フィールド/禁足地

Last-modified: 2022-04-09 (土) 17:22:12

シナト村の近く、天空山の一角にあるフィールド。
ある凄惨な事件を境に、シナト村の人々が禁断の地として立ち入りを禁じていた領域でもある。

目次

概要

  • MH4(G)で初登場したフィールド。
    決戦場フィールドであり、BC以外には決戦の地であるエリア1のみが存在する。
    この手のフィールドの例に漏れず、BCからエリア1へは一方通行であり、
    落とし穴やシビレ罠を仕掛けることはできない。
  • 天空山の一角に存在するという設定から、ベースキャンプは天空山と全く同じ
    天空山とは反対側の、天空山マップ時では扉で閉ざされていた場所の先が禁足地である。
    逆に天空山へと向かう道は岩によって塞がれており、天空山マップのエリア1に到達することは出来ない。
    • この仕様上、決戦場型フィールドとしては珍しくBCにベッドがあり、モドリ玉を使えば全回復できる。
      特にシャガルマガラ戦や特殊許可クエストなどで赴く際には重宝するだろう。
      ついでに納品ボックスもあるが、使う機会はほぼ無い。
      敢えて使うとすれば、MHX(X)にてシャガルマガラ戦で得た狂竜結晶を
      モドリ玉で戻ったついでに納品するくらいだろうか。
  • エリア1は、雲の上に突き立った円状の広場が舞台。
    雰囲気は至って平和で、一面に白いススキ野原が広がり、中央に大きな岩が存在している。
    周囲には雲海から顔を出した天空山の峰々が屹立しており、
    シナト村の人々が建てたものか、紅い旗が巻かれた塔のような建造物も見て取れる。
    空は抜けるような青空であり、燦燦と輝く太陽がフィールドを照らしている。
    高低差は少なく、段差らしい段差は東側と北西側に一段ずつ存在するのみ。
    • 中央の大岩はモンスターの攻撃を一時的にやり過ごして態勢を立て直すのに使えるが、
      ラージャンの気光ブレスなど一部の攻撃は貫通してくるので注意。
      また、モンスターの攻撃が当たり続けると破壊されて無くなってしまう。
      • 元々やや狭めのエリアに更に障害物が置いてあると事故の元なので、
        モンスターの攻撃誘導や爆弾でさっさと大岩を壊してしまうという作戦もアリ。
    • 段差の数自体は少ないものの、
      やや狭めのフィールドのため「気づいたら段差付近で戦っていた」という状況も少なくなく、
      しかも登場するモンスターが軒並み強敵なので段差付近での一瞬の誤操作が命取りになることがある。
      そのため数の少なさに反してここの段差に嫌な思い出のあるハンターも多いだろう。
  • 採取ポイントが存在しており、忍耐の種や怪力の種、ウチケシの実が採れる。
    ウチケシの実が尽きたら狙ってもいいが、
    モンスターとの死闘の最中にそんなことしている余裕はないことが多い。
    また、それとは別に砥石のポイントもあるが、拾っている余裕が無いのは同じである。
    • ただし、「団長からの挑戦状」などの連続狩猟となるクエストでは、
      初期配置されているモンスターを倒してから後続のモンスターが現れるまでの間、少し待ち時間が生じる。
      最初の戦闘でウチケシの実が尽きてしまったら、念のために採取しておくと良いだろう。
    • 砥石のポイントはエリア最西端あたりにあるのだが、特に目印もない普通の地面のため、
      「攻略情報等を見るまで採取できることすら知らなかった」という人も少なくないだろう。
      また、ここに限ったことではないがオトモを連れている際に何も無いところで採集モーションを行いだして、
      そこが採集ポイントとなっている事を知った人もいるかもしれない。

