モンスター/ジンオウガ亜種

Last-modified: 2024-04-28 (日) 09:11:34
種族
牙竜種(竜盤目 四脚亜目 雷狼竜上科 ジンオウガ科)
別名
獄狼竜(ごくろうりゅう)
英語表記
Stygian Zinogre
危険度
MH3G・MH4・MH4G:★5
登場作品
MH3G, MH4, MH4G, MHW:I, MHF, MHST, MHST2, MHXR, MH-R
狩猟地
凍土, 火山, 氷海, 地底火山, 天空山, 未知の樹海, 龍結晶の地, 渡りの凍て地, 導きの地
雪山, (MHF), セリオン山(MHST), ザラムの遺跡(MHST)

目次

生態・特徴

極地に生息するとされる雷狼竜ジンオウガの亜種
体格は通常種とさほど違いはないが、性質は格段に凶暴且つ獰猛で
時には多数の犠牲者を出す場合もある非常に危険なモンスター。
邪悪な力を蓄えているかのような威圧的な黒の外殻と、それとは対照的な白の体毛に身を包み、
爪や通常種でいう蓄電殻に相当する部分は黒色にも近いほど深みのある赤に染まっている。
加えて肩から背中、そして尻尾の裏側には常に薄らと赤く光る模様らしきラインが浮かんでいる。
この模様はジンオウガ亜種が力尽きると同時に消滅するが、その正体は未だ不明である。
漆黒の甲殻と白銀の体毛に覆われ、仄かに赤黒く明滅するその風貌に、
初めて遭遇した者は皆例外なく「地獄の覇者」「黒い悪鬼」を連想するという。
禍々しさすら感じられる圧倒的な迫力から、ハンターズギルドからは《獄狼竜》とも呼称される。
龍属性のエネルギーを保有し、それを全身から放出する能力を持つ。
戦闘時には通常種が雷光虫を集めるのと同じように、
蝕龍蟲」と呼ばれる龍殺しの実を好む甲虫を集め、龍属性エネルギーを増幅させる。
蝕龍蟲を呼び寄せる際には龍属性エネルギーを放出し、落雷のように周囲に降り注がせ、
エネルギーが溜まるに連れて背中を中心に赤い光が身体中に広がっていく。
一定以上の龍属性エネルギーを溜め込むと、甲殻や角を展開しつつ咆哮、
全身から稲妻のような赤黒い光を迸らせる「龍光まとい状態」と呼ばれる形態に移行し、
通常以上に苛烈な攻撃で敵を仕留めにかかる。
通常種は甲殻が展開するために形態変化後は守りがやや弱くなる弱点を持っていたが、
亜種の場合は部位によってはむしろ硬化し、さらに常に莫大な龍属性エネルギーが漲る背面では
属性エネルギーによる影響をも無力化してしまうなど、守りにおいても隙を見せない。
また、極めて屈強な個体の一部は尻尾による攻撃や体当たりと共に蝕龍蟲を放出し、
追撃を狙うなど攻守共に更に隙が無くなっている。
新大陸で発見された個体は共生する蝕龍蟲の性質が従来と異なっており、
放出された蝕龍蟲はその場に龍雷を落とすという方法で以って外敵を追い詰めていく。
激情に至ると放出される龍属性エネルギーが一層強まり、赤黒い光を放つ黒煙のようなものに身を包む。
より禍々しさを深めたその姿には、亡者の力を凝縮して身にまとったかのような印象を受けるという。
目撃情報は凍土や氷海などの寒冷地帯、もしくは火山帯などの焦熱地帯に集中している。
真逆の環境下と言える極地での目撃情報が多い事から、極端な寒暖に対する耐性を有すると思われる。
一説によれば、これもまた自身の保有する龍属性エネルギーの影響によるものとされる。
その他では天空山や未知の樹海でも目撃されている他、
新大陸古龍調査団が調査を続けている「新大陸」においても発見報告が挙がっており、
本種の適応能力の高さが伺える。
ジンオウガと雷光虫の関係性と異なり、ジンオウガ亜種と蝕龍蟲の関係については謎が多く、
両者が双利共生を営むに至った契機やメリット等については依然として不明であった。
しかし、新大陸の個体は食事中に龍属性エネルギーを放出し、
捕食痕に複数の蝕龍蟲を漂わせている事が判明しており、
この現象が両者の関係を紐解く鍵になるのではないかと考えられている。
その素材には強力な龍属性エネルギーが蓄えられており、一つ一つに禍々しいまでの覇気が滲む。
そしてその素材から作られた武具は猛り狂う獄帝の具現とも称され、
赤黒い稲妻を纏った一撃は竜ですら悲鳴を上げるほどの威力を誇るという。


派生作品の種・個体

遷悠種
メゼポルタ地方にて確認され、遷悠種と認定された個体。
従来確認されていたジンオウガ亜種とは外観などが大きく異なっている。
特に変化が著しいのは帯電状態であり、体毛が異様に伸びる現象が発生する他、
甲殻や体毛などが禍々しい黒色に染まり、爪も従来以上に赤黒く染め上げられる。
また、帯電を行わない平静時では従来個体で確認されていた赤く光る模様がないものの、
その状態でも蝕龍蟲を扱う行動には支障が出ていない。
メゼポルタの地においても蝕龍蟲を用いた搦め手で相手を翻弄するが、
特に強力な個体は蝕龍蟲の扱いに長けており、ハンターに蝕龍蟲を集らせることができる
ハンターを包みこんだ蝕龍蟲はその体や武具、所持品を徐々に蝕んでいく。
また、この強力な個体を目撃した調査員の一人からは、
「赤黒い稲妻が天高く巻き上がり鳴り響いていた」との報告も寄せられている。

概要

  • 雷狼竜ジンオウガ亜種。別名:獄狼竜(ごくろうりゅう)。
    初登場作品はMH3Gである。
    • 英語表記の「Stygian」は、ギリシャ神話で生者と死者と隔てる川「ステュクス川(Styx)の~」という意味。
      日本で言えば「三途の川」であり、意味合いとしては「地獄へ送るジンオウガ」といった所か。
  • 黒い体躯に赤いと蓄電殻(龍殻)という、通常種とは似ても似つかぬ禍々しい風貌をしている。
    別名やイベントクエストのタイトルからしても「地獄の番犬」といったデザインコンセプトであろうか。
    また、通常種と比較して、鳴き声が低く野太い感じになっているのも特徴。
  • 蝕龍蟲という龍殺しの実を好む甲虫を集める習性を持ち、その身に纏うも赤黒く、龍属性となっている。
    形態変化した姿は「龍光まとい状態」と呼ばれ、赤黒いオーラを放つその姿は圧倒的。
    属性が変わることで寒暖への耐性を得ており、凍土や火山に姿を現すようになった。
    これに伴い、弱点属性はとなっている。
    • ちなみに、通常種が集める雷光虫の天敵はガーグァであり、
      ジンオウガはこれを好んで食す共生関係にあったが、
      蝕龍蟲の天敵はガーグァなのかそれ以外の生き物なのか現在まで明らかになっていないため、
      ジンオウガとの共生に於いて蝕龍蟲側にどのようなメリットがあるのかは今のところ不明である。
    • 利用する虫が変わったためか、通常種と違いシビレ罠は普通に効く。
      効果時間も比較的長めであり、無蓄電状態でも罠のエネルギーを龍光に変換するような超絶能力はない。
    • 通常種の雷光虫弾は雷属性やられ小で済むが、亜種の蝕龍蟲弾は龍属性やられ大を発症する。
      雷耐性を10までで防げた通常種と違い、後述する龍耐性の確保のしづらさもあって非常に厄介。
  • 通常種とは逆に、通常時は肉質が軟らかく、龍光まとい時に肉質が硬くなる。
    そして通常種は属性耐性が高めだが、亜種は物理肉質が硬いぶん属性が良く通るようになり、
    龍光まとい時は更に通りやすくなっている。亜種は属性よりの武器を選んだ方がいいだろう。
    一方で龍光まとい時は背中が大幅に軟化しているのだが、
    通常属性が一切通らなくなる(状態異常属性は通る)。
    この特徴は怒り喰らうイビルジョーバルファルクの怒り時の頭部と共通する特徴であり、
    膨大な龍属性エネルギーによって他の属性の影響が遮断されている状態とみられる。
  • 通常種は蓄電動作が攻撃チャンスであったが、亜種はあろうことか徘徊しながら蓄電を行ったり
    龍光蓄積時に攻撃判定のある龍属性の黒い雷を落としてくる。
    そのため、攻撃を加えて強引に龍光の蓄積を止めさせるのが難しい。
    龍光まといを確実に妨害したければ閃光玉を使うのがベストだろう。
    • ジンオウガが電気を集積する行為は「帯電」であったが、
      ジンオウガ亜種のそれは「龍光の蓄積」とされており、所謂「帯電」とは性質を異にする模様。
      龍光蓄積時に龍雷が生じることも、単純な帯電/放電ではないことを裏付けている。
  • 他にも、体から射出した蝕龍蟲弾(蝕龍蟲の塊)を自分の周囲に展開した後、
    少し置いてから一斉にハンターに向けて飛ばす技も持つ。
    これは単純にこちらが安全に反撃できるようになるまでに掛かる時間が長いだけでなく、
    龍光まとい状態になると一度に4つも展開する上、使用頻度が激増する。
    剣士・ガンナー問わず、通常種より隙が少なくなったと感じやすいのはこの蝕龍蟲の影響が大きい。
    一応ハンターと龍光弾の間に敵を挟むことで小型モンスターの掃除に活用できる。
    同士討ちのダメージが高めに設定されている作品では、狙ってみる価値はあるだろう。
    • 上記のように、龍光まとい時の攻撃にはほぼ全て龍属性が付与されるため、
      耐性を上げておかないと頻繁に龍属性やられにされてしまう。
      しかしながら、上述の通り肉質が非常に硬く、また爆破、毒含めた属性への耐性が低いため、
      龍属性やられを無効化、及び打ち消す手段を確保できるかどうかが攻略の分かれ目となるだろう。

