プロマシアの呪縛/第1章~第4章/猛き者たちよ

Last-modified: 2012-06-17 (日) 15:45:15

■  第2節<猛き者たちよ>

 ウルミアは、真実を求めるために
 真龍の王バハムートを訪ねるという。
 ともにバハムートに会いに行こう。


■ ミザレオ海岸・リヴェーヌ岬

Ulmia:PCさん!
 来てくださったのですね!?

Ulmia:お待たせしてしまいましたか?
 実は、ジャスティニアスさんを説得するのに
 手間取ってしまって……

Justinius:あたりまえだ。
 プリッシュがいればまだしも、お嬢さんひとりを
 あのような魔物の巣に登らせることなどできる
 はずがない。

Tenzen:お嬢さんひとりではないでござる。

Justinius:おまえは、東の……

Tenzen:なる
 手だれの冒険者、そして我輩の鳳凰丸さえ
 あれば、怖いものなどないでござる。

(鍔鳴りする鳳凰丸)

Tenzen:うむ、やはりこの先に
 バハムートがいるようでござるな。

Tenzen:さぁさぁ、
 気張って登ろうでござる!

???:そうはいかんでござるぜ~!

Tenzen:ムム! なにやつ!

(戦闘BGMとともにタルタル3人組登場)

Cherukiki:ふっふっふ

Kukki-Chebukki:おまえたちの考えることは~

Makki-Chebukki:ぜーんぶお見通しでござ~るう!

Ulmia:あなたたち……?

Makki-Chebukki:バハムートに
 会うことは禁止でござるぜ!

Kukki-Chebukki:ナグモラーダさまが
 決めたことでござるぜ!

Cherukiki:違反者には
 制裁を加えるでござるぜ!

(黒魔法を詠唱しはじめるチェルキキ)

Tenzen:ヌヌ! いったいなにを!?

Cherukiki:それー、デジョン☆つぅ~!

(チェルキキ、ワープで消滅)

Makki-Chebukki:ま、間違えたでござる!?

Kukki-Chebukki:ま、間違えたでござる!!

Justinius:この馬鹿3人組は
 俺に任せて、先に行け。

Justinius:少しばかり痛い目に
 あわせてやらないと図に乗る奴らだ。

Tenzen:ジャスティニアス殿、
 かたじけないでござる!

Ulmia:できるだけ手加減をして
 あげてくださいね、ジャスティニアスさん。

Makki-Chebukki:まてぇ、狼藉者めぇ!

Kukki-Chebukki:であえい、であえい、
 デジョン☆つぅ~!
 
  
■ 帝龍の飛泉

(ウルミア・テンゼン・PC達を見下ろすバハムートと無数の真龍)

(Tenzen:Bahamutを見上げる)

Tenzen:おお、これは!?

Bahamut:我らの下に集いし、
 すべての翼あるものたちよ!
 果てなき雲海のうねりに添いて、
 限りなき日輪を担いで飛ぶものたちよ!

Bahamut:我が名は竜の王バハムート!
 ヴァナ・ディールよ! 我が一族よ!
 聞け、そして集え! 今こそ契約の時!

 (真龍が7体ほど出現する)

Ulmia:なんてことでしょう!
 あんなにたくさんの真龍が!?

Tenzen:バハムートが呼んだのでござろう。
 龍王の名において、その眷属を彼方より
 呼び寄せたのでござる。

Tenzen:おそらくは、ヴァナ・ディールを、
 母なるクリスタルを守る聖戦のために!
 
 (Bahamutに駆け寄るTenzen)
 
Tenzen:真龍の王バハムートよ!
 空の覇者バハムートよ!

Tenzen:我が声、届いているでござるか!?
 我こそは、武士テンゼンと申すもの!

 (鳳凰丸を天に掲げる)

Tenzen:御呼び声に導かれ、
 鳳凰丸に宿りしフェニックスの魂と共に、
 ひんがしの国より馳せ参じた者でござる!

Tenzen:「世界の終わりに来る者」が現れ、
 「虚ろなる闇」は既に、3つの母なるクリスタルを
 取り囲んでいるでござる!

Tenzen:我輩も、霊獣フェニックスの祝福
 を受けた者として、「世界の終わりに来る者」
 討つ聖戦に、この名を加えていただきたい!

Tenzen:全身全霊を以って戦いに挑み、
 必ずや功をうち立てんと誓うでござる!

 (真龍たちが威圧して突風が巻き起こる)

Ulmia:!?

Tenzen:ク!?
 ヴァナ・ディールの危機を前に、
 哄笑せんとはなにごとでござるか!?

Tenzen:真龍の王よ! そなたもまた、
 夢の使者ディアボロスの如く、我らを蔑むのか!?

Bahamut:蔑むほどの価値もない!
 応龍と、軽く撫でてやれ!
 
 (黄色い龍が襲ってくる)
 
<<BC 応龍戦へ>>

<<BC戦 応龍撃破後>>
 
 
Bahamut:フェニックス、
 猛々しい担い手を見つけたな。
 応龍を退けるとは、なかなかやる。

Tenzen:!

