モンスター/ギアオルグ

Last-modified: 2023-10-17 (火) 15:26:56
種族
獣竜種
別名
氷獰竜(ひょうどうりゅう)
登場作品
MHF
狩猟地
極海

目次

生態・特徴

近年、極海で新たに発見された獣竜種。
氷獰竜」とも通称され、便宜的に獰竜アビオルグの亜種と定義されているが、
実際はこのギアオルグこそが獰竜族の「祖先」の形質を非常に色濃く残している。
環境適応力が高く、様々な地域での目撃情報があるアビオルグとは違い、
ギアオルグは極海に留まり、完全にこの土地に適応している。
もともと彼らは寒冷地のみに生息し、乏しい食料を獲得する争いを繰り広げていた。
このうち、食料を求めて新天地に進出し、生息範囲を拡大していった一部の個体がアビオルグになり、
一方で寒冷地から外に出る必要性がない、餌争いを生き延びてきた勝者がギアオルグであるとされる。
青白い体色は寒冷地に適応した結果で、極海での擬態に役立っている。
食性はアビオルグと同じくほぼ全ての動物だが、主に脂肪分を蓄えた獲物を狙って捕食する。
これは寒冷地で生きていくために彼らが身に付けた術で、
体温が他の生物に比べて高いのに加えて、シバリングとよばれる身震いによる体温調整を行い、
より多くの熱量を必要とするためである。
ギアオルグが興奮すると、尻尾や背中の骨板が外気の影響を強く受けて凍りつく。
これは肉体の活性化により、血流がよくなったために起こる反作用である。
彼らの血液は「零血」と呼ばれる特殊なもので、
外気に触れた瞬間に凍結してしまうほど融点が高く、
素材として扱える状態での入手は非常に困難とされている。
戦闘においては、アビオルグと同様に強靭な肉体や大剣状の刃尾を活かした肉弾戦を主とし、
それに加えて氷雪や外気を利用した多彩な技を操る。
中でも独特なのが、尻尾の先端部を氷原に突き入れて冷却し、
"アイスブレード"と呼ばれる氷の刃を形成するという点。
自らの意思で武器を作りだし、それを装備して戦うという戦法は、
数多く存在する大型モンスターの中でも非常に珍しい特徴である。
氷の刃を纏ったギアオルグの尻尾は、本来のおよそ2倍という長大なリーチを持つと同時に、
分厚い氷原もろとも相手を両断する驚異的な攻撃力を誇る。
また、周囲の冷気を取り込むと同時に圧縮し、口元から連続で爆発させる、
ビーム状に放つ、息吹で大きな氷塊を造りだす、
口元で冷気を炸裂させて周囲を攻撃するなど、様々な型の氷ブレスとして吐き出す。
この他にも、背中の骨板を地面に突き立てながら転がったり、
大地を割るほどの力で上半身を叩き付けたりと、見た目以上に豪快な攻撃を繰り出す。
辿異種
極寒の地で生き延びていく過程で、異形の尻尾を得た氷獰竜ギアオルグ。
ハンターズギルドはこの個体を「辿異種」と認定し、対応に当たっている。
尻尾は太く発達しているほか、通常個体にみられる両刀ナイフのような形状ではなく、
3方向に大きな刃が伸びることで大型船の錨を彷彿とさせる三又の尻尾となっている。
この尾は金属化しており、周囲の氷を砕きながら振り回すことができる。
振り下ろせば極海の氷床を叩き割るなど、破壊力も通常個体より増している。
このような異形となった理由は、極海の潤沢ではない食糧事情が絡んでおり、
乏しい餌を確実に仕留めるため、強力な武器であった尻尾をより発達させたと考えられる。
当然ながら、狙った獲物をしつこく付け狙う獰猛性も通常個体と同じく脅威となる。
背中にある"骨板"も菱形に近い形状ではなく、無数の刃が立ち並んでいるように見える。
ギアオルグが怒り始めると、熱気によって明るい朱色に変色することがある。
頭部の角も反り返り威容が増しているが、この角が攻撃に用いられることはない。
扱う冷気も強烈になり、吐息を受けた狩人は無事ではいられない。
特に、その場で冷気という冷気を吸い寄せて集めた後、
地面へと吐きつける格好で長時間放射する行動は強烈そのもの。
そして最も脅威なのが、発達部位の尻尾をアイスブレードで強化した時
重厚な氷塊を纏った、『氷塊の尾』と呼ぶに相応しい姿となったそれは、
更なる発達によって鍛えられた破壊力と、強烈さを増した冷気を共存させた恐ろしい武器となり、
これに切り刻まれた者は、重傷と冷気による悪影響を同時に受けることになる。
一方、形状が形状なためか、通常個体と異なりリーチが伸びる事はなく、
従来より強烈な冷気によって実現したそれを破壊された時、痛みに耐えられず転倒してしまう。

