鍛冶

Last-modified: 2019-12-05 (木) 19:10:00

鍛冶【かじ】

  • 二次生産スキルの一種。
  • かつては生産の中でもっとも時間とGoldと素材を用いるスキルとされていた。
    このため、鍛冶修練はMノギと呼ばれることも。
    • 一方、現在では様々な環境の変化によって難易度は大幅に低下しており(後述)、個人でも十分にランク1が狙えるタイトルとなっている
  • メイキングマスタリの影響を受ける。
    • ただし、他の生産スキルと異なりDexの影響を受けない。製錬が終わってさえいればいつ始めても問題ない。
  • 右手に鍛冶師の鎚、左手に図面を持った状態で、鍛冶台の前に立てば使用できる。
    仕上げの一歩手前までは、成否判定があり、大失敗となると、場合によればアイテムが消滅する。
    (逆に大成功となれば、大きく進展する。)
  • 99.9%まで製作が進むと仕上げができるようになる。
    仕上げの際は一種のミニゲームとなり、止まった打点座標に合わせてハンマーを打つ。
    因みに打点がウィンドウの端まで行くと、正確に打てないのは仕様である。この打点座標が品質に大きく関わる。
  • 仕上げの際に、仕上げ素材のほかにインゴット(ブロンズ、シルバー、ゴールドのどれか)を
    それぞれの枠に入れると、完成時にそれぞれに対応した色で生産される。ブロンズでは赤気味に、シルバーでは白~青みがかった白、ゴールドなら金色、といった形でカラーの方向性が多少狙うことができる。かつては金属部位は染色不可能な部位やカラーのバリエーションが少なかったため、「マイカラー」にこだわるプレイヤーには重要な要素であった。特に現在でもは一部を除いてほとんどが染色不可となっているため、こうした製作時のカラーリングはファッション面からも重視されている……らしい。
    インゴットが投入されていない場合はランダムで決まる。そのためありえないような色になったりする面白さがある。
  • スキルランクが9以上であれば、製作物の出来が良い場合に鍛冶師のが入る。(必ず入るとは限らない)
  • かつては、仕上げ品は"それなり"に需要があったようだが、巨大ボスの影響により品物があまり売れない時期がG8S3まで続いた。
    • G9から実装された分解により一部の品は若干売れるようになった。
    • しかし、状況が厳しい事は相変わらずである。開発よ、何をしている。
    • G21現在では最高級の装備品以外はランダムボックス産の高性能のものが多く、そして安価に出回るようになった。これらの多くはいわゆる「鍛冶X級」と呼ばれる人力では0%に近いほどの超・超高性能のものでありながら細工エンチャントまで施された鍛冶師泣かせのアイテムで、また現在の装備品はヒルウェン工学をはじめとする様々な生産系スキルによっても作られるため、鍛冶師の手作りの品物というものほど需要は減ってしまっている。
      • これには理由があり、アップデートを繰り返すことによって現状にそぐわなくなってきた旧来のアイテムは、その価値が比較して下がってしまっている。しかし多様性こそがマビノギの良さであるため、誰しもが現行のアイテムを一様に選んでいくことは望ましくない。そのため現行のアイテムとも渡り合えるくらいに性能を底上げしたものがランダムボックスから出現することでプレイヤーへの選択の幅を持たせようという試みであることは明らか。勿論、それがレアリティが高いものでは本末転倒になってしまう。そこそこの価値を持たせつつ、そこそこの「ハズレ」として市場に出回っていることから、武器を選びたいプレイヤーにとっては恩恵が大きかった。
      • だが、「時代遅れ」となったアイテムには、それら旧来のアイテムを多少強化する形で製作することができた鍛冶生産品もひっくるめてしまったため、結果的に「ランダムボックスから出る品物」の鍛冶品はその価値を著しく落としてしまうことになった。かつてはランダムボックスから出現するアイテムは「NPC売り性能だがレアカラー」などの実用性が劣るものが主であったが、この辺りは時代の流れといったところか。
    • 一部の「ランダムボックスから出現しないもの」に関してはやはりそれなりの需要はあるものの、性能においてはかなり厳選された最高級のもの以外は見向きもされない傾向にある。またそれらに関しても基本的には製作にそれなりに高額な材料を必要とされるため、良い完成品はそれなりの値段になる。
  • 鍛冶の段位を取っているとバンホールアイデルンが、修理費を段位に応じて(段位*10%)割り引いてくれる。
    しかし、段位を取るまでの労力を考えると、若干割に合わない。
    • 2017年7月19日のアップデートにより段位のシステムが変更され、段位を上げることで生産品の性能ボーナスが強化されるようになった。
      ボーナスは微々ではあるが武器なら攻撃力やクリティカル、防具なら防御や保護が上がるため*1段位を上げる意味が出来た。