MH3G

  • 初登場。港のG級クエストにて初登場する強敵として設定されている。
    MH3G版の獄狼竜には下記の特徴があり、ハンターを大いに苦しめた。
    • 疲労状態でも積極的に龍光を蓄積して龍光まとい状態に移行するが、
      龍光まとい時のジンオウガは疲労が存在しないため、結果的に疲労がキャンセルされる。
      この仕様で疲労状態になっている時間が短く、捕食等による隙が極めて少なかった。
    • 本作の蝕龍蟲弾は設置後、発射される時に合わせて突進かタックル、
      または飛び掛かりを行うところまでが確定行動となっている。
      これらの技は直線的ながら総じて大きく移動しながらの攻撃であるため、
      こちらを狙って飛んでくる蝕龍蟲弾を躱したところに本体の攻撃が直撃したり、
      本体の攻撃を回避できる位置に蝕龍蟲弾が…といったことが起こり得る。
      加えて龍光まとい状態、および怒り状態中には蝕龍蟲弾の頻度が跳ね上がっていた。
      誘導性能が高く龍属性やられを発症する蝕龍蟲弾をひっきりなしに設置し、
      それによって身を守りながら本体が攻撃を繰り出してくるため、
      冗談抜きでまともに攻撃を加える暇が殆どない時間帯がかなりの割合で発生する。
      獄狼竜自身の体を盾にした回避方法はあるが、それでも狩猟のテンポを乱されやすい。
      特に怒り状態中は蝕龍蟲弾の頻度が異常とすら言えるレベルまで高まり、
      蝕龍蟲弾(とそこからの確定攻撃)とバックステップしか使ってこないという
      最早近寄ることすら困難な状況がかなりの頻度で起こっていた。
    • 通常時に斬打で肉質45を超えるのは頭部のみ、龍光まとい時は背中のみ。
      というか肉質30を超えるのすらこの2部位のみという有様であり、全身通して尋常じゃなく肉質は硬い。
      一方大半の部位に雷が20以上通り、龍光まとい時は25~30の部位が大半となる(背中には無効)。
      このあたりの特徴もほぼイビルジョー特殊個体と共通であり、強力な雷属性の武器で戦いたい。
      爆破属性も通常種と変わらず有効である。
  • ジンオウガ亜種を狩猟目的としたクエストの指定地は、通常のクエストだと凍土か闘技場だけである。
    一応火山にも出現するが、クルペッコ亜種の鳴き真似で召喚されない限り戦闘する機会はない。
    • 2012年3月23日に、火山でジンオウガ亜種と戦闘する「JUMP・獄界の門番」が配信され、
      遂にジンオウガ亜種と本格的に火山で戦闘することが可能となったのだが…。
      実は、このクエストに出てくるジンオウガ亜種がとんでもない強さに設定されており、
      深く考えずにクエストを受注したハンターたちを大いに慌てさせることになった。
      因みに、これがいわゆる「JUMPご苦労」である。詳細はリンク先を参照されたし。
    • クルペッコ亜種に召喚されるとエリア6に出現するのだが、
      この時、突然何の前触れもなく、何も無いところから現れることがある
      大抵の場合はどこかから飛び降りてくる形で登場するので、実際にはそれほど目にする機会はないが
      蝕龍蟲の力によるものなのだろうか…?
      • と思いきやこの現象は大連続狩猟などで孤島のエリア9に出現するラギアクルス亜種でも発生する。
        両者とも制作側のミスだと思われるが、目の前で起こると心臓に悪いことこの上ない。
  • ジンオウガ亜種の素材は、凄く風化したシリーズ武器の最終強化に必要となる。
    風化したシリーズも龍属性武器なので、ジンオウガ亜種の龍属性エネルギーを用いることで
    修復を行っているということなのだろうか?

MH4

  • リオレウス亜種やティガレックス亜種といった他のメイン級の亜種共々、集会所ランク★6にて登場。
    MH3Gでは隙の少ない攻撃パターンなどからあまり評判が良くなかったジンオウガ亜種だが、
    MH4ではMH3Gに於いて不評だった多くの仕様が改善されている
  • メインウェポンだったあの誰もが嫌がる蝕龍蟲弾放出攻撃は、大幅な仕様変更が施された。
    • まず分かりやすい修正点として、龍光まとい状態時限定攻撃となっている
      技自体の使用頻度も減っており、連発されて攻撃もままならない、という状況は少ない。
    • 蝕龍蟲弾自体の仕様も変更され、別物とすら呼べる状態になっている。
      飛ぶスピードこそ健在だが、飛ぶ瞬間までハンターを狙い続ける鬼畜仕様はなんとオミットされ、
      一直線上に飛んでいくこともなくなった。
      大きな変化は通常種以上に急な弧を描き飛ぶようになったこと。
      カーブ角度の関係上、遠距離で戦うガンナーからすればかなり対処し易い攻撃だが、
      曲がりすぎて頭を攻撃するために正面辺りにいる剣士にブチ当たる軌道となっており、
      通常種のそれとは逆に近距離にいるほど危険な技へと変貌した。
      ただし、一度カーブした後は一直線に飛んでいくため、
      ガンナーでも亜種横方の遠距離辺りにいると危険である。
    • 前作では放出された後、比較的長い間停滞していたが、今作では停滞時間が短くなった。
      注意したいのは、2回連続で蝕龍蟲弾を放出した場合、先に飛ぶのは2回目に放出した方である点。
      2回目の放出直後に2回目に放出した蝕龍蟲弾が間髪入れずに飛んでいき、遅れて1回目が飛んでいく。
      特徴から考えて、「2回目の蝕龍蟲弾は停滞しない」と捉える方が正しいかもしれない。
    総評すると、今回の蝕龍蟲弾は、
    MH3Gでの仕様を取り入れつつ、通常種の雷光虫弾と真逆の性質を備えた」仕様と言ったところだろうか。
    前作では展開されたが最後、遠近等しく対処に気を配らせる厄介な技であったが、
    今作では近距離のハンターを惑わせつつ追い払う技になったと言える。
    使用頻度自体は前作より格段に減ったため、近距離で戦う剣士でもストレスフルな仕様でないのはありがたい。
    • ちなみに、1回目の放出時に近くにいると、高確率で2回目をキャンセルして尻尾叩きつけに繋げてくる。
      一応通常種も見せる芸当ではあるが、亜種の方が頻度は高い。
  • MH3Gでは突進から蝕龍蟲弾に繋ぐコンボが主であったが、
    今作では通常種と同様、龍光纏い時は頻繁に突進→背中プレスのコンボを繰り出してくる。
    喰らえばモチロン重傷だが、隙の大きな攻撃を頻発してくれるのはありがたい。
  • 通常種が頻繁に繰り出すお手前脚叩きつけは殆ど使ってこず、
    「1クエスト中に1回見るか見ないか」という報告すら上がっている。
    怒り時は背中プレスからの復帰時にサマーソルト
    飛び掛かり→尻尾叩きつけから更にサマーソルトなど、
    通常種を遥かに凌駕するコンボをこれでもかと使ってくるが、〆の技が技なので、
    過去作品の個体から大きなチャンスを除いたものと大体同じ感覚で対処できる。
    • お手をほぼ使わないため、人によっては通常種より戦いやすい場合もあるが、
      Lv76以上のギルドクエストに出現する個体は、
      通常種が見せたチャージお手を普通に使ってくるようになり、一筋縄ではいかなくなっている。
      しかし、使用までの流れは通常種と異なり角突きから直接繋げずに1回翻りジャンプを挟み、
      MHP3、MH3Gの通常種が使っていた滑り込むような予備動作で前脚を叩きつけてくる。
      ハンターとの距離次第では上記のコンボ手順を挟まずに繰り出してくることもある。
  • このことから、前作では通常種との差別化からか蝕龍蟲弾を用いた遠距離攻撃が主体であったが、
    今作では基本は肉弾戦、スパイス程度に蝕龍蟲弾と、「通常種の龍属性版」といった印象が強くなった。
    尤も、遠距離攻撃主体の前作の個体の評判がかなりよろしくなかったため、
    今作での戦法変更に対する批判は殆どないのだが。
  • 戦法だけでなくチャージ仕様にも変更点があり、疲労時に強引にチャージすることが殆どなくなった。
    また、チャージ中などの龍光落としも完全にパターン化しており、そうそう当たることはなくなった。
    ただ、通常種と同様のモーションでチャージすることは少ないので、
    「頭部を攻撃し怯みを取って龍光まといを阻止」は引き続き難しい。
    • ハンター被弾時の隙をついて拘束攻撃の〆と同じモーションでチャージをすることがある。
      この時は龍光を落とさないものの、頭を大きくもたげてしまうため、頭を攻撃し難い。
      また、通常のチャージよりもよく溜まるようだ。
  • 変更点が多い中、相変わらず雷属性がよく効くようで、
    上手く立ち回れば通常種以上に手早く狩猟できてしまうことも。
    集会場で相対する際は、時期的にも噛み合うフルフルやジンオウガ通常種の武器が活きてくる。
    手持ちのギルドクエストにキリンがいれば、その武器も尚のこと活躍が期待できる。
    また通常種同様、物理肉質も前作から変わって軟化し、幾分か良心的な肉質になった。
  • 通常種と同じく狂竜症を発症した個体も登場するのだが、
    元々黒い体色に赤いラインが走っているという禍々しい外見であることもあってか、
    全身が紫色がかった狂竜化ジンオウガ亜種の姿は凄く禍々しい
    怒り状態に至っては背中から漆黒のオーラを放出し、赤黒い稲妻を身に纏い
    全身は紫色が刺し、絶えず吐き出す吐息には視認できるほどの瘴気が混じる
    最早鬼か悪魔の類と見紛う程の禍々しさである
    その姿は、まさしく魔界から召喚された悪魔そのもの。
    冗談抜きで威圧感で言えば伝説の黒龍にも匹敵しうる。
    実際、この形相で前述のコンボによって追い回されてみると本気で怖い
  • 高レベルギルドクエストでは通常種より御しやすいと評価されており、
    それでいて通常種より報酬量が多いため、かなり人気があるモンスターである。
    というのも、通常種とは真逆に狂竜化によって肉質が一律で5%軟化する
    更にお手は必ず予備動作つきで使ってくる上、3連と溜め2連の使い分けも全くしないため事故りにくい。
    また、バックステップからの攻撃は基本的に跳び掛かりとお手だけなので、
    雷光虫弾飛ばしに派生することがあった通常種と比較し距離が離れにくく攻撃を続行しやすいことも挙げられる。
    蝕龍蟲弾こそ怖いものの、通常種と比較するとかなり立ち回りやすいモンスターになっている。
    • ただしLv76以上の個体は通常種同様、最初から龍光まとい状態でエリアを徘徊しており、
      解除してもチャージ量を0にできず、ある程度溜まった状態を保っているため、
      肉質が硬く攻撃が激しい龍光まとい状態を相手にする時間が長くなる。
      人気があるといっても決してヌルいわけでは断じてないので注意。
  • このようにMH3Gで酷評を受けていた存在から一変、
    理不尽攻撃が少なく、やりがいのある相手として高い人気を誇っている。
    武器に関しては武器種ごとに評価の差が激しいが、
    この先出会うモンスターたちが揃いも揃って超強力な実力者であり、なおかつ龍属性に弱いので、
    作製する価値は十二分にあるだろう。
  • 今作の集会所★6で登場する亜種モンスター(グラビモス、ティガレックス、リオレウス、ジンオウガ)には
    通常種との狂竜化2頭クエストが用意されているが、
    ジンオウガの該当クエストである「高難度:狂瀾怒濤」の狩猟地は闘技場となっている。
    例によって分断柵は機能しないので、類似クエストと比較して頭一つ抜けた難易度となっている。
    • 通常種は天空山、亜種は氷海や地底火山を中心に生息しているため、
      同じフィールドに出しにくいのが原因だろうか。
      もっとも、集会所★6には天空山でジンオウガ亜種と戦うクエストが存在するのだが…。

