのように大変な戦いが
     繰り返されているのでは、わしらのことなど、
     思い出す者などいないのでしょうな。
    Despachiaire : ……ここは、わしら
     タブナジア侯国の生き残りが苦労して
     拓いた、新しいタブナジア。
    Despachiaire : タブナジア大聖堂の地下にあった
     運搬路を基に20年の歳月をかけ、ここまでの姿に
     したのです。
    Despachiaire : 冒険を生業とするならば、
     聞いたこともあるでしょう。ザフムルグの
     真珠と謳われたタブナジア侯国の名を……。
    Despachiaire : 開かれた港には、
     遠方諸国の船が行き来し、大市場には
     見たこともないような積荷が行き交い……
    Despachiaire : 一攫千金の夢も立身出世の夢も、
     すべての夢を受け入れてもなお余りあるほどに、
     輝かしき隆盛をほこった都……。
    Despachiaire : しかし20年前、
     獣人軍の総攻撃を受け、今では見る影もなく、
     立ち入ることすらできぬ廃都となってしまいました。
    Despachiaire : 本来ならば、
     逃げ遅れたわしらも侯都と
     同じ運命を辿ったことでしょう。
    Despachiaire : 獣人に包囲され、
     タブナジア大聖堂に逃げ込んだわしらは
     成す術もなく死を待つほかなかったのですから。
    Despachiaire : しかし、
     そんなわしらの前に現れたのは、獣人どもではなく
     タブナジア大聖堂のミルドリオン枢機卿様でした。
    Despachiaire : その方はわしらを励まし、癒し、
     そして道を開いてくださった。
    Despachiaire : タブナジア大聖堂の
     地下へと続く扉を開き、運搬道を遡って
     侯都を出るようにとおっしゃったのです。
    Despachiaire : それからわしらは、
     タブナジア大聖堂の地下港まで
     たどり着くことができました。
    Despachiaire : しかし……、
     ここには既に船はなく、クォン大陸へ続く道も
     恐ろしい力にてひどく壊され、私たちはここに
     閉じ込められてしまった。
    Despachiaire : それでも
     ミルドリオン枢機卿様がわしらに授けて
     くださった信仰と勇気は失われることは
     ありませんでした。
    Despachiaire : 暁の女神様が、いつかわしらを
     救い出してくださるだろうと信じ……それから
     20年の間、皆が力を合わせて作り出したのが、
     ここ新しいタブナジアなのです。
    Despachiaire : わしらは自分らを養うので精一杯。
     もてなしは、ほとんどできません。
    Despachiaire : しかし、ここタブナジアの設備は、
     どうぞご自由にお使いください。
    Despachiaire : それにしても……
     あなたをここへと導いた不思議な力が、
     あなたにもわしらにも、なんらかの助けを
     もたらしてくれればいいのですがな……。
     
    Despachiaire : あなたの故郷、
     本大陸の人々は皆、私たちはとっくの昔に
     死に絶えたと思っていらっしゃるのでしょう。
    Despachiaire : あなたをここへと
     導いた不思議な力が、あなたにもわしらにも
     なんらかの助けをもたらしてくれれば……。
    Despachiaire : ……ところで、
     あなたと同じようにここへいらした
     もうひとりの方は、どうしたのでしょうかな?
    Despachiaire : あの方にも、
     大陸のことをいろいろと聞かせて
     いただきたいと思っているのですが。
     
    Justinius : あのナグモラーダという男は、
     おまえの友人ではないのか?
    Justinius : 先ほど階下へ
     下りていったようだが、水路へ続く扉には
     触れぬように言っておけ。命が惜しかったらな。
     
  2. タブナジア地下壕(I-7)のSewer Entranceを調べる。
     
    Nag'molada : ここは、タブナジアのようだな。
     20年前に滅びたはずの民が、このような場所で
     命永らえていようとは。
    Kukki-Chebukki : おい、怪しいやつめ、
     おいらたちはおまえの正体をしってるぞー!
     正体をあらわせー!
    Makki-Chebukki : 悪い泥棒の一味だろお!
    Cherukiki : 赤い旗の王国のやつだろお!
    Kukki-Chebukki : 黒い魔道士の仲間だろお!
    Makki-Chebukki : おいらたちが成敗してやる!
    Justinius : おまえたち、
     そんなところで騒いでいていいのか?
    Justinius : おまえたちは、プリッシュの留守中、
     この町を守るように言いつけられていたのだろう。
    Justinius : それなのに、いつの間にか町の外を
     ふらついて……。あまり行儀がよくないようなら、
     戻ってきたプリッシュにすべて説明するぞ。
    Makki-Chebukki : そりゃないぜ、セニョール!
    Kukki-Chebukki : そりゃないぜ、ハラペーニョ!
    Justinius : おまえたちも、
     あまりその扉に近づくな。
    Justinius : その扉の向こうは、
     タブナジア大聖堂の地下に広がるフォミュナ水道。
     恐ろしいモンスターがうろつく場所だ。
    Justinius : しかも、
     「ミノタウルス(Minotaur)」が現れている。
    Justinius : あいつがいつ、
     その扉を破って出てくるかわからない状態だ。
     プリッシュが戻れば、ミノタウルス討伐隊が
     組まれるだろうがそれまでは……。
    Nag'molada : タブナジア大聖堂……。
    Makki-Chebukki : そのときはそいつらを
     おとりに使おうぜ。
    Kukki-Chebukki : どうせプリッシュが
     帰ってきたら死刑だぜ。
    Cherukiki : どうせ死ぬなら
     役に立たせようぜ。
    Justinius : うるさいぞ、おまえたち!
    Justinius : まぁ、死刑には
     ならんだろうから心配するな。
    Justinius : 過去に何度か、
     漂流者が流されてきたことがあるが、
     その漂流者たちは町に打ち解けて、
     普通に暮らしてる。
    Nag'molada : ……いや、どうだろうか。
     私たちにその「ミノタウルス」を
     任せてはもらえないだろうか。
    Justinius : なに?
    Nag'molada : 冒険者は世界を旅し、
     さまざまな試練に挑戦するもの。その上、
     ここの人々の信頼を得られるのならば……
    Justinius : 「ミノタウルス」を
     おまえたちが本当に倒せるのか?
    Justinius : おまえたちの実力がどの程度かは
     知らんが、思ったとおりに戦えるとは限らんぞ?
     それでも挑戦するというのか?
     
    挑戦する?
     はい
     いいえ
     
    「いいえ」
    Nag'molada : いや、こうは言っているが、
     結局目の前の敵に立ち向かうのが
     冒険者というもの。心配は無用だ。
     
    Justinius : ……そこまで言うなら、
     カギを開けよう。おまえたちの決意を
     見せてもらおう。
    Justinius : 必要以上に奥へ
     行くんじゃないぞ。それに、おまえたちが
     帰ってこなくても捜索隊なぞ出さんからな。
     
    Justinius : あの扉の先の水路は、
     タブナジア礼拝堂の地下にあたる。
     礼拝堂はミルドリオン枢機卿という
     方の手で強い封印が施されているぞ。

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