- 種族
- 鳥竜種(竜盤目 鳥脚亜目 鳥竜下目 ホロロホルル科)
- 別名
- 夜鳥(やちょう)
- 英語表記
- Malfestio
- 危険度
- MHX・MHXX:★4
- 登場作品
- MHX, MHXX
目次
生態・特徴
- 温暖な気候の森林地帯に生息する、フクロウに似た大型の鳥竜種モンスター。
暗がりを好んで行動するという習性を持ち、ハンターズギルドからは《夜鳥》とも呼ばれる。
他の大型鳥竜種や飛竜種とは印象が大きく異なる容姿と特異な生態を持ち、
非常にトリッキーな戦法を用いて相手を翻弄する事から「幻惑の魔術師」という異名でも知られる。
- 全体は快晴の夜空のような鮮やかな藍色の羽毛に包まれており、
「夜鳥藍」という色名の語源となったモンスターとして知られる。
他の鳥竜種と比べて嘴は短く、赤く輝く両目は正面から眺めると横に並んで見える位置にある。
目の位置が近い故に視野が狭いと考えられるが、ホロロホルルはそれを首を回転させることで補っている。
その可動域は非常に広く、身体を前に向けたまま真後ろを確認することも可能。
背後へと首を回転させて振り向く様は一見の価値があるとも言われる。
外敵を発見すると耳を劈く鋭い咆哮を上げ、同時に身体を大きく膨らませて威嚇する。
興奮すると頭頂部から後方へ長く伸びる耳を立ち上げ、鮮やかな赤に染まった内側を相手に見せつける。
- 基本的には闇に紛れて行動し、大きく発達した青紫の翼を駆使して空中を自由に飛び回る。
翼の縁には刃物のように硬く鋭い翼爪を、脚にはこれまた短剣のように鋭い爪を持っており、
これ等を武器に獲物の頭上から襲い掛かる戦法を得意としている。
なお、翼爪は普段は折り重なるようにして翼を縁取るように納められており、
怒ると扇のように広げられ、攻撃の凶悪性が増す。
- 全身を包む羽毛は、正確には羽のように発達した鱗(羽鱗)である。
大きく発達した青紫の翼にも、翼膜を覆うように大量の羽鱗が存在する。
その翼の内側には特殊な鱗粉が大量に付着しており、
外敵との戦闘では頻繁にこの鱗粉を周囲に向けてばら撒く行動を見せる。
大量に撒き散らされた鱗粉は金色に輝き、一見するととても美しいが、
この鱗粉は吸い込んだ生物の方向感覚を狂わせ、一時的な前後不覚状態に陥れる作用を持っている。
ホロロホルルもこの鱗粉の特性を理解しており、
羽ばたく際の風圧を利用して鱗粉をより広範囲に振り撒こうとすることもある。
更に前後不覚状態に陥った獲物を優先的に狙って攻撃を仕掛ける傾向があるので非常に危険である。
興奮状態に陥るとばら撒く鱗粉の量が増え、より危険性が増す。
- ブレスのような攻撃は持たないが、口からは『催眠波』と呼ばれる特殊な音波を発することがある。
この催眠波は指向性を持たせた超音波に、
音波振動で霧状にされた麻酔作用のある青色の液体を付与して放出するもので、
浴びた生物の意識を混濁させて深い眠りに落とす作用を持つ。
また、ホロロホルルの翼は周囲で発生した音波を集め、それを反響させて一定の方向に向けて放つ事ができ、
翼を広げながら催眠波を反響させ、前方に向けて照射するという技を持つ。
時には身体を大きく傾けてより広範囲に催眠波を拡散させることもあり、
まともに受ければ熟練のハンターであろうとも一瞬のうちに窮地に陥るだろう。
- その美しい羽毛から作られる衣装は、
西域のとある国では王宮の仮面舞踏会や祝祭の際に身に着ける高級品として知られ、
また手品師や道化師、軽業師の衣装としてもよく用いられる。
衣装だけでなく、色鮮やかな羽毛そのものにも観賞用としての需要があり、
特に首元や尾の先端だけに見られる「金羽」は人気が高い。
また、肉は食用としての需要があり、最近ではこれを用いた創作料理も広まりつつある。
概要
- MHXより登場する鳥竜種のモンスター。
特殊個体は下記の記事も参照されたし。- モンスター/朧隠ホロロホルル(二つ名持ちモンスター。MHXXにて初登場。)
