追加装備スロット

Last-modified: 2023-06-23 (金) 23:09:18

追加装備スロット(ついかそうびすろっと)

2017/09/20より追加されたシステム。「迅速装備切替キット」をシステム化したもの。
装備を収納することが出来、ショートカットキーを入力することによって現在の装備と収納した装備を入れ替える。

  • 「追加装備スロットチケット」を使ってスロットを解放出来る。チケットはアイテムショップで購入可能な他
    稀にイベントで配られる事もある。基本的にプレイヤー取引も可能。*1

概要

  • プレイヤーの一般装備と同じく、収納出来るのはアクセ1・頭・アクセ2・左手・胴・右手・腕・足・ローブの9枠。*2
    設定したショートカットスロットを作動させる事で対応するキットに収納した装備を装備し、それまでの装備は逆に対応したキットに収納する。
    つまり、収納していた装備とそれまで付けていた装備をそのままそっくり入れ替えるアイテム。
    • 各装備枠にはチェックボックスが付与されており、チェックを付けていない箇所の装備は変更されない。
      これにより「武器だけを変更する」「一時的にサポートパペットを装備する」ことなどが可能。
      また、チェックボックスを付けていなくても収納は出来るので、インベントリ節約としても使うことが出来た。
  • 切り替えた時の右手・左手の装備変更はその時表になっている手装備のみ。
    その時裏手になっていた装備はそのまま。
    • この仕様により、「装備を切り替えた後で裏手に持ち替えて、再度装備を切り替えると最初とは違う手装備がスロット内に入ってしまう」
      という状況が発生してしまう。最も肝心な手装備がごちゃごちゃになってしまうのである。
      この仕様は23/05/24までの…迅速装備時代から数えて7年弱も続いた。
      現在では必ずⅠの装備と交換されるようになっており、切り替えた際は自動的にⅠ側の装備になる。
  • 装備を切り替えた時、非表示設定を指定していた部位が変更されると非表示設定がOFFになる。
  • 耐久度が0になってしまったアイテムや、種族制限・年齢制限などで装備できないアイテム
    これらの条件を満たすものが現在装備中アイテムか、追加装備スロット側どちらかあるいは両方にある場合は
    切り替え自体がキャンセルされる。
  • 収納されているアイテムは取り出す事なく修理・改造・染色・祝福・エンチャントなどが可能。
  • アイテム切替にはかなり短いがクールタイムが存在し、連続して持ち替えする事が出来ない。
    また、持ち替え自体もものすごく短いので問題になりにくいが無防備な瞬間がある。
  • 各スロットには短いが名前を付ける事が可能。字数には差があり、
    追加装備スロットは全角3、半角6文字まで。迅速は詳細不明だが全角3よりは多い。

ここまでは迅速装備切替キットと共通の項目。


この先は追加装備スロットの独自仕様。

  • 「追加装備スロットチケット」を使ってスロットを解放しなければ使うことが出来ない。
    初期状態では1つもスロットが解放されていない。
    1つチケットを使うことで1つのスロットを解放することが出来、最大で12枠*3を解放することが可能。
  • メインのインベントリ画面右上におけるアイコンのうち
    剣が交差しているアイコンで追加装備スロットの設定・装備変更画面を開ける。
    但し、1つもスロットを解放していない場合は「追加装備スロット利用券を購入してください。」と出る。
  • 装備切替は、環境設定から変更できるショートカットキーで実施可能。
    迅速装備側の問題点だった「ショートカットスロットを食ってしまう」問題を克服している。
    …代わりに、登録可能なショートカット数はさらに増えてしまったが。
    • ちなみに、追加装備スロットの設定画面にちゃんとショートカット設定ボタンがついている。
      また、各スロットの編集画面でどういうショートカットキーを登録したか分かるようになっており
      マビノギとしては意外と優れたUIとなっている。
  • 環境設定で「自動武器スロット転換」を有効にしている場合
    適した装備を裏手や追加装備スロットから探して自動的に持ち替えてくれる。
    例えば、追加装備スロット1に両手剣、2に弓、3にスタッフ、裏手はシリンダーを登録した状態でファイアボールを唱えると
    現在持っている武器でファイアボールを唱えられない場合なら、自動的に3のスタッフを装備してファイアボールを唱え始める。
    勿論スタッフに持ち替えてからマグナムショットを使えば自動的に2の弓にしてくれるだろう。
    • 該当スキルが使える武器が複数存在する場合は、勿論現在表手の装備では使えないスキルであるとして
      まず裏手の装備を優先して調べ、そして追加装備スロットの番号が小さい物を優先して順番に確認する仕様となっている。
      1つも使える武器を持っていなければ「●●を持っていないと使えない」などのメッセージが出る筈だ。
    • 一部の特殊な武器には判定されないケースもある。
      例えばケルティックガーディアンスタッフを登録していてもパーティヒーリングに反応しないし
      インジェクション状態になっていても
      戦術武器を持っていない状態で中級・上級魔法を使おうとした場合は戦術武器はスルーされる。