概要

  • MHF-G2から登場したG級モンスターの1体。
    MHFにおいて最初に実装された獣竜種、獰竜アビオルグに酷似した外見を持つ。
    モンスターリストでは亜種と断定されており、別名も「氷獰竜」となっている。
    アビオルグが密林に紛れる緑だとすれば、こちらはさしずめ氷に溶け込む青といったところか。
    爪や角、刃尾などの突起の色は橙色から黄色へと変化している他、
    角というよりは後頭部全体が張り出すように後ろに伸び、
    その先端に複数の突起が存在するという、異様な形状の頭部を持つ。
  • 2012年の感謝祭で流されたPVで一瞬だけ登場し、翌年2月発売のファミ通で全体像が公開された。
    当初計画におけるMHF-G1(2013年4月~2013年10(11)月の予定だった)での新規追加モンスターにして、
    「G級専用新モンスター」の1体として情報が公開されていたが、
    MHF-G1の諸問題解消のためMHF-G2アップデートを2013年7月に前倒ししたことで、
    MHF-G2ナンバーでの登場となり、2013年7月24日より正式実装された。
    • 難易度は★5。後に実装されたG級アビオルグも同じ難易度に位置付けられている。
  • MHF-G PV第2弾では極海でポカラの死骸らしきものを食べている様子が見られる。
    寒冷地に適応するゆえに、脂肪をたくさん蓄えている生物を中心に捕食するようだ。
    ポカラドンやポカラはこの条件を満たしており、彼の餌食になっているのかもしれない。
    もし彼が雪山にいたとしたら、ティガレックスのようにポポの味に病み付きになるのだろうか。
    • ちなみにギアオルグの狩猟称号は「暴れん坊」「勇猛邁進」。
      勇猛邁進とは目標に向かってわき目もふらず、勇ましく前進することを指す。
      厳しい環境故なのか、凶暴さが前面に押し出されていると言える。
  • アビオルグ同様、怒り状態に段階が設定されているほか、
    最大怒り状態では体力の減ったハンター1人を集中攻撃する特性がある。
    もちろん、刃のように発達した尾を使った行動も積極的に用いる。
    ただしギアオルグは極寒の地に適応したことで、アビオルグには見られなかった特異的な行動を備えている。

戦闘概要

  • ギアオルグの最大の特徴は尻尾に装備する巨大な氷刃、"アイスブレード"である。
    ハンターとの交戦中、時折ギアオルグは尻尾を地面に刺しこみ、尻尾を巨大な氷の大剣へ変化させる。
    冷却しきって地中から尻尾を引き抜く際にはその慣性でアイスブレードを振り回してくるので注意。
    なお、アイスブレードの特性は以下のようなものである。
    • 尻尾による攻撃のリーチが見た目通り1.5倍前後にまで強化される
    • アイスブレードを纏った尻尾の肉質が、氷の鎧の機能で急激に硬化する
    • アイスブレード部分にのみ火属性が100%効く
    • 平常時は短時間でアイスブレードが自己崩壊する
    • 怒り1~2段階の間はアイスブレード自壊までの時間が延びる
    • ハンターによる攻撃を加えてアイスブレードを破壊することもできる
    • 罠にかかっているときや、麻痺状態の際にアイスブレードが壊れることはない
    • 平常時から怒り2段階までの間にアイスブレードを破壊されると怒り段階がさらに1段階進行する
    • 纏う際に現れ、破壊時に完全に消滅する関係上、G級の怯み耐性強化システムの対象外である
    元からアビオルグよりも巨大に発達した尻尾の刃が、
    従来の技はアイスブレードによって攻撃範囲がさらに驚異的に伸びており、予想だにしない場所まで攻撃が届く。
    本来の弱点部位である尻尾先端を鎧の如く覆ってしまうのに加え、尻尾の破壊が一時的に不可能となるため、
    尻尾の破壊も兼ねてアイスブレードの破壊も積極的に狙っていきたい。
    見た目通りアイスブレードは火属性に極端に弱いため、
    火属性武器は逆に利用して大ダメージを与えることもできる。
    ならば渇愛仮初の独壇場…といきたいところだが、
    リーチ短の片手剣で尻尾を集中攻撃するのは難しい。
    ましてや、よく動き回るギアオルグの尻尾ならばなおさらである。
    そして、最後の赤字部分は文字通りの意味であり、
    言い換えれば何回纏い直そうが、耐久値は常に同じ値である事を意味する。
    よって、アイスブレードの破壊は後半になるほど困難になる、ということは一切ない。
  • また、アビオルグとの明確な違いとして、
    一度最大怒り状態になると時間経過(約2分)以外で怒りを解除しなくなる。
    アビオルグは最大怒り状態になると
    「特定のハンターを3回攻撃→フィニッシュ技を使う→怒り状態解除」という独自のルーチンが組まれており、
    ギアオルグもそれ自体は健在なのだが、その最大怒り状態をフィニッシュ技で解除しないため、
    「特定のハンターを3回攻撃→フィニッシュ技を使う→特定のハンターを3回攻撃→」
    怒り解除まで延々と繰り返す
    正に狙った獲物をわき目もふらず狩り尽くすかの如くである。
    ただしこの特性、及び後述の技の関係もあり、
    元々ターン制攻防の趣が非常に強いアビオルグより、更にターン制攻守指向になっていると言える。
    • ちなみに体力50%以下になると常時怒り状態になる。
      後にアビオルグもG級対応したが上記の特性は継承されておらず、ギアオルグ独自のものと言える。
  • 基本的な攻撃手段については剛種アビオルグと全く同じであり、
    距離を詰めるための歩行がノーモーション突進になっている他、
    剛種アビオルグ最大の大技「打ち上げ炸裂ブレス」も健在。
    G級という環境も相まって、直撃すればただでは済まないだろう。
    特に上記のアイスブレード発動中は一撃目と二撃目の攻撃範囲も例外なく広くなる。
    ただし、トドメである炸裂ブレスの攻撃範囲=アイスブレードの当たる範囲、ではないため、
    長リーチのアイスブレードに引っかけられたとしても必ず食らうわけではない
    アイスブレードの先端に引っ掛かった程度であればチャージブレスにはまず当たらない。
    ただし、膝崩れやられになることには変わりないため、
    生命の粉塵を使用しなければならない状況で自分まで拘束されていると
    回復できなかったパーティーメンバーが力尽きてしまうことはある。
    • ちなみに単発のチャージブレスはオミットされている。
      逆に言えばそれ以外のアビオルグの技はほぼ全て使ってくる。
      なおブレスは氷属性ブレスとなっている。
    • アビオルグと同じく口内に酸性の消化液を分泌する器官を有しており、
      最大の激昂、怒り3段階目になると防御力を低下させる噛みつき等を使用してくる。
      もちろん食らえば腐食やられ状態に陥ってしまう。
  • また、後述するが新技の多くが比較的遠くのハンターにまで届くようになっているため、
    ガンナーであっても決して気を抜くことはできなくなっている。
    その代わり対遠距離技が増えた関係で、突進を選択する率が減りやりやすくなった部分もある。
  • アビオルグにも言えることだが、怒り段階が進むと全身の肉質が軟化していく。
    恐らくエスピナスと同じ原理で激しい運動を行うために血行を良くした結果、軟化するものと思われる。
    ただし、ギアオルグは右足の肉質が硬く、最大怒り状態にならないと軟化しない。
    また、属性弱点は火・雷・龍だが、いずれも非怒り時は殆ど通らない。
    とは言え怒り状態の進行と共に通るようになるため、火属性・光属性・炎属性・熾凍属性などが有利と言える。
  • 最大怒り状態では上述したように徹底的なターン制攻防になるため、
    攻め時、引き時、攻撃後の隙を如何にして見極めるかが狩猟への近道となる。
    また最大怒り状態に早くさせたほうが肉質・行動の両面で有利になる傾向が強いため、
    アイスブレードは積極的に破壊し、怒り状態の引き上げを狙いたい。
    ちなみにG3以降に確立した「G級モンスターは大技と小技のメリハリが強い」点については、
    ギアオルグが先んじて*1実践しており、
    G級入門防具のエントラGXシリーズLv1でも、一撃死する攻撃技は予備動作が明快なものに限定されている。
    ただし上述したように腐食やられで防御が半減すると致命的なことになるので、回復手段は用意しておきたい。