- 一目見て判る通り、フクロウを模したモンスター。
青い羽毛とアクセントのような金色の体毛が特徴的。
左右に分かれた特徴的な羽冠を持つが、これは道化師をモチーフにしているらしい。
確かに形状をよく見ると、シルエットはピエロなどが被る帽子にそっくりである。
- 「夜鳥」の別名を持つが、別に夜行性と言う訳ではない。
というか登場フィールドの関係上、古代林以外に現れる際は寧ろ日中に戦うことの方が多い*1。
また、公式ウェブサイトでは「幻惑の魔術師」とも呼ばれている。- "暗がりを好む"とされるがあくまで好むだけなのか、
孤島のエリア2、原生林のエリア4等、遮蔽物のない日当たり抜群のエリアにも飛来する。
一応、初期位置が鬱蒼とした場所である事は多い。
- "暗がりを好む"とされるがあくまで好むだけなのか、
- 鳥竜種、そしてメインシリーズでは初となるフクロウ型モンスターであり、
従来の鳥竜種よりも鳥らしさが前面に出ているデザインとなっている。
- 大型モンスターとしてはキリンに次ぐレベルの小柄な体格の持ち主で、
公開された当初は一部メディアでは「中型モンスター」と表記されていたこともあった。
実際、最大金冠でもおよそ750cmをちょっと上回る程度で、なんとドスランポスの最小金冠より小さい。
加えて、骨格はどちらかというとクルペッコに近いような珍しいタイプなので、
体高は割と高く見える一方で尾が短い事もあり奥行きはあまりない。
他の鳥竜種や飛竜種とは異なり、未発見時などには現実の鳥のように翼を畳んだ状態で歩行するため、
これまた小柄に感じる要因となっている。
その一方で並み大抵の飛竜より巨大な同期が小型モンスター扱い。どう言う事だってばよ…。
- 鳴き声は現実のフクロウと同様、「ホー」という鳴き声の他、
ハンター発見時や怒り移行時には、ワシやタカなどを思わせる鋭い雄叫びを上げる。
なお、この雄叫びには咆哮やられの効果があり、鳥竜種では少数派のバインドボイス使いでもある。
- 羽根を畳んで佇むその姿はフクロウそのものだが、翼自体は羽毛の集合体ではなく翼膜で構成されており、
先端にはナルガクルガの刃翼に似た展開式の翼爪も有している。
さらにその翼膜の内側に鱗粉を隠し持つなど、鳥らしからぬ生態も持っている。
- 第一弱点は水属性、次点は火属性となっている。
頭が最大弱点となっている他、斬と打では尻尾も弱点特効が効果を発揮する柔らかさを有している。
- 部位破壊箇所は頭部、翼、尻尾の3か所。
頭部は帽子のような形状の羽冠が途中から折れてなくなり、翼と尻尾は先端部分が少し欠ける。
翼爪の肉質が硬いため、翼破壊の時は勿論、頭部を狙う際にも翼爪に弾かれることがあるので注意。
- 休眠時には古代林ではエリア4、孤島ではエリア3で、高い枝の上で立ったまま寝る*4。
下でうろうろしていればそのうち起きて降りてくる。
降りてくる時に閃光玉で墜落させることもできるほか、
ホロロホルルが気づく前に打上げタル爆弾やガンナーの攻撃を当てるとそのまま枝から落ちてダウンする。- 瀕死になると頻繁にエリア移動を繰り返し、その上で休眠エリアに向かうことが多い。
休眠エリア以外のエリアの滞在時間は非常に短く、捕獲まで手間がかかる。
キークエストや村人の依頼にもホロロホルルの捕獲があるので十分気を付けたい。
- 瀕死になると頻繁にエリア移動を繰り返し、その上で休眠エリアに向かうことが多い。
- 村クエでは★4への緊急クエストにて相間見えることになる。
新モンスターということで勿論集会所の下位・上位どちらのキークエストにも指定されている。
上位後半では新顔仲間のタマミツネとの同時狩猟が待ち構えている。
- 闘技大会ではハンター部門のトップバッターとして登場。
行動の厄介さに加え、こちらの武器の弱さもあり、
クリアだけならまだしも、タイムを縮めるのはむしろ全闘技で上位に入るレベルで難しい。
