Class A3 Flying Scotsman
Last-modified: 2023-08-03 (木) 09:11:26
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ゲーム内説明
- The Flying Scotsmanは、ロンドンを出てヨークとニューキャッスル経由でエジンバラに行く列車と、エジンバラを出てEast Coast Main Line経由でロンドンに行く列車のペアです。どちらも午前10時に出発します。
概要
- ヨーロッパの車両群の中で最初に最高速度120km/hに対応した機関車です。
しかし、残念ながら登場時点では貨車も客車も120km/hに対応しておらず、100km/hで運転するのであれば、牽引する機関車は短編成向けはA 3/5、長編成向けは2年後に登場するAe 4/7があり、しばらくの間は不遇です。
- 1935年になると、Class A4と同時に120km/h対応の客車BC4が登場するため、ようやく120km/h運転の実力が日の目を見ます。
A3とA4は、概ね前述のA 3/5とAe 4/7の関係と同様で、A3は出力の面から短編成に向いています。
1962年に140km/h対応の客車Einheitswagen Ⅱが登場するまでは、十分に現役で仕事ができるでしょう。
史実
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- イギリスのグレート・ノーザン鉄道(Great Northern Railway=GNR)が、自社の幹線であるロンドン~ヨーク間の急行列車牽引に十分な能力を持ち、かつ既存の機関車よりも経済的な運行ができることを目的として開発した蒸気機関車が、A3・・・ではなくA1形蒸気機関車です。
当時GNRの機械技師長であったサー・ナイジェル・グレズリーが設計し、製造はGNRドンカスターワークスとノース・ブリティッシュ・ロコモティブが担当しました。
GNRが他鉄道会社と合併してロンドン・アンド・ノース・イースタン鉄道(London and North Eastern Railway=LNER)となってからも製造は続けられ、1922年から1925年までの間に52両が製造されました。
- A1形蒸気機関車は、グレズリーが設計したものと、1946年に機械技師長になったアーサー・ペッパーコーンが設計したものがあります。そのため、明示のためにグレズリーA1形、ペッパーコーンA1形のように呼び分けることもあります。
単にA1形といった場合、グレズリーA1形は後述の理由により全て改造されて名称も変えられているため、ペッパーコーンA1形を指すことが多いようです。
- A1形は、LNERでも急行列車牽引機関車として使用されました。
特に、イングランドの首都ロンドンとスコットランドの首都エディンバラをヨーク経由で結ぶ北東本線の急行列車で使用されていた4472号機「フライング・スコッツマン」は、公式記録として時速100マイル(約160km/h)を超えた最初の機関車となりました。
しかし、同等の機関車とされていたグレート・ウェスタン鉄道のキャッスル形との比較試験の結果、A1形のほうが劣っている結果となったため、LNERでも機械技師長となっていたグレズリーはA1形の改良に取り組みました。この取り組みが成功し、1928年に登場したのがA3形蒸気機関車です。
- A3形は、1935年までに27両製造されました。
また、A1形52両のうち51両もA3形へ改造され、唯一A3形に改造されなかった1両はグレズリーの後任の機械技師長が改造してA1/1形となっていたため、A1形は現存していません。
- 「フライング・スコッツマン」は現存する唯一のA3形蒸気機関車で、1923年にA1形1472号機として製造された後、翌年に4472号機に改番、1947年にA3形への改造工事が完了し、1948年にイギリス国鉄に継承されて60103号機となった後、1963年に引退しました。
その後、アメリカ→イギリス→オーストラリア→イギリスと渡り、一時はスクラップになりかけるなど数奇な道をたどりましたが、現在はヨークのイギリス国立鉄道博物館が所有しており、イギリス国鉄時代の姿で動態保存されています。
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