代表的な技

  • アビオルグから継承している技についてはこちらを参照のこと。
アイスブレード生成
上記のアイスブレードを装着する際に行う行動。
突如後方斜め下に向けて尻尾を突き刺し、そのまま冷却して氷の塊を付着させる。
アイスブレード完成までは尻尾を差し続け、完成すると同時に尻尾を引き抜く。
尻尾の突き刺し、尻尾の引き抜き~行動終了直前まで小さく振る尻尾に攻撃判定がある。
股下まで攻撃判定は届くが、上半身側は手薄となっている。
  • 尻尾の突き刺しは出が早く、威力こそ低いものの油断しているとまず躱せない。
    尻尾を引き抜いた後は後方が氷の粒子でやや視界が封じられる。
  • 後述する辿異種は、引き抜き後の尻尾に膝崩れやられ効果があり危険性が高い。
ローリングアタック
全身を丸めて地面を転がりながら突っ込んでくる攻撃。
ウラガンキンのそれと同じ行動であり、技の存在が明らかになった際は話題になった。
背にある鋭い形状の骨板が上手いことスパイクになっているのかもしれない。
ウラガンキンと違いカーブしたりすることはできず、直線で突っ込んでくるのみだが、
予備動作が少ないため大変轢かれやすい。
またMHFの遷悠種ウラガンキンはローリング後に反転して背面プレスを仕掛けてくることがあり、
G級個体はローリングに被弾すると落とし穴状態になってしまうが、ギアオルグはそのような要素がない。
  • なお最大怒り状態3回目の行動がこれだった場合、
    ハンターが周囲に居なくてもその場でフィニッシュ技を使うという特徴がある。
    辿異種の場合、フィニッシュ技が当たらない位置だと、この技か突進で位置調整を行う。
顎スタンプ
アビオルグに比べ肥大化している頭部を地面に叩き付ける攻撃。
ウラガンキンのものとはやや異なるモーションで、予備動作が非常に長い。
攻撃判定もほぼ見た目通りだが、叩き付け時に震動が発生し、耐震+1がないとよろけてしまう。
この震動の範囲はかなり広いので、耐震スキルが無い場合は注意。
  • 最大怒り時のフィニッシュ技直前に行ってくる場合が殆ど。
    震動によってハンターを拘束し、フィニッシュ技を当てる意図と見られる。
    辿異種では震動が超震動に強化されるため、足止めされる危険性が大幅に高まっている。
回転氷ブレス
半回転しつつ4連続で冷気を放射する攻撃。
遷悠種イビルジョーのものとはモーションが異なっており、回転スピードがかなり速い。
ダメージは平凡だが、被弾すると雪だるまになってしまう。
通常個体は使用頻度が低く、落とし穴から出てきた際にカウンターとして用いることが多い。
辿異種ではタフさ・及び尻尾狙いになる時間が長いため、見掛ける機会も多い。
氷塊砕き
低温の息を吐いて眼前に巨大な氷塊を出現させ、それを砕いて周囲に飛散させる技。
氷塊に触れると雪だるま状態になり、直後の破壊が避けづらくなる。
氷塊を砕く際の威力はフィニッシュ技を除けば最高クラスであり、直撃すれば命の保証はない。
幸い予備動作が非常に長く、ギアオルグ自身もその場から動かないので速やかに離脱しよう。
雪だるま状態でも前転を繰り返せば問題なく離脱できる。
直線氷ブレス
アグナコトル亜種の水ブレスのように放たれる直線状の氷ブレス。
獣竜種において直線方向にブレスを放つモンスターはこのギアオルグが初である
(もともと獣竜種には自力でブレスを放つ種が少ないことも一因となっているが)。
ビーム状の直線氷ブレスは撃ち始めは出力が弱いが、
撃ち続けた3秒後に再び力んで巨大な氷ビームへそのまま強化してくるので厄介。
氷塊砕き同様、フィニッシュ技を除けば最高クラスの威力を持つ。
ブレスの有効射程は長いが側面に関してはそれほどでもないため、
威力が強化される前に回り込んで脚や、下がっている尻尾などを攻撃することは十分可能。
頭については強化される前なら当てられるが、強化後は近づくとダメージを受けてしまう。

