・第1節<龍王の導き>
進行内容
バストゥーク共和国の近くに現れたプリッシュは、飛空艇を追っていってしまった。
彼女の後を追いかけよう。
- 前節から自動的に進行。
??? : ……[Your Name]……!
??? : ……起きろってば、[Your Name]!!!
(倒れている冒険者、呆れながら見下ろすプリッシュ)
Prishe : ……なんだよもう。
こいつ、見事に行き倒れやがって……。
Prishe : んん!?
あれは、あの空飛ぶ船は!?
Prishe : 畜生、あいつのせいで
こんな妙な場所に来ちまったんだな!
Prishe : まっちやがれーーーーー!!!
(飛空挺を追って走り去るプリッシュ) - バストゥーク港・飛空旅行社に近づくとイベント。
あのでかい船はてめぇらのもんか!
Carey : ……え?
Klaus : ……はい?
Prishe : だから、あのでかい船が
てめぇらのもんかってきいてんだ!
さっき飛んでっただろ!
Carey : 飛空艇のことですか?
Prishe : ひくうてい、っつーのか。
Klaus : はい、飛空艇は
ここバストゥークのシドさまが
作られた偉大なる大発明で……
Prishe : 作ったのはシドっつう奴か!
どこにいやがんだ、そいつは!
Carey : ……え、ええ、
シドさまでしたら大工房に……
Prishe : だいこうぼう、だな!
よくわかんねぇが、わかったぜ!
(大工房へ向かって走り去るプリッシュ)
いったい誰なんですか? まるで台風ですよ!
Carey : 言われるままに、
シドさんが大工房にいると教えてしまいましたが、
それでよかったのでしょうか。どうしましょう。
上空でなにか巨大なものにぶつかって
破損する事件が立て続けにおきています。
Klaus : まだ客を乗せる飛空艇では
その事件では起きてはいないのですが、早急に
対策を検討しなければ大事故につながって
しまうかもしれません。 - 大工房(H-8)のCidに話しかける。
……ん? なんだ?
言葉づかいの悪い娘さんを知らんかと?
Cid : ああ、おぬしはあの娘さんの知り合いだと
いうのか! いやぁ、まいったまいった。
あの娘さんの剣幕ときたら……
Naji : 先ほどの狼藉者は、
留置所へ連行いたしました。
Ayame : コーネリアさまが
お話相手になってくださっています。
工房長、お怪我はありませんか?
Cid : ああ、大丈夫だ。
いや、彼女はだいぶん混乱しているようだったから、
少し休んでもらってから話をきこうと思ってね。
Cid : 別になにされたというわけでもないし、
罰を与えたりするわけではないから
安心したまえ。
Cid : ……それで、おぬしは彼女が
なにを言わんとしていたか知っているかね?
Cid : 「飛空艇が、バハムートが、」と
意味のわからんことを繰り返していたが?
Cid : なに!?
武装した飛空艇が!? 黒衣の研究者が!?
Cid : それはおそらく、ジュノの研究者達。
その武装した飛空艇とやらは、20年前の大戦時に
開発を進めながら、戦争終結と同時に封印された
戦闘用の飛空艇だ。
Cid : わしは20年前の大戦時、
技術者としてジュノに招待され、あの戦闘艇の
開発に携わっていたからよく知っている。
Cid : そこで待っていたジュノの研究者たちは、
みな黒衣を羽織っていた。彼らは決して表舞台に
出ようとはしない。
Cid : しかし、わしらが想像だにしない
高度な技術を隠し持っているのだ。
Cid : 特に彼らが用意した、
「クリスタル推進機関」は特別でな。
Cid : あれを動かすには、
8つの属性のクリスタルを超えた、
とてつもなく強いエネルギーが必要だった。
Cid : そのエネルギーをどこから得たのか、
得ているのか、はたまた質問は式を遡って、
そのエネルギーとはいったいなにか?
Cid : それは、今も解けない謎のひとつ。
だからわしは、彼らの動きには注意してきたのだ。
Cid : そして近頃、彼らがデムの岩まわりで
怪しい動きをしていると知り、その原因を
探っていたのだが……
Cid : とうとう、あの戦闘艇を繰り出したとは!
しかし、いったいなぜタブナジアに?
Prishe : やつら、
バハムートを捕らえに来たんだ!
Cid : !?
Cornelia : シドおじさま。
この方、プリッシュさんとおっしゃるんですって。
お話できるくらいにまで落ち着いたようですから、
連れてきましたわ。
Cid : おお、ありがとう、コーネリア。
プリッシュさん、手荒な真似をして悪かったな。
……それで、そのバハムートというのは……?
Prishe : ああ、真龍のでっかい王様さ。
突然タブナジアの近くに現れて、タブナジアの
まわりを飛び回ってるんだ。
Prishe : だから俺たち、そいつに会いに行ったら、
その戦闘艇ってやつと鉢合わせしちまってよ。
Prishe : あいつらとやりあってるうちに、
気がついたらここに飛ばされちまってたんだ。
Cornelia : まぁ、なんてこと。
あなたジュノとやりあってしまったの!?
Prishe : しょうがねぇだろ。
あいつらから襲ってきたんだから。
あいつら、バハムートをぶっ殺しに
きやがったんだぜ?
Prishe : バハムートが
「世界の終わりに来る者」だとかなんとか、
気になることをしゃべってたってのにさ。
Cornelia : 世界の終わりに来る者……?
Cid : ……ふぅむ。
世界でなにかが起きているのはたしかだ。
Cid : 少し前、デムの岩などにあるテレポイントが
原因不明の衝撃で壊れた。それと同じ頃、ジュノの
沖合いに巨大な竜が現れたという報告がある。
Cid : それが真龍の王バハムートだとすれば、
ふたつの事件は繋がっているはずだ。
Prishe : ……そうか、やっぱり俺、
バハムートにもう一度会いに行くために
タブナジアに戻らなきゃ。俺、ジュノに
行ってみるぜ。
Cid : なに?
ジュノに行ってどうするつもりだ?
Prishe : ジュノの天晶堂ってとこに、
古い知り合いがいる。あいつに頼めば、
タブナジアへの船を出してくれるはずだ。
Prishe : じゃあな、世話かけたぜ!
(ジュノへ向かって?走り去るプリッシュ)
Cornelia : ちょっと、ジュノにどうやって行く気!?
ジュノがどこだか、ジュノまでどれくらいあるか
知っているの!?
そしてタブナジア、か。
Cid : いやまったく、
あのお嬢さんの勢いにも驚かされたが、その
内容もまた驚くべきことばかりだったな。
Cid : しかも、彼女は
ジュノの天晶堂へ向かったようだ。
本当にあそこに知り合いなどいるのかな?
また問題を起こさなければいいのだが……。