初心者【しょしんしゃ】
- 文字通りの初心者。マビノギでは3種類の初心者がいる。
- アカウント内に累積冒険・探検経験値が共に1000未満のキャラクターしかいない状態。
- 初心者チャットに出入りしているキャラクター*1。
- 才能タイトルの1つ。新米よりは上で、見習いよりは下のランクである。
狭義の初心者
- このうち、「累積冒険・探検経験値が共に1000未満のキャラクター」を狭義の意味で初心者という。この初心者はそれを満たす限り次の恩恵を受けられる。
- 一連のチュートリアルクエストを受けられる(そのキャラクターが初めて選択した才能に関わる訓練とは別)。
- 1日に1回、それ以外の制約を受けずに転生ができる。
- ティルコネイルの村長ダンカンから何度でもスキルアントレインを利用できる。
- 持っていない場合、初心者用ナオのソウルストーンを1日3個受け取れる。
- 持っていない場合、初心者用ポーション3種を最大数(20個まで)、初心者用シャドウクリスタルが受け取れる。
- 専用のタイトル「○○を夢見る」を使用できる。
- 初心者チャットを通じて
甘える問題を解決できる(かもしれない)。 - まだ何とかほのぼのファンタジーライフを実感できる。逆に言えば初心者期間を終えた瞬間Mノギが花開く。
初心者(笑)
- 大声で言えるものではないが、この恩恵はとても強力なもの(特に無償のアントレイン)であるため、真の初心者(笑)は
- まず一連のチュートリアルクエストとアルバイトで鑑定資金を作る。
- 頑張ってイリア大陸に渡り、頑張ってコール村に行く。以後、イリア大陸では極力通常Lvを上げるのを控える。転生のたびに累積通常・探検Lvが+1されるためである。
- Lロッドを買って遺物を発掘し、探検Lvを10-15程度*2上げては転生を繰り返し、累積探検Lvを97-99まで上げる。
- ウルラ大陸に渡る。以後、累積通常Lvが99になるまで転生は控えること。転生のたびに累積通常・探検Lvが+1されるためである。
- 溜まっていたクエストを消化する。特にスキルを上げることで発生するAP還元クエストは*3必ずやっておきたい。該当クエストを終えてAPを手に入れたら即座にアントレインすること。ヒーリング9(AP5)・アタックB・スマッシュ8・カウンターアタック9・休憩F(AP1)、レンジアタックC・マグナムショット9・ストンプ9(AP1/種族限定有)などはやっておきたい*4。
- 資金が足りなくなったら交易で稼ぐ。ついでに10万Dを稼いで馬車を買っておきたい*5。ドゥカートの余録で魔族印の武器を買えればなおよい。
- この間、累積通常Lvを極力上げないようにしなければならない。あえて強敵に挑んで自殺し、経験値をマイナスの状態にしておくとクエスト達成時や交易終了時の経験値をセーブできる。その場合現在Lvが高ければ高いほど相対的に得た経験値によって累積Lvが上がりにくくなるため、どれほど老いようが高Lvを維持しなければならない。
- 以上の工程を、メイン+アシスタント2名の累積通常・探検Lvが99になるまで繰り返す。
- こうしてせこくAPを稼ぐらしい。もちろんこれなどは効率プレイの権化でありMノギの最たるものなのでおすすめはできない。
というのも、2017年現在は1週間転生が無料となっているため、これだけ突き詰めた効率プレイを毎週し続けるのは不可能に近い。レベル99に到達するまでにはたいてい転生条件を満たしているからだ。
- 2017年現在では一定の才能階級に到達するたびに大量のAPが配布される上に、初心者期間であるほうが多くAPを貰える仕様となっている。そのため敢えて累積を上げずに、初心者期間内に可能な限り回収に走る、というスタイルもあるようだ。
数千に達するAPを無制限アントレインで分配し、特定才能に特化させるその姿はもはや初心者のそれではない。- この仕様は意識しておくと序盤のプレイが非常に快適になるため、一概に初心者(笑)とは言えない。
- いっぽうで、時間をかけすぎてしまうと転生によって得られるAPの方が多くなるため、ある程度回収したらさっさと初心者期間を脱出した方が、長期的に見ると得になる。
- この仕様は意識しておくと序盤のプレイが非常に快適になるため、一概に初心者(笑)とは言えない。
やりこみ?攻略?
- なぜこんなに大変な思いをして累積を増やさないようにしなければならないのかというと、単なるやりこみプレイの一環といってしまえばそれまでなのだが、かつてはC3のメインストリームの難易度が累積によって変動するという仕様があったことも大いに関係している。
- 初級、中級、高級、ハードと難易度が上がっていき、それら難易度の境目では当然楽になったり難しくなったりする。中級卒業直後の強さで高級難易度は難しいだろうし、高級直前で中級難易度は比較して簡単になるはず。
こと、ハード累積ともなれば累積1000上がりたてではまず勝ち目はない。
- 初級、中級、高級、ハードと難易度が上がっていき、それら難易度の境目では当然楽になったり難しくなったりする。中級卒業直後の強さで高級難易度は難しいだろうし、高級直前で中級難易度は比較して簡単になるはず。
- この累積難易度変動システムはかなり長くシステム的仕様として取り入れられており、実装直後のC3 ALCHEMISTではパーティープレイや手順を踏まえた攻略を摂れば手ごわいながらもクリアは可能だった。
しかしアップデートが進むにつれ、徐々にコンテンツの難易度が上がってしまい、The Dramaごろでは「仰け反りなし、ダウンなし、多タゲ、高火力の敵がごり押ししてくる」などの超高難易度な戦闘が当たり前になってしまい、プレイヤー側も同様かそれ以上のごり押しで倒すという攻略もへったくれもない状況になってしまっていた。- 実際のところはそれなりに攻略法もあるのだが、面倒であったり種族によっては不可能であったり、ペットが必須であったりと一筋縄ではいかなかった。結局のところ相当に作戦を練られ、かつ実行できるキャラクタースペックを備えたごく一部のプレイヤーのみが可能であり、大多数のプレイヤーは単なる力比べ、我慢比べに終始することになってしまった。
- この傾向は弓師に特に直撃し、仰け反らない、吹き飛ばないことで次弾までの時間を稼ぐことができず、他タゲは回転の悪いレンジアタックのアキレス腱を的確に突いていた。
- 一時、召喚攻撃を連発して敵を拘束し続ける作戦が大流行し、エリンを席巻したが、これはこうした「仰け反りなし、ダウンなし、他タゲ、高火力」の敵に対処するためにプレイヤー側が出した結論であったという側面もある。
- この累積難易度変動システムはThe Drama第二章の完結で一旦一区切りとなり、以降では取り入れられていない。同時にG19でこの累積による難易度は初級と中級のみにされ、大きく緩和された。
- 初心者(笑)プレイはこうした背景もあって、「なるべく難易度を上げずに」かつ「なるべく強くなる」という命題を成立させるために編み出された「やりこみ」と「実利」の高度なプレイ……のはずである。
- ちなみに現在では初心者(累積1000まで)の間は従来よりも大きな恩恵を得られるようになっているため、それ目当てであえて累積を上げないというプレイヤーも少なくない。こちらは「攻略のため」というよりは「より便利なファンタジーライフのため」という意味合いが大きい。