Longwar

Last-modified: 2023-09-06 (水) 18:16:30

Long Warとは?

XCOM: Enemy Within(以下EW)の大型MOD。大小あわせて700箇所にも及ぶ変更点がある。
XCOMにハマった司令官たちには是非とも遊んで欲しいので、ここで簡単に紹介しておく。

EWとLong Warの主な違い

EWとLong Warとの主な違いは以下の通り。

  • アイテム、研究、製造工場プロジェクト、その他もろもろが大量に追加されている。
  • 何をするにも時間がかかる。アイテムの製造にすら日数を要するし、
    元から時間を使う行動はより長引くようになっている。
  • 兵士のステータスは初期状態でランダム。体力や意志力だけでなく、防御力にも個性が出る。
  • メイン、サブ武器は5つのティアに分かれている(例外アリ)。各ティアには別々の特性がある。
  • DR(ダメージ軽減)というステータスが追加された。DRの分だけ受けるダメージが軽減される。
  • アイテムは最初から2枠持てる。また、SHIVやMECにも対応するサブ武器やアイテムを装備できる。
  • アイテムを多く持ち込むほど機動性が落ちる。武器にも重量の概念が追加されている。
  • 装備やアイテムは破損する。破損したアイテムはRepair Bay(EWでのサイバネティック研究施設)で修理するしかない。

ダウンロードとインストール

Nexus Modsにはココから移動できる。
アカウントを登録しないとダウンロードできないので、右上のREGISTERボタンを押す。
後は流れで一般会員として登録できる。分からない部分はGoogle翻訳にかけよう。

登録できたら、Long Warをココからダウンロードする。
ダウンロードし終わったら、インストーラーを開いてLong Warをインストール。
当然EWの内部データを上書きするため、再度EWを遊ぶ際はSteamの整合性チェックを使用する必要がある。

日本語には対応してないので、XCOM: Enemy Unknownの言語設定を英語にする。
日本語のままにすると文章と実際の効果にズレが生じてしまう。
Long War向けの日本語翻訳がNexus Modsにアップロードされた。ココからダウンロードできる。

ランチャーからXCOM: Enemy Withinを起動する。ロゴ画面がスキップできていればインストール成功。

Long Warをプレイする前に…

Long Warはその名のとおり、ゲームクリアまでに非常に長い時間がかかる。短くプレイしたい人は必ず後述の第二波オプションをONにした方が良い。それでも長いという人は、別途Long Warの調整MODを入れるか、自力でINIファイルを変更すること。

EWでのセーブデータは使えない。左端のLONG WARを押して新しくゲームをスタートする必要がある。

難易度

難易度はノーマル推奨。最初から兵士6人を配置できるため、人数的にはEU/EWよりも有利となる。
基本的に動作が安定しているため、進行不能なバグには遭遇しないと思われる。

第二波オプションと開始国

第二波オプションはEWと比べて大きく調整・改善されたといえる。ゲーム中に変更したい場合はコンソールコマンドの使用が必須となる。Long War固有のものだけでON推奨のものを紹介。

Dynamic WarEWの「マラソン」の逆バージョン。ONにするとゲームの展開が早くなる。経験地、合金、エレリウムの獲得量が増加する。UFOの飛来頻度は下がる。通常時の半分程度の時間でゲームをクリアできる。
Cinematic modeXCOMユニットの命中率が+15される。
Commander's Choice新兵を兵舎で昇進させる際、任意の兵種を選べる。
Durability装備やアイテムを修理する必要が無くなる。下記のMiracle Workersを上書きする。
The Friendly Skies戦闘機の命中率が上がる。Long Warでは空戦の難易度がかなり高いため、ONにしておくべき。
We Are Legion出撃できる兵士の数が最大まで増加。特定のミッションで投入できる兵士が増える。
Miracle Workers装備やアイテムを修理する際に、資源が必要無くなる(時間はかかる)。
Perfect Information敵の命中率が見える。

XCOM本部の決定時は、大陸ではなく国そのものを指定することになる。
同じ国でも何種類かのボーナスが存在するため、よく考えて選んでみよう。

昇進とクラス

最初の昇進時に決まった2つのクラスが提示され、どちらか1つを選べる。その他に、ランダムなクラスに昇進する事もできる。クラスは合計8つ。それぞれ個別のパークツリーがある。

