Thunder

Last-modified: 2022-07-27 (水) 23:32:35

ストーリー

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弟の死を取り巻く謎とその悲しみに取り付かれたHinmatoom(Thunder)は、謎の存在、ARIAと手を組む。Eagleの亡骸を取り戻し、伝統に則った埋葬を執り行うことで、弟の魂も自らの心も安らかになることを望んでいる。

プロフィール

身長193cm
体重134kg
年齢47歳
脅威レベルHIGH
最終目撃地アイダホ州セブンデビルズ山脈

性能

☆長所

  • ワンコマンド中段・下段突進オープナー・コマンド投げを完備し、崩しが得意。
    • 特にシャドウ版コマンド投げ「コール・オブ・ジ・アース」は密着からバクステ1回の距離で届く超絶間合いを持ち、威力が高く追撃も可能、暗転後0Fという超絶性能。
  • 後ろ通常投げがオープナーになるため、投げからも期待値を出しやすい。
  • 多機能な対空技「サマミッシュ」を持ち、距離を合わせればめくりを狙える強派生を中心とした荒らしが強力。
  • 条件付きではあるが打撃無敵の特殊ダッシュを持てる。「コールオブスカイ」を使えば1回、インスティンクト中は何回でも使用可能。
  • 通常技の使い勝手が意外と良く、一瞬引いてから下段突進を繰り出す「アンクルスライサー」を絡めた差し合いも強い。
  • これらの大味な機動力と多彩な攻め手段で、相手に常にリスクを迫っていくような力強い戦い方を得意とする。
  • エンダーが一通り揃っている。特に追撃や「コールオブスカイ」に繋げられるランチャーエンダーと、ゲージを確保できるバッテリーエンダーは重宝する。

★短所

  • 必殺技などを使った大味な機動力はあるが、歩きやジャンプなど基本的な動作は緩慢で、精密な間合い調整は苦手。
  • 切り返しはシャドウ版サマミッシュ頼りになりがち。そのため守備面でゲージ依存が激しい。
  • 飛び道具を持たない。
  • オートおよびリンカーが見やすい部類。ブレイカーの上手い相手には、コンボ一辺倒ではなく得意の投げやセットプレーを駆使してダメージを取っていく必要がある。

KI1で登場し、恐らくSpinalと相打ちになって死亡したためKI2で出場を逃したが、根強い人気から見事本作でシーズン1からのキャラとしてカムバックを果たした。謎頭突きや回転斧攻撃などの技はそのままに、どっしりとした重量感と投げ技を備えた近接戦闘キャラとしてThunderは帰って来た!
まず、Thunderを語る上で外せないのはその圧倒的な火力。2015年3月時点においてなおも全キャラクター中No.1である。フルコンボが炸裂した日には、ノーゲージで体力の約6割ものゲージをあっさりと空にしてしまう事だろう。しかも、中下段始動コンボや投げ技を兼ね備えており、崩しにも困らない。
さらには高ダメージのコマンド投げが目の前で確定ダウンを奪えると言う理想的な性能をしているため、投げや高火力コンボからの起き攻めで瞬く間に相手の体力を奪い尽くす事もしばしば。
一方で足が遅く、ジャンプももっさりとしているため飛び道具を持ったキャラクター相手には苦戦を強いられることが多い。また、技のモーションがコンボブレイカーされやすいという難点も抱えている。
しかし、強力な投げ技「コールオブジアース」や、一度だけとはいえあらゆる攻撃に対して無敵のダッシュを得る「コールオブスカイ」などが彼の強さを支え、さらなる高みへと誘ってくれる。
いかにして相手の懐に潜り込み、強力な投げ技で敵の頭蓋を砕くか?それが彼を使う上での課題となるだろう。