辿異種

  • 2017年5月31日より正式に狩猟が解禁された。
    • 「MHF-Z 4月19日アップデート」目玉モンスターの一体としてメインビジュアルに描かれており、
      姿だけは比較的早期から公開されていた*2
      一時「特異個体か辿異種か判らない」
      (ギアオルグには特異個体が居ない上、その変化が特異個体レベルと言われても違和感がない)状況となったが、
      後に辿異種であると明かされた。
  • 以下の辿異クエストで登場。狩猟フィールドは全て昼の極海固定となっている。
    移動する全エリアに妨害要素となるフィールドギミックがある点に留意されたし。
    なお、ポカラギアノスといった小型は出現しない。
ギアオルグの辿異クエスト
受注可能GRクエスト名
GR200極尾を備えし氷獰竜
GR400薙ぎ払う凍結刃
GR600零血なる砕氷震動
GR800氷塊の尾
  • 発達部位は「尻尾」。
    設定イラストなどによると、
    元々発達していた尻尾が更に太く強靭なものとなっており、
    さながらナイフのようであった刃尾が斧のような刃3つの集合体になった、と言ったところである。
    設定イラストには「カマ」という走り書きがあり、
    それが「鎌」を指しているのであればデザインモチーフの一つなのかもしれない。
    • 背中から尻尾にかけての"骨板"は先端部がすり減って平らになっている。
      ウラガンキンが持つ背部の突起はローリングにより平らに削られるという設定があるが、
      それと同じようなものだろうか。
      この骨板は、怒り状態になると通常個体の黄色ではなく明るい朱色に変色する。
  • 部位破壊は発達部位である尻尾の他、従来個体同様に角、牙に加え、
    胴体・後脚の部位破壊が追加されている
    なお、頭と牙の入手素材の系統はどちらも同じ(猛角または大猛角)であり、
    後脚は両方破壊できるものの報酬は1枠のみとなっている。

