概要
戦車専用設計ソフトで機動力・火力・装甲のバランスを精査し、そして戦車の時代を通して進行する一連の戦闘シナリオで、失敗を恐れずそれらをテストしてください。あなたの限界とは、辛うじて前進しつつも、車体と砲塔の中に収まることができるものです。
―Sprocket概要文より意訳
Sprocketは個人デベロッパーHamish Dunnが開発中の戦車設計シミュレータです。造形に関しては自由度が高く、車体の形状からノズルのパーツ一つまで自由に指定できるのがこのゲームの特長となっています。
現在はEarly AccessとしてSteamで販売されていますが、未完成のゲームなので(特にベータは)バグなどが多めです。
このゲームについて
SprocketのSteamサイト「このゲームについて」より意訳
専用の直感的なデザイナーを使って戦車を設計し、戦車戦の特徴であるリアルな装甲のメカニズムを実現します。第1次世界大戦、戦間期、第2次世界大戦の初期、中期、後期を通して、戦車設計の課題を探ります。
- 車体と砲塔の形状設計
使いやすく柔軟性に富んでいるため、デザインの出発点は無限大です。面や辺をドラッグして移動させることができます。大容量の車体では内部空間が広くなりますが、装甲の表面積は大きくなります。
角度のついた形状は、入ってきた砲弾を完全に弾き飛ばし、擦り傷と耳鳴りしか残さないかもしれません。- 装甲のデザイン
各装甲の厚みを設定することで、敵弾を止めることができます。ただし、重量と使用容量が増えてしまいます。- 火砲のデザイン
敵の装甲を貫通させることができる火砲を作ります。回転させるためには、十分な空間とパワーが必要です。弾薬のために十分なスペースを確保しておきましょう。- 搭乗員のデザイン
人間は軽量だが大きく、非常に重要な存在です。彼らを押し込んで、1つ以上の役割を割り当てましょう。窮屈で働きすぎの搭乗員はパフォーマンスが低下します。- 付属パーツ
車両の外装に機能的、装飾的なパーツを追加します。例えば、エンジンは排気口や通気口のある場所に配置され、その部分の装甲を砲弾が貫通した場合には被弾することになります。ドライバーの前に燃料ポートを配置すれば、燃料タンクが弾丸を吸収して操縦手の命を救うことができるかもしれません(発火しなければですが...)。- 履帯のデザイン
塹壕越え、山登り、高速走行、あるいは単にクールに見せるために、履帯とサスペンションに焦点を当てます。- エンジンのデザイン
船舶のエンジンから芝刈り機のエンジンまで、基本的なパワープラント・デザイナーで設計できます。- 燃料タンクのデザイン
燃料の容量とタンクの位置を設定します。たまに撃たれても構わないのであれば、車外に持ち出すことも可能です。- トランスミッションの設計
前進よりも後退の方が速いとか、どんな山でも登れる1速とか、レシオを設計します。各履帯に1台ずつ設置することで、片方が走行している間にもう片方が逆走し、その場で曲がることができます。- 内部コンポーネントの信頼性
ヒットポイントはありません。重要な内部部品が機能している限り、車両は戦い続けることができます。- フルパワートレインシミュレーション
エンジン、トランスミッション、トラックが一体となって戦車を動かす様子をリアルに再現し、本物のような感覚を味わえます。- シナリオ
様々な環境下で、自分のカスタムした戦車でチームを組んで戦いますが、高価すぎると一人で戦うことになります。自分の車両が破壊された場合は、味方の車両を操作して戦い続けられますが、以前の自分が炎上してしまうこともあります。