イオンエンジン
PB-Ion Electric Propulsion System
画像 | パーツ名 | サイズ | 総質量 | 推力 | 比推力 | 消費 | 空気 抵抗 | 耐熱 温度 | 衝撃 耐性 | コスト | |||
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大気 | 真空 | 大気 | 真空 | 電力 | Xenon | ||||||||
IX-6315 "Dawn" Electric Propulsion System | 小 | 0.25 | 0.048 | 2 | 100 | 4200 | 8.74/s | 0.486/s | 0.2 | 2000 | 7 | 8,000 |
- 電気推進とよばれる方式を採用したロケットエンジンの一種である。主に人工衛星や宇宙探査機の軌道制御に使用される。キセノンガスと大量の電力を消費する特殊なエンジンであり、他とはちょっと変わった設計が必要なので注意。
- 日本だと、小惑星探査機「はやぶさ」で非常に有名。
- 脅威の比推力4200を誇る一方で、推力は2.0(kN)と非常に小さい。離着陸など推力を求められる用途は不得意だが、小型~中型機の軌道変換用途には比類ないΔVを誇る。
- ギリーなど低重力の天体では推力が小さいのは好都合で、着陸用エンジンとしても活躍する。Δvツールを目的の天体に切り替えて、TWRが適度な値になっていることを確認しておこう。
- 一方で大型機のエンジンには不向き。LV-Nよりも推力重量比が悪く、まともな推力を得るために何台も並べるとLV-Nよりも重くなり、ΔVの伸びはあまり期待できない。組み立てづらいうえに後述の電力問題もあり、オススメできない。
- 数分~数時間にわたる噴射の最中に大量の電力を消費し続けるため、電力の確保が命題となる。ソーラーパネルの面積を確保して対応し、大容量電池やRTGで補おう。
- 噴射時にどの向きでも必要発電量が保てるようにする、Kerbin以遠で太陽光が弱くなっても十分な量のパネルを積むなど、普段より電力に注意しよう。
- 1.0あたりのアップデートから大気内と真空で出力が変わるようになり、大気内での出力が大幅に下がったため通常の航空機用エンジンとしての利用は難しくなった。
一方0.23.5で推力強化と消費電力の削減、また1.12で上位の太陽電池パネルが追加されたおかげで、宇宙船のエンジンとしては以前より使いやすくなっている。