MH4G

  • 大老殿ランクG★2から、G級個体が登場。
    同ランク中では単体クエストとブラキディオスとの地底火山での二頭クエストが存在。
    うち二頭クエストの方はキークエストとなっており、単体クエストはこのクエストをクリアしないと出現しない。
    そのため多くの場合当の二頭クエストで初めてジンオウガ亜種と戦うことになるであろう、が……
  • なにを隠そう今作のジンオウガ亜種、肉弾戦主体の戦術自体は変わっていないものの、
    タックルや尻尾叩きつけ、サマーソルトといった一部攻撃の隙を補うように蝕龍蟲弾が出現、
    MH3G時代を彷彿とさせるような恐ろしいまでの追尾性能を発揮してハンターを追い詰めてくるのである。
    上位個体では通常の蝕龍蟲弾のホーミングがオミットされていたジンオウガ亜種が、
    よもやG級でこのような慈悲の欠片もないモンスターになってしまうなどと誰が予想できただろうか。
  • 性質はMH3Gに於ける蝕龍蟲弾の性質と全く同じではなく、
    タックルや尻尾叩きつけやサマーソルト、ダイビングプレスから撒き散らされるものに関しては、
    出現した時点でハンターのいた位置を狙うというものとなっている。
    つまり、蝕龍蟲弾の出現を確認すると同時にその場から離れれば回避は可能である。
    • ただし龍光纏い状態になると一度に発生する蝕龍蟲弾が2個に増え、
      しかもタイミングを若干ずらして飛来する。
      単純に立ち位置を変えるだけでは回避できなくなるので、
      攻撃時に長時間の硬直を余儀なくされる大剣やボウガンは相性が悪い。
      一方、ハンマーと弓は移動しながら溜めることで蝕龍蟲弾を誘導することができるので
      蝕龍蟲弾の回避のために手数が減ることもなく、有利に立ち回ることができる。
      どうしても勝てないならこれらの武器の使用も検討してみるとよいだろう。
  • 専用モーションによって繰り出される蝕龍蟲弾の球数、および基本性質はMH3Gと同じ。
    発射直前までハンターの位置を捕捉し続けるので、足を止めると容赦なく撃ち抜かれてしまう。
    基本、と書いたのは、上位までの特性を取り入れ、曲がりながら突っ込んでくるという
    3G以上の凶悪性能へと変貌しているためである。
    弾の性質にも少し変化が生じており、4つの弾の内、内側2発の弾道は上記の通りだが、
    外側の2発はそのハンターが居た位置の手前を狙って突っ込んでくる
    つまり、納刀ダッシュ等で離れようとすればするほど被弾する確率が上がるという中々の曲者になっている。
    • ただ裏を返せば、これはジンオウガ亜種の方に向かって行くように移動することで、
      対処しなければならない弾が実質二つになるということでもある。
      蝕龍蟲弾はジンオウガの左右後方からカーブを描いて飛んで来るので、
      カーブの中心点、すなわちジンオウガの懐に向かって移動することを心掛ければグッと避けやすくなる。
      弾速もそこまで速くないので、上記の方法ならその気になれば歩きでも回避できる
      操虫棍や狩猟笛、片手剣などの抜刀時のフットワークが軽い武器なら特に苦もなく振りきれるだろう。
    • 一方、本体の距離が非常に近い場合は歩きは勿論ダッシュでも振り切ることが難しくなる。
      至近距離の相手を狙おうと動く関係上、緩やかだった弾速がとても速くなり
      弾のカーブも非常にきつくなるためである*1
      納刀時や抜刀時の歩くスピードが速い武器なら、予備動作の間に距離を稼ぎ
      上述したジンオウガ亜種に向かって回避する方法で対処することも出来るが、
      抜刀時の動きが遅い武器を担いでいる場合や、攻撃後や回避後の動けないタイミングに
      予備動作を重ねられた場合は、そのような方法も取れない。
    • この場合は、一度目に飛んで来る弾をジンオウガ亜種から離れるように、
      かつ外側の弾の軌道に被らない位置に回避し、
      二度目は再びジンオウガ亜種に近づくように回避すれば、上手く両方をやり過ごすことができる。
      難易度は桁違いだが、慣れれば直前または合間に攻撃を挟むことが十分可能。
      移動しながら攻撃できる技を持つ太刀や操虫棍では、
      実用性と見映えの良さを両立したスタイリッシュな動きで対処ができるだろう。
    • 但しその独特なホーミング軌道故に後方で立ち回ると軌道が読み辛く回避が難しくなる。
      専用の予備動作を確認したら尻尾や後脚への追撃を止め頭部手前に移動するのが無難か。
  • 今作の蝕龍蟲弾はMH3Gで有効だったジンオウガ亜種本体を盾にするという対処法が使えなくなっている*2
    一応、他のモンスターや壁などのオブジェクトになら当てることができるのだが、
    それらを狙って盾にするのはまず不可能であり、実質的な回避難易度はMH3Gのそれを大きく上回る
    • 上述のように、今作の蝕龍蟲弾は3Gの頃よりも回避自体はしやすくなっており、
      挙動に慣れれば捌くのは容易だが、こちらが守勢に回ると一転してかなり厄介な攻撃へと変貌する。
      というのも、前述した通り攻撃のオマケについてくる蝕龍蟲弾は、
      尻尾叩きつけやタックルなどの、上位以前の個体ではこちらの回復タイミングとして機能していた
      比較的隙の大きめなモーションをカバーするように配置されるからである。
      攻撃モーションを見た時点で薬品系のアイテムを使用すると、
      丁度ガッツポーズを取っているところに弾が飛来してくるし、
      だからといって弾の着弾地点が確定した時点で飲もうとすると、
      ジンオウガが次のモーションに移行してしまい運が悪いとそのまま被弾が確定してしまう。
      幸い、サマーソルトとフライングボディプレスは蝕龍蟲弾を誘導しても
      余裕を持って回復アイテムを使用できるくらい隙が大きいので、
      万が一被弾した場合は落ちついてそれらのモーションを使ってくるまで逃げまわるか、
      慎重を期すならさっさと隣のエリアに避難し、ゆっくりと態勢を整えるといいだろう。
      焦って回復したりしようとすれば再び攻撃をもらい、
      また隙を探して……と無限ループに陥るのがオチである。
      • 勿論、早食いスキルや極限強化【生命】を発動させたり、
        小タル・マタタビ爆弾を持ち込んで回復の隙を減らすのも対策としては十分に有効。
        どうしても苦戦してしまう場合は採用を検討するとよいだろう。
  • 前述の二頭クエストでの相方であるブラキディオスはMH4の頃よりもマイルドに調整されており、
    クエストに参加したプレイヤーの多くは
    「MH4Gではブラキディオスよりもジンオウガ亜種のほうが強い」と答えている。
    ここは武器の相性やプレイヤー次第なのだが、多少マイルドになったとはいえ
    あのブラキディオス並に回復薬を使わせるほどの強さになったと言えば、
    今作のジンオウガ亜種がどれほどの難敵になったかがよく分かるだろう。
    • 上位とは打って変わり、G級にてMH3G時代を彷彿とさせる凶悪さを剥き出しにした
      本種の変貌振りに戸惑いを感じたハンターは少なくなく、
      蝕龍蟲弾の性質がはっきりしていなかった当初は、大多数のハンターから厳しい評価が聞かれた。
      ただ、月日が過ぎ、技の性質の判明や立ち回りの確立がされてきてからは、
      未だ賛否こそあるものの、再評価の声も聞かれるようになった。
  • ギルドクエストLv126以上になると前作の76以上同様、
    最初から龍光まとい状態&解除しても一定のチャージ量を保ったままとなる他、
    チャージお手の精度が向上する。
  • 村上位でも★9で登場し、地底火山にて相対することになる。
    このクエストをクリアすることで巨龍砲が完成する他抗竜石を渡され、
    いずれもドンドルマを襲うに対する切り札となる。

MHW:I

  • 本作では特に音沙汰がなかったジンオウガ亜種だが、2019年11月24日の
    モンスターハンターフェスタ'19-'20東京会場において狩王決定戦が終了した直後に公開された、
    12月5日の大型アップデート第2弾の映像にて5年ぶりの参戦が発表された
    • 発表後は会場も大いに盛り上がり、Twitterでもトレンド入りを果たす事態に。
      しかし不具合なのか、「ジンオウガ亜種」ではなく
      何故か「ジンオウガ亜」という名称でトレンド入りしてしまい、
      Twitterユーザーから大いに突っ込まれるというオチが付いている。
      そして2019年12月5日、大型アップデート第2弾にてジンオウガ亜種が正式実装された際は、
      再びジンオウガ亜」がトレンド入りを果たしたジンオウガァ
  • ジンオウガ亜種の登場により、MHW:Iにおいて牙竜種の総出演が実現した*3
    MHWorldでの大躍進を経て総勢10種を超える大所帯となった牙竜種だが、
    二つ名を除く全ての種が一堂に会する機会がこうも早く訪れるとは驚きである。
    そもそもジンオウガ系列以外はMHW、MHW:I出身なので当たり前といえば当たり前だが
  • これまでに大型アップデートで追加されたモンスターについては
    「古龍種または古龍級生物が1種*4」という法則が成り立っていた為、
    アップデートでの登場が告知された際は大方の予想を覆す抜擢に対して驚きの声が上がっていた。
    ただし藤岡Dら曰く、ジンオウガ亜種は追加モンスターの1種ではあるが目玉ではなかったらしく、
    大型アップデート第2弾の真の目玉は映像のラストに登場した黒いモンスターであったとのこと。*5
    紹介直前に「ハードルが上がりすぎた」とコメントされていたり、
    漸く参戦できたにもかかわらず何だか不遇である。

