MHXにて初登場の大剣。
目次
概要
- モンニャン隊によって発見された豪華な遺物を用いて作られた大剣。
煌びやかな装飾で着飾られたその外見はまさしく「宝剣」というべき代物。
- 豪快で無骨なイメージの強い大剣界の新星。
「豪華絢爛」を体現した見た目に惹かれ、そのステータスを確認すると…
ハンター(特に大剣使い)はまた違った意味で度肝を抜かれるだろう。
性能
MHX
- 攻撃力は、なんと50。
そして無属性。
最初期武器のベルダーブレイドLv1でさえ60だというのに、数値上はそれすら下回り、
あろう事かMHP3の古ユクモノ大剣と同値という前代未聞の武器である。
ただし僅かながら素の状態でも青ゲージという優秀な斬れ味とスロット1を有しており、
流石に総合的な実力はこちらの方が上回っている。
- 最初は弱くても、強化すればいずれは強くなるはず…
そんな期待を持って強化していくと、Lv4にて最終形態「亡国の宝剣ゾーラタ」となる。
さて、まず何より気になるのはあまりに低すぎた攻撃力だが、最終形態にまで強化した結果は…
- 基本攻撃力150・会心率0%・そして無属性
これほどまでに攻撃力が低いなら、たとえ大剣にはアンマッチと言われようとも
せめて属性か会心率は欲しいところだが、無いものは無い。現実は非情である。
…もしかして、そもそも「武器」としてではなく「宝物」として生まれた剣だったのだろうか? - 基本攻撃力150・会心率0%・そして無属性
- しかし、この武器も完全に長所が無いという訳ではない。
注目すべきは2つ空いたスロット、そしてデフォルトで最大に達している斬れ味ゲージと、
そのゲージのほぼ半分を占める長大な青と白の凄まじい斬れ味である。
持久力に関して言えば、この武器に勝る得物はほとんど存在しない。
いろんな意味で長期戦指向の武器なのである。
アイテムやスキルなどをフルに活用して攻撃力や会心率を盛り、
地の戦闘力を底上げしてやれば、どんな相手とでも渡り合う事は可能である。
むしろ最も要求されるのは、長引きがちな戦闘を継続し続けるだけの集中力だろうか。- しかしその持久力も含め、オストガロアの素材から作られる恐怖ナル剣星ガレフには絶対に敵わない。
白ゲージの持ちはゾーラタの方が圧倒的だが、地の戦闘力はガレフの方が大きく突き放しており、
青ゲージに関してはゾーラタの青と白、さらに緑まで足し合わせても足りるかどうかというほど。
おまけにガレフは龍属性13を有しており、ゾーラタと同じくスロット2。
つまり白ゲージの長さ(と、製作時期が辛うじて早い事)以外では勝てる部分が無いのである。
そのガレフもネタ同然なんだからどんぐりの背比べだろとか言ってはいけない。
- しかしその持久力も含め、オストガロアの素材から作られる恐怖ナル剣星ガレフには絶対に敵わない。
- 生産には勿論、強化にも綺麗な鉱石類を多用する。
また、Lv4にて最終形を迎えるため、豪華な見た目に反して強化費用が比較的安上がりで済む。
ただし、最終的には爆鎚竜の骨髄や火竜の煌液、希望の証Gなども利用するため、
製作難度が低いかと言われるとそうでもない。
- 攻撃性能が低いという点を逆に利用し、敢えてこれを担いで適当なモンスターを相手に選び、
大剣使いとしての立ち回りを見直すという使い方ならできるかもしれない。
裸にこの武器を背負い、尚且つ(比較的)苦労せずに大型モンスターを狩れるのなら、
あなたは大剣使いとしての一つの境地に到達したと言ってもいいのかもしれない。
まぁ中には似たような事を下位の大剣でやってのけてしまう超人もいたりするが。
幸いゲージだけは良いので、弾かれて隙を晒しにくいというのは裸で戦闘する場合の利点となりうるだろう。
MHXX
- やはりというか、限界突破でのG級強化先も登場。
- なんと攻撃力は90も増えて240にもなり、いきなり紫50のゲージが表れる。
相変わらず属性は無いが大剣にとっては大した痛手ではなく、むしろ物理特化であるが故に誰にでも担いでいける。
クエスト終了まで一度も研がなくてもいい事もあるほどに斬れ味も良く、
スキル負担が少ないので防御優先でG級防具に乗り換えた直後でも扱いやすい。- ちなみに素材の「超絶豪華な遺物」がG級モンニャン隊の海岸エリア限定であるため、
強化時期は海岸エリアが出るG★3開放後になる。
…が、240の紫は白ゲージ換算だと攻撃力250ちょっとしかなく、
同時期にはジークリンデLv7やキリサキLv7、ドラグロブレイドLv5に蝦蟇の大包丁【荒砥】Lv5といった、
素白かつ攻撃力300越えの武器が続々と登場しているため、強化タイミングが遅すぎると言わざるを得ない。
仮にG★2で強化できたところで、G★2攻略用大剣としてよく名が挙がる、
サルビアブレイドLv2とウォルガンツァーLv7の二振りに存在意義を両断されていたのは内緒。
- ちなみに素材の「超絶豪華な遺物」がG級モンニャン隊の海岸エリア限定であるため、
- この後の強化先もちゃんと存在するが、1つ次のLV6の時点で
G級バルファルクの素材を必要とするため、強化はどう足掻いてもG★4になる。
斬れ味ゲージは紫70と余計に伸びるが攻撃力は260しかなく、