環境変化

  • 当フィールドにはマガラ種の特性に連動し、背景が大きく変化するギミックが存在する。
  • 天廻龍シャガルマガラが出現した場合、禁足地全体が深い闇に包まれ真っ暗になる
    周囲の山々は影のように黒くなり、更に蒼天は見る影もなく暗黒の粒子に覆われたことで
    太陽の光が全く届かず、まるで夜の帳が降りたかのような雰囲気に様変わりする。
    通常の禁足地とはまるで別フィールドかのような不穏な空気が漂うため、
    否が応でも災厄の先触れを感じさせられるだろう。
    • この大規模な環境変化は、シャガルマガラが有する膨大な狂竜の力の影響である。
      ストーリー上で天廻龍が出現した際(後述)も、禁足地から溢れんばかりの狂竜の力が流れ出し、
      シナト村周辺の空、天空山の頂が不気味な黒い雲に覆われるムービーが存在するが、
      この禁足地の演出もまた、シャガルマガラが如何に恐ろしい環境干渉能力を持つかを如実に表している。
    • 黒蝕竜ゴア・マガラが出現した場合は、狂竜化状態になっている間のみ上記の環境変化が発生する。
      通常のフィールドでは、狂竜化状態の時にフィールド全体がやや黒みがかる演出が発生するが、
      禁足地では更に周囲が真っ黒になるという演出が追加される*1
      闇に漆黒の体色が紛れ、翼と触角だけが紫に輝くというビジュアルは格好いいが、
      環境によってはゴア・マガラの姿を見失って闇討ちされてしまうこともあるため留意されたし。
  • シャガルマガラの討伐に成功すると、周囲を覆い尽くしていた狂竜の力は消え失せ、
    天空山の一部としての本来の環境へと立ち戻る。
    晴れ渡った蒼天の下、ススキが穏やかに帆を揺らす様は、それまでの深い闇が幻だったかのようである。
    • ゴア・マガラとの戦闘時は、狂竜化状態を解除することで環境変化が元に戻る。
      場合によっては黒天と快晴が目まぐるしく変化するため、なかなか新鮮である。
  • これらの環境変動はシャガルマガラ及びゴア・マガラ出現時限定の演出である。
    このため、他のモンスターとの戦闘時の環境は通常の晴れ渡った状態で固定となる。
    特にマガラ種が出現しないXシリーズの特殊許可クエストが分かりやすいか。
    • 「団長からの挑戦状」では、ジンオウガと激昂したラージャンを相手にしている時は晴れているが、
      シャガルマガラが登場した途端に真っ暗になるという演出がされている。

禁足地となった所以

  • かつてこの地を含む天空山にて、筆舌に尽くし難い事件が起きた。
    天空山に生息していたモンスターというモンスターが突然狂ったように暴れはじめ、
    自分以外の生物に誰彼構わず襲いかかったのである
    その光景はまさに地獄絵図であり、これを見た村人は「悪しき風が天空山を蝕んだ」、
    天から降りた神が山の生き物を懲らしめた」と言い伝え、
    この地を禁断の地として人の出入りを禁じたという。
    それ以来、この地域は「禁足地」と呼ばれることとなった。
    • 事件の詳細は天空山のページを参照。
  • その一連の事件の黒幕はかのゴア・マガラ、もといその成熟体である古龍「シャガルマガラ」である。
    天空山を離れたゴア・マガラが長い年月を経て成熟し、シャガルマガラとなって禁足地に舞い戻ったことが原因で
    天空山の惨劇が引き起こされたと推測されている。
    そして、この災厄はMH4のオフラインのストーリーで再び繰り返されようとしていた。
  • ゴア・マガラが天空山に飛来した理由は、
    ゴア・マガラは脱皮期に差し掛かると、他の生物の目につかぬような場所で脱皮し
    故郷へ戻ってくる習性のためではないかと考えられている
    (団長の想像であり、事実は定かではない)。
    また、彼の能力である狂竜化に関連する謎の物質、通称狂竜ウイルスは、
    吸引したモンスターに異常行動や狂暴化などの症状をきたす特性を持つ。
    以上の2点より推測できるのは、禁足地へ足を運んだゴア・マガラが完全な成熟体へ変貌、
    天空山一帯に狂竜ウイルスを拡散させ、その結果、狂竜ウイルスに感染したモンスターが狂暴化を引き起こし、
    大規模な争いが発生したのだろう……というものである。
  • この事件の真相は、我らの団ハンターが天空山で狂暴化したババコンガを確認し、
    その事実を知った団長が調査を行った結果遺跡平原にて倒されたはずのゴア・マガラの外殻を発見。
    更に団長の見つけていた「不吉なアイテム」、シナト村の古い歴史書と照合して得られたものである。
    時を同じくして我らの団ハンターが遺跡平原で狂暴化したティガレックスを発見、
    更には天空山一帯に狂竜ウイルスの拡散、そして同地に存在するモンスターの狂暴化が確認される。
    これを受け、ギルドはゴア・マガラの成熟体を古龍種天廻龍シャガルマガラと正式に認定、
    シナト村にて留まっている我らの団と連携し、討伐に踏み切る運びとなった。
    そして、万が一討伐に失敗した場合は、シナト村の住民に立ち退きを命じた上で、
    シナト村を含む天空山一帯を閉鎖、未来永劫立ち入り禁止地帯とするという条件の下、
    大僧正の許可を得たハンターは禁足地へと足を運び、天廻龍と相対するのである。