戦闘能力
- 基本的には空からの急襲を得意とするモンスターであり、
リオレウスのようなモーションの滑空攻撃や着地時のキックで攻撃する。
特に滑空攻撃は翼の両端まで判定が存在するうえに出が早く、威力も馬鹿にならない等非常に強力で、
多くのハンターに辛酸を舐めさせることとなった。
他には翼爪で打ち払う攻撃のほか、混乱状態と眠り状態といった搦め手も使用。
興奮すると行動速度が目に見えて上昇、
翼で薙ぎ払う攻撃や急降下攻撃などに混乱効果のある鱗粉が付随するようになる。
さらに言えば全体的に隙が少ない割にやたら気絶値が高く、翼を使った攻撃を2~3回貰えば気絶するほど。
- ホロロホルルは部位一つ一つが小さいため物理攻撃の範囲を読みづらく、
近接武器種は慣れるまで苦労しがちである。
他にも滑空攻撃は広げている翼も攻撃範囲であり、こちらも非常に怪しい判定をしている。
もしかするとホロロホルルは状態異常だけでなくアタリハンテイ力学も操っているのかも知れない。
ともあれどれも痛い攻撃なので、慣れないうちは緊急回避やガードで対処したいところ。- その性質上、武器種ごとの相性が極端に分かれるモンスターでもある。
近接攻撃の範囲が広いうえに複数の状態異常を使用してくるため
剣士にとっては非常にやり難い相手である一方、
攻撃が大振りかつ射程が短いため、ガンナーにとってはカモという評価が定着しつつある。
フクロウなのにカモとはこれいかに
また、剣士であっても全状態異常無効を演奏できる狩猟笛に限っては相性が良い。
自分強化で移動速度UPと心眼効果を得られるのも大きい。- MHXXならばブレイヴスタイルで挑み、
無理矢理イナシまくってガンガン攻めていくという戦い方もできなくはない。
特に、抜刀(溜め斬り)攻撃からの納刀継続が早い大剣がならやりやすい戦法である。
とはいえ、当然体力の赤ゲージには注意されたし。
- MHXXならばブレイヴスタイルで挑み、
- その性質上、武器種ごとの相性が極端に分かれるモンスターでもある。
- MHXXでは、その堅い翼爪をライゼクスの様に思い切り叩き付ける攻撃を習得。
ホロロホルルの攻撃としては数少ない大振りなのにフォローが無いものだが、隙自体は小さめな上、
他のモンスターの大技と比べると明らかに出が早く、リーチと持続も見た目の割には長い。
しかも滑空後の隙キャンセルや振り向きながら出すなど、事あるごとに出してくる。
ただ左の翼でしか出さない為、ホロロホルルから見て右に動けば回避可能。
しかし真横とまでは言わないものの、それに近いレベルで右を陣取れないと喰らうので注意。
また出が早い分、混乱状態などで一瞬でも手元が狂うと即手遅れである。
更に、眠った相手には確定で駆け寄ってからこれを出して来る。- 尚、翼を使っているが鱗粉は付与されておらず、ダメージついでに混乱させられる事は無い。
その上恐らく連続で出して来ることも無いと思われるので、
最近ちらほら存在する「隙を晒すこと自体がモンスター側の罠」ということも無い。 - 獰猛化個体ではこの攻撃が一気にパワーアップ。
羽に霧が纏っている状態で受けてしまうと、防御力800~900の剣士ですら体力を半分以上削られる。
下手をすると気絶して追撃を喰らいそのままBC送り、なんてことも冗談抜きで起こりうる威力で、
生半可な防御力のガンナーにとっては実質即死攻撃となる。
獰猛化個体ゆえ動きが早く、攻撃頻度も高いためしっかりと対処したいところ。
- 尚、翼を使っているが鱗粉は付与されておらず、ダメージついでに混乱させられる事は無い。
混乱状態(前後不覚状態)
- 1つ目の状態異常は"混乱状態(前後不覚状態)"。
ハンター名の隣に"?"マークが表示される。
詳しくはこちらを参照。
眠り状態
- 前後不覚状態と並んでもう一つ厄介なのが眠り状態である。
