ファイアボール
概要
- 中級魔法のひとつ。火球を放って爆風による範囲攻撃を行う魔法で、クエスト進行によって修得。
行使にはファイアワンドかファイア属性を蓄積したスタッフ、またはZERO以降に実装された隠遁者のスタッフに類するものが必要となる。
- 詠唱中に移動できないのは他の中級魔法と同様だが、ファイアボールだけはフルチャージしなければ発射不可能という制約まである。
- 使用にはターゲットを指定する必要はあるが、火球は目標を追跡せず射出時の座標に着弾するようになっており、また着弾までにタイムラグもある。そのため、射出後に範囲外へ移動することで回避されることも。
特徴
- 高火力・低燃費の一発魔法で、一撃の威力は中級魔法トップクラス。
一方でサンダー、アイススピアと比べると即応性や安定性に劣り、チャージ途中で発射したり、敵の耐久力に応じて威力を調節するといった小回りの利かなさも抱える。
- 高耐久、高保護の敵が跋扈する場所では、仕留めきれなかった敵から一斉にターゲットを引き付けてしまうという問題もある。そもそもが単発攻撃である以上、敵がデッドリーとなる可能性も高く、いずれにしろ事前・事後の対策は重要。
- 現在ではそうした事態への対応手段は豊富にあるが、それらに乏しかった時代では割と深刻な問題であり、いくら一撃のダメージが多かろうとリスクに見合わない、と使用自体が敬遠されたことも。
- こうした特性上、基本的には対多数かつ一定以上の耐久力を持った敵を一掃する目的で使うことになる。子守唄など、時間稼ぎの手段も別途用意しておくと尚良し。
- ゲームシステムとは直接関係ないが、演出面での問題もある。
非常にド派手で爽快な一発ではあるが、ヒット時の爆音、激しい画面揺れなどメテオストライク以外の魔法と比較して視覚的なインパクトとPCへの負荷が大きい。- 昨今、ハイパワーマシンがそれなりの値段で手に入るようになったため目立たなくなってきているが、様々な要因によってごく短時間の処理停止(いわゆるプチフリ、プチフリーズというやつである)や、場合によってはクライアントのクラッシュということもあった。
- そうした背景もあって、ファイアボールはあまり歓迎されないという風潮がかつてはあったという。
- 往年は何かと使いづらさばかりが取り沙汰されていたが、時代が進むにつれて弱点を補う手段が増えていき、そうした声も段々と聞かれなくなっていった。
現在では魔法の強みである広範囲・高火力を象徴するスキルとして、その地位を確かなものとしている。- とはいえ、その威力を十全に引き出すには高い地力が要求されるため、決してお手軽なスキルというわけではない。
備考
- ファンタジー界隈では頻繁に登場する有名な魔法/呪文ではあるが、マビノギにおけるファイアボールはその特徴・性質を鑑みるに、D&Dからの引用と見て間違いないだろう。
- GENESISアップデートによってG1のRP、マウラスがランク1を所持して登場。
- 勿論チェーンキャスティングも健在なので、1チャージで発射可能。強いキャラが使えば強いということである。
- ファイアボールのページはエンチャントスクロール扱いのため、エンチャントの手順で使用するとトレーニングになる上失敗しないのでスキルブックを複数用意してページを集めている人もいる。
- Renovationアップデートにて、詠唱時間・着弾時間が今までの半分程度に短縮。
なんとびっくり、下位スキルであるはずのファイアボルトよりも1チャージあたりの詠唱時間が短くなってしまっている*3。ただし相変わらずフルチャージ必須なので、やはりある程度は時間がかかるのは変わらない。
それでも以前とは比較にならないほどの速度なのは確かで、戦闘中にフルチャージを狙うこともかなり現実的になったほか、着弾前に敵が範囲外から出てしまったり倒されてしまったり、といった事態の発生率もかなり下がった。- が、いいことばかりではなかった。なんと、モンスターの使うファイアボールまで加速されてしまったのである。そしてファイアボールを使うモンスターは、大抵がチェーンキャスティング持ちである。
この事実が、果たしてどういった惨状を生むのか。シリエン生態保護地区外郭2区で、その答えを目の当たりにできるだろう。 - なお、幸いにも着弾時間だけは何故か以前のままである。よって普通に走って逃げれば避けられるので、そこはご安心を。
- が、いいことばかりではなかった。なんと、モンスターの使うファイアボールまで加速されてしまったのである。そしてファイアボールを使うモンスターは、大抵がチェーンキャスティング持ちである。
- 詳細は下記のURLから
ファイアボール