究極強化の「至宝剣レムリア」だと攻撃280に上がりスロットも3つに増えるが、
他の武器は攻撃力300超に達して紫ゲージも備えるものが多いのでやっぱり出番があるとは言いにくい。
特にラスボスのアトラル・カの大剣「真名ネブタジェセル」が
攻撃330に防御+60にスロ3で素紫完備、そして形こそ大きく違えど金ぴかというバケモノなので、勝ち目は無い。- それでも他の武器が限界突破した時点~2回目の強化した時くらいの攻撃力と紫ゲージがあるので、
前作に比べればガチ狩猟以外に遊びで担いでも余裕で問題ないくらいの性能はある。
やり込んでいく過程でふと思い出したら最後まで強化してみてはどうだろうか。
- それでも他の武器が限界突破した時点~2回目の強化した時くらいの攻撃力と紫ゲージがあるので、
- ちなみに、至宝剣レムリアの武器倍率280という数値は、他シリーズで換算するなら攻撃力1344になる。
攻撃力1344にデフォルトで紫ゲージ70、しかもスロット3の無属性大剣と言われると
なぜかとんでもなく強そうに聞こえる。
特に全体的に武器の攻撃力が控えめなMH3GやMHW:IBで実装されていたら、
バランスブレイカーどころの騒ぎじゃないレベルの強武器となっていたことだろう。
あの剛断剣タルタロスや無相法心―不動―と同等以上の攻撃力で
匠無しでも神滅大剣アル・レボア以上の継戦力と言えば
当時ならどれほどヤバい代物かお分かりいただけるだろうか
(おまけにMHW:IBなら無属性強化やカスタム強化まで乗る)。
しかし、この武器の存在するMHXXでは全体的に武器の攻撃力インフレが激しく、XX以前とは紫ゲージの調整も異なる上、
大剣なら他シリーズで言う攻撃力1400~1600代のものがゴロゴロしているため、
結局は趣味武器の地位に落ち着いている。
余談
- アイテムボックスのメニューでSTARTを押し、じっくりと観察してみよう。
拡大して角度を変えると、埋め込まれた宝石がキラキラと輝き瞬くのが良くわかる。
どう見ても実戦に使うモノじゃない。- 上述の通り見た目だけは非常に煌びやかで優れているので、ファッション装備としては優秀。
…なのだが、残念ながらギルドカードに登録してもカード画像には武器が表示されない。
集会所や狩場で実際に担がないと、中々他人に見せる機会が無い。 - ふらっとハンターには反映されるが、納刀して背負った状態なのであまり目立たない。
スマートな外見が災いし、どうあがいてもフライパンや鮫ランスのインパクトには勝てないのだ。 - 上記の異常な斬れ味の良さは、強固な外殻を誇るモンスターたちをガンガン斬り付けても刃こぼれ一つしない、
言い換えれば、あらゆる武器の中でも群を抜いたとんでもなく頑丈な武器であるとも言える。
宝剣とは一体…。
- 上述の通り見た目だけは非常に煌びやかで優れているので、ファッション装備としては優秀。
- MHXにおける攻撃力150・スロット2・青100白100と言う斬れ味は
同じエルドラ武器の片手剣・エルドラクロージャー(の最終形、亡国の宝錫フェッダ)と全く同じである。
あちらは手数武器ゆえに長大な斬れ味ゲージの恩恵にあずかれるが無属性である事が痛く、
片や一発あたりのモーション値が高いために無属性であることは痛くないが斬れ味が活かせず攻撃力の低さが痛い。
どちらに転んでも微妙武器を脱せないようだ。- やはり「宝剣」の名の通り、あくまで鑑賞用の武器に留まるべき、と言うことなのかもしれない。
…と思いきや、同じエルドラ武器仲間のライトボウガンやオトモ武器の方は、
なかなか優秀なスペックを誇っていたりする。
単純に素材と武器種の相性が悪かっただけだろうか。 - 実は、どちらも「斬れ味関係のスキルを切って攻撃スキルに特化」という運用方法はある。
単に攻撃力UPなどを積むだけでもまだマシになるので一線級ではないものの十分使い物にはなる。
見た目に惚れ込んだならクエスト消化や仲間内での狩りに使ってみるのもいいかもしれない。
- やはり「宝剣」の名の通り、あくまで鑑賞用の武器に留まるべき、と言うことなのかもしれない。
- 究極強化の「レムリア」は、インド洋に存在したとされる「レムリア大陸」の事。
イギリスの動物学者フィリップ・スクレーターが1874年にこの存在を提唱しており、
5000万年以上前、インド南部、マダガスカル島、マレー半島が合わさった大陸が存在したのではないかと考え、キツネザル(レムール、Lemur)にちなみ名付けられたが、
後に様々な地質学者によって似たような仮説が挙げられたものの、
1968年にプレートテクトニクス理論の完成により大陸移動説の裏付けが確実なものとなり、レムリア大陸の存在説は否定された。
関連項目
システム/モンニャン隊
アイテム/豪華な遺物 - 材料
武器/エルドラクロージャー - 同じ豪華な遺物から作られる「エルドラ」シリーズの片手剣
武器/エルドラジェズル - 同じ豪華な遺物から作られる「エルドラ」シリーズの操虫棍
武器/エルドラマスケット - 同じ豪華な遺物から作られる「エルドラ」シリーズのライトボウガン
武器/エルドラカノーネ- 同じ豪華な遺物から作られる「エルドラ」シリーズのヘビィボウガン