ホロロホルルは極太の青いレーザーのようなものを放つことがあるが、これの正体は"超音波"であり、
これを受けたハンターは暫くふらついた後、昏倒して睡眠状態に陥ってしまう。- 超音波と聞いて新要素と勘繰ってしまうかもしれないが、
実際は従来と同じ睡眠状態である。なので元気ドリンコを飲めば解除でき、
ダメージも無いためネコの不眠術を発動させれば丸々ボーナス攻撃に変わる。
- 超音波と聞いて新要素と勘繰ってしまうかもしれないが、
- 超音波は、非怒り時はほぼ直線状にしか放ってこないが、怒り時は前方広範囲を薙ぎ払うように放つ。
ただ、この関係で怒り時の方が超音波の照射時間が長くなるため、
懐に潜り込めれば、逆にがら空きになった胴体や翼を攻撃する絶好のチャンスにもなる。
予備動作もわかりやすいので、慣れてくれば上記の前後不覚状態よりかは脅威度は低くなるだろう。
- ホロロホルルの扱う睡眠攻撃はこの超音波だけで、一見すると何の物質も使っていなさそうだが
睡眠毒の詰まった睡眠袋が剥ぎ取れる。
この睡眠の原理については「余談」に書かれた原理説明・裏設定についてを参照していただきたい。- MHXXではグラフィックが若干変更され、
睡眠液と思しき青色の粒子が渦巻きながら撒き散らされる様子が見られるようになった。
- MHXXではグラフィックが若干変更され、
武具
- 公式HPではホロロホルル素材から作られた防具が載っている。
ホロロホルルの体色はそのままに、衣服のような仕上がりとなっている。
羽角を模したようなマントがチャームポイントであり、
羽にある白い丸い模様に似た線が入っている。
最大の特徴は頭装備で、白い仮面で顔が覆い隠されるようになっている。- フクロウの特徴である平たい顔はお面に例えられることがあり、
実際にメンフクロウという種も存在している。
ただし、防具全体に道化服のような意匠が散見されるため、
仮面は道化師を意識したチョイスかもしれない。 - 防具の説明文によると、実際にMH世界の道化師や軽業師は
ホロロホルルの素材で作られた衣装を纏って芸を披露する事もあるらしい。
なお、ホロロコートの説明文によれば、MH世界では鮮やかな藍色の事を「夜鳥藍」と表現するらしい。
- フクロウの特徴である平たい顔はお面に例えられることがあり、
- 公式HPにて紹介されている狩猟笛とヘビィボウガンがホロロホルルの武器。
防具同様に暗い青色が特徴的であり、金色の装飾が美しい。
狩猟笛はハープのような形状をしている。
ヘビィボウガンは角のような意匠の下に二つの銃身が並ぶ形状で、
正面から見るとフクロウの双眸を連想させる面白い武器になっているようだ。
また、PV第2弾ではホロロホルル素材と思われる大剣も見られ、睡眠属性であるようだ。
さらに、ホロロホルル由来と思われるオトモ武具も公式HPに紹介されている。
その見た目はまさしくクラウンを連想するものとなっている。
余談
- ゲーム雑誌『ニンテンドードリーム』2016年10月号掲載のインタビュー記事によると、
「ドスマッカォを討伐したあとの序盤に登場する」
「状態異常を付与できるような何かしら変わったモンスター」が出発点で、
それに過去のモンスターには無い「目新しさ」を念頭に置いて作られたらしい。
その後、鳥竜種にすると決まったところで、デザインの斬新さや、
首を回して背面攻撃ができるといった要素からフクロウがモデルに選ばれたようだ。- 初期案ではドタバタと走らせたりキックを使ったりと後脚を使った動作が目立ったらしいが、
それだとドスマッカォと被るために翼(前脚)を使った方向にシフトしていったとのこと。
麻酔作用のある薬品のクロロホルムが名前の元ネタであり、
それにフクロウの鳴き声の「ホーホー、ホロホロ」、
そしてアイヌ族の森の精霊「コロボックル」を複合したもののようだ。- おかげで名前ネタが巷で広まっているほか、
MHFの「華鳳鳥フォロクルル」と名前が似ていることでさらに話題に。
