クロスボウ

Last-modified: 2025-02-25 (火) 08:55:37

クロスボウ【くろすぼう】

クロスボウとはの一種であり、弓に小銃の様な台座を取り付けたものである。
歴史が古く、史実では姿を現したのは紀元前5世紀頃からと言われている。基本的な機構は現在流通している物と殆ど変わらない。

マビノギでも弓と同様の遠距離武器に属しており、レンジアタック系のスキルで扱われる。
しかしクロスボウ系の武器は、通常の弓系の武器とはかなり異なった特性を有している。

  • 弓を主力に用いるのであれば、独特の取り回しは大きなデメリットにもなりうる。
    普段から慣れておくことが重要になる。

以下、武器種別としてのクロスボウ系の特性とその変遷について解説し、
その後にアイテムとしての素の「クロスボウ」について解説する。

武器の種別としてのクロスボウ

  • 弓に比べて攻撃力・射程で劣る分、機動力とクリティカル率に優れる。
    • 射程がショートボウ並みと短く、改造によってはさらに低下することもあって、遠距離からの釣りには向かない。
    • 一方でクリティカル率の伸びる改造が多く、クロスボウマスタリもクリティカルボーナスが大きく付く。
      マスタリを上げきりクリティカル特化改造を施せば、ウィングボウすら超える過剰なほどのクリティカル率が得られる。
  • 初期状態でバランスが極めて高くなっており、改造によって低下していく傾向があるものの、DEXが育ちきっていない遠隔武器入門者にとってはダメージが高い水準で推移しやすいという信頼性がある。
  • レンジアタック、サポートショットアローリボルバーミラージュミサイル準備中、準備完了時に走行が可能
    マグナムショットクラッシュショットでは準備中は走行可能だが、準備完了時は移動不可能になる。
    「足を止めず位置取りしながら構え易い」という機動性に特化されており、どちらかといえばアローリボルバーを使用できる人間向けの武器である。
    • エルフは弓でも上記の特徴を持つ……と言われているが、エルフが照準をつけながら走れるのはレンジアタックのみで、それ以外は人間と同じである。
      レンジアタックをひたすら撃ち続けるエルフ視点で見れば、矢筒とボルトのスタック数が全てといってもよい。
  • 装備時の挙動が独特で、まるで自動小銃を構えて走り回っているような動作になる。
    装備によってはどこぞのFPSをやっているような姿になるため、一部のミリな人たちに好評。
    • 最大の見せ場は専用モーションで放たれるマグナムショット。変態さんは是非。
  • エンチャント「リボルバー」・「死の矢/デスアロー」が使用可能。
    • 実装当初はかなり強力であり、これらの存在だけでクロスボウを選ぶ理由にもなったのだが、
      現在はインフレにより色々な武器・エンチャント劣る部分も多く、クロスボウ系専用であることの優位性はほとんどない。

クロスボウの変遷

  • 古くから存在するカテゴリであったが、長らくクロスボウ系に属する武器は実質「クロスボウ」一種のみであった。
    • 一応、冊子特典として「電撃のクロスボウ」があったが、攻撃力と耐久に多少の差があるだけで、改造項目は全くの同一。しかも「電撃のクロスボウ」はダメージも耐久も既存品に劣り、修理費は高いという仕様になっている。
  • しかしG13S2においてようやく、同系列武器であるアーバレストが実装。
    • 同時期にマスタリも追加された。

GENESISアップデートの戦闘システム改変の影響

  • GENESISアップデートによって、弓スキルだけで戦闘をこなすのが難しくなった。
    そのため、最初に大威力の攻撃を打ち込んでから近接攻撃へシフトするような運用であれば(取り回しに関しては)あまり重視されない。
    マグナムショットなどの強力なスキルの準備時間が短縮された結果、スキルを準備するなり動けなくなるため、
    発射前に敵に感知される、そもそも射程外なのに微調整が効かないなどが他の弓に比べて多い。
    • ややピーキーな武器であるが、足が速く、騎乗射撃など距離を取りやすいエルフにとっては威力面で、
      レンジアタック中でも走れるようになる人間にとっては取り回し面でメリットは決して小さくない。
      人間のアローリボルバーもクールタイムが厳しい設定になっているが、
      一発ごとの威力を重視し、撃ち切ってから装備を切り替える・撃ち切った後にレンジアタックを1発挟むなどすれば非常に有効に運用できるだろう。

