MHPのトレジャーハンターズクエストで入手できるトレジャーの一つ。
概要
- 北エルデ地方の火山の火口付近で採掘されるダイヤ。
常にほのかな熱を放つという不思議な特性を持っており、カットした後でもその特性は消えない。
熱を発する特性からか、そもそもそういう色合いなのか、アイコンは赤い。- 「灼熱」という言葉からつい身構えてしまいがちだが、
後に登場したギルドフラッグのように、持っているととても熱くてダメージを受けるなんてことは無い。
- 「灼熱」という言葉からつい身構えてしまいがちだが、
- MHPの火山のレアトレジャーの一つ。
やはりというか当然というか、採掘によって入手できる。
もちろんレアトレジャーである以上、そうザクザクと採掘できるものではないので根気よく探そう。
- しかし、このトレジャーよりも価値の高いレアトレジャーが存在する。
その名も「灼熱ダイヤの母岩」である。
母岩というだけあって、その内部には灼熱ダイヤそのものがたくさん詰まっているらしい。
つまるところ、レアトレジャーの塊なのである。当然ながらその価値は灼熱ダイヤの数倍。
しかし非常に重い上に割れやすく、割れてしまえば一切の価値がパーになってしまうため、
慎重に運搬しなくてはならない。
火口からキャンプまでの道程は遠く、しかもフィールド上をドスイーオスやグラビモスが徘徊しているため、
納品は困難を極めるが、ポイントは高いので決して見逃せない。- こちらも火薬岩と違い、運搬中にダメージは受けない。
余談
- 現実世界において、ダイヤモンドは世界で最も高い「硬度」を誇る(天然の)鉱石であると言われている。
そんな鉱物の、ましてやそれがたんまり詰まった母岩なら落としたとしても割れないんじゃ…などと思った方は、
宝石類の「硬度」に関して誤解している。
実際、ダイヤモンドの硬度は相当なもので、研磨剤として工業に利用されるほどである。
しかし、宝石の「硬度」とは傷の付きにくさを示している場合が多く、
よく勘違いされがちだが、「強度」、つまり壊れにくさとは全くの無関係である。
むしろ『硬い』ゆえに変形して衝撃を和らげることができないため、硬度の高いものほど強度が低いという傾向がある。
ダイヤモンドも衝撃に対してはとても弱く、
もし金槌などで思いっきり叩こうものならあっさりと木端微塵になってしまう。
勿論砕け散った宝石に価値など付くはずが無く、
落としてしまった灼熱ダイヤは一瞬にして石ころ以下の存在へと成り下がる。
「もうどっちか考えるのは面倒くせえぇぇッ! チクショォォォーッ」
- 現実のダイヤモンドは熱に弱い。火に近付ければたちどころに同じ炭素の塊ではあるが分子構成の違う黒鉛に変わる。
黒鉛とはすなわちカーボナイト。そう、鉛筆の芯の原料である。
また、炭素の塊であるが故に当然ながら火を直接付ければ燃える。
燃焼すると言う事は炭素は酸素と結合して二酸化炭素となって空気中に溶けていき、後には文字通り何も残らない。- 一方で、人工的にダイヤモンドを作りだす技術と言うものもすでに実現している。
黒鉛など安価に手に入る炭素原子の塊を高温高圧の環境に置いて分子構成を変性させたり、
炭素原子をプラズマの状態にした上で基板上に分子構成を組み直して蒸着させたりする方法が一般的。
これらの技術の登場により、今日ではダイヤモンドは宝飾品のみならず、
歯科治療機器をはじめとする医療機器やダイヤモンドカッターなどの工業製品、
更にはフライパンのコーティングのような日用品にまで幅広く使われるほど、身近な存在となっている。
- 一方で、人工的にダイヤモンドを作りだす技術と言うものもすでに実現している。
- 知っての通り地球上では極めて貴重な鉱石である天然ダイヤモンドではあるが、
広い宇宙に目を向けてみると大部分がダイヤモンドでできた惑星なんてものもあったりする。
こちらは単純にその星がたまたま炭素が非常に多い岩石惑星として誕生し、
なおかつ凄まじい密度を誇ったが故に星そのものの重力によって凄まじい圧力がかかり、
ダイヤモンドへと変性した、という成り立ちである。