サイエンス

Last-modified: 2023-05-06 (土) 14:29:58

このページでは、サイエンスポイントについて記載しています。
サイエンスポイントは、サイエンスモードとキャリアモードで、主に実験などで獲得し、研究開発センターでパーツのアンロックに使います。
実験は、乗組員や実験パーツを使って行ないます。実験結果は天体や状況ごとに違うデータが得られ、バイオームと呼ばれる領域毎にも違うデータが得られる場合があります。
実験で得たデータを宇宙センターに帰還して回収するか、飛行中にアンテナで送信するとサイエンスポイントになります。
サンドボックスモードでは全パーツ開放済のためサイエンスポイントを得る必要はなく、実験データを保存できません。

 
 

サイエンスポイント獲得方法

サイエンスポイントを獲得する方法は、実験、飛行した機体の回収、キャリアでは契約/マイルストーン報酬があります。
この中で、実験から獲得するポイントが最も多くなります。

  1. 実験
    1. 実験方法
      実験装置EVA(船外活動)中の乗組員、ポッド等の乗組員が搭乗するパーツのアクションメニューで行ないます。
      実験を行うと表示される実験レポートには獲得できるサイエンスポイントが記載されていますが、パーツや乗組員にデータが保存された状態ではまだサイエンスポイントにはならず、研究開発センターで研究に使うことはできません。カービン地表でデータが保存されたパーツや乗組員を回収するか、アンテナと電力を使って宇宙センターに送信することでサイエンスポイントに加算され、研究に使えます。
      また、一つの実験から獲得できるサイエンスポイントのうち、送信でも回収でも一度ですべて獲得できる場合と、すべて獲得するには複数回必要な場合があります。一度で全ポイント獲得できるのは、クルー/EVAレポートと温度/気圧測定の4つです。それ以外はすべて複数回必要です。
      データは天体、実験、状況が組み合わされ、それにバイオームが加わる場合もあります。
      例)カービン(天体)の発射場(バイオーム)に着陸中(状況)にクルーレポート(実験)。
       
    2. 実験後の獲得方法
      • 回収
        データ保存パーツ/乗組員をカービン地表で回収
        送信は割合が減る場合があるのに比べ、1回分を確実に獲得します。送信は戻る必要がないにのに比べ手間がかかりますが、送信で全ポイントが獲得できない実験の2回目以降分は回収でしか獲得できません。
         
      • 送信
        アンテナを使い電力を消費して宇宙センターに送信
        序盤は電力が限られるため送信は困難ですが、アンテナ、電池、ソーラーパネルを揃え実験直後に送信することで、回収よりも早くポイントを獲得します。天体の裏側や、通信能力が及ばない場所では、リレーアンテナを設置した機体を使って中継する必要があります。送信率が100%のクルー/EVAレポートは、宇宙センターに戻らずに全ポイント獲得できます。
         
      • 移動研究
        移動研究室科学者が時間をかけて1データを5サイエンスポイントに分析
        実験データを送信や回収せずに移動研究室に数値データとして変換し、搭乗した科学者が長期間分析して徐々にサイエンスポイントにしていきます。全ポイントを獲得し終えた実験データでも変換でき、違う研究室で同じ実験データをそれぞれ変換し分析できます。最速でデータMAX(750)、Lv5科学者で1日約9ポイント分析します。ポイント獲得には送信か回収が必要で、飛行時間が長期化する中盤以降に有用です。詳細はこちらへ。
  2. 機体回収
    機体がどんなフライトをしたかによって、機体回収時にサイエンスポイントを獲得します。状態は、フライバイ、軌道周回、準軌道飛行、大気圏飛行、着陸の5つに分類されます。
     
  3. キャリア
    • マイルストーン
      高度、速度、移動距離などの記録や、探索行動などを達成することで、少量を獲得します。
    • 契約報酬
      報酬に少量のサイエンスポイントが含まれる場合があります。
      また、資金や名声をサイエンスポイントに変換する戦略を実施すると、契約報酬(資金や名声)の一部をサイエンスポイントに変換して獲得します。
    • 主導的開発計画
      主導的開発計画という事業戦略を実施すると、実験とマイルストーンからの獲得を最大1.5倍に増やすことが可能です。