戦闘能力、行動パターン等

  • 基本的にはギアオルグ通常個体の仕様、性質を引き継いでおり、
    アイスブレードを破壊すると怒り段階が進行し、最大まで移行しきると怒り状態が解除されなくなる点や、
    最大怒り状態では特定のハンターを3回攻撃した後に例のフィニッシュ技を放つ点も同様。
    ただし、従来雪だるま状態になっていた攻撃で雪だるまになることはない。
    また、通常個体では殆ど使用しなかった、
    口元にブレスをチャージして解き放つ技(アビオルグがよく用いるもの)を使用してくる。
  • 辿異種は上記の状態に新技が加わるという性質になっており、
    その新技も使用前または使用後に大きな隙が生じる。
    元々攻撃後の隙や行動パターンが明白なモンスターであるため、
    辿異種でも明確なターンファイトが可能になっている。
    一方、足踏みや尻尾・顎の叩き付けに超震動が付随しているほか、
    氷ブレスや氷を纏った尻尾による攻撃で氷属性やられ【特大】を発症する。
    また、尻尾はたとえカス当たり程度の攻撃判定であっても膝崩れやられに陥るようになっている。
    これらの要素でハンターを拘束し、破壊力抜群の攻撃で追撃してくるため、
    上記の拘束要素への対策が可能な防具の有無が難易度に大きく影響してくる。
    • 特に「スタミナが急速に削られ0になると氷漬けにされる」氷属性やられ【特大】が危険。
      辿異種ドドブランゴにて先に出ていたMHF固有の属性やられだが、
      大技にこの効果が付随しているだけでなく、後述の大技にも関わってくる。
  • 尻尾の耐久値は5000で、1怯みで破壊できる
    そのため、発達部位の耐久値自体は全辿異種で1番低いと言って良いのだが、
    通常種同様、アイスブレードを纏っている間は尻尾への怯み値が一切遮断され
    辿異種は頻繁にアイスブレードを纏おうとする事、
    攻撃の際に尻尾に発生する判定に接触するだけで膝崩れやられになるという驚異も加味すると、
    実質的な破壊タイミングは他辿異種と変わらないと考えて良い。
    • ちなみに辿異種は、アイスブレードを破壊する毎に転倒が発生して隙ができる
      発達部位である尻尾の破壊を考えるのであれば、この隙は逃さないようにしたい。
      また、追加技の使用後(もしくは予備動作)は尻尾を地面付近まで下ろすことが多い。
      特殊リーチや極ノ型の存在も踏まえれば、どの武器種でも尻尾は狙いやすいだろう。
      耐久値自体は上がっているものの、アイスブレードの耐久値性質は通常個体と一切替わっていない他、
      50に落ちたとは言え、相変わらず火属性が有効なので、
      特に火属性武器であれば積極的に破壊を狙っていきたい所。
      性質上、高い火属性値を容易に発現できるボウガンの火炎弾なら簡単に破壊することもできるだろう。
    • 尻尾の破壊に成功すると、尻尾による攻撃のリーチが短くなる他、
      地面に尻尾を叩き付ける行動を必ず失敗するようになる。
      叩き付けた直後に尻尾怯みのようなモーションをとって前方に進み、技が中断する。
      一部コンボが成立しなくなるが、怯みモーションに慣れていないとチャンスにし辛い。
      またこの叩き付けに被弾しても膝崩れやられになるため破壊した後でも油断はできない。
    • ちなみにアイスブレードは従来のモーション(超震動付き)で付与させてくるほか、
      尻尾を叩き付け、引き抜く動作で纏わせてくることもある。
      また、アイスブレードの形状が変わっていることもあるが、
      通常個体に比べリーチはあまり長くはなっていない。
  • 同期の辿異種ヒュジキキに比べ、追加技既存技問わず、
    ランスやガンランスの通常ガードでは最大ノックバックしてしまう攻撃が多くを占めている。
    また、密着した立ち回りに一定のリスク(出の早い技が多く、咄嗟のガードが間に合いにくい)を抱えるという、
    アビオルグ・ギアオルグ一族の特徴はそのままであるため、
    ガードよりは回避を活かしたヒットアンドアウェイの方がどちらかと言えば立ち回りやすくなっている。
    ガードで針を防いでスペースを確保しつつ立ち回れる辿異種ヒュジキキとは、
    この点である意味対になっていると言えるだろう。
    無論、ガード自体が全く役に立たないような調整にはされていない。
  • また、辿異種ヒュジキキ同様発達部位を用いた攻撃の威力が高い
    従来の最大怒り状態のフィニッシュコンボ最終段のブレスと、平時から用いる尻尾攻撃の威力に大差が無い、
    と言えばどれだけ高いかが想像しやすいだろう。
    ただし無属性だったあちらと違い、こちらはアイスブレードを纏うと氷属性化するため、
    氷耐性を高めることでダメージ軽減を図ることが可能である。
    上述した氷属性やられ【特大】対策も兼ねて検討すると良い。

代表的な技

絶対零度
GR200個体・非最大怒り時でも使ってくる脅威の大技。
突如頭を上方に向けて周囲から冷気を集め始め、チャージ終了時に冷気を地面に吐きつける。
地面に冷気を吐き続け、周囲の生命活動を阻害する絶対零度の世界を生み出す。
攻撃範囲は冷気によって目に見えるフィールドと化しており、
範囲内でスタミナが0になると瞬時に氷属性やられ【特大】による氷漬けとなる
(辿異種ドドブランゴの絶凍ブレスと類似するが、耐性があれば氷漬けにはならない)。
さらに、攻撃持続中は「スタミナがみるみる減り、スタミナ0だと代わりに体力が減る
特殊な性質のスリップダメージが範囲内に発生。これによって根性殺しを発生させる。
なお、強走状態の場合はフィールドに入った瞬間に解除されてしまう。
冷気を溜めている間は尻尾が地表付近に留まる
    • MHF界隈では"ニフラム"と呼ばれることもある系統の技だが、比較的有情仕様。
      スタミナ150残っている際には体力が減り始めるまで3秒ほど猶予がある。
      また、ライトボウガンのスライディング回避のような無敵時間の長いものであれば、
      スタミナの減少を抑えつつ範囲外に逃げることが可能。
      このため、チャージ中に攻撃を加えてから範囲外に離脱してスタミナ回復、
      終わり際の数秒に再突入してスタミナを犠牲にしつつ攻撃を加える……といった芸当も可能。
      また、穿龍棍のEX回避はスタミナを消費しないので、冷気放出中もEX回避横をしていればスタミナが減らない。
      これにより、尻尾や足などを攻撃をし続けることも可能。
      一連の行動中は尻尾が低い位置にあるため、部位破壊を狙うなら慣れておきたい。
      ただし氷属性やられ【特大】を無効化できないなら、スタミナ0到達と同時に氷漬けになってしまう。
      そのため氷属性やられ対策をしているかどうかで対処難度が大きく変わると言える。
      攻撃の性質上、ガードは意味をなさないが、例外的にランスの範囲ガードでのみガードする事ができる。
      範囲ガードを維持できるスタミナさえ確保しておけば冷気を完全に無効化することが可能となる。
    • なお、上記のスリップダメージを受けるフィールド内部に滞在している場合、
      画面に冷気が纏わりついたような表現がなされるギミックが存在している。
尻尾前方叩き付け
前方に居るハンターに半回転して尻尾で攻撃する、斬竜のような技。
半回転して元の方向を向く斬竜とは違い、技後には向きが反転した状態となる。
単発叩き付けだけでなく、尾槌竜のように左右にぶれる二連撃も行う。
氷床が割れるエフェクトで視界が遮られるため、二連撃版は判別がし辛い。
尻尾回転
尻尾から冷気を放ちつつ構え、勢いよく一回転する行動。
似たようなモーションから放たれる2種類の技があり、誤認すると回避が難しくなる。
どちらも最大怒りになる前から使ってくる。
  • 単発版は尻尾を振り上げて冷気を放ち、短い溜めの後周囲を一閃する。
    これを喰らうと膝崩れやられになり、大変危険。
    判定は一瞬だが構えから回転までが早いため、
    判別できない場合、こちらの回避タイミングで距離を取るように前転回避すると安全。
  • もう一つは尻尾を横に構え冷気を発し、同時に口元に冷気のエフェクトが掛かる。
    単発版よりも長い溜めの後、周囲を一閃してハンターを打ち上げ、
    打ち上げたハンターを口元へ引き寄せて強力な冷気爆発によって追撃するという多段攻撃となっている。
    GR200で防御力2500超でも根性貫通が発生する可能性がある超強烈な攻撃だが、
    チャージ時の隙がかなり長いため、慣れれば攻撃チャンスに変えることができる。
    なおこちらは上の絶対零度と良く似た位置に尻尾が降りてくるが、
    こちらは姿勢が低くなるので判別は難しくない。
二連尻尾回転
GR400から解禁され、辿異種ギアオルグの中でも特に警戒が必要な通常技。
二回連続で素早く尻尾を振りぬき、周囲のハンターを攻撃する。
どちらも膝崩れやられを引き起こすため、あの獰竜三連コンボの簡易版といった印象。
ただし技の始動がかなり速い他、発達部位そのものを用いた高威力攻撃であるため、
気を抜くとこれで一気にBC送りにされかねない。
特に高難度では、これとフィニッシュ技への警戒を怠らないことが重要となる。
なお尻尾にしか判定がなく、足元にいると当たらないことも。
噛み付き→尻尾振り払い→尻尾叩き付け→冷気爆発
GR800にて解禁される、怒涛の連続攻撃。
まず側面に噛み付き、その勢いで尻尾を横に振り払って周囲を一閃、
さらに一周回ってきた尻尾で前方を叩き付け、最後に正面に向き直って冷気の爆発を起こす。
最初の噛み付きには防御力downがついており非常に危険。