    それでも名指しで参戦出来ないと言われた奴らよりは遥かにマシだが…。
    • 余談だが、この目玉モンスターはゼノ・ジーヴァの成体であることが後に明らかとなり、
      「大型アップデートの追加モンスターには古龍種または古龍級生物が含まれる」という法則は継続した。
  • 同アップデートでは導きの地の氷雪地帯が同時に追加され、
    特別任務でも氷雪地帯の発見に伴ってジンオウガ亜種と邂逅することになる。
    • ちなみに、前例たるラージャンはその特別任務において
      「持ち前の怪力で岩壁を破壊する」という形で溶岩地帯の発見に関わっていたが、
      氷雪地帯に関してはいつの間にか道が出来ていた状態であり、
      これがジンオウガ亜種によるものか、自然に出来たものなのかは定かではない。
    • 狩猟後の調査によるとこのジンオウガ亜種は導きの地に生息していたものではなく、
      ムフェト・ジーヴァの働きかけによってかの地に呼び寄せられたとされる。
      通常種も過去作で生息地を追われた事があり、揃って古龍のとばっちりを受けやすいようだ。
  • 戦闘面での大きな特徴は、図鑑にもアドバイスとして記述されているが
    転倒や部位破壊で龍光まとい状態を解除できるようになった
    このため、龍光を纏ってすぐに部位破壊によって解除ということも起こり、
    上手くコントロールすれば龍光を纏う時間をかなり減らして戦う事ができるかもしれない。
    また、原種と同様、転倒時の背中に捕獲用ネットを使用することで素材が採取可能。
    さらに、龍光まとい時に捕獲用ネットを使用して3回背中から蝕龍蟲を採取すると、龍光まとい状態を即座に解除できる
    一個体につき一回のみしか使えないが、余裕があれば狙ってみるといいだろう。
    • 蝕龍蟲弾はMH4から更に変更され、停止してからのホーミング再加速をしなくなった
      と言うよりもハンターに対して撃ち出す性質の攻撃ではなくなった
      放出されて配置されると、そこに時間差で龍雷が落ちてくるようになっている。
      過去作の爆雷針や、新大陸で言うなら
      バゼルギウスの赤熱化した爆鱗やテオ・テスカトルの粉塵に近い。
      ジンオウガ関連で言えば金雷公の重雷光虫弾に蝕龍蟲弾の時間差攻撃の要素をミックスさせて
      継承したと言えばしっくり来るか。
      • 一部ではこの仕様変更を残念がる声も聞かれるが、
        エリアチェンジからの安全な体力回復が難しくなった本作に於いて
        ホーミング仕様とゲーム性が噛み合い辛いのも関係しているのだろうか。
        他モンスターの乱入が多くなった本作だとジンオウガ亜種の前方に陣取る余裕が少なく、
        バゼルギウスに並ぶお邪魔モンスターとして君臨していたかもしれない。
        尤も龍光飛ばしの後に他の攻撃を繰り出すコンボも追加されており、
        単純に隙だらけになった訳でも無いので注意すべし。
    • 蓄積時は相変わらず龍光を発生させるが真正面と真後ろには雷を発生させないので、
      大剣やチャージアックスの大技を撃ち込みやすくなっている。
      頭や尻尾を真正面から狙うのであれば龍雷を食らわずに叩くことができる。
      • 蓄積時にクロー攻撃を行うと龍雷に直撃することがあり、
        通常種に比べてぶっ飛ばしはやりづらくなっている。
      • 連続叩き付けや突進、ボディプレスなど各アクションの終わりに周囲にこの蝕龍蟲を飛散させ、
        追撃や隙潰しとして使ってくる為、過去作とは違った形で蝕龍蟲によって立ち回りを制限される。
    • 蝕龍蟲単体の攻撃としては、蝕龍蟲弾の他にジンオウガの前方に向かって
      帯状に広がった蝕龍蟲の雷を二回から最大五回に渡って発生させるものがある。
      自分がターゲットにされた場合、左右に逃げようとしても逃げきれないことが多く、
      また半端に下がるだけでは徐々に近づいてくる黒い雷に追いつかれる可能性もあるので、
      特に龍属性やられを嫌って被弾したくない時は納刀して全力で後ろにダッシュした方が良い。
      • この攻撃は1発毎にかなりの間があるため、落雷の間を縫って距離を詰めることができる。
        慣れてしまえば隙だらけの所に大技を叩き込むことも可能。
        ガード可能ではあるもののダメージが半端ではないため、
        体力の残り具合によっては削り殺されるかスタミナ貫通してしまうので、
        回避に徹した方が無難である。
  • その他にも前脚で周囲を薙ぎ払うという、同じ龍属性持ち牙竜種のオドガロン亜種が扱う回転攻撃と類似した攻撃も
    追加されており、内容から推察される通り左右に回避しても被弾してしまうので後方に回避すべし。
    • ちなみに通常種は怯みに対する反撃としてチャージお手を繰り出してきたが、
      亜種の怯み反撃はこの一回転攻撃に置き換わっている。
      龍属性を纏って切り裂いてくるためダメージが高く範囲も広いが、単発攻撃。
      一度の怯みに対して3度4度と執拗にホーミングお手を連発する通常種のような嫌らしさはない。
      おまけに攻撃後は小さくステップしてから雄叫びをあげる隙だらけなモーションを高確率で行うため、
      結果的に怯ませた時以上に長い無防備時間が発生することになり、
      安全かつ確実に反撃が叩き込めると好評。
  • 新規に大技も追加されている。
    咆哮と共に蝕龍蟲を広範囲にばら撒き、その後に通常種も大技として獲得した跳躍からの強烈な叩き付けを2回、
    龍光を全身に纏ってのサイコクラッシャーアタック猛烈な突進を行うコンビネーションである。
    亜種のこちらを狙ってくる動きに気を取られていると、蝕龍蟲の龍雷に当たってしまい、
    運が悪いと無防備なところにフィニッシュの突進が追い打ちとして入る可能性もあり、なかなかいやらしい攻撃。
    蝕龍蟲をばら撒きだした時点で全力で蝕龍蟲の地雷原から離脱すればジンオウガ亜種の動きに集中しやすくなる。
    • 通常の個体であれば体力が低下してきた場合にのみ使用するが、
      歴戦の個体は初っ端から使用してくる事に注意。
    • ちなみに最後の突進は割と判定が緩く、掠めるくらいならばダメージは無いので回避の難易度は高くない。
      落雷には気を付けなければならないが、避けた直後の隙は狙い目である。
    • 予備動作が大がかりなのもあり、咆哮を受けてからすぐにハジケ結晶や尖鋭弾を撃ち込む事で
      容易に攻撃をキャンセルさせることもできる。
    • この技を使う時に隠れ身の装衣などでこちらを見失うと、体勢を崩して転倒する。かわいい。
  • 通常種同様に縄張り争いも行う。結果は通常種と同様。
    ただし、本種には縄張り争い時に蝕龍蟲が残る仕様が追加されている。
    放たれた蝕龍蟲は本種が去った後もしばらく残り、捕獲用ネットで捕まえて素材を入手することも可能。
    ちなみに、捕食時にもこの蝕龍蟲は設置される。
  • 調査クエストでは、渡りの凍て地と龍結晶の地に姿を見せる。
    また捕獲初回には、前回のラージャンと異なりフリークエストに特殊闘技場が追加される。
  • 追加モンスターであるためか、歴戦の個体は危険度3になっている。
    ただ、他の危険度3のモンスターと鉢合わせるとすぐさま退散する、
    危険度2のモンスターと縄張り争いで引き分ける等、
    ゲーム中での扱いはリオレウス亜種やティガレックス亜種等の危険度2の亜種モンスターと同様、
    通常種に準じた危険度2相当のものとなっている。
    • とはいえ危険度3、攻撃力の高さはあの歴戦ラージャンや金銀夫妻にも引けを取らぬほど。
      元々一撃が重たいタイプのモンスターだったこともあり、
      大抵の攻撃は体力増強をつけていても半分以上削られ、
      大技を受ければ体力によっては即死の可能性もある。
      モーションが派手で見分けやすいことには変わりないので、一つ一つの攻撃を落ち着いて対処したい。
    • 他の危険度3のモンスターと同じエリアにいた場合は、彼らと同様に
      ヘイトの高い方のBGMが優先して流れる仕様が適用されている。
  • 尻尾切断後、龍光まとい状態中は原種と同様、尻尾の断面が明滅するようになるが、こちらは赤色に光る。

派生作品

MHF

  • MHF-G10.1下の2016年8月3日に、第7の遷悠種として登場していた。
    遷悠種モンスターで亜種が登場するのは、このジンオウガ亜種が初である。
    • ちなみに、遷悠種ということでメインシリーズからの輸入ではあるのだが、
      MHFにて「亜種」と名の付くモンスターの登場はシーズン2.5のエスピナス亜種以来
      実に約8年ぶりとなっている。*6
  • 実装前にニコニコ生放送にて「実装されるならどちらが良いか」と公式からの二択で挙げられていたものの、
    得票率では怒り喰らうイビルジョーに大差を付けられてしまった。
    その後、2016年6月下旬にTwitter上で実施された「遷悠種として導入を期待するモンスター」
    の投票においては、あのクイーンランゴスタに僅差で敗れ、
    得票率2位という結果であったが、2ヶ月後に満を辞して(?)の導入となった。
    あれ?クイーンランゴスタは?
  • 実装は8月3日だが、7月13日のG10.1アップデート当日にモンスター情報は追加されていた。
    リオレウス、モノブロス、エスピナスなどと同様に、
    通常種であるジンオウガの書を購入すると亜種の情報も同時に追加されるようになっている。
  • 入手できる遷悠種固有素材は「遷悠玉」であり、これは通常種とも共通している。
  • 主な出現場所は、HR帯では雪山、G級では塔の秘境*7
    • メインシリーズでジンオウガ科のモンスターが雪山に姿を見せたことは一切ない。
      ただジンオウガ(亜種)は氷海などの高低差の激しい寒冷地での棲息が確認されており、
      派生作品であることを抜きにしても、雪山に出現すること自体にさしたる違和感はない。
    • MHF-G10以前は、遷悠種モンスターが塔関連のフィールドに現れた事は一切無かった。
      そのため、ジンオウガ亜種が塔に進出した遷悠種第1号となる。
      • ちなみに100頭討伐によって得られる壁紙の背景は塔になっている。
        龍光解放は塔でしか使わないこともあり、
        MHFでは塔のモンスターという位置付けがなされていると思しい。
  • 「龍光まとい状態」と称される強化形態だが、MHFでは何故か「帯電状態」と呼ばれている。
    龍光まといが帯電とは似て非なるものであることはゲーム上の仕様でも強調されていたのだが、
    導入に伴って敢えて「帯電」という名称で通している理由は不明。
    なお龍光まとい状態に相当する状態のビジュアルはメインシリーズと若干異なっており、
    「帯電状態」に移行すると角や爪が赤く光り、白い毛が黒く染まる。
  • ジンオウガ亜種の各種武具も遷悠武具として導入された。
    • 防具は「獄狼シリーズ」として登場している*8
      通常種のそれに倣って龍属性攻撃強化【大】が1部位装備で自動発動できる他、
      剣士の頭・腕・脚防具にのみ、斬れ味消費の増加と引き換えに攻撃力を高める贅撃のSPが付与されている。
      周囲の様々な物を蝕み、ジンオウガ亜種に力を与える本作の蝕龍蟲をイメージしているのだろうか。
    • 武器は、ジンオウガ亜種の実装当時存在した13武器種全てに存在
      (後にMHF-ZZで追加されたマグネットスパイクは未実装)。
      高水準の属性値を持つものと最近の武器にしては低い属性値のものと分かれている。
      ハンマーと穿龍棍に至っては、原種武器よりも属性値も武器倍率も劣っているが、
      いずれも会心率が存在しており、物理性能に関して言えば同じかそれ以上となっている。
    • また、ジンオウガ亜種から手に入る「獄狼竜の重殻」と遷悠玉を用いることで、
      セリスィシリーズ武器改G級武器へと派生可能になる。
      ただし派生実装時期が分けられていたトラグシリーズと同様、
      獄狼竜素材で派生可能なセリスィシリーズは6武器種*9のみ。
      残り6武器種と、後に新規実装されたスラッシュアックスFの派生は、第8の遷悠種の素材が必要になる。
  • なお後述の通り、ジンオウガ亜種は遷悠種としては初めて、
    俗にいう「G級希少素材」に相当する素材をクエスト基本報酬でも入手することができるようになっている。

