【ごろつき】

Last-modified: 2024-03-25 (月) 09:19:34

概要

DQ8にて初登場したモンスターで、(ある意味)ドラクエ名物パンツマスクシリーズ、その一人。
ごろつき(破落戸/無頼)とは決まった職や住所を持たず、弱者に目をつけて強請・タカリ、嫌がらせなどを行うならず者の事。
「ごろ」は一つ所にとどまらず「ゴロゴロと転がる」ように生活することに由来する。
我々の世界にもおり、治安の悪い場所では特にありふれた存在なのだが、パンツ一丁で斧を持って徘徊する覆面マッチョという危険な変人のごろつきはまずおるまい。
【エリミネーター】【デスストーカー】【カンダタ】の色違いで、旧作における【さつじんき】に相当する。
配色や立ち位置はさつじんきとほぼ同じでやはりパワー系のモンスターであり、作品によっては痛恨の一撃を使用する。
恐らく「殺人鬼」という単語がレーティングに引っかかったために名前が変更されたと思われ、実際彼の登場以降さつじんきの登場はほとんどないことからも事情が推察できるというもの。
【さつじんえい】やら【さつじんイカリ】は普通に続投している事から、人間の犯罪行為を連想させるところがダメだったのだろう。
加えて「さつじんき」の場合はモンスター扱いとはいえ見た目と設定含めて人間という扱いが妥当と受け取れるものだったため、殺意を持って襲ってくる相手から身を守るためとはいえ、勇者が生身の人間を剣やら魔法やらで痛めつけて死なせてしまうのはマズいだろうとの判断も考慮されたと思われる。
【ドラゴンクエスト25thアニバーサリー モンスター大図鑑】ではさつじんきと全く同じイラストが使われている。
初出のDQ8における不自然な解説や、少年ヤンガスにおける物騒な台詞などに、元々さつじんきだった痕跡が窺える。
 
DQ10等では人間のごろつきとしか解釈できない設定だったものの、そういうイメージ上の問題もあってか、外伝作品であるモンパレでやっと「身も心も闇に堕ちて半妖の魔物と化している」とフォローされた。
DQ10、11でのこの系統は眠らせると立ったままオノにもたれかかって眠る(シンボルが眠っている場合も同様)。なんか妙にオシャレなポーズが印象的。
ちなみに倒れるときはすっ飛んだオノが顔面に激突、フィールド上でこちらを追いかけるときは斧を掲げてくる。ドラクエ特有の世界観からコミカルな動きとなっているが、この動きの内訳自体はホラーゲームでもよく見られるもので絵面共々凶悪でしかない。やっぱりこいつゴロツキじゃなくて殺人鬼なんじゃ………。

DQ8

【怪人系】に属するモンスターとしてデビュー。
この作品の解説では「斧を持ったマスクの怪人」とあり、むしろ殺人鬼の解説として見た方が違和感のない書き方である。
【パルミド】周辺の平原に出現する。この辺りはごろつきの溜まり場みたいなものなので、登場場所はピッタリだと言える。
さつじんきの頃よりも行動パターンが多彩になっており、石つぶてによる全体攻撃、力溜めによるテンション上げ、こちらのテンションを下げる【マッスルポーズ】を使う。この作品ではさつじんきとは異なり、痛恨の一撃は使わない。
 
メラミを使う【ミニデーモン】や、メダパニダンスを使う【ナイトフォックス】、火炎の息を吐く【キメラ】など、周囲の凶悪なモンスターに比べると危険は少ないが、石つぶてを連発されると意外とHPを削られてしまう。さらにHPや攻撃力もそこそこあるので消耗戦になりがち。
 
さらにこんな半裸の見た目に反してかなり呪文耐性が高く、他のモンスターによく効く【デイン系】【岩石系】にも強い。だが【ヒャド系】【ルカニ系】は有効。格好が格好だけに情けない弱点である。
また【ザキ系】もよく効くが、【ザキ】が使える頃には打撃だけで倒せるだろう。
落とすアイテムは通常枠が【石のオノ】、レア枠が【レザーマント】。まあ見たまんま。確率は両方とも1/64。レザーマントは時期的にはそこそこ強力なので落としたらラッキー。
 
【モンスター・バトルロード】のランクDの最終戦「テンションスター」で、両脇に【ブラウニー】を従える形で出てくる。
チーム名からもわかる通り、ブラウニー共々テンションを上げてからの攻撃を得意としている。
ここでのごろつきは通常のものよりも遥かに能力が高いので、油断しないように。
しかしテンションアップを得意とするモンスターは他にもたくさん居るはずなのだが、下手したら生身の人間かもしれない彼をスカウトした、そして彼がスカウトに応じた理由は謎。やはり人間じゃなくてモンスターなのだろうか。単なるごろつきのはずなのに、謎の多いやつである。

DQ10オフライン

Ver.2より偽りの【コニウェア平原】【リャナ荒涼地帯】に生息。
図鑑の説明では「皆に迷惑をかける札付きのワル」とあり、ちゃんとごろつきらしいものになっているほか、なんと妻子持ち。
通常ドロップは【ウルベア銅貨】、レアドロップは【きんのゆびわ】