武具

  • G級防具は「サベージGシリーズ」という名称。
    寒冷地用の軍服のようなデザインで、
    同じくミリタリー色の強いアビオシリーズともかなり異なった外見をしている。
    女性用防具の露出がなくなったのが残念
    • 発動する主なG級スキルは「尻上がり」「剛撃」。
      前者の内容は「クエストの経過時間に応じて攻撃力がアップする」というもの。
      これを受けてか、説明文には「追い込み型」「晩成狩猟」といった言葉が並ぶ。
      時間が掛かりがちなソロ時の火力を補う活躍が期待されている。
    • なお、「サベージ(英:savage)」とは「獰猛な、野蛮な」という意味の形容詞である。
      (氷)獰竜の名を持つギアオルグには非常にマッチしていると言えよう。
    辿異防具は「ギアZ」シリーズとストレートな名称になっている。
    剣士防具には新たな辿異スキル巧流強化」が備わる。
  • G級武器はいずれも「○○・テュレイラ」という名称。
    外見は、アビオルグの武器の色違いにみえるハンマーや、
    リーチ長の太刀(アビオルグの太刀はリーチ短なので、使用感は全く異なる)などがある。
    また、G2時点ではアビオルグの武器にはないライトボウガン、双剣が登場する。
    強化Lvが20を超えると斬れ味に紫が出現し、強力な氷属性武器となる。
    また、ライトボウガンもLv20になると同レベルのヒュージ・スティングの会心率込み期待値と
    攻撃力だけで同値になると非常に強力な性能になるが、装填できる弾種が貧しいという欠点がある。
    GGでは、同じくアビオルグ武器に存在しない穿龍棍も追加された。
    • 更に、2016年5月25日より、これまたアビオルグ武器には無いスラッシュアックスF「ジエロ・テュレイラ」が登場。
      同武器の存在はG10プレビューサイトや雑誌などでは全く触れられていなかったが、
      同日より開催されたキャンペーン*3の告知サイトに、対象武器として名前が挙がっていた。
    • MHF-Z現在、ライトボウガンと双剣には、
      Lv50から遷悠種素材を用いて更に強化する改G級武器の段階が存在する。
      いずれも、GR800以上で特定のG級遷悠モンスター*4から手に入る「遷悠玉」が、
      加えて双剣のみ、同じくベリオロスのG級個体から手に入る「氷牙竜の重殻」が派生に必要となる。
  • 辿異武器は同じく「テュレイラ」の名を冠し、
    最終段階まで強化することで「テューレ」へと名を変える。
    G級武器とはデザインが全く異なる双剣、穿龍棍、ハンマーと、
    新たに片手剣、ランス、そしてギアオルグのデザインモチーフとなったガンランスが登場。
    2018年9月のMHF-ZZアップデートにより、新武器種の「マグネットスパイク」も追加された。
    斬れ味がGR600までは空色ゲージが短くその次が白ゲージとなっており、
    GR800になってようやく空色ゲージが伸びるという大器晩成型の武器となっている。
    いずれも辿異スキル「纏雷強化」を備えている。

