『蒼穹のファフナー』各話メモ/第24話「対話~ミール~」

Last-modified: 2014-09-14 (日) 02:15:20
 

塞ぎ込む剣司

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ドラマCD vol.2「GONE/ARRIVE」(第24話の前にあたる場面)では、ショックから立ち直れない彼の姿が描かれている。
また、ベイバロンが大破したカノンは、戦えなくなった剣司に代わり、彼にマークアハト?を譲ってもらおうと考えていた。

真矢「このまま島にいる事だって出来るんだよ」 一騎「遠見はそうしてくれないか」

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一見、真矢の身を案じたかのような発言だが、実は真矢に対する別れの言葉でもある。
余談だが、この前日に一騎は史彦からマークザインのローンドック出撃許可を得ている(ドラマCD vol.2「GONE/ARRIVE」より)。

カノンのフェストゥム因子

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無事定着したものの、一歩間違えば死亡していた。

紅音「麻木君もやってみなさい。こうして土に触れていれば、いつかあなたもフェストゥムの気持ちがわかるかもしれないわ」

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史彦は入り婿で、旧姓は「麻木」。普段の本業である陶芸も、紅音の影響によるものである。

史彦とミョルニアの対話

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以下、シーン一部抜粋。

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史彦「フェストゥムの内部で分裂が起こったとでも言うのか?」
ミョルニア「事態を極限値で捉えると、そういう回答もあり得る。だがこれは、我々にとってより未知の回答を導くものだ」
史彦「未知の回答?」
ミョルニア「人間と同化した我々は、ごく稀に人格を形成する事がある。それはすぐに全体の中で画一化されるが、真壁紅音だった存在だけは、何故か独自の共鳴核を形成し続けた。それは些細な変化に過ぎず、全体に影響を与えるまでに10年近くかかった。……いや、多数の因子が彼女に共鳴する事で、我々の中に、ある種の時間が生まれたのだ。時間は、我々にとって、世界を形成する重力の一つに過ぎない。だが、真壁紅音だった存在は、多くのコア達と共鳴し、我々の内部で時間を絶対軸とする場を形成してしまった」
史彦「何故、紅音だけなんだ…?何億の人間が犠牲になったと思っている!?」
ミョルニア「それについては、今尚、我々の中で回答を探し続けているが、極限値では既に現象としての回答が出ている。それは、真壁紅音が自ら同化を望んだという事だ」
史彦「……もう一度言ってみろ!」
ミョルニア「無論、真壁紅音自身にとっても、それは不測の事態だった。だが、我々と接触した瞬間、我々を迎え入れ、祝福した」
史彦「祝福だと……!?」
ミョルニア「我々の次元を、お前達の存在に従って表現すると、そういう言葉になる。我々の同化行為も破壊も、宇宙に存在する物への祝福だ。それを、真壁紅音は逆転させた」
史彦「逆転?どういう事だ!?」
ミョルニア「彼女は我々を理解した最初の人類だ」
史彦「……!」
〈中略〉
史彦「何故……ここに来た?」
ミョルニア「私に近い存在であるお前達に、頼みがあるからだ」
史彦「頼み?」
ミョルニア「私に連なる最も重要なコアは、真壁紅音の共鳴核と、全ての回答への道だ。だが、それゆえ、北極海に具現するミールに囚われ、消滅に陥っているそのコアを救ってほしい」
史彦「お前達が、仲間を消すというのか!?」
ミョルニア「本来、我々は全体で一つの存在、すなわち無だ。どこにもいない。それゆえ分裂も、相互の消滅もあり得ない。だが、真壁紅音は、我々を逆転させ、一つの傷を負わせた」
史彦「傷だと?」
ミョルニア「真壁紅音が我々を理解した事から全ては始まった。彼女はどこにもいないはずの我々を祝福した。結果、私はミールと拮抗し、一つの存在となった」
史彦「存在?どこにもいないお前達がか?」
ミョルニア「そう。私は真壁紅音の意志を継ぐ者として、今ここにいる。しかし、このままではミールの内部に残されたコアの消滅に伴い、私も最初から存在しなかった者として消える他ない」
史彦「紅音は……今もフェストゥムと会話しているのか…?」
ミョルニア「彼女は、多くの共鳴となって響き続けている。人類とミールが互いを滅ぼす前に、私のコアと接触してほしい。お前達に必要なものを、そこで与えてやれるだろう」
史彦「フェストゥムが与えるだと?我々から奪った命を返してくれるとでも言うのか!?」
ミョルニア「それは、不可能だ。我々にも時間を操作できない。だが、時間の重力が到達していない未来でなら、私とお前は求めるものを共有できる」
〈後略〉

作戦参加

真矢マークジーベン?は第23話で上半身が吹き飛んでおり、コアを失ったが、予備のコアを流用したのか、機体の修復が完了している。

蒼穹作戦サポートメンバー

サポートメンバー.png
第16話にて登場した元人類軍パイロット達の姿が見られる。

右腕に記した島の座標「W175 N57」

W175N57.png
座標の細かい数値については各話メモの該当項目参照。
小説版プロットの序盤でも、一騎達パイロットが生還するという約束の証として互いの腕に記しているが、そこでは「N01 E72」となっており、数値が異なっている。

ED

映像特典_NCED.png
「Separation[pf]」だが、本編映像と並行して流れており、スタッフロールもスクロール形式になっている。
ちなみにこの話では「いなくなった」人間はいない。

作画修正

第24話作画修正比較.png
DVDではBパート終盤に作画修正が入っている(画像参照)。また、この回はBONESのグロス回でもある。