修練難易の低下

  • 材料費の相対的な減少
    • 合成による各種インゴットの増殖、及び演劇ミッションによりインゴット合成の材料となるアラトの結晶が大量に供給されたことで、インゴットの値段は無料同然にまで下がった。
    • 影ミッションにより、革(特にハードでドロップする最高級革が安定供給されるようになり、その価格が大幅に下がった。
    • 期間限定であったが、夜市が開かれるイベントがあり、ユーザー間では最高級革よりも高く取引されている高級革も格安に買い抑えることができた。
  • 製作アルバイトの実装
    • 実はかなり長い間、鍛冶品の製作アルバイトは存在していなかった。実装されたのはなんとG14S3。
      • β時代から製作アルバイトが存在した裁縫とは大違いである。
    • 残念ながら上級アルバイトでも制作物のランクはA止まりなので、高ランク者には恩恵が薄い。それでもアルバイト用の材料をタダでまとめて支給される事が、どれだけ修練の助けになるかは言うまでも無いだろう。
  • 修練回数の減少
    • 細工の実装により、1回の修練値自体を上げられるようになった。特に、高額な鎧修練の回数を減らすことに繋がる細工は、鍛冶修練と非常に相性がよかった。高い数値になると課金必須レベルだが1.2倍までなら無課金でも出すことは可能。(ゴールドはかかるが)
    • 修練回数を倍にしてくれる生産スキルトレーニング2倍ポーションが実装され、RMで購入可能となり、また度々イベントで配布された。
      • 10分間制限があるこのポーションも、材料こそ大量に消費するものの必要な修練回数はさほど多くない鍛冶修練と相性が良かった。
      • のちに効果時間が1日のタイプの物が時々イベントで配布されるようになった。取引可能な物もあるので個人商店や露店で販売されている可能性もある。
    • 才能「鍛冶」を選ぶことで修練回数を倍にできる。更に才能の強化によってレベルに応じて1回の修練値自体が上がるようになった。*2
    • 総合スキルトレーニングポーションというアイテムが実装され、時々イベントで配布された。このアイテムは前述の生産スキルトレーニング2倍ポーションとは違い効果が1日、あるいは1週間と長いため、他のスキルに比べて特別に鍛冶と相性が良いというわけではなかったが。
    • シューター実装記念として、3週間全生産スキルの修練回数が倍となった。以降もプレシーズンイベント等でスキルの修練回数が倍となるイベントがたまに発生する。
    • 恐ろしいことにこれらの効果を無課金でも出来る限り全力で受けた場合、1回の修練における修練値上昇量は約38倍*3となる。
    • 旧生産スキルは全てこの恩恵を受けたが、修練回数の減少と相性の良い鍛冶スキルが最も難易度が低下したと言える。
  • 手段の緩和
    • ブリューナクによる修練が実装されたため、回数が多くて大変な項目が埋めやすくなった。
    • G21現在ではAPを消費して各項目の修練値を増加させる「AP修練」が仕様として取り入れられている。そのためAPがあまりがちな高累積プレイヤーや生産オンリーのキャラクターなどはAPをつぎ込むことでトレーニングを進行することが可能になった。
      • といっても生産系はブリューナク修練は耐久が削れやすく(特に鍛冶は摩耗が激しい)、APトレーニングも必要量が相当多い。またブリューナクは項目ごとに30%進行していなければならず、APトレーニングはそのランクでの総合進行度が30%を越えていなければできない。つまり、全くのゼロから一切のスキルを使用せずにランクを上げていくことはできない、ということになっている。
    • スキルトレーニングの印章の実装
      • イベントや「冒険家の印章」との交換で得られる「スキルトレーニングの印章」は、数値こそ多くはないものの、無条件で該当する項目のトレーニングを進行することができる。あと少しでランクアップができるのに、項目を埋めるのがつらい……そんな時に最後の一押しをしてくれる「お助けアイテム」。
    • 上記のブリューナクorAP修練とスキルトレーニングの印章を組み合わせることで、一切トレーニングをせずにランク1も可能になった。印章で進行度を30%まで上げ、AP修練で項目を埋め、進んだ項目はブリューナクで埋めてもいい、という力技である。といってもそのための労力は決して小さいものではなく、一切トレーニングを行わないよりは楽な修練は正規の手順で進め、ある程度からはAP修練で進めて行ったり、最後の一押しにスキルトレーニングの印章を用いるなど状況に応じて使い分けていくといいだろう。
      • ただし印章やブリューナクorAP修練はランク1以上には使えない。一切トレーニングをせずにマスタータイトル取得や段位を上げることは不可能である。

*1 装備部位による
*2 レベル100で1.5倍となりレベル10ごとに0.5倍上昇、最大2倍まで上がる
*3 レベル200で修練1.2倍の細工装備をしている場合