Enemy Within

Last-modified: 2018-09-04 (火) 20:20:36

Enemy Within概要

2013年11月15日にリリースされた公式の拡張パック。
バニラのゲームに様々な調整・追加要素を加えられ、パワーアップして帰ってきました。
コンシューマのパッケージではスタンドアローンで動く別ソフトの扱いですが、
PC版では拡張DLCとして機能するため、起動にはEnemy Unknown + Enemy Withinの二つが必要です

PC版のお求めはお馴染みのSteamなどから。
2KGamesによって完全日本語化された状態でリリースされています。
http://store.steampowered.com/app/225340/

紹介記事

人気の高いターンベースストラテジー「XCOM: Enemy Unknown」のゲーム性を高める最新拡張パックXCOM:Enemy Within」
http://www.4gamer.net/games/145/G014577/20131130003

新たな脅威EXALTによって戦闘は更に激化 ― 『XCOM: Enemy Within』ハンズオンプレビュー http://www.gamespark.jp/article/2013/10/22/44184.html @gamesparkさんから

ゲームの特徴

・新しいエイリアンの追加
・新物質「メルド」をミッション中に獲得し、研究することで、サイボーグ手術を受けたロボット兵士や遺伝子操作を受けた強化兵士を作成可能
・サイバネ研究/遺伝子研究を行うために導入されたメルドと呼ばれる第三資源の存在
新しい装備品が大量に追加
・XCOMに対抗する謎の秘密組織、EXALTエージェント達との戦い
・マップの総数は1.5倍!!
・既存の武器・研究に対するバランス調整
・さらに増加した第二波オプション

以下、もうちょっと詳しく

新しい兵種 MEC

一等兵以上の兵士にサイバネティック手術を施すことで、首から下を機械に換装したMEC兵に出来る。

MEC兵はそのままでは無力だが、専用のパワードスーツを着用することで非常にタフ+高い火力を持った兵種。
ランクが上がっていくことでジェットブーツによる高所移動能力を獲得したり、二回射撃能力を得たりするほか、
改造する元兵士の能力を引き継ぎ、さらに兵種別の専用ボーナスを獲得するため、様々な個性を持つようになる。

MECの戦闘力は着用するスーツの能力に依存し、このスーツはアーマーなどの研究が進むことで段階的に上昇する。
スーツの生産にはメルドと資金が必要で、アップグレードする度にこれらの資源が必要になる。
MECのアップグレードは常に二つのうち一つから選び、好みのMECスーツを作成していく形となっている。
例えば初期段階のスーツは強力な近接攻撃であるキネティックストライクと、範囲攻撃武器の火炎放射器のうち一つを選択。
アップグレードしていく度に新しい武装が追加され、さらにそこに既存の兵種と同じように基本武器を搭載する。
メルドを資源が潤沢にあれば、何体ものMECスーツを用意して複数のロボット部隊を編成したり、
出撃していく戦場に合わせたスーツを選ぶことで、様々な状況に対応していくような使い方が出来る。

詳細はこちらを参照。

遺伝子強化による既存兵種の強化

エイリアンの解剖研究を進めていくことで、メルドと資金を消費して兵士に特殊能力を付与できる。


高い遮蔽物に接することで透明になったり、筋力を増強して高低差を無視して移動できるようになったりと、
さらに高所にいるときに命中率とクリティカル率にボーナスを得る能力を獲得したりすることが可能。
兵種に応じた能力を付与することで、戦闘を楽に進められるようになった。
各能力の詳細はこちらで確認されたい。

オプション装備枠と種類の増加

製造工場でとあるプロジェクトを完了させることで、兵士が装備できるオプション装備を二つに増やすこと可能なり、
それに伴う調整で、兵士に装備させることの出来る追加装備が倍近くまで増加した。


例えば閃光手榴弾は範囲内にいる敵の射撃・移動能力を半減させ、爆発物に頼らない敵の排除を実現できる。
また、酸素供給装置は+2のHPを持った追加アーマーであると同時に、シンマンの毒攻撃を無力化できる。
他にも敵をおびき寄せる囮装置や、範囲内の味方を透明にするゴーストグレネードなど、非常にユニークな装備が多い。
厳しいことで有名な高難易度の序盤戦も、装備のチョイスによって格段に突破しやすくなった。

