無課金

Last-modified: 2023-08-08 (火) 14:10:44

無課金【むかきん】

課金の対義語…と言えるようでそうでもないような言葉。基本的には課金をしない事を表す言葉。
また、FLCなどのオプションサービスを受けていない状態であることを指す場合もある。
そのため「ランダムボックスは買うがオプションサービスは買わない」タイプの無課金と、「どちらも買わない」タイプの無課金が存在する。

また、人によっては「理のない課金」と称する人もいる*1が、この用法でいきなり言われると分り難いのできちんと説明しよう。
ごくごくまれにタイアップや期間限定ランダムボックスなどで魅力的なアイテムが多数実装された際などに「茶な課金」指すこともある。

マビノギを無課金で

今は知らない人も多いかもしれないが、初期のマビノギは基本無料では無かった。
G3の時代に基本接続料が無料になり、同時に月額のオプションサービスも安くなった。

しかし当時は月額サービスなしでまともに遊ぶのは厳しい状態だったと言わざるを得ない。

  • 半分しか使えない銀行、しかも同アカウントの銀行はCCしないと開けない。
  • カバンを持つ事が許されない。
  • メインストリームは月額サービスを有効化しないと遊べない
  • ナオサポに一切頼れない。

etc...

これらの問題はエクストラストレージの無料化と、同時期に実施されたメインストリームの制限がなくなったことで一気に改善され、無課金での遊びやすさが改善した。
また、ナオサポに関してはシステムがソウルストーンに移行。
そうえでソウルストーンが徐々にイベントでばら撒かれるようになったり、
ダンジョンガイドの証で買えるようになったりなど、無課金状態でもバトルコンテンツに参加しやすく、復帰も容易になったことで倒されても即失敗とならなくなった死が軽い

また、キャラクターの成長・強化に事実上課金が必須だった転生も4週無料転生&1週カード転生から無料1週転生へと仕様が変更され、キャラクターカードを購入したカード転生自体が廃止。

そしてイベントで徐々にアイテムカバンペット、その他課金アイテムが配られるようになり
課金要素の影は薄くなってきた部分がある。とはいえ、イベントで少ししか手に入らないものは
「もっと欲しければ買おうね」という販促の目的もあるので一概には言えないが
無課金を貫くプレイヤー達にとっては嬉しい話である。
時代を追うごとに課金が絡む部分はシビアではなくなっていったが
これはおそらく、細工や高品質なペットボックスの存在が大きいのだろう。
ガチャ重視の設計に持っていくことで、ガチャをよくするプレイヤーに多く課金をさせて
それを資金源の柱にしてもらったのだ。
この手法は珍しいものではなく、いわゆるソシャゲにおいて特によく見られるやり方である。

このように、お金を取れる要素をことごとく無料にするというユーザーにうれしい変更を加え続けてきた*2
一方で月額課金の存在感・メリットはかつてより大分薄くなり、ヘビーユーザーでも月額課金しない事も増えてきた。
現在の月額課金の主なメリットは

  • 銀行の貯蓄金額周りや手数料周りなど、お金のメリット
  • 装備品の耐久減少速度を半分にして長持ちさせる
  • 毎日貰えるナオのソウルストーン
  • アドバンスドアイテム
  • アバタースロット延長
  • エコーストーン無期限化
  • FLCインベントリ利用可能

このあたりであり、他で代用の効く・工夫の効く要素が多い。
貯金・手数料周りはときどき月額課金すればさほど問題にならないし
アドバンスドアイテムも物理ポーションに頼り辛くなるのは少々辛いが、こちらもで代用可。
月額課金はかつてほどの絶対的な存在ではなくなってきている。

長らくマビノギでは「Pay to Win」の形態をとらず、主に最も金額が張る(と思われる)のはランダムボックス(ガチャ)であった。
それらのほとんどはほぼほぼ趣味の範疇で、カッコいい・カワイイ・面白いといった「見た目重視」であるものが大半で、ときどきゲーム内で作れる最高級品に一歩劣る程度の装備品がメインで、ゲームプレイを否定するようなものはきわめて少なかった。
まれにあったとしてもたいていは替えの利くレベルの品物だった*3が、最近では時代の流れか、替えの利かない高性能の装備やペットが徐々に実装されている。

ちなみに、「無理のない課金」に関しては
「ガチャをしない」または「ガチャをあまりしない」という意味合いが大きいだろう。
ペットは永続的に使えることもあって必要なら購入しているケースが殆どだろうし*4
月額課金も無理のない範疇ということで無理のない課金を公言している人が利用している事も多い。

また、人形カバンも永続的に使えるしメリットが大きいため、購入している人も多いことだろう。
最近は新ペットがガチャに入っていることが多いため、ペットくらいは多少開けている人もいるはず。
しかし買いすぎないよう物欲を上手にセーブして
お目当てのものが出なくても丁度良いところでスパっとやめられるのが「無理しない」流派の課金なのである。


*1 この場合は微課金という表現をされることもある。
*2 むろん、我々ユーザーが得をするということはネクソンがその分を損しているということでもある。それもあってか一時はサポートがとにかく不親切・不十分で、ネットゲーム運営会社ワーストラインキングで1位を取ってしまうようなこともあったが、現在では大きく改善されている。
*3 一部「つけられない部位に優秀なエンチャントが付与されているもの」などもあったが、機会の平等を損なうものではなかったので梅ガム事件のように問題視されることはなかった。
*4 マビノギのランダムボックスは景品表示法の改正以降、NPC売りアイテムを除外するなどして封入されるアイテムが改善されているが、特にペットは(価格が明示されているぶん)何が出ても絶対に損をしないお得な設定となっているので、ついつい財布の紐が緩んでしまう人が多発しているらしい。