KY

Last-modified: 2024-03-17 (日) 13:40:19

読んで字のごとく、空気を読めない人。なんJにおいては、

  • 引退試合で必要以上に奮起する選手
  • 誰かの大記録や大事な試合に水を差す選手

がこの扱いを受けることが多く、場合によっては選手個人のみならずチーム単位でもKYとみなされることがある。


主なKYリスト

選手

名前主なエピソード
松中信彦真中中央を参照。
ボブ・ギブソン元ヤクルトの助っ人投手。掛布雅之の引退試合の最終打席をフォアボールで終わらせる*1
前田幸長2002年9月24日の巨人-阪神戦は2位ヤクルトが先に敗戦したことでマジック1だった巨人のリーグ優勝が決定していたが、1点リードの9回裏に登板した河原純一が濱中おさむからソロホームランを被弾し同点。10回を続投した河原、11回を岡島秀樹で乗り切るも味方にも得点が出ないまま迎えた12回裏、前田が1死満塁から暴投しサヨナラ負けを喫する。
史上初となる優勝決定試合でのサヨナラ負けに加えて阪神ファンの「六甲おろし」の大合唱が終わるのを待っての胴上げと、優勝の歓喜に完全に水を差す結果となった。
大松尚逸大松「」を参照。
村田修一横浜時代は引退試合の破壊常習犯。ただし鈴木健の引退試合では忖度している。
藤川球児矢野燿大の引退試合で上のやつに3ランを被弾など。
一場靖弘28人目の悲劇を参照。
(藤川)俊介2011年4月14日の中日戦において走塁死により金本知憲連続試合出場記録を途切れさせる*2
(高井)雄平2012年の巨人優勝決定試合、9回2アウトから走塁死を喫する。
西勇輝小久保裕紀の引退試合でノーヒットノーランを達成
日米野球で6年連続シーズン3割達成中のカノに死球を当てて右足小指を骨折させる。
ジャロッド・サルタラマッキア
ウィル・ミドルブルックス
2013年のワールドシリーズ第3戦、同点の9回裏1死二・三塁で上原浩治がジョン・ジェイに投じた2球目は平凡な二塁ゴロとなり三塁走者が本塁でタッチアウト。しかし二塁走者のアレン・クレイグがスタートするのを見た捕手のサルタラマッキアが三塁へ投じた球は悪送球となり、三塁を守るミドルブルックスが捕球しようとして倒れ込んだ際にクレイグと接触。外野手からのバックホームでタッチアウトと思われたところミドルブルックスとクレイグの接触が走塁妨害と判定され、レッドソックスはポストシーズン史上初の走塁妨害によるサヨナラ負けを喫した上にこの時点でのシリーズ負け越し(1勝2敗)となった*3
ホセ・タバタ2015年6月20日、完全試合まであと1アウト、しかも2ストライクと追い込んでいたマックス・シャーザーの投球にを出して死球を勝ち取り、完全試合を阻止*4
山井大介2010年代後半以降、山本昌岩瀬仁紀の引退試合、星野仙一の追悼試合、令和初日の試合といった節目の試合で度々炎上。
松坂大輔松坂の39球を参照。
松永昂大
内竜也
福浦和也の2000本安打達成試合の9回表、1点リードの場面で登板した松永が一打逆転のピンチを作って交代すると代わった内が山川穂高に逆転3ランを被弾、試合を台無しにする。
高田知季岡田幸文の引退試合でNPB野手の連続無安打記録更新となるファインプレー*5*6
佐藤優
京田陽太
高橋周平
2018年10月の阪神戦・9回1死1・3塁、この年限りでの引退が決まっていた岩瀬仁紀の年内ラスト登板*7まであと1アウトというところで、相手1塁走者が盗塁を企図。すかさず捕手の松井雅人が佐藤に返球するも佐藤はサインを見落としボールを取らず、京田と高橋はどちらもベースカバーしようとせずに後逸。3塁走者の生還を許し同点に追いつかれた上、松井は送球エラーが付くとばっちりを受ける。試合も延長戦の末に敗北。(試合詳細
田中豊樹坂本勇人の2000本安打達成試合でわずか11球で逆転満塁弾を被弾し、本拠地最終でもあった試合を台無しにした挙げ句*8、初先発で5回1失点と好投した横川凱のプロ初勝利も消す。
丸佳浩2020年11月24日ソフトバンクとの日本シリーズ第3戦、9回表2アウトから森唯斗から中前安打を放ち継投ノーヒットノーランを阻止
ちなみに丸はこのシリーズ森からしかヒットを打てていない。
森唯斗2021年10月21日の日本ハム戦で杉谷拳士に同点タイムリーを浴び長谷川勇也の引退試合、及びこの年限りで退任する工藤公康監督の本拠地ラストゲームを台無しにする*9
マックス・シャーザー2022年5月13日、日本に野球が伝えられてから150年の記念試合「ジャパニーズ・ヘリテージ・ナイト」にて、在ニューヨーク日本国総領事館の森美樹夫大使の始球式が予定されていたが、シャーザーはマウンドを降りることなく投球練習を続けた為、始球式とその後のセレモニーが中止になり物議を醸す*10
佐藤龍世2022年7月22日のオリックス戦でオリックスのルーキー椋木から9回2死2ストライクからヒットを放ちノーノーを阻止する。
大友進2024年3月16日に行われた西武ライオンズのOB戦にて御年80歳になる土井正博のライト前ヒットを処理しライトゴロにしてしまう。