人類の敵対組織 EXALT

EXALT(イグザルト)はゲームの中盤あたりから顔を見せ始めるXCOMの敵対組織。
世界中に支部を持っていて、時おり潜伏先で騒ぎを起こしてはパニックレベルを上昇させたり、
ハッキングによって研究を遅らせる、サボタージュによって資金を浪費させてくるなど、非常に厄介な妨害工作をしてくる。

 

プレイヤーはこのEXALTを根絶やしにするため、資金を消費することで各地にある支部の場所をスキャンし、兵士を送り込むことで各地の支部を潰しながら情報を集め、EXALTの本部所在地を突き止めていくことになる。
これらの特別なミッションは通常の作戦と平行して行われ、エイリアンとの戦闘も同時に遂行しなくてはならないため、
EUではやや冗漫になりがちだったエイリアン基地の襲撃前後、中盤あたりのゲームバリエーションに大きな変化を与えてくれる。

 

EXALTに対する「秘密作戦」は戦況報告室から行える。

研究時間が大幅増加

研究の総数自体はほぼ変化無しだが、研究時間が伸びたので研究施設が重要になった。

  • 具体的には、難易度クラシックで40%、インポッシブルで70%増加する。
    • ゼノバイオロジー、メルド組み換え、武器のパーツ、エイリアン物質、戦闘実験の研究時間はこれらの難易度でも増加しない。

大陸の調整

基本的なボーナス値に変化はない。

  • 北米
    • UFO関連は大きな変更がされていないため、ボーナスの恩恵は良くも悪くも変わらない。
  • 南米
    • 研究時間の大幅増加と、解剖による遺伝子研究の追加解禁仕様によって一気に目立つボーナスになった
    • 必要な衛星が2カ国と少なく、取得しやすい。
  • アジア
    • 製造プロジェクトの数が増えたので、トータルの資金調整がぐっと楽になるように
      • 強力な「装備ベルト」は初期から開発できるがコスト200と割高。それを削減してくれるのも魅力。
  • ヨーロッパ
    • 科学者の増加=研究速度の促進なのに加え、重要度の高い施設を割り引いてくれる効果は非常に大きい。
  • アフリカ
    • 土地からの収入がやや痩せており、序盤に金を使う先も増加したため資金繰りが厳しいことに。
    • 後から取得しようとすると4カ国分の衛星が必要なので、ボーナスが欲しいなら基地にしておくといい。

昇進タイミングが伸びた

30XP=セクトイド一匹分。
スナイパーの必須スキル『部隊監視』までに必要な殺害数がかなり伸びた上、士官学校の解禁もかなり遠くに。

バニラ
m_iSoldierXPLevels=0
m_iSoldierXPLevels=90
m_iSoldierXPLevels=300
m_iSoldierXPLevels=510
m_iSoldierXPLevels=745
m_iSoldierXPLevels=1100
m_iSoldierXPLevels=1560
m_iSoldierXPLevels=2150

EW
m_iSoldierXPLevels=0
m_iSoldierXPLevels=90
m_iSoldierXPLevels=480
m_iSoldierXPLevels=700
m_iSoldierXPLevels=925
m_iSoldierXPLevels=1380
m_iSoldierXPLevels=1840
m_iSoldierXPLevels=2550

スナイパーと運用環境の変化

  • 強化
    • 前線の視界を擬態スキンで安全に確保できるようになったため部隊監視で一方的に狙撃できるようになった。
    • 耐久力のあるメクトイドの追加、セクトポッドの耐久力上昇などにより無効化ショットの価値が上がった
    • スナップショットの移動後ペナルティが半減(20%→10%)した。
    • ダブルタップが次ターンに持ち越せるようになった
  • 弱体化
    • ヘッドショットを実行しない限り、部隊監視で攻撃した敵にクリティカルヒットを与えられなくなった
    • 新マップの多くは狙撃が難しい構成になっていることが多くなった。
    • 部隊監視取得までの必要XPも増加しているので、特に序盤ほどスナイパーに厳しい。

その他

  • アサルトの「近接遭遇」、サポートの「巧妙トリック」「ディープポケット」、ヘビーの「HEAT弾薬」「グレネード兵」の効果が変更された。特にHEAT弾薬の弱体化は痛い。
  • 昇進時の能力選択がランダムになるなどの新しい第2波が追加された。
  • 一部のユニットは遭遇時に移動を行う代わりに監視を行うようになった。
    • 具体的には、こちらの死角外(発見前)の敵が監視状態で待ち伏せし続けている。アサルトが電光反射を習得するまでは進軍=即被弾という理不尽仕様。ただでさえ厳しい序盤が更に辛くなった。