個人サイトネタ/ダミーエンター3

Last-modified: 2017-05-29 (月) 04:06:05

ダミーエンターとは、つまりそういうことである。
余程のゼロ年代インターネッターであれば脊髄反射でENTERボタンを押してこのページに飛ばされる事なくここに辿り着けるだろうが、
殆どの人は酷い煽り文を読まされたはずである

 

改めてダミーエンターとは、入室ボタンのフリをしてYahoo!Japanに飛ばされるないし煽りページに飛ばされる偽の入室ボタンのことである。
本当にホームページに入りたい場合には、クソみたいな内容のクソみたいな長さのクソみたいな利用規約のどこかにあるクソちっさいリンクを探し、それを的確にクリックしなければならない。
当時の「利用規約」は、最早利用規約というよりダミーエンターを見抜けるクッソ暇でこんな高圧的な管理人のページを閲覧したいような頭のおかしい奴しか絶対に入れねえぞというプレッシャーであった。
ダミーエンター付個人サイトの利用規約は本物の入室ボタンを隠すためにひたすらに長く、全部守ったら一言も発言出来ねえわボケというくらいガチガチに固められていた。
リアルディストピア、リアル完全相互監視社会という感じである。
でもさぁ、こんなんでもやっぱりあの頃のインターネットって良かったんだよ、ほんとに良かったんだよ……嘘だと思うだろうけど信じて欲しい……

 

ちなみにこのページへのリンクはまだ生易しい方で、というのもリンク文字「。」の下線を消していないからである。《本物》のダミーエンター付サイトでは、わざわざ1文字だけ画像化してハイパーリンクによる下線を消したりする等、高度な情報戦?が行われていた。【速報】なのは完売?

 

当時の我々サイト利用者のカウンターとしては、ぶっちゃけ利用規約の一番上の行をドラッグで部分選択してTabキーを連打することで容易にリンクを射抜くことが出来るのだが……*1


*1 隠しページ?探しとかその内部でもよくやる手口である。これを回避するためにダミーエンターページのURLの一部を変更して内部に入る事ができ、その方法が利用規約のどっかにこっそり書いてあるパターンもあった。多分。