機体の建造中および飛行中に、機体・天体・軌道に関する重要な情報を表示できるようになる。
インストール
CKANまたは直接ダウンロードしてインストールする
- CKAN
- ダウンローダ
https://kerbal.curseforge.com/projects/kerbal-engineer-redux - リポジトリ
https://github.com/jrbudda/KerbalEngineer/releases
使用方法
建造を開始すると「Kerbal Engineer」、飛行状態では「Flight Engneer」ウィンドウが表示される。
キャリアモードで「Flight Engneer」を機能させるには以下のいずれかを満たす必要がある。
※オプションで"パーツ不要"にすることも出来る
- エンジニアが搭乗している
- MODで追加される「エンジニアチップ/ER7500パーツ」が配置されている(パーツは初期から解放済)
- レベル3のトラッキングステーションがアンロックされている
建造時の機能(Kerbal Engineer)
ロケット組立棟(VAB)またはスペースプレーンハンガー(SPH)で機体を編集すると、「Kerbal Engineer」ウィンドウが開く。
ステージ毎に情報が表示され、値は自動更新される。
エンジン性能と重量などから算出された値であり、ロケットの形状による空気抵抗などの分は含まれていない。
各項目の意味については用語ページなどを参照。
項目 | 解説 |
PARTS | パーツ数(各ステージと"先頭からの累計") |
COST | コスト |
MASS | 重量 |
ISP | 比推力(ステージ内エンジンの合計値) |
THRUST | 推力 |
TORQUE | ロケットの推進方向に対する横方向のトルク。パーツが対称に接続されていないと増加する |
TWR | 推力重量比(燃料フルとゼロ直前の値) |
DELTA-V | デルタv(各ステージと"最下段からの累計") |
BURN | 燃焼時間 |
上部のボタンで設定を変更できる。
- RCS:RCSの情報に切り替える
- BODY:どの天体(作用圏)を基準にするか
- ATMOSPHERIC:大気圏内(海面高度)を基準にするか
- ALL STAGES:推進装置が含まれていない全てのステージを表示するか
- SETTING:詳細設定
- COMPACT:TWRとDELTA-Vのみ表示するコンパクトモード
また、画面下部にHUDが追加される
HUDはタイトル(黄色い文字)をクリックすると非表示(画面下部に収納)することが出来る
- VESSEL(船、機体):ロケット全体のDELTA-V/重量/TWR/パーツ数が表示される
- RESOURCES:燃料などの搭載量(重量)、電気容量が表示される
コラム:ざっくりとした使い方
ロケット組立棟(VAB)での建設を例に挙げて解説する。
発射は「カービンの大気圏」から行うので、BODYを「カービン」・ATMOSPHERICを「オン」に設定する。
まず、TORQUEがゼロになっているか確認する。(多段ロケットの場合、0.01位になることはある)
パーツが重心からずれていると、エンジンを噴射した場合に横向きのトルクが発生してしまいロケットが傾いてしまう。
次に、最下段のTWRが1より大きいことを確認する。(1以下の場合、そもそも上昇しない)
ただしTWRが大きすぎるとバランスを崩しやすくなるので、ロケットに応じた調整が必要になる。
カービン周回軌道(高度80km)に乗るために必要な"デルタv"は決まっているので、
序盤のステージは「固体燃料ブースターと海面高度での比推力が高いエンジン」で、そこまでのデルタvを稼ぐ。
カービン周回軌道以降は、ATMOSPHERICを「オフ」にした状態でのデルタvで「目的の天体への往還が可能か」を判断する。
BODY(作用圏)を変更すると、それに応じてTWRも変わる。
軌道修正や姿勢変更ならばTWRが低くてもなんとかなる可能性があるが、天体への周回軌道投入や着陸時にTWRが低いと機敏な機動ができなくなる、
飛行時の機能(Flight Engneer)
飛行モードでは「Flight Engineer」ウィンドウが開く。また、画面上にHUDが追加される。
※キャリアモードでは条件を満たす必要がある。
「Flight Engineer」のトグルボタンで、表示情報をON・OFFできる。
ボタン | 内容 |
ORBT(ORBITAL) | 軌道情報 天体の軌道傾斜角、離心率など |
SURF(SURFACE) | 地表情報 高度やバイオーム、斜面の角度など |
VESL(VESSEL) | 機体情報 ステージ毎のデルタv、現在のTWRなど |
RDZV(RENDEVOUS) | ランデブー情報 指定した機体との相対速度・距離など "Switch to Target"で機体の切り替え |
HEAT(THERMAL) | 熱情報 最大温度や耐熱限界に最も近いパーツなど |
BODY | 天体情報 軌道高度・作用圏範囲・自転公転周期など |
MNVR(MANEUVER) | ※マニューバ作成まで表示内容なし 燃焼時間やノードまでの時間など |
LAND | ※地表に近づくまで表示内容なし 着陸地点の予測位置(および着地マーカー) タッチダウンに必要な情報など |
実例
実際の「Flight Engineer」は以下のように表示される。
SURFACEセクションには水平/垂直方向の速度や高度、バイオームなどの情報が、
LANDINGセクションには着地までの予測位置・時間、タッチダウンに必要な情報が表示されている。
(※空力や進入角度は考慮されていないのか、参考程度)
各セクションにある
- EDITボタンで項目の追加・削除、文字色の変更を行うことが出来る
- FLOATボタンで対象のセクションを独立させることが出来る
画面上下にHUDが追加される。このHUDもカスタマイズ可能。
ツールバーの"KER"ボタンから、「Flight Engineer」ウィンドウの非表示・新しいセクション/HUDの追加などが行える
コメント
- 途中まで書いたのにブラウザが落ちたので、一部復旧して休憩! -- 2020-11-30 (月) 14:30:40