実験

実験データは、以下の二通りの組み合わせのどちらかになります。
取得状況は、研究開発センターの「アーカイブ」で見ることができます。

  • 「天体」「実験」「状況」
    バイオームが含まれない、天体、状況、実験の組み合わせです。天体の同じ高度範囲を飛行/軌道周回している場合は一つのデータのみ取得する組み合わせです。
    着陸中、着水中にこの組み合わせはないため、必ず大気圏内または宇宙空間の飛行中になり、その高さの違いになります。
    カービン低空飛行中にGoo観察、カービンの高高度宇宙空間で気圧測定など。
  • 「天体」「実験」「状況」「バイオーム」
    バイオーム毎に異なる状況での実験ができる、実験機会の多い組み合わせです。同じ高度範囲の飛行、周回軌道でも、違うバイオームの上空では別々のデータを取得します。
    ちなみに、バイオーム別に実験ができるのは、大気圏上層部は「大気分光器」、高高度宇宙空間は「重力子検知器」のみです。

実験毎に可能な組み合わせは実験データ取得条件一覧

状況

状況は、以下の6種類があります。天体ごとに組成によって可能・不可能があります。

状況条件可能不可能
着陸中地表に接触地球/天王星型惑星、衛星恒星、木星型惑星
着水中天体表面の液体に接触液体表面のある天体液体表面のない天体
低空境界高度以下の大気中を浮遊大気のある天体大気のない天体
大気圏上層部境界高度以上の大気中
低高度宇宙空間境界高度以下の真空中を浮遊全天体なし
高高度宇宙空間境界高度以上、作用圏内の真空中

天体毎の境界高度は天体倍率一覧

バイオーム

固体表面を持つ天体には、地勢的な分布する領域と、特定配置された領域があり、それらをバイオームと呼びます(現実の科学用語とは大きく異なります)。
例えば、カービンには山岳、草原、水辺などの広範囲に分布する領域と、宇宙センター施設などの固有の領域とが存在し、ムンには低地などの分布・点在する領域と、各クレーターなどの固有の領域が存在します。
実験内容等によっては、これらのバイオーム毎に実験データが得られます。(詳細は取得条件一覧参照)
カーブネットのバイオームモードスキャンで、バイオーム名の表示や、マーカー設置ができます。
また、地表スキャンモジュールや、ナローバンドスキャナーは、機体直下のバイオーム名が、パーツを右クリックしたときに表示されるアクションメニューで分かります。

宇宙センターのバイオーム

センターそのものや施設の敷地、建造物がバイオームとして扱われます。
ただし地表のみで、上空は海岸扱いです。
キャリアでは施設バージョンアップによって増加します。
アイランド飛行場など、宇宙センターの敷地以外にも存在します。
キャリア・サイエンスの序盤において、一つあたり地表サンプル12、マテリアル9.6、Goo3.9、気圧3.6、EVAレポート2.4、温度2.4、クルーレポート1.5の計35.4のサイエンスポイントが得られます。序盤の技術ツリー開放に有用です。

実験データ保存

乗組員やパーツを右クリックしてアクションを実行し、実験レポートの記録ボタンを押すとパーツに保存されます。

  • 取得ポイント
    取得ポイント=(最大値×天体倍率×難易度補正-獲得済ポイント)×(基本値/最大値)(小数点第2位以下四捨五入)
    基本値と最大値が同じ場合、一度で全ポイント取得します。
    違う場合は、基本値/最大値の比率分取得します。
    基本値と最大値は実験データ一覧を見てください。
    難易度補正は、イージー: 2、ノーマル: 1, モデレート: 0.9, ハード: 0.6 です(詳細設定から変更可能)。
    詳細は、サイエンスポイントの獲得値についてを参照してください。
  • 取得データ(Mits)
    実験内容毎に決まった値で、この値分、送信時に電力を消費します。
  • 再実験
    実験装置や搭乗パーツ、乗組員は、実験後に回収、移送、送信などでデータを空にすれば再度実験ができます。ただし、Gooとサイエンスjrはレストアか初期化が必要です。詳しくは再実験を参照してください。

