15章

Last-modified: 2022-03-18 (金) 21:33:04

第15章「悲痛な叫び」

実装時期:2021/6/28
推奨レベル:LV75~

最先端のエーテル研究がなされている都市が多く存在するダンフラジア地方。この地方ではエーテル式バイクや車が走る。新しもの好きや研究者気質の者たちが集まり、都市は整然とした作りで多くの人がひしめくように住んでいる。研究開発競争でしのぎを削りあう彼らの中から、しばしば脱落者が出てくる。そして、そういった者たちが非行に走ることもままあるらしい…。

フランズーベン

エリア1

ネタバレ注意

ダンフラジア地方のフランズーベンのとある場所でヒルダは依頼の下準備をしていた。

  • 下準備の内容
    ダンフラジア地方でよく見かける宙を漂うモンスターのウサレイを対象とした依頼の下準備
  • 下準備するきっかけ
    ヒルダがウサレイの大変愛らしい見た目に心を奪われたから。
  • ウサレイ
    触り心地はぷよぷよ。鳴き声はぷいぷい。

ウサレイを対象とした依頼がないか掲示板を見てくるヒルダ。その後、依頼を掲示してきた青年が1人。困っている人を放っておけない主義のヒルダは青年に声をかけた。青年の名前ハボック。ハボックの依頼はハボックのかつての研究仲間のフォンセルの違法なモンスター実験を止めてほしいとのこと。

  • ダンフラジア地方フランズーベン
    凄く研究が盛んなのだが時折度を越してしまう人が出てくるネオ・エーテルの光が痛々しい街。エーテル学が最も重きに置かれていて競争率が高い。叡智の進歩には狂気を伴う。
    論文がずっと却下され続けることはかなり頻繁に起こるなか積もりに積もって、自分の研究成果を認めてもらえなくて夢を諦めるということ自体…そこからエーテル学以外のマイナーな研究にのめりこむ人も出てくる。その中で論理的にしてはいけないことの領域に手を出してしまう者も時折いる。
  • 違法なモンスター実験を行った理由
    ハボックとフォンセルはエーテル学の立派な研究者になるべく日々励んでいたが…ある日、フォンセルは論文をビリビリに引き裂いて自分の研究所にこもるようになってしまった。フォンセルが発表した論文は悉く学会に却下され続けて…フォンセルは心が折れてしまった。そして夢を諦めたフォンセルは論理的にはしてはいけないことの領域に手を出した。それが…違法なモンスター実験。道を外れたフォンセルは己の行為…違法なモンスター実験で正当化させるようになったから。

フォンセルの違法なモンスター実験はフォンセルの研究所でモンスターの合成、合体を繰り返し行われている。フォンセルの研究所からは日夜、モンスターの悲痛な叫びが聞こえると言われてます…。とハボックは語る。
その依頼内容と話を聴いてヒルダはなんて…痛ましい…!モンスターを愛するものとして、看過できません…!と言い、ヒルダと君は依頼を引き受けて、フォンセルの研究所へ移動することに。
移動中にペネロペに遭遇。ヒルダは今回引き受けた依頼をペネロペに紹介する。高額な依頼に興奮する。ペネロペ。ペネロペは手伝うっすよ!!ぜーったいに役にたって見せるっすから!とやる気満々。ペネロペを連れていくことにしたヒルダ。
一方で…冒険者慣れするためにフランズーベンにやってきたブルド。ブルドは昔、フランズーベンにもっとも敬遠していた。すこし張り切りすぎたかと思っている様子。ネオ・エーテル灯が明るすぎて目が痛いと思った様子。
その後、きゅい…きゅいん…と何か声を聴き取ったブルド。ブルドは声の正体が気になり偶然にもフォンセルの研究所付近に足を踏み入れた。
ということでブルドに遭遇したヒルダ。ブルドとペネロペは初対面。顔と体つきがしっかりしてて男らしい姿にかっこいいと思ったペネロペ。ペネロペはブルドは超イケメンと思っている。ペネロペのことを面食いとみたヒルダ。
ブルドはフォンセルの研究所をつぶすのが目的で来たようだ。ブルドと同行することになった。
その後、擬エーテル虫に遭遇し、バトルすることに。
擬エーテル虫を討伐した後…ブルドは擬エーテル虫の背中についている結晶…まるでエーテルのように見えるがただ単に綺麗な結晶なのだなと思った。綺麗な結晶は沢山集めたくなるペネロペ。綺麗な結晶を売ってエーテル稼ぎ…ではなくぬいぐるみに目やボタンの装飾につけようかな~って感じだとか。ブルドはペネロペのことをせわしない奴だと思った。
ペネロペは炊事、洗濯は壊滅的だが裁縫だけは大得意。ブルドがペネロペに好印象づけるために炊事と洗濯も頑張るようだ。
ちなみに…本物のエーテル虫は足は6本で背中についている結晶は本物のエーテル。その情報を知っているヒルダ。さっき襲いかかってきたモンスターは足が4本。本物のエーテル虫と比べて2本少ないようだ。しかも結晶もエーテルではない。普通の綺麗な結晶だ。どこか不完全のように思った様子。実験にかけられて何らかの品種改良を加えられたものなのか推理している。

