《守護獣》/【ルカーディア】

【関連項目】
→《守護獣》

海を統べる守護獣。現身は長大な胴体と剃刀のように鋭く硬い鱗を持った海龍の姿を取る。
シトゥルダーク同様、その獰猛そうな外見に似合わず心優しい気性であり、常に人間たちのことを案じている。
自らの剣呑な外見が何も知らぬ人々を怖れさせることを自覚しているため、普段は自らの聖域である深淵の龍宮に鎮座し、海上に顕現することは滅多に無いが、世界の危機を察知すると自らの鱗を託した者に警告を発する。

• タウンロゼッタ?の町長は代々ルカーディアを祀ってきた神官家の末裔であり、信仰と彼の守護獣の祝福の証としてルカーディアの鱗を継承している。

海を司る守護獣とあって海を寄る辺として生活している人々（航海士や漁師）から篤い信仰を集めており、特に船乗りたちの間では冠婚葬祭などの儀式はこの守護獣の名の下に執り行うことが慣例となっている。

ミーディアム（1stではパワープレート）の名称は“海津神(わだつみ)の心”。

• なお5thでもこの守護獣の名前を冠したミーディアムが登場しているが、1stやFのルカーディアとの関連性は特にない。

1st

フォトスフィア?の攻略後、タウン・ロゼッタの町長から東の海峡にある大渦潮の話を聞くことで深淵の竜宮へ行けるようになる。
最奥部でレディ・ハーケン?と一戦交えた後、ファルガイアに迫る危機を巫女であるセシリアらに警告した上、契約を取り交わしパワープレートを託してくれる。

マテリアル時の効果は「水のささやき」の上位互換とも言うべき性能で、敵全てに水属性魔力ダメージ（技定数は通常時14、ハイ・マテリアル時22）。
直後に手に入れられる「雪の結晶」とほぼ似通った性能だが、装備特典（SOR・VIT各20％上昇）の関係上こちらの方がマテリアルによるダメージは大きい。
ディアブロ戦で使用すれば大きなダメージを与えることが可能なので、チャンスがあれば使おう。

マテリアルでは渦潮で、ハイ・マテリアルでは津波を起こして攻撃する。
ハイ・マテリアルの姿はFFシリーズ、特に7のリヴァイアサンを彷彿させる。

5th

1st・Fとは違い、名前だけの登場となる。
プロローグにてトニーから餞別として託されるミーディアムの一つ（使用できるのは廃れ捨てられし路攻略中から）。

• 同時に天のミーディアムとブランクミーディアムを貰える。

主に回復・蘇生など支援に特化したオリジナル・スキルの恩恵を受けることができる。
目玉になるのは瀕死時割り込みのスキル。4thにおけるラクウェルの「レッドゾーン」に似ているが、こちらは自身のみならず他のフォワードの誰かが瀕死になっても起動するので、ピンチを打開するのに非常に役立つ。同じく瀕死状態で効果を発揮するプリズムスタッフと併用するとエクステンションなどフォースを併用した回復もやりやすくなるのでお得。
回復を担うミーディアムということで誰に装備させても役立つが、メリットであるMP・抵抗へのボーナスを活かすためにも魔法戦の得意なアヴリルやキャロルに持たせると良い。
その際は、攻撃手段として他のキャラでジェムを稼いでおきたい。

70レベルで使用可能になるマテリアル効果は味方フォワード全員の蘇生＋HP全回復および味方支配HEXの全マイナスステータス解消。
発動すれば一発で味方を完治させることができる。

1st・Fとは姿がガラリと変わり、巨大な海龍の頭部に四肢が鰭のようになった女性が融合したようなものになっている。
体内に飲み込まれた後その中で癒しの祝福を受ける…というエフェクトなのだが、女性キャラはともかく男性キャラでこれをやるとミスマッチこの上ない。

オリジナル・パーソナルスキル

F

1stから扱いが大きく変わった守護獣。
タウンロゼッタの町長ハーベイから海龍のウロコを受け取った後、西の海峡にある大渦潮に接触した状態でこのアイテムを使用することで深淵の龍宮へ招かれる。
巫女であるセシリアらにファルガイアに新たな脅威が迫っていることを警告するが、現れたレディ・ハーケン?から一行を守るべく自らを盾としたためミーディアムを託す力を失ってしまい、仮死状態になってしまう。
しかし最後の力でハーケンに記憶と本来の名前を取り戻すよう呼びかけ、それに動揺し「水を差された」と嘯きながら彼女は撤退。
ザックとハーケンの関係を暗示する（裏オープニングを見ていれば既にバレバレなのだが）良イベントと言えよう。