実験データ一覧

分類実験内容基本値最大値送信率データ
サイズ
(Mits)
送信
必要
電力
データスケール要件
乗組員クルーレポート55100%5501搭乗中(Pods、キャビン、コンテナ)
EVAレポート88100%8801EVA(船外活動)
地表サンプル304025%303001着陸or着水
小惑星サンプル607030%606001小惑星接近
EVA科学実験2525100%252501EVA(要EVA実験キット)
ハシゴにつかまっている状態では不可
実験
装置
Gooの観察101330%101001Goo格納ユニット
マテリアル観察253235%252501SC-9001サイエンスJr.
温度測定8850%88012HOT 温度計
気圧測定121250%121201PresMat 気圧計
地震測定202245%505002.5ダブルC 地震加速度計/着陸中
重力測定202240%606003重力子検知器/着陸・着水or宇宙空間
大気分析202460%200200010大気分光器/着陸中or大気圏内
磁力観察454560%454501磁力計ブーム/低高度or高高度宇宙空間
天体観測152240%303002赤外線望遠鏡/高高度宇宙
  • 基本値×データスケール=データサイズ(Mits)
  • 天体倍率と、難易度補正の影響を受けます。

実験データ取得条件一覧

状況乗組員搭乗
パーツ
実験装置
地表
サンプル
EVA
レポート
小惑星
サンプル
EVA
科学実験
クルー
レポート
Goo
観察
マテリアル
観察
温度
測定
気圧
測定
地震
測定
重力
測定
大気
分析
磁力
観察
天体
観測
着陸××
着水×××××
大気圏低空××××××
上層部××××××
宇宙空間低高度××××
高高度×××
  • 表解説
    ◎:天体、状況、バイオーム別の実験データを取得します。(例:カービン・草原・低空のEVAレポート)
    ○:天体、状況別の実験データを取得します。(例:カービン・高高度宇宙空間の気圧データ)
    ×:実験データを取得できません。
  • 補足説明
    カービン、イブ、レイスで着水の実験データを取得できます。
    バイオーム内の他のバイオームでない水面では、バイオームの着水データが取得できます。
  • バージョン変更履歴
    Ver1.0で、気圧計はあらゆる場所で測定可能になり、CH-J3 Fly-By-Wire Avionics Hubは空気センサーとしての働きはなくなりました。
    Ver0.90でどの星にもバイオームが実装されました。
    Ver0.25以前 バイオームが実装されてるのは、Kerbin、Mun、Minmusの三つ。この三つの星以外では場所を変えても同じデータでした。

天体倍率一覧

地表大気圏宇宙空間
天体着陸着水低空上層部境界高度最大高度低高度高高度境界高度機体回収
太陽(Sun)--18km600km11×1000Mm
モーホー(Moho)10×-----80km
イブ(Eve)22km90km400km
ギリー(Gilly)-----6km
カービン(Kerbin)0.3×0.4×0.7×0.9×18km70km1.5×250km
ムン(Mun)-----60km
ミンマス(Minmus)-----2.5×30km2.5×
ドゥナ(Duna)-12km50km140km
アイク(Ike)-----50km
ドレス(Dres)-----25km
ジュール(Jool)--12×120km200km4Mm
レイス(Laythe)14×12×11×10×10km50km200km
ヴァル(Vall)12×-----90km
タイロー(Tylo)12×-----10×250km
ボップ(Bop)12×-----25km
ポル(Pol)12×-----22km
イーロー(Eeloo)12×-----12×10×60km10×

天体別バイオーム数、総サイエンスポイント一覧

参考: バニラの全パーツを開放するのに必要なサイエンスポイントは、16,918。

再実験

実験装置、搭乗パーツ、乗組員で実験を行った後、いくつかの方法でデータを取り出せば再び実験できます。ただし、Goo格納ユニットサイエンスJr.はレストアか初期化が必要です。
違う天体、状況、バイオームなどを飛行し、実験した都度にデータを回収などすれば、一つの実験手段からいくつもの実験データが得られます。データを取り出す方法はいくつかあり、それぞれに利点や欠点があります。