コマンド表

分類技名コマンド備考
通常投げ前投げ弱PKクイックスタンド不可
後ろ投げ4+弱PK位置を入れ替えコンボに移行
コマンドアタックホーンブレイカー6+強P中段
コールオブスカイPPP一度だけインスティンクトモード中の効果を手に入れる
必殺技トリプラックス236+P
コールオブジアース214+P投げ技。クイックスタンド不可
アンクルスライサー214+K下段
サマミッシュ623+Pクイックスタンド不可
スカイフォール(サマミッシュorシャドーサマミッシュ中に)強K
シャドーアタックシャドートリプラックス236+PPアーマー属性
シャドーコールオブジアース214+PP投げ技
シャドーアンクルスライサー214+KK下段
シャドーサマミッシュ623+PP
オープナー後ろ投げ4+弱PK通常投げ
トリプラックス236+P
アンクルスライサー214+K下段
リンカー後ろ投げ4+弱PKエクスチェンジリンカー
トリプラックス236+弱P/中P/弱Por中Pを長押しキャリーリンカー
アンクルスライサー214+弱K/中K/弱Kor中Kを長押しダメージリンカー
シャドートリプラックス236+PPキャリーリンカー
シャドーアンクルスライサー214+KKダメージリンカー
エンダートリプラックス236+強Pキャリーエンダー
コールオブジアース214+Pダメージエンダー。クイックスタンド不可
アンクルスライサー214+強Kバッテリーエンダー。クイックスタンド不可
サマミッシュ623+Pランチャーエンダー
シャドーコールオブジアース214+PPシャドーダメージエンダー
シャドーサマミッシュ623+PPシャドーダメージエンダー
フィニッシャーウルトラ236+PPP
ステージウルトラ236+KKK一部ステージでのみ発動可能
アルティメット(ウルトラ中)弱PK極上の勝利
インスティンクトマーダークロウ強PK

技解説

通常技

解説
立弱P連打キャンセル可能。一部のキャラのしゃがみ状態に当たりにくい上に、リーチでは屈弱Pや屈弱Kに劣る。この技を使う理由はあまりないか。
近距離と同様の技。
立中P立弱Kや近中Kが優秀なので、あまり出番がない。
遠中Kより発生もリーチも優れているが、一部のキャラ(Glacius・TJ Combo・Omen・Aganos以外)のしゃがみ状態には当たりにくい。
立強P特徴のない強攻撃。
強攻撃にしては全体Fが少なくしゃがみ状態の相手にもあたるので、中距離の牽制として使える。全体Fが少ないとはいえ、飛びを合わせられると危険なので、多用は禁物。
立弱Kローキック。空中ヒット時フリップアウト。他の弱攻撃と比べて1F発生が遅いが、リーチでは優る。ヒットバックが少なくガードされても有利Fを取れるので、攻めを継続しやすい。キャンセルで弱アンクルスライサーが繋がるのも強み。
近距離と同様の技。
立中Kヒットバックが少なくガードされても有利Fを取れるので、攻めを継続しやすい。カウンターヒットすれば目押しで弱攻撃が繋がる。
遠中Pより発生とリーチで劣るが、相手がしゃがみ状態でも当たる。
立強K近強Pよりヒットバックが少ない。
足を振り上げたまま前進して攻撃する。ガードされても有利Fを取れる。持続当て、またはカウンターヒットなら目押しで弱攻撃が繋がる。
屈弱P連打キャンセル可能。発生4F。ガードされても有利Fを取れる。近距離の要。
屈中P発生、リーチともに心許ない。しかし、この技は中攻撃の中で唯一中アンクルスライサーがキャンセルで繋がる。中アンクルスライサーを仕込み、置き技として使うといいかも。
屈強Pお手軽ワンボタン対空。横への判定もあるので、地上戦でもそれなりに使える。
屈弱K屈弱Pと同じく発生4Fで、リーチは優る。連打キャンセル不可。
屈中Kもう一歩踏み込まないと空振ることが多い。
屈強Kリーチの長い足払い攻撃。確定ダウン、キャンセル不可。リーチは長いがモーションも大きいためスカると危険。
J弱P斜め下へ腕を突き出すような判定。Thunderのジャンプ攻撃の中で最も発生が早く、意外に使い勝手の良い技。
J中PThunderのジャンプ攻撃の中では横へのリーチが最長で空対空で使える。持続が短いのには注意。
J強Pめくりも狙える強攻撃。持続は短く、めくり攻撃として使うとジャンプ中Kより空振りやすい。
J弱KJ弱Pと同じくThunderのジャンプ攻撃の中では最速発生。
J中K信頼できるめくり技。
J強K持続が長く、飛び込みで使える。