セフィロトのクロスボウ

  • コイル上級ダンジョン実装と共に、その報奨品として「セフィロトのクロスボウ」が実装。
    • …が、同時実装のペッカ上級Dと違い1人用ダンジョンなことや、他の旨味の少なさから産出量は非常に少ない。各鯖に片手で数えられるほどしか取得されていなかったと思われる。
    • あまりに希少すぎて、改造式や元性能すらはっきりと判明していなかった。韓マビの仕様通りであれば初期射程が1800という大きなアドバンテージがあるのだが…
      • なお弓の方は一足先に例のアレが実装されている。セフィロトの方は希少さの割にロマン武器なのも産出が少ない原因の一つか。
    • …そして、取得者がじわじわと増えてくるにつれ情報も出揃い、特別改造できないことが判明。もはやロマンどころか産廃の域であり完全にファッション武器と化した。

Renovation

  • 2015年のRenovationアップデートで既存スキル周りに大きな変更が加わり、アージェントショットが追加。
    また、ケルティッククロスボウ、ケルティックロイヤルクロスボウの強力な武器も追加実装。
    クロスボウカテゴリでは使徒装備デモニック武器、ドラゴン武器が存在しなかったため、装備性能の点でも弓に大きく劣っていたクロスボウカテゴリも、これでようやく同等レベルとなった。
    • といっても、火力面ではデモニック武器やパーフェルセパルのような超超レア装備とは比較にならないし、かといって使徒武器の入手手段の豊富さ、手軽さとは全く比べ物にならない。何しろ制作には木工ランク1を必要とし、しかも材料がウルラ上級ダンジョンハードモードでのレア報酬が大量に必要となっている。とてもではないが性能と見合った入手難易度とは言いがたい。
  • ケルティックロイヤルクロスボウは改造を経てピアシング4の性能を得られるため、状況次第では既存遠隔武器最強クラスのポテンシャルを秘めている。
    • クリティカルヒットに高いアドバンテージを持っているクロスボウだが、クリティカルヒットが発生しなくても相手の防御や保護を貫通してダメージを増加させられる点はかなり大きい。
  • クロスボウの弱点である射程距離の短さは依然としてアキレス腱として存在しているものの、一部スキルを走りながら準備できるようになったため、機動力という点では強化されたとも言える。また、射撃を外してしまった場合、弓と比べて射程距離が短いことからリカバーが難しいという弱点を抱えていたが、アージェントショットの実装によってこの点は改善されたと言えるだろう(もちろん弓にも言えることだが)。

武器としてのクロスボウ

  • 「クロス」とも呼ばれる。
  • 黎明期から存在する弓の中でも、クリティカル率の伸びがトップクラス。
    持ち前の機動性もあり、手数で攻めるスタイルであればかなり有効な武器。
    反面、改造でクリティカルを極めると射程が著しく低下してしまう。接射をメインとするならば問題ないが、GENESISによる戦闘バランスの改変の影響を大きく受けた現在では、スキル使用後の硬直時間やクールタイムによって非常に運用の難しい武器になっている。
  • クロスボウマスタリ含め、開発・運営的には「クロス系はクリ特化」というイメージとなっているようだが、
    クリティカル特化改造を施したアーバレストと比較した場合、クロスボウ側が勝っているのはバランスと最小攻撃力と修理費だけという微妙さ。
    しかもクロスボウを完全にクリティカル特化改造にすると射程まで短くなってしまうため、かなり使いづらくなる。
    クロスボウを最大特化改造にするにしても、射程が短くなる上に最大特化改造は基本的に普通の弓の方が向いているのでこれまた微妙。
    なので、よほどクロスボウ自体にこだわりない限りはアーバレストを持つ方が良く、それでもクロスボウにこだわるなら可能な限り良い木工品を使おう。
  • レアカラーなどのバリエーションが豊富であるため、精霊化しているプレイヤーは多い。

Mabinogi wiki クロスボウ