  • データ回収方法
    • 乗組員の回収・保存(EVA):EVA(船外活動)中に、パーツに近づいて回収、またはEVAレポートやサンプルをパーツに保存
      実験装置はハッチやはしごに近い場所にあると回収がしやすい。ハッチやはしごから遠いとジェットパックで宇宙遊泳する必要がある。
    • 記憶装置に移送:同機体・ドッキング機体の記憶装置に移送
      飛行中に風圧や大気の熱などを気にせず繰返し実験可能。乗組員のいない遠隔操縦でも可能。通信圏外で送信不能時にも可能。
    • 送信:実験装置の実験データを開いて送信ボタンを押す(要アンテナ&電力)
      展開式のアンテナは展開しても風圧や熱で破損しない注意が必要。通信圏内である必要がある。
  • レストア・初期化方法
    • レストア:科学者EVA(船外活動)させて近づけてパーツを右クリックして「レストア」実行
    • 初期化:同機体・ドッキング機体の科学者が搭乗した移動研究室を右クリックして「パーツの初期化」を実行(要電力)
      Gooとサイエンスjrを飛行環境に左右されずに何度も実験できるようにするのはこの方法のみ。

実験データ保存・移送

実験データは、以下のような方法でパーツ間の移送ができます。
実験データを操縦装置実験用記憶装置に集めて、最小質量でカービンに帰還し、実験データを回収できます。

EVA(船外活動)中の回収・保存

EVA(船外活動)で、実験データをパーツから取り出し、別のパーツに移すことができます。レストア不要の実験装置は再測定可能になります。

 
  1. 回収や保存ができるパーツ
  2. 回収方法
    1. EVA(船外活動)を行う。
    2. 実験データが保存された1.の対象に十分に近づく。
    3. 対象を右クリックしてウィンドウを表示する。
    4. 「データを回収」を選択。
  3. 保存方法
    1. EVA(船外活動)中にデータを保持した状態で1.の対象に十分に近づく。
    2. 対象を右クリックしてウィンドウを表示する。
    3. 「データを保存する」を選択。
      対象が搭乗できるものの場合は、搭乗することでも保存されます。
      同じ実験データは一つしか保存できません。

実験用記憶装置

実験用記憶装置は、EVA(船外活動)を介さずに実験データを収集することができるパーツです。
測定済の実験装置からデータを回収し、実験装置を再使用可能にします。Gooとサイエンスjrはレストアが必要です。(科学者が乗った移動研究室があれば初期化でき、繰返しの実験がしやすくなります)
一つの実験装置で複数回の測定が可能になるため、無人探査機による持続的な惑星探査を可能にします。
また、実験装置よりも耐熱性(物によっては耐衝撃性も)が高いため、比較的安全に実験データを保存できます。

  1. 右クリックアクション
    1. コンテナ:全データを収集
      同機体・ドッキング機体の全ての実験装置や他の実験用記憶装置からデータを集め保存します。
      レストア不要の実験装置は再使用可能になります。
      レストアが必要な実験装置は使用できなくなります。
    2. コンテナ:データを移動
      同機体・ドッキング機体の別の実験用記憶装置へデータを移動します。
      薄い青で強調表示されたパーツをクリックすると移動します。
  2. 個別データ保存
    • 実験データがあるパーツを右クリックし「データを移送」
      薄い青で強調表示された実験用記憶装置をクリックするとその実験データだけが保存されます。
  3. 乗組員を使って回収・保存
    EVA(船外活動)で近づいて、実験用記憶装置へのデータ保存やデータ回収ができます。
    1. 保存:実験データを持ってEVA(船外活動)で近づき、実験用記憶装置を右クリックして「データを保存」
    2. 回収:EVA(船外活動)で近づき、実験用記憶装置を右クリックし「データ回収」