Bahamut:しかも、あいもかわらず
 無駄な布石を好むか、「虚ろなる闇」のこと、
 今の人間たちがどうこうできるはずがあるまいに
 なぜ人間を巻き込むのだ、フェニックス。

Tenzen:バハムートよ!
 人間はそなたら真龍にくらぶれば豆粒の如き
 大きさだが、我らの力を見誤らしむるな!

Tenzen:我らのわだちは地の果てまで届き、
 我らの系譜は大海を越える。我らの力をあわせれば、
 勝利への布石となるに間違いないでござる。

Tenzen:それに、我らはともに
 「世界の終わりに来る者」と戦おうというもの。
 その想い、どうしてそなたらには届かぬのか!?

Bahamut:だまれ、人間よ!
 おまえの意志など聞く耳はもたぬ!
 我が今、聞きたいのは、フェニックス、
 おまえの意志だ!

Bahamut:フェニックス、
 その人間に伝えてやれ、
 この歌を、我らの時代を!

 いま、罪なき血が流れる
 ヴァナ・ディールの大地に
 全世界が戦慄する

 全世界が戦慄する災禍がため、絶望にのまれ

 防げはしない、いかなる定めにも
 とめられはしない、いかなる力にも

 だが、嵐の夜を貫いて栄光の星が輝く
 獣の叫びに抗いて歌の響きが湧きいでる

 輝く星、鳴りわたる歌われらが夢と祈りよ

Ulmia:これは石の記憶……?
 まさかこれが……、神が歌う、3番目の歌……?

 (鳳凰丸が共鳴し、うずくまるTenzen)

Tenzen:うう、フェニックス……!?

Ulmia:テンゼンさん!?

Bahamut:……ほう、これが
 石の記憶だと知るものがいるか。
 ならば、人よ、その叡智を称えて教えてやろう。

Bahamut:はるか昔、人間が楽園の扉を開かんと思い立った頃、
 この歌の続きを知った人間の子がいた。

Bahamut:彼の子は、我が力を求め、
 我と契約を交わした。「世界の終わりに来る者」が
 生れ落ちたとき、履行されるという契約を。

Ulmia:……それは……!?

Bahamut:さぁ、我が眷属よ!
 集えし同胞たちよ!
 今こそ、契約の履行の時!

Bahamut:我らがヴァナ・ディールを守るため、
 母なるクリスタルに本来の輝きを与えんがため……

Bahamut:生きとし生ける
 すべての人間どもを滅ぼすのだ!!!

 (大空へ飛び立つ真龍たち)

称号:龍に応える者
 
 
■ タブナジア地下壕

Justinius:[PCname]か。
 ウルミアとテンゼン殿なら
 先に長老のところへ行ったようだが……

Ulmia:さん、
 お戻りになったのですね。

Tenzen:バハムートの言っていたこと、
 デスパシエール殿に説明したでござるが、
 どれほどのことが伝わり、どれほどまでを
 信じていただけたものか……。

Tenzen:人は恐ろしい事実ほど、受け入れ
 がたきもの。バハムートたち真龍が、我ら人を
 すべて滅ぼすと宣言したなど、我輩にとっても
 悪夢であってほしいでござる。

Ulmia:私も信じられません。
 バハムートの言う契約……

Ulmia:「世界の終わりに来る者」が
 生まれ落ちた時、すべての人を滅ぼす……

Ulmia:なぜ、そのように恐ろしいことを
 バハムートは望むのでしょう。バハムートは、
 人を憎んでいたというのでしょうか?

Tenzen:ウルミア殿、それについては
 霊獣バハムートの歌を聴いたときに
 霊獣フェニックスが教えてくれたでござる。

Tenzen:遥か昔、この世界に生きていた
 古代の民は、5霊獣と戦ったことがあったのだと。

Tenzen:特に、霊獣バハムートとは、
 楽園の扉をめぐって永く激しい戦いが
 繰り広げられたのだと……。

Tenzen:そして、その戦いの最中に人は
 「虚ろなる闇」を目覚めさせてしまったのでござる。

Tenzen:「虚ろなる闇」、
 それすなわち「男神プロマシアの意志」を……。

Ulmia:男神の、意志!?

Tenzen:ウルミア殿、
 「男神プロマシア」のことをご存知でござるのか?
 我輩は知らぬのでござる。

Tenzen:「男神プロマシア」とは
 いったいどのような神なのでござるか?
 詳しく教えていただきたいでござる。

Ulmia:……それは……

Justinius:テンゼン殿、
 それは、俺たちの口からは言えぬことだ。

Tenzen:なにゆえでござる?

Nag'molada:ひんがしの方、それはだね。

(ナグモラーダとデスパシエール登場)

Nag'molada:「男神プロマシア」。
 その名を口に出すことは禁じられているからだよ。

Tenzen:!?