実装後

  • 迅速装備切替キットの失敗もあり、プレイヤーからの反応は期待と不安が入り混じった物であったが
    フタを開けてみれば、大きな不具合もなく全面的に成功と言えたであろう。
    また、イベントに参加せずとも、(800円と高いとはいえ)課金さえすればいつでも入手できるので
    満足にイベントに参加できなかったプレイヤーからも歓迎された。
    迅速装備切替キットが妙な問題だらけだったが
    これでようやくミレシアン達は多様な武器を巧みに扱い状況を制す、高度な戦闘が可能になったと言える。
    • 但し、プレイヤーの戦略の幅が広がった一方で
      戦略の幅が広い事を想定したコンテンツ…つまり、追加装備スロットが使える事を前提としたコンテンツが
      追加されるようになったこともまた事実。
      ギミックの多いアヴァロン浄化ミッションや新使徒レイド、そしてテフドゥイン*4と追加されていき
      プレイヤーに要求される戦いの練度とアクション性がかつてより更に上がって行く事になる。
      勿論、攻略の為に上げておく必要のある才能は1つや2つでは済まされないし
      多様なスキルを扱う為にはそれに応じた知識も必要。
      また、防具が共通ではなく個別にセットを組めるようになった為、多くのスキル細工の恩恵を受ける事が可能に。
      追加装備スロットもまた、マビノギにおける戦闘の新たな転換点と言えるのかもしれない。かつてのダイナシのように…。
  • マビノギではバトル以外の要素、つまりオシャレに一家言あるプレイヤーが多い。
    そうしたプレイヤー達は、例えば裏装備に大きな武器を持つことを避けていたり、衣装モーションのために両手を空けていたい場合があるなど、その都度装備を手動でつけ外しする不便を通していた*5
    しかし追加装備スロット実装によって一瞬で装備を取り出すことが可能になり、これまでの不便が解消されたとこちらからも好評。そういう方向からも必須アイテム化しているとか。
    • 余談だが、タイアップを行ったFate/stay night[UnlimitedBladeWorks]に登場する『アーチャー』*6は必要なときに必要な武器を作り出すという特殊な戦闘スタイルを身に着けている。
      そのためRPや再現キャラクターが武器を帯びている姿に違和感を持つプレイヤーは少なくなかったが、追加装備スロットを用いれば一瞬で武器を取り出しては収めるまさに原作再現が可能であったため、熱心なファンはこぞって買い求めたという。

*1 イベントで配られるスロットチケットは取引不能な種類もある。
*2 左手・右手の裏手装備は変更しない。これはのちの追加装備スロットも同様。
*3 初期状態では8枠だったがアップデートで12に拡張。
*4 特に目覚めた深海の君主は顕著。無くてもクリアできなくもないが、ギミック攻略に要求するスキルは様々な武器を要求する為使えないと面倒だし、不測の事態への対応力にも問題が出る。
*5 実はこれは非常にリスクの高い「こだわり」であり、ややもすれば間違えてアイテムを捨ててしまっていたり、昨今はほとんどなくなったがサーバが停止していた場合はインベントリから取り出したアイテムはアイテムロストする可能性が極めて高い。こうしたリスクを飲んででも貫くというこだわりがどれほど強いものなのかはご理解いただけるはず。
*6 と、主人公である衛宮士郎。しかし作中ではアーチャーが用いる能力という印象が非常に強いので、あんまり意識されることはない。