実験データ送信

実験データを宇宙センターに送信して、サイエンスポイントにします。

  • 送信の必要条件
    • アンテナパーツ取付
      アンテナが機体に取り付けてある必要があります。
    • コムネット通信確立
      宇宙センターと通信ネットワークでつながれている必要があります。
    • 電力
      電力を消費して送信します。データ量が多いほど、消費する電力も多くなります。
      消費電力は、データ(Mits)×アンテナの1Mitsあたりの消費量で求められます。
  • 分割送信
    アンテナの設定を変えれば、一部または分割して送信できます。
    アンテナの右クリックメニューの「全てが必要」を「一部でも可」に変更します。
    保有電力で送れる分のデータだけ送り、給電される度に残りを自動的に送信します。
    ただし、給電できない場合は電力が枯渇してしまいます。
  • 送信率と信号強度ボーナス
    実験内容毎に送信割合が決まっています。(実験データ一覧参照)
    信号強度によってボーナスが乗算されます。(最大×40%。ただし100%は超えない)
    (例:送信率30%のGoo観察は、信号強度100%で送信する場合、×40%の42%を送信できる)
  • 送信可能量
    実験データ毎に1回目の取得時に送信できる最大データ量分。(複数回取得できるデータの2回目以降分は送信割合の適用範囲外)
  • 効果的な使い方
    • 複数回で取得するデータ
      最大値と基本値に開きのある実験で、1回目取得分を送信し、すぐに再取得して2回目分を持ち帰る。
    • 遠隔地で取得したデータ
      持ち帰りに時間がかかる場合に送信して、早くサイエンスポイントを使用する。
  • アンテナ・実験別消費電力
    実験Mitsコミュノトロン16/
    16-s/DTS-M1
    RA-100
    コミュノトロン
    HG-55
    HG-5コミュノトロン
    88-88
    RA-15RA-2
    クルーレポート53033.4455060120
    EVAレポート
    温度計測
    84853.4728096192
    Goo観察106066.790100120240
    気圧計測127280.0108120144288
    マテリアル観察25150166.8225250300600
    地表サンプル
    天体観測
    30180200.1270300360720
    地震計測50300333.54505006001200
    重力計測
    小惑星サンプル
    60360400.25406007201440
    大気分析20012001334.01800200024004800
    必ずしも大きいアンテナを搭載した方が良いというわけでは無い。

移動研究

移動研究室で、科学者に実験データを分析させ、時間をかけてサイエンスポイントに変換します(データ値の5倍)。
移動研究室1つにつき科学者1名(最大2名)と、送信用にアンテナと電力が必要です。
分析手順

  1. データ変換
    実験用記憶ユニット・無人操縦装置(一部)・移動研究室に保存した実験レポートを開き、フラスコマークをクリックするとデータに変換されます。
    変換は即座に行われますが、この時点ではサイエンスポイントは得られません。
    実験レポートは変換をすることで消滅し、何のレポートだったか分からなくなります。
    既に全サイエンスポイント取得済(0ポイント)の実験データでも変換できますが、同一の研究室では「同じ実験レポートは1回だけ」しか変換できません。
    ※同一機体に複数研究室が存在する場合は、それぞれで変換可能
    変換を行う場所によって得られるデータ量が変わります。カービンの地上や海面で行うのは避け、採取した天体の地表で行うのが最適です。
    【計算式】
    データ=サイエンス値×(1+地表ボーナス)×(1+属性ボーナス)×(母星乗数)
    ・サイエンス値:カービンで回収した時のサイエンスポイント。
    ・地表ボーナス:着地着水中なら0.1、それ以外0
    ・属性ボーナス:実験データと同じ天体作用圏なら0.25、他は0
    ・母星乗数:カービン着陸着水中なら0.1、他は1
    研究用データは研究室に最大750まで保持可能です。
  2. 分析
    データ残量がある状態で科学者搭乗中の移動研究室を右クリックし、「分析を開始」するとデータ1につき5サイエンスポイントに変換されていきます。
    変換レートは日単位で表示され、速度は科学者の人数(最大2名)、科学者のレベル、残りデータ量で早まります。(変換して減るほど遅くなります)。
    変換中はデータ量に比例した電力が消費され続けます(ただし操作対象を他へ移すことで消費されなくなります)。
    サイエンスポイントは研究室に最大500まで蓄積可能です。
  1. サイエンスポイント獲得
    変換によって蓄積されたサイエンスポイントを送信することで、研究開発等で使用可能になります。
    サイエンスポイントは研究室に最大500まで蓄積可能です。
    送信には「アンテナ・コムネット通信の確立・データ量に応じた電力」が必要です。
    研究室に蓄積されたサイエンスポイント500に相当するデータは500Mitsのデータ量を持ちます.
    つまり、コミュトロン88-88で送信する場合、30秒と電力5000が必要です。十分なバッテリーを用意するか、アンテナの設定から「全てが必要」をクリックして「一部でも可」に切り替えておきましょう。
    なお、HG-55を使って500サイエンス送信する場合は、27秒、電力3340となり電波強度を除けばコミュトロン88-88よりも優秀なアンテナです。
    更に、RA-100中継アンテナを使って同じ量を送信する場合は45秒、電力3000となり、消費電力は減りますが送信が遅くなります。
    なお、獲得量が増加することはありませんし、特にメリットはありませんが移動研究室自体を回収してもそれまでに蓄積したサイエンスを獲得できます。

