第9章「砂紋の導き」
実装時期:2019/07/01
推奨レベル:LV45~
『死の砂漠』と恐れられている広大なエルゴ砂漠。砂漠の先にあるジョイア地方からやってきた商人は顔面蒼白な様子でギルドに飛び込んできた。
「今あの砂漠にはバジリスクがいる。」
バジリスクは一見すると巨大な鳥類だが、かのモンスター最大の脅威は石化能力を有していることだ。早速ギルドは商人の情報を受けてバジリスク討伐の依頼を出した。
エルゴ砂漠
エリア1
ブルド、ムアンという協調性のない2人とともに、エルゴ砂漠に現れたバジリスクを討伐することになった君は、サボテンに隠れて砂嵐をやり過ごす。ムアンとブルドの話では、ここから少し歩いた先にあるムルスクという街の廃墟周辺にバジリスクがいるという。「原住民はそういうことに詳しいんだな」というムアンの態度にブルドは怒りを示し、エルゴ砂漠の成り立ちを語る。エルゴ砂漠は渡来者によるエーテル収奪のためにエーテル枯渇を起こし、環境を死の砂漠へと変えてしまったのだという。今はバジリスク討伐に集中したいというムアンにさらに言い募るブルド。2人の間には険悪なムードが漂う。
エリア2
しかし灼熱の大地を歩み進めるうちに、言い争いによって無駄な体力が消費されると気がつき、険悪なムードは消えた。ひたすら目的地に向かって歩き続ける一行。ムアンが水を飲もうと水筒を開けると、モンスターの襲撃によって水が溢れてしまう。なんとか水を調達しようと、ムアンは襲ってきたキャラマリから水を採取する。
エリア3
やがて進行方向に廃墟らしきものが見えてきた。砂塵の向こうに点々と人影らしきものも見える。訝しんだ一行はそのまま近づいてみると、それがひとの形をした石だと分かった。バジリスクの領域に入ったことを確信した君たちは、早く隠れられる物陰を求めて廃墟へと急ぐ。その途中、ブルドが上半身の欠けた石像に目を留めた。その瞬間、轟音が響き渡る。何かが砂を巻き上げ、大きな音を立ててこちらへと一直線に向かってくる。バジリスクであればまずいと、一行は走って廃墟へと向かう。ムアンがアンディーンを召喚し、モンスターに水を浴びせると、砂埃が収まりその巨体の全貌があらわになった。スコーピオだ。スコーピオをなんとか倒し、一行は廃墟へとたどり着く。
エリア4
バジリスクの石化光線は光を遮ることができれば避けられるという。さらに、光を跳ね返す鏡があればバジリスクを石化させることも可能だという。市街地ゆえに鏡がないということはないだろうと推測するブルド。しかし準備をする間も無く、バジリスクに見つかってしまう。建物の影に隠れて石化光線をやりすごす一行。連続して光線は放てないため、協力してバジリスクに襲いかかる。しかし、弱らせることはできたが決定打を下すことはできなかった。すぐに頑丈そうな屋内に入り込む一行。そして、たまたまそこにあった鏡つき扉を使ってバジリスクを石化させることに成功する。
石化したら食べられないと悔しがるムアン。そして、今更ながらブルドにバジリスク討伐の目的を尋ねる。ブルドによれば、バジリスクに石にされた者のなかにかつての仲間がいたのだという。バジリスクを倒せば石化が解けるかもしれないと思っていたが、そう甘くはなく、体も欠けてしまっていた。とにかくお互いの生存でよしとすることにした一行は、そのまま西へ向かい砂漠を越えるというブルドと別れ、討伐報告のために帰還するのだった。