人物紹介
名前 | グレイス・ミルチア・ルスレック |
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年齢 | 不明 |
誕生日 | 不明 |
身長 | 197cm |
ポジション | 釣り師 |
所属 | FUG |
経歴
塔の3大勢力の一つ、FUGの創立者であり、最高位幹部であるスレイヤーのNo.1。
ランキング15位のハイランカーでもあり、異名は「異端児(TIGER FISH)」「魔王」
塔で生まれた以上、管理者の契約に縛られておりザハードと十家主を倒す事はできないが、
幾人かの十家主より上位にランクインしているのは塔の暗部たる組織「FUG」の創始者にしてリーダーという象徴性のためと思われる。
第三部 第172話で登場。
80階生まれ。
かつて塔を登ったザハード達と行動を共にしていたVに仕えていた。
ミルチア自身は、非選別者ではなく、
13月シリーズの由来と塔を登った13人を見ると、あくまで補助の役割をしていたと思われる。
真田ユタカには「ミルチア」と呼ばれるが、カラカなどの部下には「ルスレック様」と呼ばれる。
(カラカは同じスレイヤーでもヤマは呼び捨てにしている)
原作では그레이스 미르치아 루슬렉
英訳ではGrace Mirchea Luslec
中国語では格雷斯・米勒齐亚・罗斯勒
過去(本編ネタバレ)
ガラム・ザハードからザハードの情報が明かされたことにより、
ミルチアが塔を登るザハードの初恋の人、アルレン・グレイスの恋人でもあるVの従者だった事が判明する。
前述されたようにザハードが用意した13月シリーズを受ける対象に含まれていないため
ザハードの仲間である十家主たちより、一歩引いた関係だった事が予想される。
塔を登る途中で、アルレンとVがザハードに反旗を翻した時も、V達の陣営に参戦していた可能性が高い。
V陣営が戦いに敗れた後、ミルチアは生き残ったが、主人であるVは
妻アルレンが我が子の死によって精神を崩壊し、自殺を繰り返す現実に耐え切れず自死してしまう。
さらに、Vの妻アルレンも行方不明になり、塔の世界はザハードと十家主が支配しVとアルレンの存在は隠蔽されてしまう。
その中で、アルレンの予言を知ったミルチアは、ザハードを殺す存在を待つ組織FUGを創立する。
性格
既にいない主君に変わらぬ忠誠を誓っており、夜を見守っているが
穏健派や強硬派が渦巻くFUGを統率しきれているとは言い切れない面もある。
しかし、第三部50話で
自身が動くと、十家主たちが黙ってはいない事をわかっており、全面戦争が起これば夜の成長を妨げる事。
夜に苦難があろうとも、ザハードや十家主が動いてない以上、逆境も乗り越えて成長することを期待していると判明する。
そのため真田ユタカやカレンに夜の状態は随時確認しているらしい。
第三部172話でケル・ヘラムからの要請で十家主を倒すため戦争に参加することを決める。
また、同第三部172話において、真田ユタカから「問題が起きても全て俺に押し付けて雲隠れしてた」と言われ、第三部181話にてウレックにルースレックが隠れていたせいで探すのに時間がかかったと言われていることからルースレック自身はあまり自発的に行動することなく、良く言えば機を熟すまで息を潜める慎重派、悪く言えばニートのような雰囲気の人物である。
容姿
第三部 第172話で姿が登場した。
艶のある黒髪に、紫と薄黄色のオッドアイの男性。顔の右半分が、灰色。
長髪に蝶の髪飾りをつけた中性的な青年である。
能力
全てが闇に包まれているが、圧倒的なFUGのスレイヤーの中でも最強。
また、第三部50話によれば、ひとたびミルチアが動き出せば、十家主が動く可能性が高いとされている。
ミルチアの力が、少なくとも十家主でさえ警戒しなければならないレベルという事である。
さらに、第三部182話ではウレック・マジノとの対決において「暗転呪術」なる呪術を使い、非選別者であるウレック相手に互角の対決を繰り広げている。
人間関係
- V ザハードが塔を登るときに、仕えていた主人。
- アルレン・グレイス ミルチアと同じグレイスの名前を持っている。
- ジュ・ビオレ・グレイス FUGのスレイヤー候補。同じグレイスの名前を持つ。
所持品
名場面
余談
- 夜と同じ琥珀色の瞳とVやビオレの名に関係があると思われる紫色(violet)の瞳のオッドアイであり、アルレンとVの息子で、夜の兄なのではないかと一部のファンから考察されている。