カイザー

Last-modified: 2024-01-26 (金) 22:46:38
カイザー.pngカイザー2.pngカイザー3.png

人物紹介

名前カイザー
年齢1000歳以上
誕生日不明
身長不明
ポジション釣り師、お使い師/操り師
所属十家門
CV中島唯

経歴

第二部199話から登場するD級選別者。
D級選別者トップ3に入る実力を持つ。
ネームハント駅を1000年以上支配し、部下に「十傑」と呼ばれる幹部を率いている。
카이저(原作)、Kaizer(英訳)、凯撒(中国語)



 ※ここから先は、本編のネタバレがあります 


本名をロ · ポ · ビア · エレインという。(Lo Po Bia Elaine、罗 · 波 · 比亚 · 伊莱恩)
ロ・ポ・ビア家の出身であり、ザハードの姫にもなれるはずだった女性。
分家筋でありながら、本家以上の才能を持つといわれていた。
事実「灰色オオカミ」一族は他の分家に比べて平凡で能力のない一族だったが、エレインの才能によって徐々に力と発言権が生じ、彼女の可能性に注目したザハードは彼女をザハードの姫に選ぼうとした事で完全に立場が180度変わってしまった。
ザハードの姫を輩出した名誉と権力をかさに、灰色オオカミ一族は急激に力が大きくなってしまった。
当時のカイザーは、その才能と力にふさわしい少女だった。
気品があり要領がよく、その強さと才能にかかわらず、親切で礼儀正しかった。
彼女に仕えていたアルピネは、まるで気品ある一匹の小さな狼のようだったという。

エレイン.png

エレインの罪

エレインがザハードの姫になる日の1週間前、20の分家が集まって実力を競う大会が開催された。
彼女はザハードの姫になる予定であり、参加しなくても許されたが、その日だけは不思議なことに本家での直接的な参加指示があったので、彼女も参加することになった。
ところが、その日、その大会で、エレインは恋に落ちてしまった。
その大会で、他の子供たちとは比較にならないほど優れていた実力を持った一人の少年がいた。
エレインは、その少年を見た瞬間、一目惚れてしまった。
ザハードの姫になる少女が、絶対、恋をしてはならない少女が恋に落ちてしまったのだ。
アルピネの言葉によると、その少年は非常に魅力的だったという。
男女がお互いに会って好感を感じて、お互いがお互いに自然に導かれる流れがだ。
しかし、当然のことながら、タイミングが最悪であり、エレインはザハードの姫になる直前まで悩んだという。
この愛を捨てることができるか、本当に自分は絶対に誰も愛せずに生きていくことができるかについて。
最終的に彼女は悩みの末に、「破滅」を選択してしまった。
つまり、ザハードの姫の地位を捨て、少年と一緒に駆け落ちしたのである。
自ハードの姫を放棄することにしたものである。もちろん逃げていくいっても家の浮遊ないだったが、それでも彼女は、子供の心に必ず伝えたかったする。

そうしてエレインは少年と一緒にお互いの手をしっかりと握って走った。だが...
すべては緻密に用意された計画であり、彼女に仕掛けられたトラップだった。
少年と手を取り合って駆け抜けたそこにいたのはロ・ポ・ビア家の本家、すなわち直系の番兵とザハード王家から派遣された兵士たちだった。
そして、その瞬間、少年は彼女の手を捨てあまりにも当たり前のように彼らのところに行ってしまった。
つまり、開催された大会も出会った少年もザハードと本家で準備した、罠であり、試験に過ぎなかったのだ。
然、彼女はこの試験から脱落し、ザハードの姫になる資格を永久に失った。
全てを悟ったエレインは後悔したが、時すでに遅く、彼女に残ったのは後悔と自責、栄光が約束されていた場所から無限の底に墜落してしまった自分の立場、そして初めての恋に裏切られて冷たくなった心だけだった。
本家から、彼女が属する「灰色オオカミ」一族に莫大な罰金を課せられ、彼女は「カイザー」として39Fで労役を果たす事になる。
一族への罪滅ぼしのため、エレインはカイザーとしてネームハント駅の支配者として君臨する。

性格

昔は、活発で誇り高い性格だったが、実家で起きた事件後は、完全に心を閉ざしネームハント駅での地位を守るために冷静で厳格な態度をとっている。
ジュ・ビオレ・グレイスが事実上の宣戦布告をしたときも十傑を名前を奪われることを防ぐために姿を隠すなど頭も非常によくまわる。

容姿

腰より長い髪を持つ長身の女性。
華やかな赤いイヤリング、頭上には王冠を被り、カイザーの象徴である銀仮面をかぶって活動していた。
仮面を外した彼女をみてシビスが「めちゃくちゃ美人」と叫んだ。

能力

ネームハント駅では、支配者として持っている特別な力と、
透過できる武器インベントリと高度なアーマーインベントリで夜を圧倒した。
D級選別者3強の一角と言われるだけあって、ザハードの姫であるエンドロシと渡り合い、トゲの力を発動した夜とも互角に戦った。
また操り師として「フェンリル」という灰色狼を使役できる。

  • フェンリル
    ロ・ポ・ビア家の分家の一つである「灰色オオカミ一族」に代々伝わるオオカミの魂の一つ。
    灰色オオカミ一族の血統の中でもごく一部だけが狼の魂を受け継いでいる。
    生き物ではなく、かなり特別な存在であり、現れる時は、灯台でも検出できない。
    フェンリルの歯の強度と切れ味はランカーの肌さえ貫通することができる程強力である。
    さらに、その歯には特別な魔法がかかっており、フェンリルにかまれた傷は、カイザー本人が治療しなければ死ぬまで癒えないということである。
    実際カイザーは第二部217話で、フェンリルを利用しレボリューションを1段階だけ完了することで、すべての身体能力がD級選別者の最上位ランクに至り、神之水の肉体強化の限界値を含むすべての神之水の能力がD級選別者のレベルを超越するほど強くなった。
  • すり替え
    瞬間的に自分が操る動物と自分の位置を交換する能力。
    フェンリル自体の基本的な能力値がとても強力なため、非常に有用性が高い能力であり、エンドロシ・ザハードもこの力で、あっけなく名前を奪われた。
    対処法がないわけではなく、すり替えを詠唱しないように、相手の腕を握っていれば、相手はすり替えを使用することができない。
    これを利用して、夜はカイザーに勝つことに成功した。

所持品

  • アーマーインベントリ
    相手からの攻撃を防御することができるインベントリ。作中でもとても高価なアイテムである。
  • インビジブルインベントリ
    装着したすべての武器を透明にするインベントリ。上位のアイテムで、これでカイザーは相手に見えない攻撃をすることができる。
    検出するためには灯台を利用したり、勘で避けることができしかない。

名場面

余談