機体回収ポイント一覧

天体フライバイ軌道周回準軌道飛行大気圏飛行 着陸 
カービン基本値-1085-
最大値-129.66-
基本値68101215
最大値7.29.61214.418

カービン以外の天体は、表の値に天体倍率を掛けた値になります。

  • 飛行状態の定義
フライバイ
天体作用圏内にPe(近点高度)のみがある
軌道周回
Ap、Peの両方が作用圏内、かつ軌道が地表以下・大気圏内にない
準軌道飛行
Apが大気圏外にあり、Peは大気圏内もしくは地表以下
大気圏飛行
Apが大気圏内にあり、Peは大気圏内もしくは地表以下
着陸
機体が地表に接した

サイエンスポイントの獲得値について

  • サイエンスポイントは「研究内容ごとのポイント×天体倍率×難易度補正」で決定される。
    • アンテナによるデータ送信を行った場合、更に送信倍率を掛けた数値がポイントとして送信される。
    • データ送信後に実験モジュールを回収した場合は、送信したポイントとの差分が回収されるため、「データ取得してそのまま帰還した場合」と「取得したデータを一度送信し、その後帰還した場合」では総獲得ポイントはおなじになる。
  • 天体倍率は、高度別に分かれていて、それぞれで数値が異なる。
    • 具体的には、地表・水上・低空・大気圏上層部・低軌道・高軌道。
    • KerbolやJoolにおける地表やMunにおける大気圏など、存在しない場所についての倍率は設定されていない。
  • それぞれの実験には基本値と最大値が設定されている。最初の実験では基本値のポイントが入手できるが、同じ場所・同じ実験を繰り返し行なっても最大値までの差分しか入手できない。
    • 実験によっては、基本値と最大値が同じ物がある。この場合は2回目以降の実験ではポイントが得られないことを示す。
  • 例:Mun地表において地上サンプルを回収した場合(難易度ノーマル)
    • 「実験:地上サンプルの回収」に設定されているポイントは30であり、Mun地表における天体倍率は4、難易度補正は1である。
      このため、サンプルを回収して帰還すれば30*4*1=120ポイントのサイエンスポイントを入手する。
    • サンプル回収のデータ送信倍率は25%なので、帰還する前にアンテナでデータを送信すれば120*0.25*1=40ポイントを得ることができる。その後、宇宙船を帰還させれば残りの80ポイントも入手できる。
    • サンプル回収の最大値は40なので、同じ場所で2回めのサンプル回収では(40*4*1-120)*(30/40)=30ポイントを追加で入手することができる。
      • すなわち、繰り返しサンプル回収をすることで最大40*4*1=160ポイント得られるのである。
    • Mun地表には複数のバイオームが設定されているので、違う場所ではそれぞれ違うデータが得られる。たとえば、East CraterのサンプルとNortheast Craterのサンプルではそれぞれ最大160ポイントのサイエンスポイントを得られる。

実装前情報

実装前情報

【宇宙開発】KERBAL SPACE PROGRAM【KSP】 Part4 より
69 :名無しさんの野望:2013/11/06(水) 08:19:18.44 ID:IaWQhLx4
ttp://forum.kerbalspaceprogram.com/content/234-0-23-Update-News
0.23で追加される予定の要素
・サイエンスを集めたらその記録をR&Dで閲覧できるようになる。
・組み立て時の調整項目が増える。操縦翼面をエルロンとしてだけ使えるようにしたり、
ランディングギアの上げ下げの初期状態など色々変えられるようになる。
・アンテナでのサイエンス送信ロジックを作りなおした。アンテナだけでは少しのサイエンスしか送信できない。
・実験装置で何度も繰り返してサイエンスを収穫できるので調整した。
・実験室モジュールを追加。このモジュールでクルーが研究を行うことで、収集したサイエンスの送信ロスを
減らすことができる。大サイズパーツなので持ち帰るのは面倒。
EVA中に実験装置や他のEVA中のKerbalからもサイエンスを集めることができるようになる。

