世界観/カブトムシ

Last-modified: 2023-03-11 (土) 17:07:48

コウチュウ目(鞘翅目)コガネムシ科カブトムシ亜科に分類される昆虫類の総称。
一般的に知られる昆虫の中でも比較的大型であるが、性質は大人しく、人間に危害を加える例は滅多に無い*1
特に雄の個体は名前の由来となった「兜」を想わせる立派な角や、
自分と同等サイズの生物も簡単に投げ飛ばす圧倒的なパワーを誇り、
そのカッコよさから少年たちの人気の的であり、時には大人の心も魅了してやまない、
「昆虫の王様」として広く慕われている。

概要

  • MHシリーズではゲーム中で訪れるフィールド内や、拠点となる村や街などの物陰など、
    人目に付かないような場所にしれっとカブトムシが居座っている事がある。
    これはスタッフがお遊び的にグラフィック内に仕込んだもの、所謂「イースターエッグ」の一種である。
    あくまでスタッフのお遊びなので、かなり注視しないと確認できないほど小さく、知らないとまず気付かない。
    それに見つけたからと言って何か特殊なアイテムや勲章、称号などが得られるわけでもなく、
    カブトムシ自体を捕まえたりすることもできない。
    せいぜい見つけたら何となく嬉しい気持ちになる……かもしれない、というだけである。
    その姿は現実世界で一般的に知られているカブトムシ(の雄個体)とほぼ同一なので、
    意識して観察すれば分かるはず。
    少し狩猟に疲れたら気分転換がてら探してみるのも一興だろう。
    • 中にはストーリーの進行に応じて内装が変化する部屋の中にいて、
      一定の段階まで進んでしまうと二度と見れなくなってしまうものも存在する。
    • モンスターの口の中に仕込まれていることすらある。
      カメラを調節して討伐した個体の口内を覗けば見つけられるはず。
  • シリーズのファンには有名な世界観設定の一つとして、
    書士隊によって作成されたとされる生態樹形図の存在がある。
    この生態樹形図の中に、何故か一時期、甲虫目・コガネムシ科・カブトムシ亜科の記載が存在した。
    特にこれに分類されるモンスターが確認されたわけでもないにもかかわらず、である。
    • 生態樹形図には一部のアイテム(ハレツアロワナ眠魚など)に関しても
      分類ごと記載されている例があったが、カブトムシに関してはその類の情報も特に無かった。
      ちなみに釣りホタルについての記載もあったのだが、
      前述のカブトムシに関する記述も併せると、MH世界にて「ホタル」と呼ばれている生物は、
      現実世界のホタルやカブトムシが属するカブトムシ亜目には属さない生物である事が読み取れる。
  • カンタロスはその名前自体がカブトムシに由来しており、
    見た目もカブトムシの一種であるヘラクレスオオカブトによく似ている。
    ただし、バッタのような足で跳ねながら移動したり、腐肉などを捕食したり、
    何より全長で言えば人間よりも巨大だったりと、ただのカブトムシの一種などではなく立派なモンスターである。
    そもそもカンタロスは殻虫目・棘虫亜目・カンタロス科に属しており、
    いくら見た目は似ていても生物としてはカブトムシとはほぼ無関係である。
  • 外見的な特徴や性質にはアルセルタスゲネル・セルタスに似ている部分も多い。
    特にアルセルタスは甲虫種の中では比較的大型、雄だけに見られる巨大な角、見た目以上のパワー、
    羽を用いた飛行能力持ち、腹部から体液を噴出するなど、特徴だけ並べてみるとそっくりに思える。
    しかし、彼らも分類学上のポジションは甲虫目・食肉亜目・セルタス科であり、
    生物としてはあくまでカブトムシとは異なる存在とされている。
    上述した特徴も、カブトムシは雌でも飛べるが雌雄共にアルセルタスほどの自由度は無い、
    カブトムシが噴出する体液はあくまで尿(に近いもの)であり、浴びた物質を即座に腐食させるような力は無いなど、
    詳細まで確認してみると相違点も多い。
  • カブトムシを漢字で表記する際、「兜虫」と書く場合もあるが、
    どちらかと言えば「甲虫」と書く方が一般的である。
    ただしMHシリーズで「甲虫」は別の生物を言い表す場合が多いので注意。

関連項目

世界観/虫
アイテム/ドスヘラクレス
アイテム/キラビートル
アイテム/キラーカブトムシ
アイテム/ロイヤルカブト
モンスター/カンタロス - ギリシャ語で「カブトムシ」の名称
武器/ビートセイバー - 切先の形状がカブトムシの角
武器/ビートスナイパー - ロングバレルの形状がカブトムシの角

生息地

世界観/アステラ
世界観/セリエナ
世界観/エルガド


*1 一応、一部の種や個体が農作物を傷付けたり食い荒らしたりする事例があり、完全に人畜無害の存在というわけではない。