戦闘能力

  • HR帯では、MHFにおけるジンオウガ原種と共通する部分が多い。
    ただし突進が高速化していたり、
    前脚叩き付けにサイドステップでハンターを翻弄する派生が追加されている。
    サイドステップから即座に素早い叩き付けに派生する場合と、
    長い溜め動作から放たれるディレイをかけた強力な叩き付けに派生する2通りがあり、回避には慣れを要する。
    また帯電状態中での後方尻尾叩きつけは2種類あり、
    下半身を持ち上げてから尻尾を振り下ろすまでの猶予がほぼ無くなっている。
    • メインシリーズでは龍光蓄積モーション中に落雷が発生していたが、MHFではオミット。
      闊歩しつつの蓄電では龍雷が発生するが、
      4シリーズのようにパターン化されて発生するようになっているため、対処は容易。
  • G級個体は、オリジナルの属性やられである蝕龍やられを用いる。
    「蝕龍やられ=龍属性やられの強化版」という訳ではないため、両者が併発する機会は多い。
    さすがにフォロクルルが用いる暗闇ほどではないが画面が龍属性オーラで蝕まれ
    一定時間で消費アイテムが減少を始める(「○○が蝕まれた!」と表示される)。
    蝕まれるのは主に経口するアイテム類で、回復薬などに留まらず、
    秘薬やウチケシの実などが蝕まれてしまう場合もままある。
    ちなみに根性札グレートもその対象である。
    更に剣士武器は攻撃しなくても斬れ味が徐々に低下していく
    しかも体力まで、壊毒ほどではないがそれに近いレベルで減少していく
    • 対処法は龍属性やられと同じで、龍耐性値の高い防具を着込むか、秘伝書の特殊効果で龍耐性を高める、
      それらが難しければウチケシの実を忘れずに持ち込むようにしよう。
    • ちなみに、龍殺しの実を持ち込んでいるとそれが優先的に蝕まれていく
      確かに蝕龍蟲は龍殺しの実を好むという設定があるが、
      その設定を反映していると読んでいたユーザーは皆無であったようで、
      公式Twitterで公開されるまではこれといった情報も出回らなかった。
      耐性が厳しい場合はお守り代わりに持ち込むというのも手だろう。
  • 開幕時から超帯電状態のG級原種とは異なり、G級亜種は蓄電完了寸前状態で配置されており、
    ハンターを発見すると同時に蓄電行動を行い、即座に帯電状態へと移行する*10
    この関係上、うかつに近寄るとチャージ完了時の龍光放出で吹っ飛ばされる。
    • 極稀に蓄電を行わずに攻撃を開始する場合もあるが*11
      その後に蓄電を開始するとやはり即座に帯電状態へと移行するので、
      チャージ完了時の龍光放出がいつ来てもいいように備えておこう。
  • 基本的な動きはHR帯でのジンオウガ亜種+G級ジンオウガ通常種+αといったところ。
    ただし通常種が使用してきた電光石火や雷光放出は、亜種の場合は使用しない。
    通常種より尻尾回転ジャンプやのしかかりの頻度が上がっており、
    全体的にインファイト重視の傾向がみられる。
  • 肉質の傾向についてはメインシリーズ同様で、帯電状態では物理肉質がやや硬化し属性が効きやすくなるが、
    背中のみ物理肉質が大幅に軟化する代わりに属性が効かなくなる。
    MHFのG級通常種や「極み吼えるジンオウガ」に比べ、属性の通り具合は全体的に見てよくなっており、
    帯電時に背中を集中攻撃するスタイルを除けば、武器属性をしっかり選ぶ事が重要となるだろう。
    龍以外は何かしら通る部位があるので、MHFならではの複属性も有効性が高い。
  • ジンオウガ亜種の代名詞と言える問題の蝕龍蟲弾だが、
    おなじみのモーション以外にMH4Gのように一部行動時に付随する形で設置する
    (背面プレス、サマーソルト、尻尾叩き付けなど。タックルでは発生せず、HRでは怒り状態限定)。
    帯電状態で個数が2個増えたりする点は同じ。
    攻撃に付随するものは出現時点でのハンターの位置を狙い、
    専用モーションで繰り出すものは飛来直前までハンターを狙おうとする点もMH4Gとほぼ同じである。
    また、MH4G同様にジンオウガ亜種本体を盾にしてやりすごすことはできず、
    弾速も後述の変化が無い普通の蝕龍蟲弾は非常に速い。
    またG級帯電状態では上述した蝕龍蟲の変化を表現しているのか、蝕龍蟲弾のグラフィックが変化する。
    耐性が低いと蝕龍やられになってしまうので極めて危険。
    • 一方、蝕龍蟲弾はメインシリーズよりも高い高度で発生し、
      それによって上から斜め下に向かって飛来するようになった関係でか、
      モーション問わずほぼ直線軌道で飛来する仕様となっている。
      また、G級帯電状態の蝕龍蟲弾は弾速が低下している。
      その為、動き回っていれば回避は容易なものとなっている。
      専用の設置モーションも頻度はかなり抑えられており、対処自体は決して難しくはない。
      ただしMH4G同様に守勢に回ると捌くのが厳しくなる(特に龍耐性の低い状態でのG級)ので、
      慣れないうちは早食いスキルや吸血スキルなど、回復の隙を減らす手段も用いるとよい。
  • 攻撃力は大体通常種と同じなので、HR・G級共に適正な防御力があれば根性スキルに頼る事はほぼない。
    追加技は根性や絶対防御態勢を貫通する性質が強く、通常種同様相応の手数はあるので、
    これらのスキルに頼ったごり押しが難しいのは他の遷悠種同様である。
  • 狩煉道では登場する遷悠種の中で最も高い狩煉道P、Gemを回収できる。
    本体の強さ自体は他の遷悠種に負けず劣らず程度ではあるのだが、
    同コンテンツの仕様上、蝕龍やられがあまりに致命的すぎるための設定だろうか
    (ただでさえ使えるアイテムが限られるのに、それが次々と蝕まれてしまう。龍殺しの実も持ち込めない)。
    • 但し高階層での戦闘も想定して一通りの辿異種に対応できるよう、
      全耐性を55以上にしていたプレイヤーにとっては
      蝕龍やられ・龍属性やられいずれも脅威にならなくなるので、通常の遷悠種との戦力差はほぼない。
      また辿異種は想定せずミラリタだけが目的のプレイヤーからしても、
      実情としては特大やられをすべて防ぐ全耐性55までは行かずとも
      大やられまでは秘伝書やスキルで防げるようにしていたプレイヤーが大半を占めてもいた。
      そのため、選択肢によっては単にポイントが美味しいだけの相手と見なされることもあった。
  • 主な新モーションは以下の通り。
突進
亜種は飛び掛かりに近い速度で突進を行うようになった。
帯電状態では地面を砕きながら猛進し、触れたハンターを打ち上げる。
背面ボディプレス派生も行うが、突進の勢いを殺す必要があるためなのか、
通常種よりもやや遅れて派生してくるため対処はしやすくなっている。
連続パンチ(派生)
ジンオウガ亜種は通常種が行っていた前脚叩き付け(通称お手)の全ての派生を有するほか、
途中で反転尻尾叩き付けを行う派生、サイドステップを挟んで叩き付けを行う派生も有する。
後者は叩き付け1回→サイドステップ→即座の叩きつけor溜め叩き付けの2連撃であり、
タイミングをずらして放たれる2段目の叩き付けへの対処が重要となる。
実は「1段目と2段目で同じ前脚を使う場合は溜め叩き付け確定」という法則があるため、
1段目で左右どちらかの脚を用いたか覚えると、サイドステップ後の判断材料になる。
蝕龍蟲弾大量発射
その場で力を溜めて周囲に多数の蝕龍蟲弾を浮かばせ、
少し時間を置いてハンターへと一斉に飛ばす攻撃。
1発でも被弾すると吹っ飛びになるので受けるダメージそのものは普通の蝕龍蟲弾と同じだが、
大剣の不動で受け止めようとしたりすると大ダメージを受ける事になる。
なお蝕龍蟲弾の性質は従来モーションで発生させるものと一緒。
従来モーションと違い本体は隙だらけなので、一撃離脱を試みるのも良い。
捕獲しようと罠を設置して待機しているとよく遠距離攻撃として連発してくる。
蝕龍竜巻
蝕龍蟲の竜巻を2つ生成し、それを両前脚で煽ることで移動させる。
2つの竜巻はジンオウガを左右に回り込むように進んで一度交差、後方へと消えていく。
竜巻操作前に中断した場合、竜巻はゆっくり前方へと進んでいく。
ハンターが中~遠距離に陣取っている場合に多用し、適正距離位置にも届く。
両前脚に触れると削りダメージを受けてしまうが、
ダメージ量はそこまで大きくはないので思い切って懐に飛び込むのも手ではある。
回転打ち上げ→蝕龍蟲弾(G級)
前方へ跳びかかってからその場で2回回転し、ハンターを打ち上げる。
きちんと2回分の攻撃判定があり、回転を2連続で食らってしまった時点で根性を貫通し、
体力を0にされることも。
しかしそれでは終わらず、蝕龍蟲弾を放出して上空のハンターへ追撃を行う
仮にこの蝕龍蟲弾まで根性で耐えても、蝕龍やられにかかってしまえば僅かに残った体力も削られる
ただし、この攻撃の後は息切れを起こして少しの隙を晒す。
攻撃範囲は見た目よりやや狭く、2度の回転の間にはちゃんと余裕が存在するため2連続回避も難しくない。
ガードもできるが、ガードする方向にはくれぐれも注意したいところ。
龍光解放(G級)
今や恒例となった、スリップダメージによる根性貫通攻撃。
その場で龍属性のエネルギーをチャージしてから軽く吠え、
完全にカメラの視界から消えるほどに天高く跳びあがる。
その後、狙ったハンターめがけて上空から急降下攻撃を仕掛けるとともに
凄まじい龍光の嵐を辺り一面に放ってくるド派手な大技である。
狙ったハンターの足元には事前に龍光のオーラのような目印が出現する。
この龍光の解放部分は基本的にはガードができず、
喰らうと超スピードで体力が減っていき、ハンターの体力がMAXでも一瞬にして力尽きてしまう
使用タイミングはG級ジンオウガ原種の雷光大爆発と同じとみられる
(ファミ通では残り体力が8割、5割、2割程度のときに使用とされている)。
龍属性オーラの放出範囲は非常に広く、その外側では弾状の龍属性オーラが散らばるように降りそそぐ。
なお、フィールドが塔もしくは砦跡の場合でのみ行う特殊な攻撃技で、雪山では行わない。
  • 判定時間も含め、雷光大爆発との類似点が多いこの攻撃であるが、
    あちらと違い、範囲はそこまで広くない他、打ち上げ判定の発生が遅いという特徴がある。
    例えば、前者であれば狙われても全力でダッシュすれば余裕で範囲外に逃げられるし、
    後者であれば、着地したのを見てから対処しても十分間に合う、と言った具合である。
    しかし、これらを裏返してみると、
    前者は外に発生する落雷に当たる可能性が浮上する
    後者は焦って速く緊急回避してしまうと引っかかって打ち上げられてしまう
    得意な方を選び、落ち着いて対処することが最善と言える。
    この攻撃動作に入った時点で完全SAとなり、怯みは当然尻尾の切断で中断することもできない。
    しかし打ち上げ判定まで一切他の判定がないため、慣れてしまえば大きな攻撃チャンスとなる。
  • ちなみに「ガードはできない」と書いたが、
    2017年7月アップデートより、辿異スキル「ガード性能強化」を発動させ、
    ガード性能+2以上の段階へ移行したランスとガンランスの強ガード(と、ランスの範囲ガード)に限り、
    ガードが可能になった。
    原種の雷光大爆発は防げないがこちらは防げるので、積極的に活用するとよいだろう。
  • メインシリーズで初登場した際、ジンオウガ亜種というモンスター自体が、原種との差別化のために、
    隙を徹底的に無くす対応が行われているという経緯から、実装前から不安の声も上がっていた。
    またMHFでは極み吼えるジンオウガというMHF公式で「隙が少ない」とされた特殊個体の存在もあり、
    そちらとの差別化についても注目されていた。
    実装後の評判としては、原種との差別化はしっかり行われている一方で、
    それは本体の隙をなくすという代物ではなく(上述したように追加技はいずれも隙ができる)、
    懸念されていた蝕龍蟲弾の対処も難しいものではなかった。
    驚異の効果から警戒されていた蝕龍やられに関しても、龍属性やられ同様に龍耐性で対応可能であった為、
    それを理由とした不評は特には聞かれない。
    ただ先述した通り蝕龍やられの対策を怠ると文字通り難度が激増するので、しっかり対策をしたい。

