技・魔法/【ゼタフレア】

Last-modified: 2024-03-30 (土) 11:30:51

ドナルドが劇中で一度だけ使用した特大魔法
KHシリーズでのフレア系魔法は他にメガフレアがあるが、あちらは大爆発を起こして周囲の敵を殲滅するのに対し、こちらはから強力な赤い光線を放つ魔法である。

  • ドナルドが使うフレア系といえばドナフレアの印象が強いプレイヤーもいるだろうが、あちらはロケット花火で攻撃するというさらに違ったものになっている。
  • メガフレアはFFシリーズのフレア系魔法やバハムート系召喚の必殺技として登場していたが、ゼタフレアはKHIII時点においてFFシリーズには登場していなかった(FFシリーズを基にした別作品では登場している)。
    • しかもバハムートは召喚獣として(あるいは敵としてですら)KHシリーズに登場していない。
    • 後にFF16にて暴走したバハムートが使用した。

KHIII

キーブレード墓場で立て続けにリア(アクセル)ヴェントゥスを戦闘不能にしたテラ=ゼアノートの猛攻を防ぐために、ドナルドが発動。
直撃したテラ=ゼアノートを一瞬で蒸発させるほどの破壊力(留まりし思念アルテマキャノンですら直撃してもそれほど堪えた様子はない)であるが、当然の様に反動も凄まじいらしく使用した後力尽きて倒れてしまい、ソラ絶望させる一因となってしまった。

  • このワンシーンのみの使用である上コマンドにも出てこないので詳細は不明だが、普段は温厚なグーフィーがこれまでにない勢いで止めようとしたあたり、相当ハイリスクな魔法であるようだ。
    • 実際、この魔法を使ったドナルドはほぼHP・MPともに満タンであろう状態から、一回の詠唱でまるで燃え尽きたかのような光をわずかに放ちながら、その後全滅するシーンまでぴくりとも動かなくなってしまった。
    • ハイリスクどころか、自分の命すらも塵も残さず燃やし尽くす程の禁断魔法の類なのかもしれない……実際、あのテラ=ゼアノートを跡形もなく消滅させる程の威力など、それこそイェン・シッド様でも難しそうなものである。
    • この後、ソラが(例え間違った使い方だったとしても)目覚めの力を使わなかったら、本当に死亡離脱していた恐れもあると考えると、この時のドナルドの覚悟は相当なものだったのだろう。

ちなみに名前の「ゼタ」とは「SI接頭辞」などと呼ばれる接頭辞の一種であり、「十垓(がい)」を指す。
それだけでは何のことかわからない人も多いだろうが、要は「メガの千兆倍」と考えて問題ない。もはやスケールが違い過ぎて想像すらできないレベルである。
FFも、シリーズによってはメガフレアの上位ランクの「ギガフレア(メガの1000倍)」、「テラフレア(ギガの更に1000倍)」「エクサフレア(テラの更に1000倍)」が既に存在していたのだが、このゼタフレアはそのエクサフレアから更に2段上(つまり100万倍)である(下から順にエクサ、ペタ、ゼタ)。

PC付属の電卓で試算すると最早数字ではなく、1e+21とか表示されるレベルなのでやっぱり想像すらできないスケールであることを突きつけられる。
KH(及びFF)シリーズにおけるメガフレアの威力はプレイヤーも知っての通りだろうが、ゼタフレアはその遥か上を行く威力を持つであろうということだけは想像に難くない。それだけの魔法を何の代償もなく放てるとも考えにくいため、やはりドナルドが払ったのは「自身の命」といったレベルの莫大な代償なのであろう。

  • そもそもメガフレア級ですら基本的には本来人間ではなく彼らより遥かに強大な魔法を使える召喚獣達の一種であるバハムートのみが使う魔法である。いくら王宮魔導士とはいえそれよりかなり上位と思われるゼタフレアを生身で使ってただで済むはずがない。
  • とはいえ、単純に「メガフレアの千兆倍の威力を持っている」という意味ではなく、「メガフレアより遥か上位に位置する」という意味で名付けられた可能性もある。どちらにせよ極端に強力であることに変わりはないが。