都立苦怨会病院

Last-modified: 2023-02-01 (水) 21:57:55

都立苦怨会病院(とりつくおんかいびょういん)は、東京都荒川区にある、医療法人苦怨会が運営する医療機関。病院の理念は「死ぬ間際に飲む味噌汁の具は、どっちかというとワカメのほうがええわな」である。

概要

1982年、苦怨会系列の病院のターミナルとして機能するよう、苦怨会会長である小川英夫によって開設された。当初は内科のみであったが、後に外科・拷問科・天体研究科などが新設・拡充され現在に至る。

なお、拷問科には「尋問」「人体実験」が含まれているため、拷問科を受信する患者からのクレームが多く寄せられている。
ちなみに、拷問科の医師たちは全員、傭兵部隊出身であり、中には拷問医学を専門とする者もいる。

また、2012年からは終末期医療に注力しており、「どれだけ苦しみ抜き、死ぬか」を追求している。

特色

病院内のすべてのスタッフが魔術協会などの関係者であることがあげられる。そのため、人間社会では対応できない呪いなどに迅速に対応することが可能になっている。

また、患者に対して徹底した個別治療を行う点も特徴の一つといえる。
患者に苦痛を与えるための様々な設備や道具が用意されているほか、患者の要望に応じて拷問を行うことにより、ストレス発散や鬱病の治療などにも役立てている。

病室内の患者には一切の行動制限がないことも特色の一つ。1週間に1度「マティゴラヴァン」と呼ばれる闘いの儀式を行う義務があるものの、それ以外は何をしても自由。
マティゴラヴァンでは、病院内に作られた神聖なる闘技場にて、他の入院患者の協力を得ながら、血湧き肉躍る戦いを繰り広げる必要がある。
闘技場で戦う際は、病院内にいるスタッフたちによる監視下に置かれ、敗北者は命を落とす。また、試合後はスタッフの全力の医療行為を受けられるため、安心して試合に臨めるようになっている。
また、拷問科の医者の中には自ら志願し、試合に参加する者も少なくない。
「死ぬ寸前まで痛めつけられる快感」、「自分の体を使って他人を痛めつける興奮」などを理由に参加するものが多く、そのせいで毎年のように死者が出る。
なお、この病院内では、いかなる理由であってもマティゴラヴァン以外での殺人行為は禁止されている。

試合中の撮影は全面的に禁止となっているが、一部の熱心なファンや、病院内のスタッフたちから撮影を求める声が多いため、2018年から試験的に試合の様子を録画したDVDの販売を開始し、売上の一部は病院の運営費に充てられることが決定した。

また、内科では、さらなる苦しみを生み出すため、内科医自らが新薬をいち早く試し、苦しみの治験を行っている。病院内には「苦怨の井戸」と呼ばれる地下施設があり、そこでは、内科医が苦しみに悶える叫びがこだましている。

批判

マティゴラヴァンに対し、「病院で人が死ぬのはおかしい」という声がマティゴラヴァン開始当初上がったと言われているが、病院長は「うちの患者さんたちが死のうが何しようが知ったこっちゃないですよ。死ぬときは死ぬ。死ぬタイミングが前か後か、それだけ。そんなことより、血湧き、肉躍りましょう。」とコメントしている。

また、マティゴラヴァンの試合には、毎回多くの観客が集まっており、彼らの楽しみを奪うことは病院にとって不利益であるとの考えにより、存続していることも明らかである。

備考

・苦怨会系列病院のターミナルとして設立されたが、現在は様々な系列の病院からも患者を受け入れている。
・2017年に、新たな拷問器具として「脳みそ吸い取り機」が導入された。
・2019年には、病院内で謎の呪いが流行し、患者やスタッフの半数が死亡した。

関連項目

苦怨会
希望会
医療機関の一覧