人物紹介
名前 | クン・アゲロ・アグネス(家族からはA.Aと呼ばれる) |
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年齢 | 17才(第一部)、23才(第二部) |
誕生日 | 11月29日 |
身長 | 170cm(第一部)、181cm(第二部) |
体重 | 50kg(第一部) |
血液型 | B型 |
ポジション | 灯台守(灯台の色は青)、槍使い |
所属 | クン家 |
CV | 岡本信彦 |
経歴
偉大なる「十家門」のうちの一つ「クン家」直系のエリート。
幼少期より、母親から教育されクン家の権力争いに身を投じていた。
実姉がザハードの姫に選ばれなかった事で、追放の刑を受ける。
その後、ヘドンに誘われ、神之塔の試験に挑戦し、エヴァンケルの階で夜、ラークと出会った。
親しくなった夜の人の好さに惚れこみ、夜と塔を登るために自己研磨する。
外見とは裏腹に何百歳と生きているキャラが多い神之塔の世界で、10代後半~20代という珍しい年齢層の人物。
実家から出奔する際、父親の所蔵品から盗んだアイテムを複数持ち出した強か者。
性格
冷静で、冷徹なチームの頭脳。自分の感情を殺すことに長けている。
これは幼少期の頃から、母親に感情のコントロールや政治手腕を徹底的に叩き込まれたため。
鋭い観察力を持ち、人の心を掌握するのが得意。
反面、自分が大切なものに対しては、臆病で消極的な行動に出る事もある。
夜に対してだけは、利害や危険を度外視した付き合い方をしている。
対人関係
すべてのことを疑う慎重な性格なので、他人を簡単には信じず、必要となれば躊躇なく裏切れる冷酷さがある。
自分を裏切った者や、価値のない者たちを一切迷わずに切り捨てるなど非情な面もよく出てくる。
例をあげれば「ネームハント駅」で、シビス達がエンドロシのために夜を利用しようとする姿勢を見せると、たとえそれが過去の仲間でも、その行為に敵対する姿を見せた。
事実、夜とラークとの関係だけが、別格にみえるほど、冷静に他人を観察しているが、その壁を少しでも崩した人物には、ある程度ゆるい面を見せる。
ユハンには「友達」という言葉が似合ないと評されるが、試験のときに出会った仲間を大切にしている。
対人関係2
仲間を大切に思うクンだが、自分もまた周りにとっての大切な人であるという事実を自覚していない部分がある。
クン家にいた頃は、自分を心配したり、心から接してくれる人がいなかった為と思われる。
工房戦で自分が死んだと聞いたら仲間が悲しむかなと、ぼやくシーンがあるが、クンの予想と違い、シビス達はビオレがクンを殺したという誤解に、非常に怒り、ビオレを捕獲する作戦を立てる事となる。
容姿
青みががかった銀髪、サファイアのような青い瞳を持つ青年。
作中でも、彼を美しいと言及するキャラが出る程度には美人。作中屈指の眉毛の太さを誇る。
ボブカットの髪を結んだり、ポニーテールにしたりしていた。
ピアスや服装にもこだわるオシャレで、アニメではセンスを馬鹿にしたハツに食って掛かる一面が追加された。
第一部では、家紋の入った青いリボンを使用していたが第二部以降は、使わなくなった。
第二部57話で、カナから「イケメンほどクセがあるって言うからね」と評された。
能力
名門たるクン家。そのなかでも当主を父に持つ直系の子供。
その血統による、高い身体能力と、適切な知略を兼ね備えている、選別者のなかでもエリート中のエリート。
(王野たちのチームに加入したときは、その統率性のなさから体調不良を起こし、ダンに医者を呼んでくれと頼んだ)
冷静沈着
優れた洞察力と冷静な判断力、それに比例した誇り高さを持つ。
他人を自分の下に置き、それらを率いて計画通りに仕事をこなすリーダーシップを持っている。
灯台守を選んだ理由は、接近戦に弱いからではなく「他人へ命令する事が好きだから」
「隠された隠された階」では、ヤリでは絶対に父親には勝てないからともコメントしている。
エンナーコア
エヴァンからもらった改造コードと、ベータの助力があって使える灯台の能力。
灯台の演算能力を高めた規格外のモード。
しかし、扱うには大変な技術がいるため、クンはベータがいないと使用できない。
人間関係
- 二十五日の夜 打算的なクンの人生に掛け値なしの友情を築いた相手。クンが何よりも大切にする存在。
- ラーク・レクレイシャー 自らの思考で自分自身を縛ってしまうクンとは対極の相手。口では罵り合うがイイ関係を築いている。
- エンドロシ・ザハード 夜を好きな者同士、仲良くなると思えばそれはまったく違い、細かいところで何かと対立している。
- ラヘル 一時期はチームの仲間だったが、夜との仲に亀裂を入れても塔を登るラヘルに、クンは強く反発し、嫌悪感を露わにしている。
所持品
- 白天京
クンが工房戦の賞品で貰ったナイフ。3つの魔術の力が宿っている。
1つは、このナイフで心臓を指した相手を刃(鏡)の中に圧縮封印すること。
残りの二つの力は、非常に危険なものと言うことでクンが使っていないため不明。
- マンヴァロンデナ
クンが父親の宝物庫から拝借した鞄。中に何でも入り、入れたものを(全てではないが)複製する事ができる。
第一部では、試験会場で出会った仲間をこの中に閉じ込めていた。 - マンヴァロンクーフ
クンが父親の宝物庫から拝借したアイテム。可視/非可視モードの切り替えができるロープ
- アーマーインベントリ
クンが父親の宝物庫から拝借したアイテム。第二部、アルレンの手の遺跡で襲撃された折、クンの命を救った。
名場面
「おまえだけ、落ちます」
第一部40話「鬼ごっこ 6 」
選別者試験で、ランカーである試験官クォントを心理戦で負かしたのち、言い放った台詞。
「おまえこそ勘違いしてるみたいだけど?俺が灯台守なのは近距離戦に弱いからじゃない。命令するのが好きだからだ」
第二部で、敵を刺す際に言ったセリフ。相手は正直に全てのことを話したが「だってもう用ないし」と殺す直前のセリフ。
「くそ!俺がこんな事するなんて… いい事をするのは、心臓に悪いぜ…」
第二部190話「地獄列車 $ショー 18」
罠と分かっていても、人助けのために突っ込んでいた夜をフォローした時の台詞。
味方が不利になるとわかっていても、夜の気持ちを汲んで実行した。
余談
- クンが父親の苗字、アグネスが母親の苗字。彼自身の名前はアゲロだが、作中で呼ぶ人は少ない。
- 海外名は、Khun Aguero Agnis(英語)、쿤 아게로 아그니스(韓国)、崑阿圭羅阿尼亞斯(中国)
- 2016年、原作者のSIUさんが、読者リクエスト「夜にチョコレートを作るクン」を掲載する。「彼が誰かのために食事を作るなら毒殺のためじゃないかな」
- 原作者曰く、「クンは幼い時から大人のように行動しており、逆に大人になっても幼年期に戻っていこうという気持ちが片隅に位置している、そんな皮肉さを持っているキャラクターです。」
- 原作者曰く、クンは母親似で、素晴らしい美しさを持っている。クンの目と髪の色は父親から来ています^^父親のクン・エドアンは大胆にハンサムな顔をした大男。との事。