MH4G以降の旧砂漠で採掘できる精算アイテム。
目次
概要
- 旧砂漠のエリア8にある採掘ポイントで入手することができる。
大きく脆いためポーチに入れることはできず、ハンターは抱えて持ち運ぶことになる。
- 納品クエストの説明によると、成分は一応鉄であるらしい。
しかし「不思議な鉄」と称されており、これを原料とした武器もあのイサナ船ハンマー!。
本当に鉄なのかどうか怪しいところである。- 「隕石として得られる不思議な鉄」というと、「隕鉄」というものが現実に存在している。
地球上ではみられないような特殊な環境や膨大な時間によって精製された、鉄とニッケルの合金である。
炭素をほぼ含まないため柔らかい半面粘り強く、風化に対する耐性も高い。
後述の通り隕石の大塊の性質は真逆であり、隕鉄とは別なのだろう。やっぱり鉄じゃないんじゃないか?
- 「隕石として得られる不思議な鉄」というと、「隕鉄」というものが現実に存在している。
MH4G
- この頃は夜の旧砂漠エリア8でないと、これが掘り出せる採掘ポイントがなぜか出現しなかった。
- MH4Gの村クエスト「夜の砂漠でお宝探し」ではこれを納品することがメインターゲットとなっている。
モノブロスが徘徊してはいるものの、運搬自体は運搬クエストとしてはかなり楽な部類である。
強走薬一本飲んでおけば失敗することはあまりないだろう。
そう、運搬すること自体は。- このクエストは、MH4Gを初めてプレイする人にとっては
運搬の難易度よりも前にまずこの隕石の大塊を見つけることが難しい。
前述の通り、隕石の大塊は旧砂漠の大型モンスターが入らないエリア8、
それも夜にだけ出現する専用の採掘ポイントでしか手に入らないため、
知らないとひたすら探し回る羽目になってしまうのである。 - 逆に見つけることさえできればこのクエストはそう難しくもない。
障害物は出現するが回り道はそう遠くなく、モノブロスの対処もいくらでも手がある。
このアイテムがメインターゲットとなっているクエストは村と集会所を通してこれ一つであるため、
隕石の大塊は一度納品をクリアしてしまえばもう皆に忘れ去られる運命である。
…はずだった。
- このクエストは、MH4Gを初めてプレイする人にとっては
- このアイテムがメインターゲットに設定されているクエストは確かに一つだけである。
しかし、G★2ランクのクエスト、「ガブラス三昧ツアー!!」にてサブターゲットに設定されているのだ。
こちらのクエストでは運搬の妨害として設置されているものが一つもないので、
エリア7→2→BCと直行で帰るだけで済んでしまう。
申し訳程度にダイミョウザザミ亜種が配置されているが、強走薬なしでも余裕で振り切れるため問題にならない。- これに目を付けたのが炭鉱夫である。
当然このクエストでは採取ツアーと異なりネコの秘境探索術が有効となっている。
旧砂漠で秘境から目ぼしい採掘ポイントを一通り回るとエリア8に到着するのだ。
そしてそこには隕石の大塊の採掘ポイントが設置されている。
これ以上ないほどの良条件である。
更に、サブターゲット報酬でも低確率ながら風化したお守りが出るというおまけ付き。
運搬アイテムでありながら多くのハンターに愛されるのは唯一このアイテムぐらいであろう。
今日も夜の旧砂漠で炭鉱夫達は隕石を納品し続けるのだ。
- これに目を付けたのが炭鉱夫である。
- 旧砂漠は、MHP2GからMH4Gの間に砂漠を囲っていた岩山が丸ごと消え失せるほどの環境変化が起こっている。
このようなアイテムが存在するところを見ると、環境変化の原因は隕石の落下によるものなのかもしれない。
MHX
- 旧砂漠の続投に伴い、このアイテムも再び登場。
採掘できる場所は変わらないが、本作では昼にしか旧砂漠に赴けなくなったことを受けて、
このアイテムも前作とは打って変わって昼に採掘できるようになった。
運搬アイテムの仕様変更に伴い、
このアイテムの納品が目的のクエスト以外でも納品ボックスに入れられるようになったため、
これを使った龍歴院ポイント稼ぎも可能。
- 引き続き運搬が必要な精算アイテムという扱いであり、やはりこのアイテムを運搬するクエストも登場している。
そのクエストの依頼文によると、隕石の大塊の素材としての有望さや優秀さこそ知れ渡ってはいるが、
加工方法に関してはMH世界では未だ、確立されていない状態らしい。
そんな未知の素材からハンマーを作ることに成功した我らの団の加工屋の娘とドンドルマの武具屋の娘。
彼女たちの並外れた武具加工の才能が感じられる裏話である。
- 微妙にグラフィックが変更されている。
MH4Gでは単に黒っぽい岩だったのだが、MHXからは白く輝くゴツゴツした水晶玉のような見た目になっている。
ますます、普通の鉄からかけ離れた外見となっており、神秘的とさえ思える。
余談
- 運搬アイテムの例に漏れず、このアイテムも途中で落とすと砕け散ってしまう。
ああ見えて随分脆くなっているようである。- 現実世界において、高温の物質を急速に冷却すると脆性破壊を引き起こすことがある。
また低温において金属の強度が落ちることも良く知られている。
夜の旧砂漠は氷結晶が採取できるほどの低温であることから、隕石が壊れやすくとも不思議ではない。
- そもそも、石ころと風化してボロボロの骨から作ったボロピッケルで採取できる代物である。
「何とか形を残している」程度の強度なのだろう。
また周囲にクレーターらしき地形がない以上、隕石の落下は相当に昔のことだと考えられる。
風化が進んで脆くなっている可能性も高い。
- エリア8と一方通行でつながっているエリア5にはかつて地底湖があり、
ホットドリンクが必要なほどの低温であった。
前述の通り隕石の衝突に伴うクレーターが見当たらないことを踏まえると、
エリア5の地表に落下した隕石により地底湖の天井と底が抜けてエリア8へ繋がり、
隕石は落下の衝撃と地底湖による急冷により脆くなったのかもしれない。
- 現実世界において、高温の物質を急速に冷却すると脆性破壊を引き起こすことがある。
- 採掘ポイントの形状は天空山の通常採掘ポイントと非常によく似ている。
天空山の成り立ち、隕石というワードを鑑みると、旧砂漠の地形変化もあの古龍が関わっているのだろうか。
- この隕石の塊が取れる採掘ポイントは、MH4Gの頃は昼になると消え失せてしまっていた。
が、また夜になるとあらわれる。なんとも不思議な現象である。
MH2時代の落陽草や氷結晶のように、「光の関係で昼間はどこにあるか見つけにくい」ということだろうか。- しかし、MHXでは昼間でもこの採掘ポイントがしっかりと存在している。
隕石の見分け方がハンターたちに知れ渡った結果、昼間でも見つけられるようになったのかもしれない。
- しかし、MHXでは昼間でもこの採掘ポイントがしっかりと存在している。
- 稀に隕石ではなく砥石が採れることがある。
機械のように働く炭鉱夫達は、洞窟の出口まで歩いてから自分が隕石を抱えていないことに気付くという…