通常投げ

解説
前投げ前方に相手を吹っ飛ばす。こちらが大幅に早く動くことができるので起き攻めを仕掛けよう。
後ろ投げ通常投げとしては珍しくコンボに繋げることができる。コマンド投げを超える大ダメージも狙うことができる。打撃の対の択として積極的に狙っていきたい。

コマンドアタック

解説
ホーンブレイカーオーバーヘッド(中段)。斧を大きく振り上げた後、二連続で相手の頭に振り下ろす。モーションが大きく二段攻撃のため、慣れた相手にはシャドーカウンターされやすいので注意。
コールオブスカイ天を仰ぎ、謎の単語とともに天から稲妻を召還する。2015/3/27のアップデートで性能が変更。飛び道具ではなく、自身が稲妻を受けて一度だけインスティンクトモード中のステップを使うことができる。効果は8秒間継続。

必殺技

解説
トリプラックス旧作のそれよろしく、斧を水平に持ち数回なぎ払う。ガードされても反撃を受けることは少ないが、多段なのでシャドーカウンターに注意。
コールオブジアースこのゲームには数少ない投げ必殺技。斧を大きく振りかぶって相手を挟み、そのまま後ろに運んでから雷とともに地面に叩きつけ、頭蓋を踏み砕く豪快な技。投げ無敵がある。確定ダウンを取れるので起き攻めに移行しよう。弱の発生が最も早く、リーチは最も短い。逆に強の発生が最も遅く、リーチは最も長い。
アンクルスライサー斧を相手の足元に叩きつけて攻撃。下段無敵と投げ無敵があるので、密着状態ではとりあえず投げをこする相手には有効。また出がかりに後方に引くモーションがあるため、リーチの短い攻撃を回避しながら差し返せることもある。中以上がめり込むと発生の早い技で反確なので、先端を当てるように出すことを心がけよう。
サマミッシュ地上45度の角度に向かって飛び上がり頭突きを繰り出す。上半身無敵しかないので対空や割り込みとしては打ち負けることが多々ある一方、強で出すと前進力が物凄いため疑似突進技っぽく機能することもある。対空迎撃というよりは、コマンド投げを嫌って上いれっぱや様子見バックジャンプをする相手に刺す「攻めの技」の性格が強い。シーズン3から弱K派生と中K派生が追加され、派生が3種類になった。
スカイフォールサマミッシュ強K派生。両足を揃えて真下を踏みつける。ヒット時地面バウンド。とにかく下方向への判定がめっぽう強く、またきっちり距離を調整すればめくり気味に当てることも可能。ガードされると隙は大きいが、インスティンクト中の無敵ステップでキャンセル可能。

シャドーアタック

解説
シャドートリプラックスアーマー属性を纏って前進しながら5回切りつける。ガードされても有利Fを取れるので、相手がシャドーカウンターを使えない状態ならばこの技で強引に突っ込んでもいいだろう。なおThunderのシャドーカウンターはこの技だが、シャドーカウンター版も発生さえすればちゃんとアーマーがついてくる。
シャドーコールオブジアース暗転後回避不可能なコマンド投げである。威力、リーチともに申し分なく、Thunderの根幹をなす強力な必殺技である。
シャドーアンクルスライサーリンカーとして使うことが多く、立ち回りで使うことは少ない。
シャドーサマミッシュ通常版とは違い全身無敵で信頼できる。