余談

  • アビオルグには「熱血」という特徴的な素材が存在するため、
    対照的なこのモンスターは「冷血」なる素材があるのでは、と推測する人も居た。
    そして実装後、実際に剥ぎ取り希少素材に「氷獰竜の零血」なる素材があることが判明。
    漢字は違うが上記の予想は現実のものとなった。
  • ギアオルグの最大の弱点は最大の武器でもある尻尾の先端、刃の部分となっている。
    アビオルグと違い、最大怒り状態では更に軟化して斬肉質80・打肉質75・弾肉質60と凄まじいことになる。
    最も外敵に接触しやすい部位にもかかわらず最大の弱点になっているのだが、
    ギアオルグはアイスブレードによって尻尾を大幅に硬化でき、肉質面の弱点を改善している。
    代わりに火属性でこんがり焼かれるようになってしまうが、
    極海ではそもそも火を使うモンスターが居ないので、ハンターが現れるまではそれでよかったのだろう。
    極海以外の各地に進出するようになったアビオルグは、尻尾が怒り状態でもかなり硬い。
    おそらく火属性を使う何らかの脅威に対し、アイスブレードを捨て、
    尻尾を硬くするという進化を遂げたと考えると色々興味深いものがある。
  • ギアオルグという名称は、ギアノスの例と同じく、
    アビオルグの「オルグ」に、イタリア語で「氷」を意味する「ギアッチョ(Ghiaccio)」を組み合わせたものと見られる。
  • このギアオルグのモチーフやコンセプト、それはなんと「ガンランス」である*5
    正面へ吐くブレスは砲撃、回転しながら何度も爆発させるブレスは連撃砲
    さらには氷の刃を尻尾に纏ってリーチを飛躍的に伸長させる行動はヒートブレードにヒントを得ている。
    アイスブレード」という公式名称も、当然ヒートブレードを意識してのことである。
    ガンランスをモチーフにしているわりに、当のギアオルグのガンランスが無いことがネタにされていたが、
    上述の通り遂に辿異武器としてギアオルグのガンランスが登場することになった。
  • MHFの潮流にマッチした獣竜種であるアビオルグから、
    更にターン制趣向を強めたのがこのギアオルグということであったのだが、
    実装時点ではアビオルグの性質が多くのプレイヤーに認知されていたとは言えず、
    むしろ「ハメで処理できるモンスター」というある意味不名誉な認識がなされていたと言う事もあり、
    ギアオルグも実装初日から早速ハメ狩猟が試され、
    問題なく行えるということで実装翌日には全部位破壊完封1ラスタの動画も上がってしまう。
    G1終盤よりハメが難しい、もしくは不可能なモンスターが多数実装されていた中でのこの有様であり、
    落胆するプレイヤーも少なからず見られた。
    一方、当時の★5は現在の★6に相当する防御減算であったこと、
    ハンターの装備革新がそれほど進んでいなかったこと、ギアオルグ自身の火力も現在よりやや高めであり、
    ガチンコでの火力は圧倒的で、多くのハンターを蹴散らす強さを見せていた。
    • ちなみに、ギアオルグの狩猟解禁日は第62回狩人祭の入魂祭が始まる日でもあり、
      それに際してギアオルグの狩猟クエストは常時50魂のボーナス試練という待遇を受けた*6
      新モンスターということもあり、数多くのハンターがこぞってギアオルグを狩猟していった。
  • MHF-G3ではギアオルグの挙動が少し修正され、
    アイスブレード破壊による怒り状態の進行が追加され、更に初期エリアからの移動速度が早くなった。
    これによってガチンコ狩猟で肉質を早めに柔らかくできるようになった一方で、
    ハメの難度が上がり、ハメの利点がかなり薄まることになった。
    この頃になるとギアオルグの動きそのものの評価が高まり、アビオルグの評価見直しのきっかけになっている。
    そしてMHF-GGでハメ狩猟自体が下火になったことを契機にギアオルグのハメ狩猟も行われなくなった。
    なお時期不明だが、大技以外の技の火力が少し緩和されている。
  • アビオルグと違い長い間二頭クエストが存在しなかったが、
    MHF-Z1.1下の2017年3月22日より、初の二頭クエスト「氷双刃」が配信された。
    こちらでしか入手できないという素材はないが、雹纏尾、猛牙といった、
    原則部位破壊限定の素材を基本報酬で入手可能。
    また、非常に確率は低いがG級希少素材の零血も入手できる。
    • なお、アビオルグは二頭クエストだとそれぞれの骨盤の色が異なっているが、
      ギアオルグは両者とも同じ色である。
  • 名前の「ギア」という部分は、ドスギアノスをある程度意識してのネーミングではないかという噂がある。
    これについては、運営がドスギアノスを後回しにするといいながら最終的に実装しなかったこと、
    ドスギアノスとギアオルグの骨格(二足歩行の肉食竜タイプ)と生息地(寒冷な気候)に
    共通点があるということに由来している。
    また、G3.2の期間限定デイリークエストでギアノス6頭の討伐が条件のものが登場したが、
    まるで彼らのボスと言わんばかりにギアオルグが徘徊している
    (依頼文等に明記されていない)こともこの噂に拍車をかけることとなった。
    …しかしこの噂の真相は闇の中となっている。
    ただ一つ言えることは、ドスギアノスが実装される可能性は低いということだけか。
  • 同じ極海に生息する大型モンスターとして、上で述べたアノルパティスが挙げられる。
    両者とも極海における食物連鎖の上位に名を連ねるモンスターだと思われるが、
    ギアオルグは「捕食対象はほぼすべての生物(=捕食対象でない生物が存在する)*7」、
    対してアノルパティスは「自分以外の生物(=極海の生物全て)を捕食対象としている」とされること、
    またアノルパティスはディレクターの木本氏に「極海のボス的な存在」と解説されていることなどから、
    生態的地位ではアノルパティスの方が優位に立っているようだ。
  • メインシリーズにおいても、ザボアザギルイヴェルカーナゴシャハギといった、
    戦闘時にその体に氷で出来た武装を纏うというギアオルグと共通した生態を有したモンスターが複数確認されている。
    ただし、ザボアザギルやイヴェルカーナは全身に氷の鎧を装備するため、
    身体の一部のみに氷の武装を纏うという点でゴシャハギがギアオルグに一番近いと言えるか
    (尤もそのゴシャハギにしても、武装生成の方法はギアオルグとは大きく異なるが)。