その後…

  • MH4の旅団クエストを全てクリアすると、
    この禁足地を舞台とした「団長からの挑戦状」というクエストを受注できるようになる。
    いわゆる村最終に相当するクエストであり、難易度も相応に高い。詳細はリンク先にて。
  • また、イベントクエスト「時代を翔ける龍」も、禁足地を目的地としたクエストである。
    こちらは強化されたゴア・マガラとシャガルマガラを連続で相手するといった内容で、やはり難易度も高め。
    ただし、イベントクエストであることから協力プレイが可能なため、信頼できる仲間と挑もう。

出現モンスター

大型モンスター
シャガルマガラ
ゴア・マガラ
激昂したラージャン
ティガレックス(通常種/荒鉤爪)
ナルガクルガ(通常種/白疾風*2)
セルレギオス
ジンオウガ(通常種/金雷公)
ライゼクス(通常種/青電主)
朧隠ホロロホルル
隻眼イャンガルルガ
紫毒姫リオレイア
黒炎王リオレウス*3
  • MH4に於けるオフラインラスボスフィールドではあるが、決戦場や溶岩島同様に半汎用フィールドでもあり、
    マガラ種を筆頭に様々なモンスターが出現する。
    他のモンスターにとっては(天廻龍がいない限りは)天空山の一部に過ぎないため、
    天空山に生息するモンスターなどが出没することもままある、ということだろう。

余談

  • 現実世界にも、日本、世界に禁足地はたくさん存在する。
    日本で代表的なのは千葉県市川市の「八幡の藪知らず」や奈良県天理市の「石上神宮」などであろうか。
    いずれも神の聖域を侵犯してはならない、入ると出ることはできない迷いの森であるなど、
    地域の伝承や地元の歴史と深く結びついていることが多い。
    気になる人は地元について調べてみると面白いかもしれない。
    • ただし、そこに入ろうとするのは法律的にも禁止の場合がある。
      禁忌を犯して万が一災いが降りかかったり無事帰れなかったりしても自己責任である。
  • 本来はシナト村によって立ち入りが禁止されている領域なのだが、
    特例であったマガラ種以外のモンスターが出現した際でも、やはりハンターが出向いて狩猟を行うことになる。
    ストーリー上で大僧正の信頼を獲得し、禁足地に踏み入る許可を得ている我らの団ハンターはともかく、
    天空山とも何の関係もないXシリーズのハンターがほいほいと足を踏み入れてよいのだろうか…。
    • これについては、同地が禁足地に定められた元凶であるシャガルマガラが、
      MH4のストーリーにおいて人の手によって明確に打ち破られたことが関係しているのかもしれない。
      そもそも同地に踏み入ることが禁忌とされたのは、「天から降りた神」が山の生き物を懲らしめたという
      恐ろしい事件に対するシナト村の人々の畏怖が「ルール」として形になったためであり、
      既に我らの団ハンターという英雄によってその畏怖が討ち払われた以上、
      もはや立ち入りを禁ずる理由はない…と了解されている可能性はないとはいえない。
  • MHFではシャガルマガラと共に実装された。
    ベースキャンプもきっちりと天空山のものとなっている。
    MHFの環境に合わせて段差が無くなったほか、中央にあった岩も無くなっている
  • MHSTやMHST2にも「禁足地」と名付けられた地名が存在するが、本項で紹介されている禁足地とは別物である。
    MHSTに登場する禁足地については、詳しくはこちらの記事を参照すること。

関連項目

モンスター/シャガルマガラ
モンスター/ゴア・マガラ
フィールド/天空山
世界観/シナト村
世界観/シキ国 - 天空山一帯はシキ国にあるとされている。
クエスト/団長からの挑戦状‐高難度クエストの一つ
クエスト/時代を翔ける龍


*1 元々のフィールド自体は明るいので、ゴア・マガラに連動した背景変化だと分かる。
*2 隻眼狩猟依頼G5にて出現
*3 紫毒姫狩猟依頼G5にて出現