その紛らわしさはゲーム誌の担当者ですらホロロホルルを「ホロロクルル」と間違うほど。
独特の状態異常を使う、鳥竜種のボスモンスターであるなど、
名前だけでなく作中の立場まで妙に被ってしまっている。
フォロクルルは公式側が名前ネタを自重しないモンスターであったが、
突然現れた後輩によって更に名前で弄られてしまうことになった。- MHFでは他にも、ホロロホルルの扱う混乱状態と似た名前の混乱やられを扱ううえに語感も似ている
創音竜ポボルバルムというモンスターもいたりする。
- MHFでは他にも、ホロロホルルの扱う混乱状態と似た名前の混乱やられを扱ううえに語感も似ている
- 英語表記「Malfestio」は恐らく『Malicious+Fest+Asio』の造語だと予想される。
「Malicious(マリシャス)」は「悪意、害意」の意。二種の状態異常を駆使した戦い方を表した物か。
「Fest(フェスタ)」は「祭り、祭典、イベント」の意。道化師と称されるホロロを連想させる言葉である。
「Asio(アシオ)は「フクロウ目フクロウ科トラフズク属」の事を言う。これはモチーフそのまま。
纏めると「イジワル大道芸フクロウ」という具合だろうか。
- 初期案ではドタバタと走らせたりキックを使ったりと後脚を使った動作が目立ったらしいが、
- 前述の雑誌インタビューによると、ビーム状の睡眠の音波のメカニズムは、原理付けに物凄い悩んだらしい。
そして「あれこれ悩んで「超音波の加湿器だ!」の原理のネタが閃きまして(笑)。」とのことで、
「睡眠袋or昏睡袋の中にある麻酔性の液体に超音波を当てて霧状にして噴出する」
というメカニズムとなっているようだ。
また、同インタビューにて「(睡眠液を超音波で噴霧するのならば)それなら元になる素材は睡眠袋だよね」とあり、
この原理が思いつかなかったらMHXの睡眠属性素材は別アイテムになっていたという事が示唆されている。
- コイツらと違い同じ粉モノでも、ホロロホルルの鱗粉はXXの段階で素材にはなっていない。
実際、特定の笛を除くと前後不覚状態を未然に防ぐ方法は存在しないため、工房(加工屋)も対応できないのだろう。
無理に武具に用いて、大型モンスターの目の前で突然混乱→BC送り…なんて事が起きかねないので、
処置としては妥当と言える。
- 別名の"夜鳥"というのは日本の妖怪『ぬえ』を表す漢字の1つで、他に『鵺、鵼、恠鳥、奴延鳥』とも書く。
「猿の顔に虎の手足を持ち、狸の胴体から蛇になった尾が伸びる」と言うキメラめいた容姿をしていたという
(諸説あり)。
平安時代の武将「源頼政」によって狩猟・討伐退治されたとされる。
正体はトラツグミと言う鳥で、この鳥が夜に上げる「ヒョー」という不気味な鳴き声から連想した、
と言うのが定説の様だ。
- 討伐すると当然地に倒れ伏すが、その死に様はまさに鳥そのもの。
両翼を半開きにしてうつ伏せに倒れるその姿は、
街中でも見かける事のあるハトやスズメの死骸を思わせる為、人によっては苦手に感じるらしい。
- PVでは第2弾で初登場、ニャンター4匹と相対する形で鳥…もといトリを飾っている。
大トリはあいつだったが
- 村クエストでは★4昇格の緊急クエスト「幻惑の魔術師」で初登場するが、
クエストクリア後に屋台のおかみに話しかけると、食材としてホロロース*5が追加される。
出来る料理名から推測するに、名前を借りているとかではなくホロロホルルの肉そのものと考えられる。
食材として食べられるモンスターで、かつ単独でメインターゲットになるモンスターを
我々ハンターが口に出来るのは、このホロロホルルが初。
もしかしてハンターが狩ったことで食材が出回るようになったのかもしれない。
- 一方集会所では、下位★2のクエスト「夜鳥の鱗粉を掻い潜れ」で初お目見えとなるが、
その依頼文は次のようなものになっている。(改行は原文ママ。スマホは横画面での閲覧推奨)- 体感する研究者