DQ10オンライン

モンスターバトルロードでは、チーム「ねこそぎごろつき盗賊団」として【サマーウルフ】を引き連れて登場。
詳しくはこちらを参照。

DQ11

【ユグノア地方】(グロッタの町周辺地域)の山に出現。2Dモードでは【名もなき地】【メダチャット西の島】の東・平原以外の部分、地図の東端の島、【クレイモラン城下町】北の小島)にも出現する。
討伐モンスターリストでは「パンツにマントではすぐに捕まってごろつけないのでは」と書かれている。
しかしそれでも他の魔物もいるようなところでごろついている彼らの姿勢はある意味本物なのかもしれない……。
前作同様、【ちからため】と痛恨の一撃を行う。こちらが強いと逃げ出すこともある。ドロップアイテムは【ステテコパンツ】【レザーマント】(レア)。

邪ver

【デルカダール地方・南の島】に出現。PS4版等では何故か【ハッスルじじい】を率いる個体と【デビルウィザード】を率いる個体に分かれてにらみあっている。
2Dモードでは名もなき地(【クレイモラン城下町】北東、【シケスビア南の島】の東、地図の東端の島の3箇所)にも出現する。

イルルカ

【没】になっている。グラフィックは存在しておらず内部データに開発段階でのモンスターとして名前がある。
ゲーム中での表記はなく特性はスモールボディ。

DQM3

悪魔系のFランク。【おおきづち】【いたずらもぐら】の配合でできる。
 
特性は【メタルキラー】【会心率アップ大】(Lv20)、【スモールキラー】(Lv40)、【1~3回行動】(Lサイズ)、【ちからため】(Lサイズ)、【ザキ攻撃】(LサイズLv60)。
所持スキルは【バンデッド】
 
【ランドセーラー】との配合で【オーガー】【フーセンドラゴン】との配合で【アックスドラゴン】ができる。

不思議のダンジョンMOBILEシリーズ

無印では【盗賊王の宮殿】、もっとでは女神像の洞窟などに出現。
同階層の敵に比べて特別強い訳ではないが、痛恨や力ためで大きいダメージを受ける可能性があるので、HPが残り少ない時には注意したほうがいいかもしれない。

バトルロード2レジェンド

第一章「よみがえる伝説」から登場。
ステータスはHP:733 ちから:112 かしこさ:13 みのまもり:65 すばやさ:49。
技は「ごろつく」と「どつく」。
前者は身体を丸め物理的にゴロゴロと転がって敵1体に突撃する技。ごろつくの意味が違う気がする。
後者は敵全員をフルボッコにする技。命中率は低め。よく見るとスライムが飛んでいくのが見える。
 
ほとんどの属性攻撃に強いが、反面全ての攻撃呪文に弱い。
賢者と組むと、どつくが「くちふうじ」に変わる。この技はパンツから出した【ステテコパンツ】を敵1体に顔面にお見舞いし、呪文を封じる下品な技。やっぱり「くちふうじ」の意味がどこか違う。
お世辞にも強そうには見えない技だが、これで威力は高く会心の一撃も出やすいのだから困りもの。食らった相手の精神ダメージを反映しているのだろう。
精神的にも絵面的にも【女主人公】【バーバラ】に当てて欲しくない技である。
また、この場合には両方の技が単体攻撃になるので、SPカード【ステテコダンス】と相性が良い。
エリミネーター、デスストーカーとチームを組むことでカンダタへと合体する。
 
なお本作では全く斧を使わず、まさに「斧なんて飾りです。偉い人には(ry」
にも関わらず、なぜか【まじんのオノ(必殺技)】が発動できる。おいおい…

少年ヤンガス

【魔導の宝物庫】の低層にしか出現しない。他の多くの怪人系と同様、悪魔系に属する。多彩な剣技を使ってくるのだが大して強くはない。
成長限界はレベル10。デフォルトネームは♂が「トーマス」、♀が「シンディ」。♀の名前が何故か【しにがみ】の♀と被っている。
レベル15で【メタルぎり】を覚える。配合で+値を上げると守り、回避を筆頭に各ステータスが安定して伸びるようになる。
配合パターンは【プチヒーロー】×【ギガンテス】と結構面倒。こいつと【くびかりぞく】でエリミネーターが生み出せる。
また、【おおきづち】血統に【まじんのかなづち】を贈ると【ブラウニー】も生み出せるが、こちらは【シルバーデビル】で代用した方が簡単。
 
台詞のいくつかがトルネコ3のさつじんきのものを使い回しており、単なるごろつきらしからぬ剣呑な雰囲気を醸し出している。相変わらずのパンツマスク姿だが、当然♂だけでなく♀の個体も存在する。