素材

氷獰竜の鱗
ギアオルグの鱗。半端な攻撃では傷をつけることすら困難なほど、頑強である。
辿異種からは鱗そのものが凍結した「凍結鱗」が得られる。
氷獰竜の皮
ギアオルグの皮。高い保温性と伸縮性に優れているため、衣類の素材に適している。
辿異種からは内側はとても温かい「発熱皮」が得られる。
氷獰竜の猛牙
ギアオルグの鋭利な牙。凶悪な牙で猛威を振る姿は見る者を凍りつかせる。
頭部の部位破壊(2段階目)でのみ入手が可能。ただし、入手確率は12%と低め。
辿異種にも立派な牙が生えているが、そちらは素材としての用途が見出されていない。
氷獰竜の暴角
ギアオルグの角。斬り出すことが難しく、加工するのも困難を極める。
頭部の部位破壊(1段階目)のほか、本体剥ぎ取りや捕獲報酬でも入手できることがあるが、
いずれの場合も入手確率は低い。
辿異種からは「猛角」「大猛角」が入手できる。
通常個体に比べ大きく発達しているが、攻撃には使わないらしく綺麗な形を保っている。
氷獰竜の雹纏尾
ギアオルグの尻尾。アイスブレードを纏うことで、尻尾の攻撃範囲が拡大される。
尻尾の部位破壊を行うことでのみ入手が可能。
辿異種では異常に巨大化した尻尾が得られ、
質によって「極尾」「極上尾」「極剛尾」「極絶尾」にそれぞれ区別される。
叩きつけを何度も繰り返した結果、骨格が変異を遂げて重厚な外見へ変化したそれは、
斬るだけでなく「殴る」事にも特化しており、耐性のない相手を容易く気絶させる程の力を有する。
複雑化した刃は相手に深い切り傷を与え、渾身の一撃にもなれば致命傷は免れない。
氷獰竜の零血
氷獰竜の血液。外気に触れると瞬時に凍る不思議な体液。
辿異種からは外気に触れると瞬時に凍るが、体内では沸騰したように熱い「沸凍血」という血液が得られる。
氷獰竜の冷髄
辿異種から得られる、氷獰竜の髄。
上記の沸凍血を生成しており、こちらも通常は温かいが、外気に触れると凍ってしまう。
氷獰竜の鋭刺爪
辿異種から得られる、氷獰竜の鋭く劣った爪。
地面に食い込ませる事で滑り止めの役割を担っている。
氷獰竜の氷袋
辿異種から得られる、氷獰竜の内臓器官。
外気に触れると瞬時に凍る液体が詰まっている。
さらに発達したものは「激氷袋」と呼ばれ、より大きく、より冷たくなっている。
氷獰竜の太骨
辿異種から得られる、氷獰竜の巨体を支える骨。
金属のように硬く、加工にするには特殊な技術が必要。
さらに立派に成長したものは「重太骨」と呼ばれ、あまりの硬さに折ることは不可能とさえ言われる。
氷獰竜の冷透玉
まれに氷獰竜の体内で精製されるという透き通った宝石。
現在のところ、辿異種に該当する個体からしか入手例が無い。

関連項目

モンスター/アビオルグ
モンスター/ウラガンキン - ローリングや顎叩きつけの元祖。
武器/ガンランス - デザインモチーフ、及び行動のコンセプトとなった武器。
BGM/アビオルグ戦闘BGM
武器/アビオルグ武器 - ギアオルグの武器群についても記述有


*1 実装当初はG級システムの関係や技威力自体も全体的に高めで、必ずしもそうとは言えなかったが。
*2 同期の辿異種ヒュジキキは当初シルエットのみ公開。もう一体の遷悠種シャガルマガラはアップデート情報正式開示まで存在が伏せられていた。
*3 期間中に対象となるスラッシュアックスFを1本以上入手する事で、武玉や極征貢献証が貰えるという内容。
*4 現時点ではジンオウガとその亜種ベリオロスアマツマガツチが該当
*5 MHF-G「秘密の開発運営レポート(動画版)」『File.4』
*6 ギアオルグ自体に設定された魂は0魂(未設定)であったが、ボーナス試練補正によって+50魂されていた。
*7 この表現は近縁種に当たるアビオルグにも共通している。