- !!いごすらたび浴を粉鱗のルルホロロホ!わいなか聞とこういが体に当本!ねわいし欲がルプンサとっも!てきてっ狩
因みに効果時間は意外と短いの。
依頼文でモンスターが使ってくる状態異常を警告される例は少なくないが、
混乱状態を経験済みのハンターからすればここまで分かりやすい表現もなかなかないだろうし、
情報を知らない人からしてもインパクト抜群だろう。
この依頼文を見る限り、「狩ってきて!」と書き終えた所で混乱が解けたようだ。
実際に混乱状態でまともに依頼文が書けるのかどうかは怪しいが…- ちなみに、依頼人の「体感する研究者」はタマミツネの泡まみれも体感済みである。
さすがに依頼文まで泡まみれではなかった
タマミツネやホロロホルルと対峙し、状態異常を経験したにもかかわらず生還するとは逞しい御方である。
- さらに集会所☆2「不眠のあなたに催眠療法」では「破天荒なおばさん」なる人物が、
不眠症の旦那のためにホロロ捕獲を依頼している。
なんでもそれまでは打撃武器で気絶させていたらしいが、
そりゃそうだろうが流石に嫌だという事で、代わりに夜鳥に眠らせて貰おうという魂胆らしい。
まあ気絶と睡眠って実際全然違うし
ギルドが許可するとは思えないが、コネクションでもあるのだろうか…。- 集会所☆5「不眠のあなたに催眠療法×2」にはこの旦那さんと思しき「不眠症の男性」が登場。
どうやら前回捕獲したホロロホルルを本当に襲わせた試したらしい。
おまけにこの男性はそれでも効果がなかったらしく、
当人自ら二頭クエを依頼してくる。もしかしたら食事に原因があるのでは。
なお今回は狩猟クエストである。仕留めてしまっていいんだろうか。
それにしても、寝るために「肉食の大型鳥竜を連れてきて欲しい」とは恐れ知らずな夫婦である。
- 集会所☆5「不眠のあなたに催眠療法×2」にはこの旦那さんと思しき「不眠症の男性」が登場。
- MHX体験版にて中級チャレンジのモンスターに大抜擢。
そのため初級のドスマッカォ共々いち早く基本モーションがある程度知られることとなった。
- MHXではエンディングムービーとスタッフロールに両方出演。
スタッフロールに登場出来た中型以上のモンスターは
ホロロホルルを除けばメインモンスター4頭だけなので、とんでもない快挙である。
ちなみに登場順はトリ…ではなく両ムービーとも一番最初。
なお、同期のドスマッカォは子分共々エンディングに出る事すら出来なかった。
- 東京ゲームショウ2015のカプコンTVでは小嶋Pがホロロホルルのぬいぐるみを右肩に乗せていたが、
あれはとあるモンハンプレイヤーが作ったものを貰ったようだ。
素材
- 夜鳥の羽鱗
- ホロロホルルの青い色味をした羽状の鱗。静かな飛翔の秘密はこの鱗にあるとされる。
より上質なものは「上羽鱗」と呼ばれ、武具だけでなく衣服の素材としても人気がある。
一部の個体からしか採れない最高級の「特上羽鱗」は、妖美な色彩を放っている。
- 夜鳥の翼膜
- 集音と反響の珍しい性質を持つホロロホルルの翼膜。
この中には触ると零れ落ちるほどの大量の鱗粉を隠し持っており、戦闘の際にはこれを散布することで
敵を前後不覚の状態に陥らせる。
強靭な個体は翼そのものを素材として扱うことが可能。
目の覚めるような青が美しく、優美な曲線が特徴だという。
更に大きな「大翼」は、見る者を誘惑するほどの鮮烈な青が特徴。- なお、翼膜のアイコンのみ、他のアイテムとは異なり水色に着色されている。
- 夜鳥の翼爪
- ホロロホルルの翼の先にある硬質な爪。まるで剣のように鋭く、戦闘の際には相手を引き裂く武器となる。
また、その硬さ故に生半可な斬れ味の武器の攻撃を弾き返してしまうため、身を守る盾の役割も果たす。
上質なものは「鋭翼爪」と呼ばれ、非常に硬く鋭いために加工が難しいという。
