【堕天明王】

風が巻き起こるほど強い力で鉄球を上空に向け振り回しながらチカラを溜め、鉄球を巨大化させる。鉄球は次第に稲妻を帯び、速度を上げながら回転するようになりｼｭﾐﾀﾛｳも鉄球の重圧に耐えるかのように深淵の顔になる。
溜めた後、鉄槌を構え、
堕天明王・序：そのまま敵に向かって巨大な鉄槌を振り下ろす。
堕天明王・破：薄紫色に発光し稲妻を帯びた鉄槌を振り下ろす。
堕天明王・灸：大気圏を越えるかと錯覚するほどの高度まで打ち上がり超巨大化した鉄球が炎を纏いながら敵に墜ち、黒き閃光を放った後地面を大きく抉り衝撃波を放ちながら爆発する。ｼｭﾐﾀﾛｳが前に佇みマントが衝撃波に靡く。
無属性物理全体攻撃、消費APPは10、クールタイムは6。
威力倍率は序が3倍、破が4.5倍、灸が7倍。
パッシブ-ATK+Lv.8を解放後解放可能になる。解放に必要なEXPは80000EXP。

全てのスキルで会心が発生しない代わりにいかなる場合でも安定して高いダメージを出す事ができるが、クリア後になるとダメージの頭打ち感が否めなくなるｼｭﾐﾀﾛｳの火力を再び増強する技。
US『Go to hell』はｼｭﾐﾀﾛｳのAPPチャージ率的に発動が極めて困難な為、この技が実質的なｼｭﾐﾀﾛｳ唯一のAPP技となる。
APP10消費とｼｭﾐﾀﾛｳのAPPチャージ率では発動までにターン数がかかってしまうが、『夢幻神威』でマジ覚突入すれば最短3ターン目に溜め始める事が可能。また、この溜めは『バフキエール』で消滅しない。
溜めている間は『攻撃』、『ガード』及びアイテム使用ができなくなりスキルも『溜める』か『堕天明王・序/破/灸』のどちらかしか使用できなくなる。
しかし、行動制限と溜めるのにターン数を消費する分威力倍率はかなり高く、一段階目の『堕天明王・序』で既に3倍、『無双天誅』の合計倍率と並ぶ。二段階目の『堕天明王・破』になると4.5倍となり、MP消費技で最高倍率を誇る『夢幻神威』を大きく引き離し、他の沼が持つ攻撃系USの実質威力倍率と並ぶ。そして、三段階目の『堕天明王・灸』はなんと7倍、これは全ての沼の攻撃系USの基礎倍率の2倍以上であり、会心発生を考慮しても最終倍率の約1.5倍もの数値である。

ｼｭﾐﾀﾛｳのスキルはどれもクールタイムが長い為、MP技を使用してMPが無くなるかクールタイムによって使用できなくなったらこの技を使うのもアリ。一段階目の『堕天明王・序』でも3倍、これは他の沼の会心発生時APP30消費技の威力と同じなので十分に火力が出る。一段階目で止めておけば当然行動の制限も無い。
『堕天明王・破』『堕天明王・灸』も無論強力なのだが他の行動が一切取れなくなるのが響いてくる。特に、回復技の使えないｼｭﾐﾀﾛｳにとっての生命線であるアイテムでの回復ができなくなるのが痛い。発動できれば大きく相手のHPを削ることが可能だが無理して狙う必要はないだろう。
もし『堕天明王・破』『堕天明王・灸』を使いたい場合はSPスキルを有効活用しよう。SPスキルの使用に制限はかからないので緊急回復や『キングスタンス』によるガード状態付与は通常通り行う事ができる。

『堕天明王・灸』にはバリア破壊効果も付いているので暴乱の珍風等のバリア技を使用する敵にも使っていける。ただ前述の通りコマンド選択制限による事故死に注意。

クールタイムは6だがこれは『堕天明王』選択時、つまり溜め始めた次のターンから消化が始まる。
即ち、『堕天明王・序』を使用した後のクールタイムは5となり、『堕天明王・破』使用後なら4、『堕天明王・灸』なら3になっている。そのため、数値上のクールタイムは長いものの体感的なクールタイムは実際よりも短く感じられるだろう。

カットイン文字は『さあ召しあがれ』。