MHST

  • 通常種と一緒にMHSTにも参戦を飾った。
    新モンスターである大蝕龍蟲とともに、セリオン山の奥地にあるザラムの遺跡などをうろついている。
    オトモンにすることも可能で、閃光玉による目くらまし状態で討伐すると帰巣しやすい。
  • 野生の個体はパワー攻撃とテクニック攻撃、そしてスピード技である龍タックルを使いこなすため、
    攻撃が非常に読みにくく三すくみで勝つことが難しい。
    三すくみに影響しない蝕龍蟲弾による攻撃も時折繰り出す。
    これらの龍属性を受けた場合、対策無しでは会心率低下状態になってしまい、
    結果的に戦闘が長引いてじり貧に陥ってしまうのは必至。
    それだけでなく、龍光まといによる命中率や龍属性の威力の底上げを行なう上に、
    龍光まとい状態になると大蝕龍蟲が2匹やってきてしまう。
    大蝕龍蟲自身も当然自爆などでこちらを攻撃してくる上に、
    ジンオウガ亜種はHPが減ると大蝕龍蟲を吸収してHPを大回復してしまう
    極めつけに、怒り状態に突入すると2回行動まで解禁されるという徹底ぶり。
    このように、本作におけるジンオウガ亜種はとんでもない強敵になってしまっている。
    コイツのせいで雪原地域の大型モンスター戦闘曲がトラウマになったという人もいるんだとか…。
    • 但し雷属性に無茶苦茶弱いと言う欠点はやっぱり本家からそのまま引き継いでしまっている。
      ある程度のレベルまで育成したフルフルおよび亜種、ジンオウガ通常種、
      ラギアクルス及び亜種がいるのであれば、
      三すくみに影響されない雷属性の特技でのごり押しでも割と何とかなったりする事も。
      雷属性攻撃アップが発動していればより楽に立ち回れるだろう。
      ひとえに強敵とされるのは、強制加入のレウスが龍属性に滅法弱いと言う事もあるだろう。
  • ストーリー終盤に、ある特殊な個体との強制戦闘があり、多くの場合そこで初めてのお披露目となる。*12
    「初めての遭遇だしもちろん手加減してくれるでしょ…」と思いきや全くそんなことはなく
    上述した圧倒的な実力をこれでもかというほどにぶつけてくれる。
    強制戦闘ということもあって、これに勝たなければ先に進むことはできない。
    こちらもスキルや装備、オトモン、アイテムをフル活用し、全力で立ち向かおう。
    特に装備やオトモンの龍耐性には気を遣うように。
    • この次に控えるブラキディオスも非常に凶悪な性能の持ち主であり、
      この二匹を突破する事が終盤の山場と言えるだろう。
      ジョー? アイツはパワー馬鹿だから

オトモン

  • 以上のように敵に回すと非常に手ごわいジンオウガ亜種だが、
    オトモンとして味方に加えた場合は非常に心強い存在となる。
    さらに龍属性のオトモンは限られているため、同じく龍属性のオトモンのイビルジョーとの差別化は容易。
    劣化と呼ばれることもない。
  • 基本はパワー攻撃が得意だが、テクニックとスピードもそれなりに使ってくれるため、
    能力値のバランスの良さも相まって、雷属性攻撃を繰り出してくるモンスターを除けば
    特別苦手とする相手は少ない。
    固有遺伝子による龍光まといももちろん使いこなし、
    その状態からの龍タックルや蝕龍蟲弾、連続龍撃は非常に強力。
    龍光まといには命中率を上げる効果もあるため、回避されにくく確実に打撃を与えることもできる。
  • やはり王道でいくのであれば、龍属性攻撃をさらに強めていく育成がベストだろうか。
    イビルジョーから恐暴竜遺伝子を継承させて拡散龍ブレスを習得させたり、
    破龍【大】遺伝子でさらに龍属性の威力を底上げさせるなど、やり方はいろいろと考えられる。
    また、苦手なモンスターが少ないことを逆手にとって、
    一極集中的に特化運用させるのではなく、バランスよく能力を伸ばして
    あらゆる相手にそれなりに戦っていけるような育成を行うというのもありか。
  • ストーリー最終盤の入手であるためストーリー中では大きな活躍は見込めないが、
    強力な龍属性攻撃で多くのモンスターに強く出られるため、クリア後の主力としての評価は高い。
    • また、ジンオウガ亜種のみが習得する連続龍撃が名前通りの多段攻撃であるがゆえに、
      多くのライダーに対して根性も貫通してHPを0にすることができる*13事から、
      対戦での人気も非常に高い。
    • さらに、ストーリーの最終ダンジョンのレアな巣で入手できるためか、
      ジンオウガ亜種のタマゴは最高レベルの「スゴくにおう・とても重い」が非常に出やすい。
      誕生のオフダを使いレアな巣だけに籠もり続ければ、
      遺伝子スロットが8~9空いているタマゴが大量に手には入りやすいことも
      育成のしやすさに拍車をかけている。
  • ライドアクションと絆技は通常種と同じで、それぞれジャンプとクロスハイボルト。
    • 通常種は超帯電状態となって使っていたクロスハイボルトだが、こちらは龍光まとい状態となって使用する。
      もちろん伝承の儀で龍光まといを忘れさせてしまった場合でも使用できる。

MHST2

  • 今作にも続投。
    ストーリー最終盤のダンジョンに登場するが、その直前でもストーリーボスとして戦う機会がある。
    この個体は謎のライダーが操るオトモンのため、後述の行動パターンの法則性は通用しない。
    絆技のクロスハイボルトも平然と使ってくるため、龍属性に弱い装備やオトモンは注意すること。
    とは言え単独でのボス戦ではなく、大蝕龍蟲を呼んだりもしないため、
    前作ほどの絶大な強さやインパクトはない。
    • 本作の相棒である破滅レウスの弱点は雷属性であるが、
      弱点として表示されていない龍属性も同様に弱点であるという罠が存在する。
      特にストーリー中、破滅レウスで本種に対峙する際は気を付けよう。
  • 野生個体の行動は通常種と違い、通常時はテクニック、怒り時はスピード、龍光まとい時はパワー中心。
    龍光まとい状態の解除時に使用する蝕龍蟲弾は相変わらず高威力のノータイプ技のため、
    できれば絆技で潰しておきたい。
    • ストーリーボスの時と違ってこちらは大蝕龍蟲を呼び寄せてきてしまうが、
      前作のように龍光まとい時に勝手に呼び出されるわけではなく「虫寄せ」と言う特技を使って呼び出す。
      その関係で、前作と比較すれば攻撃の手はゆるくなっていると言える。

オトモン

  • 前作はパワータイプだったが、今作ではテクニックタイプに変更されている
    通常種はスピードタイプ金雷公はパワータイプ
    そして亜種はテクニックタイプなので、ジンオウガ種全てが異なるタイプとなっている。
    なのでフルジンオウガパーティを組んでもタイプのバランスが良くなる。ライドアクションと属性はかなり偏るが
  • アクティブスキルは龍まとい遺伝子【大】の「ドラゴンオーバー」、
    蟲弾遺伝子【大】の「蝕龍蟲弾」、そして狼竜遺伝子【特大】の「龍神掌」を持つ。
    流石と言うか通常種とよく似た構成になっている。
    但し蝕龍蟲弾も龍神掌もジンオウガ亜種に合わせてテクニック技になっている。
    • 蝕龍蟲弾は単体に龍属性中ダメージを与え、中確率で会心率をダウンさせる。
    • 龍神掌は単体に龍属性大ダメージを与え、高確率で会心率をダウンさせる。
    • そしてドラゴンオーバーだが、前作では龍属性攻撃力と命中率を上げる技だったが、
      なんと今作では5ターン龍属性攻撃力と防御力、そして会心率が上昇する技に超強化された。
      ジンオウガ亜種は素で会心率が高いのでポンポン会心を出すことができるようになる。
      イビルジョーの「パンプアップ」も龍属性である為、これを重ね掛けしたジンオウガ亜種はまさに羅刹と化す
      これで連続龍撃まで続投していたらもはや手に負えない
      ちなみにバフの重ねがけはあまり効率が良くないとされているが
  • 欠点は龍属性にスピード技が無い事が直撃してしまっている点。
    弱点であるパワー対策をするには他の属性から持ってくるしかない。
    残念ながら雷属性を扱うのは苦手なので、通常種から技を持ってきても大した火力は出せない。
    おそらく前作で暴れすぎたが故の処置なのだろうがそのせいでイビルジョーとガルク(龍)がとばっちりを受けている...
     