鋭さだけでなく美しさも備えた非常に強硬なものは「剛翼爪」と呼ばれる。- 剥ぎ取りの他、翼の部位破壊や鱗粉散布時の落し物としても入手ができる。
- 夜鳥の耳
- ホロロホルルの特徴的な形状の耳。滑らかな手触りで、よく動くためか見た目よりも筋肉質。
G級の個体からは、肉厚さと弾力性で幅広い用途に使える「福耳」を入手できる。- 上位までは質によって区別されずに一括して扱われるが、
頭部の部位破壊と捕獲でのみしか入手できないため、かなり貴重な素材。
- 上位までは質によって区別されずに一括して扱われるが、
- 夜鳥の尾羽
- 羽先に向かって青から金に色が移り変わる。色鮮やかなホロロホルルの尾羽。
G級で採れる最高級のものは「刃尾羽」と称され、美しい一方で触ると怪我をする危険性も秘める。- こちらも上位までは質によって区別されずに一括して扱われるが、
尾の部位破壊と捕獲でのみしか入手できないため、入手はやや面倒。
- こちらも上位までは質によって区別されずに一括して扱われるが、
- 夜鳥の金羽
- ホロロホルルの体を彩る見事な金羽。
ホロロホルルの素材の中でもとりわけ貴重なものの1つで、鮮麗な素材故に求める好事家が多い。
金羽の中でも上質な「黄金羽」は、見る者を魅了する極上の輝きを放つ。- なお、「金」羽という名称だが、アイコンの色は何故か他の素材と同様濃い青色である。
これだけレア度7で入手手段はメイン・サブタゲ報酬、剥ぎ取りなど複数存在するが入手率は低め。
黄金羽についても他のG級素材と異なり、レア度は1段上の9に設定されている。
- なお、「金」羽という名称だが、アイコンの色は何故か他の素材と同様濃い青色である。
- 睡眠袋
- 中に催眠性の特殊な粉塵が詰まっているというモンスターの内臓器官。
強力な個体からは「昏睡袋」と呼ばれる上位素材、「卒倒昏睡袋」というG級素材も入手できる。- 先述の通り、ホロロホルルが行う睡眠攻撃は
「睡眠液を超音波で噴霧する」という性質なので睡眠袋が入手できるのは必然と言えるが、
当初は何故睡眠袋が入手できるのか?という疑問が絶えなかった。
MHXでは下位における睡眠担当がウラガンキンかホロロホルルしかいなく
そしてウラガンキンは以前から何故か睡眠袋を持っていないのが恒例になってしまっているので、
ホロロホルルに睡眠袋を持たせないと素材の出しどころが無かったとすら言われていたほど*6。- MHXでは他の睡眠担当であるガノトトスとウラガンキンは獰猛な睡眠毒液の担当となっており、
獰猛な睡眠袋が取れるのは獰猛化ホロロホルルだけだった。
かの悪名高い獰猛な麻痺毒液とは異なり、
獰猛な睡眠毒液共々需要はかなり限られていた為あまり困る事はないのは内緒。
続くMHXXでは、G級素材の獰猛な昏睡袋の需要が大きく増えたが、
本作で再登場した獰猛化グラビモスも獰猛な昏睡袋を落とすようになったため、
需要と供給のバランスはあまり変わっていない。
その一方で、獰猛な強睡眠毒液の需要はむしろ減る有様であった…。
毒や麻痺は毒液に一本化されているのに、そもそも分ける必要があったのか?…と言ってはいけない。
- MHXでは他の睡眠担当であるガノトトスとウラガンキンは獰猛な睡眠毒液の担当となっており、
- 先述の通り、ホロロホルルが行う睡眠攻撃は
関連項目
モンスター/朧隠ホロロホルル
武器/ホロロ武器
防具/ホロロシリーズ
モンスター/ヒプノック - 睡眠属性を使う鳥竜種の先輩。またMHP2Gではパニック走りをしない。
モンスター/ドスバギィ - 同上。ただしこちらは飛竜並みにデカい。
モンスター/クルペッコ亜種 - 演奏で睡眠状態にしてくる鳥竜種。
モンスター/ウルキー - 同じくフクロウがモチーフとなっているモンスター。
登場人物/フクズク - 同じくフクロウがモチーフとなっているキャラクター。狩猟対象としては登場しない。
ゲーム用語/大神 - MHXXコラボクエストに上位獰猛化個体が出演。