球団

DeNA多数。メモリアルクラッシャーを参照。
ヤクルト2019年9月28日の巨人戦でこの年限りでの引退を表明していた阿部慎之助のレギュラーシーズン最終打席で阿部に対して申告敬遠をする*11

監督

落合博満日本シリーズで8回までパーフェクトだった山井大介を岩瀬仁紀に代えて完全試合を阻止する*12
金本知憲2017年7月11日、2018年5月1日の2度サイクルヒットのかかっていた上本博紀を途中交代させる。
岡田彰布2023年4月12日、7回までパーフェクトだった村上頌樹に代打を送る*13


関連項目


*1 最終打席という事を意識しすぎたプレッシャーでの四球で、空気を読もうとしすぎた結果ともいえる。時が経ち風化していたが『千鳥の相席食堂』で掛布の引退試合を製作陣が何気なく放送したところ、野球に詳しい千鳥・大悟が「最終打席でフォアボール!?」と驚いてツッコんだ事で再注目された。
*2 この日の金本は代打出場だったが、打席を完了しないまま3アウトチェンジ・直後の守備にも入らず交代となった為、この場合『試合に出場していない』扱いとなる。とはいえ、この時点で既に金本の聖域化がかなり進行していた事もあり、阪神ファンの間でも「記録をダラダラ引き摺るよりはマシ」という声も少なくなかった。
*3 翌日の第4戦では上原が9回裏に牽制死で最後のアウトを取ってこれまたポストシーズン史上初の牽制死によるゲームセットを記録し、これを皮切りにレッドソックスが3連勝でワールドチャンピオンとなっている。
*4 なお当のシャーザーは後続の打者は打ち取り、ノーヒットノーランは達成した。
*5 ただし高田は後でこのことに気が付きかなりバツ悪そうな顔をしていた。
*6 なお岡田は次の打席で60打席ぶりとなるヒットを放つとその後猛打賞を記録した。
*7 翌2019年3月2日のオープン戦(対ロッテ)が現役最終登板となった。結果は井上晴哉を空振り三振。
*8 『田中』が『セレモニーを台無しにした』事で、田中将大にセレモニーをぶち壊されたジーターを思い出す声もあったが、試合後のセレモニー内のビデオメッセージで2人とも出演。小学校時代からの戦友である田中将大はともかくジーターとの接点は殆ど無かったため話題になった。
*9 また、この試合は先発のニック・マルティネスの10勝目もかかっていた。
*10 メッツは伝達ミスがあったと釈明したが、近くに森大使がいても気にする素振りを見せなかったシャーザーにも非難が集まった。その後の8月25日、仕切り直しとして「日米野球ヒストリーナイト」が開催され、当日にシャーザーが森大使に謝罪し和解。その後は無事に森大使による始球式が行われた。
*11 両チーム順位が確定しており、CS争いにも関わらない完全な消化試合での出来事であるが、この試合はこの年限りで退任する小川淳司監督のラストゲームでもあり、この時点では同点の9回表1アウト2塁で、マクガフが2球続けてボール球だったことからの選択だったため、勝利を考慮すると妥当の選択とも言え、ある意味では阿部を舐めずに敬遠するのは引退するとはいえ大打者である阿部に対してちゃんと敬意を払っているという解釈もできる。また阿部の引退試合が既にこの試合の前日に行われていたこともこの采配に至った理由であると小川監督はコメントしている。
*12 山井がマメを潰していたことなど、一概に言えないであろう部分は少なからず存在する。
*13 この段階で村上はプロ未勝利であり、また降板時点で1-0と僅差の展開だった。