Scout-SniperSniperEWのスナイパーに相当する。最初から「部隊監視」を使えるため、序盤から長距離攻撃が可能。
Scout移動後も射撃できるMarksman's Rifleを装備している。「電光反射」を最初から覚えている。
WeaponsRocketeer唯一ロケットランチャーを扱える。ただし、命中率が低いと狙った場所から多少ズレてしまう。
GunnerSAW、LMGといった重い武器をメインに扱う。「制圧」を最初から使用できる。
TacticalAssaultEWのアサルトに近いクラス。初期パークも「ラン&ガン」のまま。
InfantryLight 'Em Up(EWでの「弾群」)を最初から覚えているため、攻撃の柔軟性が高い。
SupportMedic治療キットを多めに持ち込める。スモークグレネードも強化可能。
Engineer攻撃用のグレネードを1スロットで2つ持ち込める他、グレネードの投てき距離もやや伸びる。

また、兵士を強化すると各クラスに応じたMEC兵士になる。

空戦に関して

空戦はXCOM側がだいぶ不利になった。最初のUFOですら、単機での撃墜がほぼ不可能になっている。複数機を出撃させたい所だが、相手は長くは待ってくれない。一応、ある程度の攻撃を加えるだけでも意義はあるため、ダメ元で出撃させるべきではある。また、ゲーム後半で製造できるファイアストームも弱体化を喰らっている。ゲームのクリアに必要なOverseerを単機で撃墜できない。
製造工場で強化できるがそれでもやや心許無い。最後まで劣勢を強いられることになるだろう。

疲労(Fatigue)と負傷

Long Warでは、戦闘後は全ての兵士が疲労状態になる(SHIVを除く)。この状態から回復するには4~5日ほどかかる。
疲労中の兵士も出撃可能だが、ミッション完了後に必ず軽傷を負ってしまう。
また、負傷の時間は全体的に長くなっており、短くても10日ほど、最大で1~2ヶ月まで伸びてしまう。
HP増加アイテムの重要性が上がったと言えるだろう。

テロミッションとゲームオーバー

ミッションを成功したとしても、殺された民間人の数に応じてパニックレベルは上昇してしまう。失敗すれば当然のこと即離脱。中盤まではテロミッションを引き起こすTerror Shipを落とせないので、テロミッションでパニックレベルが上昇し、評議会加盟国の離脱を許してしまう事も少なくはない。

すべての評議会加盟国がプロジェクトから離脱するとゲームオーバー。1ヶ国でも残っていればOK。

爆発物と地形破壊

爆発物は他の武器以上にダメージが安定しなくなった。それだけでなく、爆発の中心から離れるほどダメージが落ちるようにもなった。

それを補えるように、攻撃用グレネードは最初から2種類使える。AP Grenadeはニードルグレネードに近い性能だが、範囲ではなく攻撃力が上がっている。HE Grenadeはフラググレネードとほぼ同等で、地形の破壊に役立つ。

他にも、ゲーム全体において武器の環境攻撃力が落ちている。そのため、爆発物以外では地形は壊せないものだと思った方が良い。

メダルの廃止と士官

賛否両論だったメダルシステムはLong Warでは廃止された。その代わりに、士官訓練学校のアップグレードで兵士を「士官」に昇進させられるようになった。士官への昇進はメダルの授与を通して行われる。昇進のたびに士官専用パークを獲得できる。

戦闘中、最も高位の士官は「コマンド」というパークを使用できる。これは、視界内の味方に行動力1を与えるというもので、操作ミスのカバーから、更なる攻撃まで、様々な使い方ができる。「コマンド」の使用回数は、士官として昇進すると自動的に増える。

Long War自体を調整するMOD

Long Warのバランスや要素に不満を感じているユーザーが作成したバランス調整MOD。最初からでないとセーブデータが壊れる可能性がある。ここでは2つだけ紹介させてもらう。

LW Rebalance
 Rebalanceと書いてあるが、要素の拡張もされる大型の調整MOD。最近も更新している模様。

Casual Friendly Long War
 こちらは要素の拡張が少ない、あるいは無い調整MOD。複数のMODパッケージが存在する。

注意として、Long Warは最新版の更新が2016年8月であるため、それ以前に作られたMODを入れると、競合してゲームがクラッシュする恐れがある。Long War対応MODのリストがココにあるので、MODを入れる際は目を通しておくと良いかもしれない。