  • 絆技は「クロスハイボルト」だが、説明文にコピペ後の訂正し忘れ誤植があり、
    おそらく「龍光を帯び、龍光まとい状態で跳躍。」と書くべきところを
    雷光を帯び、超帯電状態で跳躍。」と書かれている。それは通常種や。
    その後の一文は通常種の「落雷の如く拳を振り下ろし」の部分が「隕石の如く拳を振り下ろし」に変わっているのだが、
    何故肝心の最初の一文を変えなかったのだろうか?
    他の一部の亜種*14はちゃんと変更されているのだが…。
    ついでに言うと前作ではコピペではなくちゃんと龍光まとい状態と書いてあったはずなのだが…。

MHXR

  • 通常種と同様、亜種も参戦。
    本作のモンスターはMH3Gがベースであるため、
    ジンオウガ亜種もMH3G仕様の蝕龍蟲弾を展開してくる。
    画面が縦長で狭いエクスプロアの環境では死角から襲ってくる頻度が高まっている
    • さらにえげつないことに、なんとMHXRでの龍光弾は被弾すると麻痺してしまう。
      本作では龍属性が存在しないためジンオウガ亜種も雷属性となっているが、その影響だろうか。
      龍光まとい状態になると更にお手やサマーソルトにも麻痺効果が付与される
      麻痺してしまうと続くお手や蝕龍蟲弾で叩き起こされるというハメまがいの事態にもなりうる。
    • ただしその一方で、MH3Gと同じくジンオウガ亜種を盾にして蝕龍蟲弾を防ぐことも可能となっている。
  • ジンオウガ亜種から入手できる防具はジンオウUシリーズ。
    デザインはZのものではなく通常種無印シリーズの色違い。
    MH3Gではジンオウガ亜種がG級のみにしか登場せず、
    上位個体が登場したMH4のU装備はデザインがZのものだった為、
    無印シリーズの色違いであるジンオウUは現状MHXR(とMHST)にしか登場しない。
    ちなみに同じくMH3GではG級限定だったドボルベルク亜種の防具でも同じようなことが起こっている。
  • 極地クエストにも登場するのだが、どういう訳か出番は最高難度である禁断の狩場
    世界観的に特別な存在である古龍、希少種、特殊種以外で禁断の狩場に登場するのは
    ティガレックスに続き2体目である。
    あれ、不死種は…?
    • ちなみに、このクエストの配信日の前日はモンハンフェスタ'19-'20が開催され、
      MHW:Iにジンオウガ亜種が参戦する事が初めて発表された日である。
      特殊種を差し置いて本種が登場したのはこれが関係しているのかもしれない。
      • ただ、MHW:I発売より5ヶ月ほど前のVer9.0アップデート(2019年4月)の時点で
        変更されたタイトル画面の画像に何故か抜擢されていた事を考えると、
        この関連付けについてはやや疑問が生じる所である。
        無関係だったらますます不死種の待遇が謎に包まれるが
    禁断の狩場ということでステータスは非常に高く、
    それ故元から凶悪な蝕龍蟲弾が普段以上に危険な存在になっている。
    極地効果で回避距離・性能がアップしている為避けやすくはなっているが、
    画面外からの急襲もあるため油断は一切できない。
  • 「ファイナルファンタジー」シリーズのソーシャルゲーム「FFBE」とのコラボに際し、
    ジンオウガFFBE種」という種も登場。
    属性は、コラボ前半では火属性、後半では雷属性
    ハンターを追尾する蝕龍蟲弾(と言っても「蝕龍蟲」の弾なのかは定かではないが)を使用することからも
    分かる通り、ベースは通常種ではなく亜種である。
    体色は濃い青色であり、角は緑色。
    インタビューによると、FFシリーズに登場するジンオウガと同じく四肢と角を持つモンスター
    ねむれるしし」をモデルとしているらしい。
    開幕直後は眠っていて、しかも眠っている時や起きた直後は物凄く肉質が硬い
    これだけならMHFのエスピナスそっくりなのであまり驚かないかもしれないが、
    空から無数のメテオを降らせるというFFらしさ全開の攻撃も持ち合わせている。
    メテオは帯電行動のモーションで行い、一定回数使用するときっちり超帯電(龍光まとい)状態にもなる。
    • このメテオだが、プレイヤー間でそう呼ばれているだけではなく、
      MHXR開発陣も「(メテオを)実際に降らせてみました」と言っており、
      FFBE開発陣もこの攻撃を見て「メテオだ」と発言しており、謂わば両者公認の名称であるようだ。
    • ちなみに、「FFBE」は「ファイナルファンタジー ブレイブエクスヴィアス」と読む。
      つまり「ジンオウガFFBE種」をそのまま読むと、
      ジンオウガファイナルファンタジーブレイブエクスヴィアス種」という、
      なんとも長ったらしい名前となる。

武具

  • ジンオウガ亜種の武器は初登場のMH3GからMH4Gまで、(一部武器種はマガラ・黒龍武器に押され気味とはいえ)
    他のモンスターの武器の踏み台になることもなく、安定して高水準な龍属性武器として活躍している。
    MHW:Iでも最終強化が遅くなるものの、バランスの良い性能となっている。
    詳しくは武器の項目を参照のこと。
  • 防具はジンオウU/Zシリーズ
    MHW:Iではゴクオウという新たな名前が与えられている他、
    MHFでは獄狼という名になっている。

余談

  • モチーフと見られるケルベロスだが、「地獄の番」と言われることから、
    「(犬がオオカミの一種とはいえ)オオカミがモチーフのジンオウガとは微妙にミスマッチでは?」
    と思う方もいるかもしれないが、ケルベロスはオオカミと解釈される場合もある。
    例として、ギリシャ神話内にてケルベロスの唾液から猛毒のトリカブトが生まれたというエピソードから
    英語ではトリカブトを「ウルフスベイン(Wolf's bane:オオカミの害毒)」と呼ぶことがある*15
    何しろ「オオカミがルーツのモンスター」のモデルとしてはお誂え向きである。
    • デザインモチーフの一つと思われる「地獄の番犬ケルベロス」には、
      恐るべき門番としての顔のほかに、甘い物に目がない大の甘党としての顔がある。
      曰く、蜂蜜とケシで作った焼菓子を与えれば、それを食べているうちになら素通りできるのだとか。
      ちなみに、賄賂を意味する「ケルベロスにパン切れ」という言葉はこの逸話に由来する。所詮は番犬か。
      • が、ジンオウガ亜種にはこの甘党の部分は一切反映されておらず、
        甘味などアウトオブ眼中な生粋の肉食モンスターに仕上がっている。
        ただ単にハチミツを持って行ってもケシを持って行っても叩き潰されるのみなので、
        ハンター諸氏は正攻法インテリジェンスで打開しよう。
  • 通常種が雷属性担当で、亜種が龍属性担当という設定は、
    MHFにおけるベルキュロスドラギュロスの関係と似ている。
    また、ドラギュロスは雪山に出現したが、ジンオウガ亜種も寒冷地である凍土に姿を現し、
    黒雷による龍属性攻撃を主力とするが、逆に外部からの龍属性攻撃は一切通用しないなど、
    このあたりの設定も非常に似通っている。
  • ノベル版では西野吾郎の『氷雪無尽の獄狼竜』に登場。同作の実質的なメインモンスターである。
    氷海付近に存在するある村で「山主様」と崇められている個体が登場し、
    攻撃はおろか蝕龍蟲弾を受けたハンターも「赤き烙印」を受けたとして追放するほどに
    神聖かつ不可侵の存在とされている。
    ところが同じ場所に狂竜化個体が出現、結果2体で同士討ちを繰り広げるというとんでもない事態が発生した*16
  • 別名の一発変換がよくネタにされる。間違っても『御苦労竜』なんて呼ばないように。
    もしそうだとしても御苦労するのは我々ハンターの方である。
    • ジャンプご苦労」とハンター達に呼ばれているクエストがあるが、それはここから来ている。
  • MHW:Iで復活を果たしたジンオウガ亜種だが、
    ファイナルトレーラーのサムネイルとして使用され、満を持して大々的に復活が報じられた通常種、
    そして第1弾追加モンスターとして復活を果たし、遂にキリンとの関係性と大団長の規格外っぷり
    描かれ話題となったラージャンと比べると演出面では扱いが悪いフシがある。
    上記でも語られたが、先行のお披露目の時点で目玉モンスターが他にいると言われた事から始まり、
    ムービーもジンオウガ亜種の痕跡を見つけた時点で終了し、
    肝心のジンオウガ亜種の登場シーンがムービーになってない
    そして狩猟の終了直後の余韻も目玉モンスターのお披露目に持ってかれてしまうなど
    完全に前座にちょっと使われただけの扱いにされてしまっている。あの世の門の前に座る番犬かよ
    開発としても本命のムフェト・ジーヴァを隠すスケープゴートとしか見てなかった可能性も否定はできないが、
    そうだとしてももうちょっとジンオウガ亜種の登場演出にも力を入れても良かったのではなかろうか。
    当たり前だけど戦闘BGMもいつもどおり通常種の使いまわしだし。
    おまけに、大型アップデート第3弾で追加された猛り爆ぜるブラキディオスは
    過去作とは異なり、なんと専用BGMを引っ提げて復活を果たした
    亜種と特殊個体とでは毛色が違うとはいえ、どうにもぞんざいに扱われてる感が否めない。
    • 優遇されている点として「通常種よりも歴戦の個体の危険度が高い」が挙げられるが、
      上記の通り格下であるはずのリオレウス等に引き分ける、古龍種と居合わせると逃走するなど、
      危険度と実際の行動には食い違いが発生している。その為一部からは
      「あまりにも不憫なので危険度だけ上げた」などという穿った見方をされる事も。
      尤も歴戦の個体の危険度は単純にゲーム内での強さなどから
      決められているところもあるようなので、
      「ハンターにとっては危険だが、他のモンスター達からすれば通常種と同等」
      といったところなのだろう。
    しかし、MHW:Iでの不遇っぷりはこれだけでは終わらなかった
    2020年1月に行われた狩王決定戦の西日本大会にて決勝戦のターゲットとして
    本種と悉くを殲ぼすネルギガンテが選ばれ、
    決勝戦に臨むハンター達の壁として立ちはだかる…ハズだったのだが、
    なんと新型コロナウィルスの影響により大会そのものが中止となってしまい、
    本番に向けた練習の為に多くのジンオウガ亜種(と悉くを殲ぼすネルギガンテ)の
    屍の山が築き上げられたにもかかわらず、それが無駄になってしまうという事態が発生してしまった。
    一応、クリア時に報酬としてコイン等が手に入るので全くの無駄というわけではないが。
  • シリーズ20周年を記念して行われたモンスター総選挙では、全229種の中からなんと第11位にランクイン、
    上記の様に若干の不遇エピソードを持つジンオウガ亜種だがそんなことは露知らず、
    トップ10に王手をかける直前まで行くほどの大人気を獲得している事が明かされた。
    • なお、一つ下の順位である第12位はラギアクルス希少種であったため、
      MH3G出身モンスターで尚且つ人気も高い本種もトップ20にはランクインしているのではないかという予想が建っていたが、
      見事この2体が並んでランクインする現況となった。
      ちなみに、第17位にはMH3Gの看板であるブラキディオスもランクインしている。仲良しか
      そして最早お馴染みの光景になりつつあるが、三度「ジンオウガ亜」でトレンド入りしてしまった。
    • またジンオウガ亜種より上の順位に亜種モンスターは居ないため、
      亜種の中では第1位という結果になっている*17