コメント

  • 1.0から大気のない環境(宇宙軌道上やMun地表など)でも大気圧計が作動するようになっています。 -- 2015-06-12 (金) 12:02:40
    • また、GooやScience_JrはScientistの緑にEVAさせることで再利用が可能になっています。 -- 2015-06-12 (金) 12:04:28
      • データ送信前はリセットできるけどそれではなく? -- 2015-06-12 (金) 12:43:37
      • はい。データ回収や送信後でもRestore(復元)させることが可能です。ただし、再利用ごとにいちいち緑をEVAさせる必要はありますが -- 2015-06-13 (土) 18:08:35
      • データ回収済みのGooやScience_JrをRestoreするにはラボも必要では? -- 2015-06-14 (日) 13:08:55
      • ラボもできるけどサイエンス緑だけでもできるよってことなんじゃない?ちょっと試してみるか -- 2015-06-14 (日) 17:55:31
      • 確認した、サイエンティストいれば、ラボ不要でGooやScienceJrのリセットと再利用可能だった -- 2015-06-16 (火) 16:52:15
      • EVAしなくても同じ機体に乗ってれば再利用出来た。地上走行中のローバーだったので軌道上で可能かはまだ未検証 -- 2015-11-28 (土) 15:34:10
  • スペースセンターの各施設の敷地(ロケット組み立て棟、ミッションコントロールセンター等)で個別にサイエンス取得可能、ランディングギア&サイエンスJr解放出来たら、それだけで250ポイント以上取得可能 -- ? 2017-11-02 (木) 09:17:53
  • 草原、砂漠等はバイオーム内の陸地と水中で個別にサイエンス取得可能 -- ? 2017-11-02 (木) 09:19:52
    • 補足説明として入れさせていただきました。 -- 2017-11-30 (木) 00:43:07
    • 更に補足 各建造物の周りでそれぞれ 温度、気圧、Goo、サイエンスJrが獲得できます。一箇所18くらいかな -- 2018-01-05 (金) 01:34:10
  • 緑とか実験用記憶装置や移動ラボが記憶できるのって何回分(?)でしょう?Experiment Storage Unitは20回分でした -- 2018-03-05 (月) 22:34:38
    • いくらでも行けるんじゃね?うちのexperi(ryは40とか集めることあるぞ -- 2018-03-06 (火) 16:09:55
    • 移動研究室のデータ容量750以外には、データ取得保存回数制限や容量制限はないと思います。同じデータを保存できない時に出る表示を、もうこれ以上は保存できないと思ったんでしょうかね? -- 2018-03-08 (木) 10:16:04
      • 回数でなく記録データ量に制限があるんですね。ありがとうございました。 -- 2018-03-09 (金) 21:12:14
      • Experimental Storage Unitに上限があるって話は聞いたことないけどね それと記録データ量はラボでの研究の話であって、ラボへの記録には関係ない -- 2018-03-09 (金) 21:57:49
      • 細かく言うと、ラボへの実験データ保存は無制限で、実験データをフラスコマークで分析用データ化するのが750までです。 -- 2018-03-09 (金) 23:10:43
  • 複数のデータ分析する場合、移動研究室も複数必要ですか? -- 2021-04-11 (日) 17:28:42
    • 一つの研究室に複数入れられます。違う実験レポートを複数入れて、容量内でデータ化とサイエンスポイント化を繰り返せばいくつでも分析できます。しかし同じ実験レポートは1つの研究室につき1回しかデータ化できません。違う研究室でならば実験レポートを再度取得してまた分析できます。 -- 2021-04-12 (月) 12:41:33
    • 1つで複数できるけど、増幅できるメリットがあるのですね。ありがとうございます。 -- 2021-04-12 (月) 18:44:50
  • 大気のない星だと、地表でジャンプするだけで「直上の宇宙空間」のEVAレポートが取れる。 -- 2023-05-06 (土) 14:29:58

*1 難易度ノーマルにおいて、全バイオームでサイエンスを完全に収集した場合。
*2 大気圏内は除く
*3 これとは別に、着陸中専用のミニバイオームが47個ある。いずれも打ち上げ関連施設。
*4 ミニバイオームを除く