Nag'molada:男神プロマシアはな、
 女神アルタナと同じく原初の神。

Nag'molada:混沌の神とも呼ばれ、
 「楽園への扉」を開いた人間に、
 争いの呪いをかけたと言われてる。

Nag'molada:その呪いはとても強く、
 人はその呪いを忘れることで救われている。
 そのために、その名を声に出してはならぬと
 されているのだ。

Tenzen:混沌の神……。

Nag'molada:だからこそ東の国では、その名すら
 伝わらなかった。その名を知らなければ、
 その存在を知ることもないからな。

Nag'molada:その判断は正しい。
 ここヴァナ・ディールは歴史を刻みすぎ、
 知られざる事実がごまんとある。

Nag'molada:知ってはならぬ事実、
 知るべきでなかった事実、
 知らなければならない事実。

Nag'molada:我らはそれらの事実を
 細心の注意をもって扱わねばならない。
 そうせねば、知らぬうちに悲劇を生む。

Tenzen:悲劇でござるか?

Nag'molada:たとえば、バハムートのことだ。
 我々は、バハムートが人を滅ぼすために
 現れたのだという事実を知っていた……。

Ulmia:!

Nag'molada:だからこそ、その呼び声に
 導かれて真龍の一族が集結する前に
 バハムートを捕殺せんと軍を動かした。
 だが……

Nag'molada:おまえたちの浅はかなる
 好奇心で、すべては台なしになった。
 おまえたちは、あのような悲劇を
 もう一度引き起こすつもりかね?

Despachiaire:ナグモラーダ様、
 このウルミアはただ、プリッシュなる
 不届き者を引き止めようとしただけで
 ございます。

Despachiaire:今回のことも、このテンゼンなる
 異邦人にたぶらかされたに違いありません。

Tenzen:……確かに、このたびのこと、
 我輩が頼んだからでござる。

Tenzen:しかし我輩は、ジュノ大公代理
 エシャンタール殿から、「虚ろなる闇」の
 調査の許可をいただいているでござる!

Nag'molada:だがテンゼン殿、
 我らは「虚ろなる闇」を阻止するという
 同じ目的を持つ者同士ではなかったかな?

Nag'molada:確固たる理由なく、
 先んじてバハムートに会いに行くこと、
 裏切り行為のなにものでもないと思う
 のだがいかがかな?

Tenzen:うむむ……。
 返す言葉もない。そういわれれば確かに
 礼儀に反した行為であったでござるな……。

Nag'molada:わかっていただければ、
 それでいい。バハムートのことは
 我らにお任せいただきたい。

Nag'molada:民族による考えの相違から、
 水面下で動くこともあれ、我らの意志は
 すべて人々を救うところにある。

Tenzen:それでは、再びバハムートを
 討伐する準備を? バハムートはどこぞへ
 向かって飛び立ってしまったのでござるが?

Nag'molada:もちろんだ。
 しかし、その指揮は残念ながら私の役目ではない。

Nag'molada:私は、あの少年の目的を
 阻止する任務を担っている。

Nag'molada:……ん?
 おまえ、あのアミュレットはどうした?
 
(PCに歩みよるナグモラーダ)
 
 ・なくした
 ・うばわれた
 ・プリッシュに渡した
 
(なくしたを選択)

Tenzen : いや、<Your Name>殿は
その……アミュレットを、渡したのでござる。

(以下、プリッシュに渡したに続く)
 
 
(プリッシュに渡したを選択)

Nag'molada:なに? 人に渡しただと!?
 あれは重大なものだ、軽々しく人に渡すなど……
 この愚か者め!!!

Ulmia:ナグモラーダさま、
 <Your Name>さんのせいではありません。

Ulmia:苦しむプリッシュを救うために
 私が頼み、この方が私の願いを聞き届けて
 くださったのです。

Nag'molada:プリッシュ?

Nag'molada:そうか、プリッシュとはあの女か。
 この町にあるのならば問題はない。

Nag'molada:、
 さっさとあれを取り戻してから、北方へ来い。

Nag'molada:4つ目のクリスタルは
 ズヴァール城の地下にあり、その入り口は
 北の遺跡ソ・ジヤに隠されている……。

Makki-Chebukki:でんれーい、でんれーい!

Kukki-Chebukki:礼拝堂の
 兵士どもは撤収したでーす!

Cherukiki:秘密の荷物も
 つみおわりましたー!

Ulmia:……え? 秘密の……?

Nag'molada:いいか、ソ・ジヤの最西の塔だ。
 必ずアミュレットを取り戻してから来るのだぞ。
 私は現地で待っている。

称号:ナグモラーダのなじみ

End

・イベント終了後に話しかけると

Justinius:龍王バハムート、か。
 まさか人を滅ぼすために現れたとは……。

Justinius:もとはリヴェーヌ岬だった
 あの場所に、自らの仲間を呼びよせたのは、
 人との戦いの準備をするためだったのだな。

Justinius:だが、俺たちの戦力だけでは
 あれほどの竜とは、戦いにもならない。

Justinius:しかも男神の意志とやらも
 関係しているとなると、お手上げもお手上げだ。
 プリッシュなら、この状況を打破することが
 できるのだろうか?


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