エリア2

ネタバレ注意

フォンセルの研究所に大量の見張り違法のモンスター…キロプテラを発見。バトルすることに。
偽物のキロプテラを倒した後…違和感を感じたヒルダ。違和感を感じた理由はコウモリの特徴である糞尿の匂いのきつさを感じとれなかったから。ブルドも違和感を感じた。理由は見た目と匂いが違う。それに、あばらが浮き出していて、痩せているから。更には偽物のキロプテラをよく見るとグリマルシェ大陸にいるコウモリの特徴である突起が見当たらない。危険察知能力がかなり劣るのではないか…。
その後、騒がしいと思われたフォンセルが研究所から出てきた。

エリア3

ネタバレ注意

ハボックからの依頼で来たと伝える。フォンセルはくそっ、何が友達だ!研究が認められたからっていい気になりやがって!キメラを作ることの何が悪い!?モンスターが長い年月をかけて進化を行うのを、僕が手助けしてやってるだけだ!こんなモンスターが生まれるかもしれない…それは自然発生を待っていたら何万年と時が過ぎてしまう!だが、知恵をもつ僕の手にかかれば数カ月でその結果を出せる!と言った。どうやらフォンセルは自分の非を認めずに周りを当たり散らしている。そのうえ、命の形をゆがめている。自己表現を邪魔をするのなら容赦はしない主義のフォンセル。フォンセルはバジリスクとフェザーテイルを合体させたキメラ…バジフェザーに命令し、ヒルダ達に襲ってくる。バジフェザーとバトルすることに。
バジフェザーを討伐されてくそっ!これも失敗作だったか!と言った。

エリア4

ネタバレ注意

反省するどころか開き直ったフォンセル。フォンセルは何も知らない能無し共が、正義を振りかざしていい気になりやがって!僕の自己表現を邪魔するなあぁ!!と当たり散らす。フォンセルの悲痛な叫び声が響く…。フォンセルはオウルベアとモーモットが合体したキメラ…ヨダレを垂らしているオウルモートに命令し、ヒルダ達に襲ってくる。
オウルモートを討伐した後…ブルドはオウルモートに疲れただろう。俺が手を下そう。言った。オウルモートはきゅい…きゅいんと鳴いている。どうやら何かの声の正体はオウルモートの悲痛な叫び声だった。
ヒルダはフォンセルにしっかり反省して、その知識は善きもののために使ってください。と言った。フォンセルはくそっ…世間が僕の感性についてこれないだけだろう!なんで悪者扱いなんだ!と納得がいかない様子。
その後、ハボックとフォンセルが出会った。フォンセル「友達だと思っていたのに!!僕をハメやがって!ああそうか!!お前も結局僕の周りの連中と変わりなかったんだな!!僕の才能に嫉妬して!!中身を見もせずに論文を却下し続ける連中となにも変わりなかったんだ!!」ハボック「ぼ、僕…君が思い悩んでいる時に、そばにいて一緒に悩んであげることができなかったことをずっと後悔していた…もう一度、僕と一緒に研究を行おう…?命を無駄にしないこと…それが僕たちの研究テーマだっただろう?」
数時間後…ヒルダとペネロペとブルド達が料理店でご馳走。ヒルダ「乾杯!」ペネロペ「かんぱーい!」ブルド「かん、ぱい。」
どうやらハボックとフォンセルは最後はうまいこと収まったようだ。ブルドが危険を承知のうえで道を踏み外した者に手を差し伸べるのは…友だからなのだろうか。と思った。ヒルダが成長というものは、力不足を痛感したのち、自分の弱さと向き合うことから始まる。フォンセルはそれができなかったのでしょうね。と思った。
こうして複雑な想いと感情が入り組んだ違法のモンスター実験を止める依頼を解決。ご褒美はステーキとサラダとドリンクだった。