コンボパーツ

分類技名解説
オープナー後ろ投げこの技から、強オート→弱リンカー→強オートですぐにレベル4エンダーにいける。
トリプラックス使い勝手がよく、オープナーとしてはこの技を使うことが多くなる。
アンクルスライサー単発で出した場合は、当たった時にコンボに行けるようにオートを仕込んでおくといいだろう。
リンカー後ろ投げコールオブジアースエンダーで位置を入れ替えるのが嫌な場合は、事前にこの技を挟む。
トリプラックス相手を押してラインを押し上げることができる。弱が2HIT、中が3HIT、強が4HITと一般的なリンカーよりHIT数が1発多い。
アンクルスライサートリプラックスよりダメージが多く有利Fも取れるので、こちらの方が使うことが多いか。
シャドートリプラックス相手がシャドーリンカーのコンボブレイカーを苦手としているなら、この技で無理やりダメージを稼げる。
シャドーアンクルスライサーシャドートリプラックスより全体モーションが短いので、相手がロックアウトになったのを確認したらこの技を使ってダメージを稼ごう。また、ヒット間隔が短いためコンボブレイカーされやすい。それを逆手にとり、カウンターブレイカーを狙うと面白いかもしれない。
エンダートリプラックスキャリーエンダー。Thunderというキャラにおいてわざわざ間合いをとるのはもったいないが、壁際で使うとウォールスプラットが発生するので各種追撃が確定で入る。特にシャドーコールオブジアースなら火力もなかなかでブレイク不可能なので狙ってみるのも悪くない。
コールオブジアースダメージエンダー。ダメージの大きさは魅力だが、シーズン3から当てた後の状況がほぼ五分になったため、これで〆るべきかどうかはきっちり判断しよう。位置が入れ替わってしまうのにも注意。
アンクルスライサーゲージ回収ができて、確定ダウンもとれる。死体殴りの際はこの技で締めよう。
サマミッシュ相手を打ち上げて追撃できる。単純な追撃だけでなく、コールオブスカイで無敵ダッシュを1発仕込むという使い方も有効。
シャドーコールオブジアース手っ取り早くダメージを重視したい時はこれ。最後に相手を空中に放り投げて追撃できる。もちろん追撃の代わりにコールオブスカイ1回でも確定。かなり優秀なエンダーなので、ゲージ状況の許す限り積極的に使いたい。
シャドーサマミッシュ暴発以外でこの技を使う理由が思いつかない。

フィニッシャー

解説
ウルトラ
ステージウルトラ一部ステージでのみ発動可能。
アルティメット体力ゲージが1本目の状態でウルトラコンボヒット中にのみ発動可能。

インスティンクト

解説
マーダークロウ前ステップ、後ステップの距離が延び、しかも無敵状態になる。オープナーのトリプラックスとアンクルスライサーの隙をステップでキャンセルできる。発動時の暗転で相手の動きを確認した後、無敵ステップで相手の攻めを回避しながら反撃にも移れる。

コンボ

各種コンボ→サマミッシュ(エンダー)→サマミッシュ→起き攻め
間違えてサマミッシュエンダーを出してしまった場合のコンボ。サマミッシュエンダーで打ち上げた相手をサマミッシュで確定ダウンをとり、起き攻めにいく。弱サマミッシュで追撃すると、表裏の見にくい飛びで起き攻めしやすい。

小ネタ

Thunderはアメリカインディアンである。Thunderのモデルは、ネズ・パース族の偉大な酋長Chief Joseph(1840-1904)だと思われる。Josephという名はキリスト教の洗礼を受けた父の名前を受け継いだものであり、ネズ・パース語での本名はHinmatóowyalahtq’itという。これは"Thunder Rolling Down the Mountain"を意味している(適当に訳すと「山に轟く雷鳴」みたいな感じ?)。Thunderの本名であるHinmatoomはこれに由来していると思われる。また、Thunderの勝利台詞である"Qe'ci'yew'yew'"は、ネズ・パース語で「ありがとう」を意味する言葉である。

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