真田ユタカ

人物紹介

経歴

真田ユリンが産んだ双子のうちの一人を母に持つ真田家直系の人間。
実家である真田家に、最愛の人を殺され家門を捨てた。
FUGに所属している塔ランク100位以内に入る最上位レベルのハイランカー。
初登場は、第二部27話。ビオレを心配して、様子を見に来たシーンから。
FUGのスレイヤーであるカラカと、スレイヤー候補であるジュ・ビオレ・グレイスの武術の師匠。
昔は“十家門殺し”と呼ばれる有名なハイランカーであったが、月日がたち、その伝説も色あせている。

FUGでの立ち位置

多数の派閥があるFUGのなかでも穏健派にあたる。
ジュ・ビオレ・グレイスをFUGの夢を叶える「武器」としながらも、彼の人間性を極力尊重しようとする。
ビオレが安全に塔を登ることを望み、彼を神や道具ではなく、一人の人間として、自分の弟子として心配している。
FUGのリーダーであるミルチアと友達のように話し、スレイヤーたるカラカから師と呼ばれるだけあり、影響力と人望がある。
カレン曰く、真田ユタカが本気で戦えば、スレイヤーでも手に負えるかわからないと言われている。

容姿

短く刈った黒髪に黒い瞳の青年。
蓮花とビオレには髪型を「安パーマ」と言われ、カレンには「その頭、ほんとに笑える」と言われた。
常に落ち着いた色合いのワイシャツにスラックス姿。

性格

過激で有名なFUGに所属するにもかかわらず、社交的な性格である。
ビオレの後をつけた梨花がビオレの仲間だと確認すると笑って近づき、王野成へFUG所属だが悪人ではないと語る。
ビオレを武器ではなく、一人の人間として接し、彼を金銭面物資面で支援している。（ビオレが着る服は、全てユタカが贈ったもの）
彼を利用しようとしながらも、可能な限りビオレの意志を尊重し、その幸せを願っている。
殺人鬼の異名と、FUG内での高い地位と反するように、暴力とは程遠い、心暖まる庶民的な性格の持ち主。

能力

真田家の一員として武道に堪能であり、信じられないほどの実力がある。
FUGの元老であるケルヘラムが真田ユタカを怒らせるのを警戒しているようにFUGの幹部たちにも一目置かれている。
第二部終盤では、勇気の本質(エッセンス)の力を持つカラバンと対決し、彼を圧倒することができた。
真田家の人間の特性として耐久力が高く、さまざまな攻撃に耐える描写がある。

名場面

余談

• Ha Jinsung、하진성、夏鎮成。
• 初登場の話では、合計二回、目が赤くなった。
• ビオレを金銭面でも支援しており、ビオレが着ている服も全て真田ユタカが選んで渡している。