素材

蝕龍蟲
龍殺しの実を好むため、体内に龍属性エネルギーが蓄積している甲虫。龍属性を付与する性質がある。
通常種が雷光虫を集めていたように、亜種はこの蝕龍蟲を集めることで龍属性エネルギーを得ている。
  • 通常種同様、尻尾を振り抜くことで発射してくるのだが、
    MH3Gではなんと一度空中で静止した後、ハンター目がけてミサイルのように飛んでくる。
    これが蝕龍蟲自身の何らかの習性なのか、あるいはジンオウガ亜種が操作しているのかは不明である。
    通常種同様、龍光まとい解除時の落し物や、転倒時に虫あみを使うことで入手可能。
    狩猟報酬としても出るが、確率はあまり高くない。
    詳しい説明はリンク先を参照されたし。
  • ちなみにMHSTシリーズではこれが突然変異して誕生した「大蝕龍蟲」とも共生関係にあるが、
    さすがに大蝕龍蟲自体は大雷光虫と同様、素材としては使用できないようだ。
獄狼竜の堅殻
ジンオウガ亜種の体を包む黒き甲殻。硬い材質で、防具によく使われる。
地獄の覇者を思わせ、邪悪な力を備えているが如き禍々しさを持つという。
最上質の物は「重殻」と呼ばれる。
MHSTシリーズでは下位素材の「甲殻」が存在する。
MHXRの2頭クエストに登場する個体からは「双甲殻」が入手できる。
獄狼竜の龍毛
蝕龍蟲が潜む逆立つ龍毛。硬い材質で、防具によく使われる。
通常種における「帯電毛」に相当する。
ここに龍属性エナジーを蓄えており、その力は全ての龍を恐れさせるという。
より上質な龍毛は「滅龍毛」と呼ばれ、虫の力により赤黒い雷流が弾けるという。
獄狼竜の尖角
ジンオウガ亜種の角。堅固な材質で武器によく使われる。
まるで全ての龍に反旗を翻したかに思えるほどの恐るべき迫力があるという。
普段は前方を向いているが、龍光まとい状態時は上方に展開する。
最上質のものは「剛角」と呼ばれる。
獄狼竜の尖爪
ジンオウガ亜種の四肢に生える爪。鋭い材質で、武器によく使われる。
普段は黒色だが、龍光まとい状態になると赤く変色する。
その威力は、絶対的覇者の地位を築き上げるに十分な威力だという。
より発達した物は「剛爪」と呼ばれる。
MHSTシリーズでは下位素材の「爪」が存在する。
MHXRの2頭クエストに登場する個体からは「双爪」が入手できる。
獄狼竜の尻尾
ジンオウガ亜種の持つ恐ろしく逞しい尻尾。強靭な材質で防具によく使われる。
その破壊力は鋼鉄をも切り裂くといわれている。
より強靭さを増した尻尾は「靭尾」と呼ばれる。
  • ちなみに、亜種の尻尾は通常種に比べると何故か倍近い耐久値を持っている。
    加えて尻尾は肉質30、先端に至っては21と狙うには適しているとはいえない部位なので
    尻尾を斬る前に終わることも多く、かといって他に入手手段もなく、
    なんとか斬っても堅殻や龍毛を引いてしまうという事態は例外なく起こり、
    地味にストッパーになる素材だったりする。
  • 余談だが、亜種の靭尾の売却額は10120z
    これだけではピンとこないという人は、天鱗天殻に迫りかねない高額と言えば、
    その売却額の高さがお分かりいただけることと思う。
獄狼竜の龍殻
通常種の「蓄電殻」に相当する。雷属性との相性が良い。
蝕龍蟲から滅龍の力を吸収し、強力な龍属性エネルギーを生みだす。
龍殻を用いて加工される武具は、その能力に期待が掛かる。
より上質な龍殻は「滅龍殻」と呼ばれ、蓄積量に比例し武具性能も向上する。
導きの地に登場する個体からは「ほとばしる滅龍殻」、
さらにその歴戦の個体からは「歴戦の滅龍殻」が入手できる。
獄狼竜の逆鱗
MHSTシリーズでのみ登場する、ジンオウガ亜種の下位レア素材。
さながら地獄で抗う亡者のような禍々しさを放っているという。
獄狼竜の昏玉
稀に獄狼竜の体内で生成される希少な玉石。通常種における碧玉に相当する。
王者の力が凝縮されたかのような力強い印象を受ける碧玉に対し、
昏玉は亡者の力が凝縮されたかのような禍々しい印象を受けるという。
  • ちなみにMH4での碧玉は精製、昏玉は生成と漢字が異なっている。
    ……がMH4Gでは生成で統一されている為、誤字だったようだ。
  • なお、ジンオウガ亜種の武器に昏玉が使用されることは少なく、
    ミラボレアスの武器、そして何故か龍属性要素の無いダレン・モーランの武器に主に使用される。
    ただし、どちらも非常に強力な武器であるため需要は高い。
獄狼竜の天玉
限られた獄狼竜のみが体内で生成することができる、幻の玉石。
通常種の天玉が「圧倒的強者の証」とされるのに対し、亜種の天玉は「絶対的覇者の証」とされる。
  • なお、天玉はジンオウガおよびジンオウガ亜種の武具の生産・強化の他に、
    なぜかラギアクルス希少種の素材から作られる武器の最終強化にも必要になってくる。
  • ちなみに、MH3Gでは天鱗・天殻と同じアイコンだったのだが、
    MH4Gでは宝玉等と同じアイコンに変更されている(ちなみに、これはMH4に於ける恐暴竜の宝玉と同じ)。
    それのせいで報酬に天玉が入ってたと思ったら昏玉でしたということもザラ。
獄狼竜の骨
ジンオウガ亜種の骨。
MHXRで追加された固有素材。
2頭クエストに登場する個体からは「双骨」が入手できる。
獄狼竜の雷鳴玉
ジンオウガ亜種が持つ玉石。
MHXRで追加された固有素材。2頭クエストに登場する個体からは「双雷鳴玉」が入手できる。

関連項目

システム/龍属性
モンスター/ジンオウガ
モンスター/金雷公ジンオウガ
モンスター/ヌシ・ジンオウガ
モンスター/ジンオウガ/派生作品
武器/ジンオウ武器 - ジンオウガ亜種の素材を用いた各武器へのリンクあり。
防具/ジンオウシリーズ - ジンオウガ亜種の素材を用いた、ジンオウU・Zシリーズ及び獄狼シリーズ(遷悠防具)に関する説明あり。
BGM/ジンオウガ戦闘BGM
クエスト/紅彩鳥の喚び声 - 狩猟対象はクルペッコ亜種三頭だが、鳴き真似でジンオウガ亜種が召喚される。
クエスト/JUMP・獄界の門番 - 火山でのジンオウガ亜種の強化クエストなのだが…。
アクション/お手 - 前足をたたきつける攻撃のこと
アイテム/蝕龍蟲 - ジンオウガ亜種と共生関係にある虫。
モンスター/大蝕龍蟲 - 同上
モンスター/オドガロン亜種 - 同じく龍属性を操る牙竜種。
モンスター/怨嗟響めくマガイマガド - 同上
モンスター/ドラギュロス - MHFに登場する飛竜種。極地の環境に適応し、龍属性の黒雷を獲得した亜種である点が共通。


*1 余りの変貌っぷりに、一時期は「ホーミングする性質を持っている」と囁かれたことすらあったほど
*2 蝕龍蟲弾がジンオウガ亜種の身体をすり抜ける仕様に変更されている
*3 特殊なカテゴリに属する二つ名個体を除く。
*4 MHWorldの大型アップデート第5弾でレーシェンとエンシェント・レーシェンの2種が追加されているが、これらはコラボ先の設定を導入した特殊なモンスターであり、かつ後者は極ベヒーモス等と同等の待遇を受ける強化個体の類でもあるため例外とする。
*5 実際は赤が基調だがPV上では黒く見える。
*6 既存モンスターの亜種という設定を持つモンスターがいない訳ではなかったが、エスピナス亜種以降はいずれも「○○亜種」という呼称ではなかった
*7 氷狐竜らが登場するMHF固有の秘境エリア
*8 G級に登場する亜種モンスターの防具には、通常種防具とは別の名称が与えられている。
*9 大剣、太刀、双剣、ハンマー、狩猟笛、ヘビィボウガン
*10 不意打ちで蓄電を行えなかった場合でも開始直後は蓄電行動を優先する。
*11 MH2ベースの仕様からくる行動キャンセル
*12 ただし、それ以前にもセリオン山のモンスターのレアな巣に稀に出現することがあり、タマゴを求めて散策していて遭遇してしまった…という人もいるかもしれない
*13 ジンオウU装備などで高い龍耐性を確保、片手剣でガードなど、生き延びる手段はある。
*14 ベリオロス亜種やボルボロス亜種など
*15 「狼を殺すほどの毒性を持つ」ということから「狼殺し」が由来だとする中世ヨーロッパの異説もある
*16 狂竜化個体が「山主様」伝承と似た様な傷を負っていたため、ハンターたちは村人に「討伐対象は狂竜化個体だ」だと説明するのもひと苦労していた
*17 通常種以外という点で見ても、悉くを殲ぼすネルギガンテ(第9位)に次ぐ第2位となっている