マビノギ スタッカート

Last-modified: 2022-09-08 (木) 16:36:11

マビノギ スタッカート

電撃マ王で2008年から連載された作品。
原作はNEXON、作画は多門結雪。
柔らかなペンタッチと整った絵柄、とにかく勢いのある物語展開が好評。
原作をベースに「学園マビノギ」を構築したスピンオフ作品。
後にボイスドラマ化され、グッドスマイルカンパニーからスタッカート版の「ねんどろいど」ナオが発売。
電撃×マビノギのコラボレーションも行われた。

概要

  • 主人公「イリオ」は「私立ヴァルドール学園」に通う高校生。
    「目もくらむほどにまぶしい光のなか、誰かに呼ばれた」ことをかすかに覚えているだけで、自分の名前とリュートの弾き方以外の記憶を忘れてしまっていた。
  • 血縁はないものの、ダンカンに引き取られ、学園寮で生活している。ダンカンの孫娘のナオはイリオを溺愛しており、なにかと心配性なおねえちゃんとして登場する。
  • そんなある日、悪友デイアンとつるんでダンジョンに潜った際にサキュバスのシャルルに一目ぼれされてしまい、なんと学園にまで追いかけての猛烈なアタックを受ける。ナオとシャルルに挟まれたイリオの学園生活は荒れ模様……。

備考

  • ヴァルドール学園は「ここではないここによく似た異世界」にあるとされるため、ゲーム世界のエリンとは全く別のパラレルワールドの物語。
  • ティルコネイルの住人が学園の教師や生徒として登場し、彼らとともにハチャメチャな学園生活を描いたコメディストーリー。NPCの性格も面白おかしく味付けされており、ラブコメ妄想癖のある保険医ディリス、人格的に問題のありそうな戦術教官レイナルド、用務員のロナパンなどを筆頭に、何かしらの性格的変更や学園での役割を持って登場する。ただしファーガスだけは変更がない(ある意味では悪化している)。
  • マビノギをベースに、自由な発想で描かれた世界観は既存ファンには違和感があるかもしれないが、それ以上に魅力的なキャラクター付けがされており、「スタッカート」を読んでエリンを訪れたミレシアンもいるという。
    • マビノギではティルコネイルでの学校以外は「学校」としての機能が全くない。そのため「学園生活」を送りたいというミレシアンは結構いたりする。こうした「生活」という視点からのコンテンツ充実も望まれる。
  • 物語中でイリオがリュートを使って相手を殴り倒すシーンからヒントを得てメロディーショックが生まれたという噂があるが、真偽のほどは定かではない(雑誌掲載時と単行本収録時では当該シーンが書き直されているのだが、そのどちらもリュートのアタックモーションと非常によく似ていたりする)。
  • 電撃コラボレーションでは、「私立ヴァルドール学園の制服」が付属するキャラクターカードが販売されたほか、単行本に「電撃のクロスボウ」、「ねんどろいど」には「ヴァルドール学園のカバン」が手に入るクーポンコードが封入された。
    • マビノギ制服シリーズのひとつ。私立ヴァルドール学園の制服は現在でも人気のある一着。過去に1度再販が行われたものの入手経路は限られており、現在では品薄。