ヒーローズ2

【グリーネ草原】【トルネコ】を襲撃する。【ごろつき・強】も存在している。
茂みの中から次々と襲いかかるものの、茂みに隠れている間に攻撃すれば一撃で倒せる。
【ジャイワール国境】【ローザス森林地帯】では一般の中型ザコ敵として登場。
オノを振り攻撃してくるが驚異なのはやはり上位種同様マッスルポーズ。攻撃力と守備力を引き上げてくる。
ある程度ダメージを与えると目を回して隙だらけになるのでそこを集中攻撃して一気に倒そう。
また【オレンカ】では【マネマネ】のいたずら仲間として登場。
 
【モンスターコイン】のタイプはサポート。
ジャイワール軍の一般兵として多数登場し、【大峡谷】戦でも多数加勢してくれるがもうこの頃は敵国モンスターに戦闘力でとても及ばず、すぐ倒されて大抵【ジャック将軍】が孤立してしまう。

モンパレ

悪魔系のCランク。初期とくぎは【ためる】
ステータスは普通だが、Cランクでおもさ28という驚異的な軽さを誇る。他の同ランクモンスターと比較すると【キラーマシン】が41、【ボストロール】が36。いかに彼が軽いかがわかるだろう。
強さはともかくパレードへの組み込みやすさはかなりのものだったが、配合面などでCランク自体が不遇だったのもありあまり使われることはなかった。
さらに後期実装組であるグリズリーなどのごろつきより軽い上にステータスも高いCランクが登場するにつれ、自慢の軽さもウリにできなくなってしまった。
スマホ版(どこパレ)ではAランクで登場していたが、サービス終了まで仲間にする手段は存在せず結局敵専用モンスターのままで終わってしまった。
【デスストーカー】も敵専用のままであった。

ビルダーズ2

【エリミネーター】と共に雑魚敵として登場。本作唯一の8出身モンスター(改名したさつじんきと解釈すれば3出身)。
【ハーゴン教団】所属の魔物らしく、背中のマントにはハーゴン教団のシンボルが描かれている。
 
出現地域は【オッカムル島】。地下坑道を徘徊している他、2回目の拠点防衛戦、【メドーサボール】の仲間召喚時にも姿を現す。【そざい島】には出現しない。
耐久力、攻撃力共にそこそこ高い上、【マッスルポーズ】から【バイキルト】を唱えて自分と周囲の仲間の攻撃力を高めてくる。
バイキルト使用時の攻撃力はオッカムルの敵の中では高めで、防具を新調していないと体力を大きく削られてしまうので注意したい。
特に周囲に他のモンスターがいると、攻撃力の上がった敵の群れにタコ殴りにされてしまうこともある。
戦いに臨む際には、【モンゾーラ島】で作れる【カメのこうら】を装備していくか、早い段階でレシピを思いつく【くさりかたびら】があると安心。【どくばり】を持って行って必殺狙いもよい。
経験値はそこまで美味しいわけではなく、ドロップアイテムも【ステーキ】だけなので、戦闘が苦手であればバイキルトしている隙にスルーしてしまうのも手。
逆に戦闘が得意であれば、積極的に狩れば食料難対策になる。オッカムルの序盤は食料が少なく、じっくりプレイすると【ルビーラ】で食いつなぐ羽目になってしまう。ごろつきをこまめに狩ってステーキを集めておけば空腹で悩むことはなくなる。
 
【破壊天体シドー】の住民としても登場する。世界の終わりだというのに悲壮感のカケラもなく、シドーに倣い喜々として破壊に勤しんでいた。
人間である主人公を見ても警戒するどころかハーゴン教団員と勘違いし、【古びたまほうの玉】を渡して破壊活動を促してくるあたり、頭が軽いのかもしれない。
畏れ多くもシドーの抜け殻を爆破したり、黒いモンスターを返り討ちにしたりする主人公を気に入り、主人公の子分になりたいと申し出てくる。
箱舟作りの協力を要請した際も、あっさりと受け入れて協力してくれることになった。
 
なお、この時に対峙する黒いモンスターはごろつきと同じ系統の真っ黒なエリミネーターであり、【メタッツ】は初めて黒いエリミネーターを見た時に急にごろつきがわるい魔物になってしまったと勘違いしていた。

ライバルズ

第1弾スタンダードカードパックにて商人専用ユニットとして登場。
レアリティはノーマル。

4/4/3
召喚時:自分のデッキから攻撃力1のユニットを1枚引く

弱者を攫ってくるイメージなのか、攻撃力1のユニットをサーチすることができる。
デッキ構築次第では【リッカ】【トロデ】等のキーユニットを確定サーチできるが、そのためには【つちわらし】【サンディ】等の序盤戦で活躍するユニットの採用を諦めなければならない。
本人のスタッツの微妙さもあり、あまり採用はされなかった。

ウォーク

メインストーリー3章9話~4章1話などで出現。あまり見かけないモンスター。力ため(1.5倍)や超ちからため(2.0倍)を使い痛恨の一撃も放つ。
こころの色は青でコストは45。斬撃ダメージが上がり、ギラ属性や攻撃減に耐性が付く。

なかまモンスターとしてもスカウト可能。アップデートにより追加されたモンスターの1体。
特性に固有の「ときどきマッスルポーズ」を持ち、確率ではあるが行動開始時にHPを100回復し守備力を上昇させることがあるため個性はある。