アリエ・ホーン

人物紹介

経歴

十家門のひとつアリエ家の家主。ザハードと共に塔に入り塔を征服した一人。
塔ランキングは5位で、十家門家主の中でも最も高い。「白い剣」の異名を持つ。
アリエ家は神之水の抵抗に依存しない剣術を持っており、アリエの名前を取ってアリエ式剣術と呼ばれている。
アリエ・ホーンの子孫たちもこの剣術を継いでいる（直系子孫のみ）。
作者ブログの第二部319話によると、直系の子孫が少ないという。
原作では回想のみの登場。
英名では、Arie Hon。中国語の表記は、艾利赫・洪。

試験の鬼

彼は自分の持つフロアを通過する選別者に、補償をかけ、特別試験を受けさせることで有名。
しかし、難易度が高く、選別者は試験を受ける意欲さえ出ないくらいである。
代表的な例として、ウレック・マジノは選別者時代に、10分間アリエ・ホーンの攻撃に耐える試験を受け、最初からアリエ・ホーンと互角に戦う威厳を見せたため、アリエ・ホーンは自分が支配していた77Fの支配権をウレック・マジノに譲渡した。
この勝利のおかげでウレックは塔でも有名なランカーとなり、77Fは、月下翼松の本拠地として使われている。
アリエ・ホーン本人はウレックが自分より優れていると話したという。
また、彼の娘であり、13月シリーズ「赤の10月」を下賜されたアリエ・ハイペリオン・ザハードはアリエ・ホーンの特別試験に合格した者である。
彼女への試験合格の報酬が何なのかは不明であるが、「非常に個人的な幼稚な報酬」だったと言われている。

子孫への対応

彼は、自分の子にはかなり冷静で冷たい姿を見せた。
ヴィセンテの言葉によると、一度も自分を振り返ってくれなかったという。
父に会って舞い上がっているホアキンにも「ここでわたしを越えることは不可能である」と心を踏みにじる言葉をためらわずに吐き出した。
しかし、その一方で、ヴィセンテに「シルバーモレイユ」という剣を与え、同様にホアキンに言った言葉もよく考えてみると「自分のように成功したいなら、自分の家の中で草花のように育つ事は、家主を絶対に超えることができないから出て行って力をつけてきなさい。」という厳しいアドバイスだったと思う事もできる。

性格

普段の性格は非常に穏やかで、上品と知られている。
戦闘時のマナーも良い方だが、ウレック・マジノと戦った後、一線に出たことはない。
十家門最強の家主も関わらずウレック・マジノと戦った後、「自分よりも優れている。」と述べたように十家主とは思えない素直な性格が伺える。
十家主特有の傲慢さ、自尊心を考えると最高の賛辞である。
ホワイトによれば孤高の性格という。

容姿

白い長髪、白い肌に白い瞳の長身の男性。
原作者のブログ（第2部 第285話）によるとテーマカラーは銀白色。

戦闘能力

神之水の濃度が高い上層では神之水の抵抗を多く受ける剣は、使われなくなるが、
アリエ家の人々は、特殊な剣術でその制約を無視して剣をふるう事ができる。
この剣術は、彼の苗字をとりアリエ式剣術と呼ばれている。
過去にザハードと戦ったことがあり、10回戦ったが全て敗れ、彼の部下に入ったと言われている。
アリエ・ホーンは家主として塔100階に滞在しており、彼が支配しているフロアは十家門の中で最も多い。

所持品

• 聖剣ホワイトオール（White Oar）
  塔で最高の職人である工房の主、メクセスが作った唯一の剣。
  塔で唯一のS+ランク武器である。
  ホワイトオールは、白いリュウグウノツカイ（オールフィッシュ）という意味だが、
  これは現実のリュウグウノツカイとは異なる伝説的な塔の神海魚の名前であるらしい。

名場面

余談