MH3Gで初登場のガンランス。討伐隊武器の一種である。
目次
概要
- 一言で表せば「討伐隊正式銃槍の士官用モデル」と思わせるガンランス。
初出はMH3G。匠の技による仕上げは、誰の手にも馴染むという。
- ありそうでなかったアイアンガンランス系列の最終形態となる武器。
元々アイアンガンランス一派は“ガンランス”という武器種の初期装備に属すため、
MHP2以前は原形を留めたまま上位やG級相当の武器にはなれなかった*1。
MHP3にて系列初の上位相当の最終形態となる“アイゼンリッター”が登場し、
そのアイゼンリッターのポジションを引き継ぐ形で現れたガンランスである。
彼とは違って新たなグラフィックが用意されているので、上級武器としての実感は強い。- 派生元の役割も担うアイアンガンランスや討伐隊正式銃槍とは異なり、
他のガンランスとなる派生先を持った例は少ない。
一度入手すれば、あくまでジェネラルパルドの姿のまま強化を終える事が殆ど。
- 派生元の役割も担うアイアンガンランスや討伐隊正式銃槍とは異なり、
- かつて存在した正式採用機械槍の赤紫を基調とした配色とは異なり、
黒と黄金のカラーリングがシックでゴージャスな風合いを醸し出す一品。
このカラーは後にジェネラルアームズやブラックフルガードにも採用され、
黒と黄金を基調とした配色は討伐隊シリーズにおける第二のパーソナルカラーとなる。
- デザインの観点では鉱石武器らしからぬ地位を築いた武器なのだが、
肝心の性能については良くも悪くも鉱石武器相応の性能である事が多い。
トップクラスになれないのは仕方ないにしても、どこまで独自性を築けたかといわれると……
性能
- 討伐隊正式銃槍の強化版だけあり、登場時期はそれらが作れる段階よりも更に遅い。
“アイアンガンランス”及び“討伐隊正式銃槍”の記述は関連項目を参照されたし。
MH3G
武器名 | 攻撃力 | 属性値 | 会心率 | スロット | 斬れ味(匠) | 砲撃 | 他 | レアリティ |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ジェネラルパルド | 460 | (火260) | 0% | ○○‐ | 青(白) | 通常型LV2 | ‐ | RARE8 |
アドミラルパルド | 506 | (火320) | 青(白) | 通常型LV3 | ||||
インペリアルオルデン | 552 | (火380) | ○○○ | 白(紫) | 通常型LV4 | RARE9 |
よいかジェラール。
我々はインペリアルオルデンというガンランスで戦う。
砲撃タイプは通常型LV4でスロットが3、
匠で白30と紫20がつく。
覚醒は火属性が380になる。
お前の武器が一番微妙だ。
覚悟して戦え。
- ……いったい誰がこんなパロディを考えたのかは定かではないが*2、
覚醒必須のくせして火属性ガンランスの中では一番微妙なのは確かなところ。
だったらそんな心許ない武器を自分の息子に渡してやるなと。
倍率こそマシだが、覚醒の手間を考えるとコレやコレと大差がない。
最弱とは言わないが、最終武器の比較には加われない存在である。折角のデビューなのに…
- それならば攻略の繋ぎに使おうとしても使いどころに悩みがちなもので、
460の攻撃力も一見高くもワンランク下の437には優秀な属性武器が幾つか存在する。
多少青ゲージは長くとも倍率10程度の差では属性の存在は覆し難く、
G級序盤では覚醒の発動が難儀であり、足枷になりやすいとなれば尚のこと。
仮に上位の時代でディオスガンランス改を作られていれば、その時点でお役御免である。
一発生産には非対応。入手はインペリアルガーダーからの派生に限られるのも厳しい。- それ以上に繋ぎとしての役割もボルボローダー一派の存在が険しく、
マイナス会心や斬れ味補正の差を考慮しても下位時代から負け続ける。
加えてコチラは強化完了してからが本番なのに対し、ボルボは下位からでも活躍出来るうえ、
必要素材もボルボロス素材が主体なので作成難度も決して高くはない。
仮に攻略用と割り切るにしても、それなりの長所がなければ費用対効果も落ちるものなのだ。 - 一応G級リオレイアから業炎袋を3個調達出来ればG級☆6の初頭でアドミラルまで強化出来る。
この時点では匠延長分の白ゲージが長いので、ディオスガンランス改の代打にならないこともない。
実際に業炎袋を費やす程の強さと将来性があるかどうかは保証しかねるが。- ちなみにイベントクエストを利用すればG級昇格直後でも最終強化が行える。
もっとも、昇格直後の装備でG級アグナコトルを倒せる見込みがあるかは未知数。
ついでに言えば、抜け道があるのはジェネラルパルドに限った話ではない。
ボルボローダー一派はG級★6の後半(緊急クエスト前)に完成するのも言わない約束だ。
- ちなみにイベントクエストを利用すればG級昇格直後でも最終強化が行える。
- それ以上に繋ぎとしての役割もボルボローダー一派の存在が険しく、
- 不幸中の幸いなのはスロ3で紫ゲージが唯一付くガンランスだったことで、
スキルを多く積み込んで遊ぶ分にはそれなりに使い道があったという。
…それでもアイゼンリッターの扱いと見比べると些か地味過ぎるのだが。
どうもMH3Gのアイアンガンランス一派は逆風を受けてばかりなのは何故だろうか?
- 余談だが、上記のパロディは「ジェネラル」と「インペリアル」を掛けた改変ネタなのだが、
なんの因果かMHFでもダンシングムーンの陣というジョークで同じネタが使われてたりする。
せがれが一番危ない配役に置かれるところまで一緒。
MH4(G)
武器名 | 攻撃力 | 属性値 | 会心率 | スロット | 斬れ味(匠) | 砲撃 | 他 | レアリティ |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ジェネラルパルド | 345 | (火300) | 10% | ○○‐ | 青(青) | 通常型Lv2 | ‐ | RARE4 |
アドミラルパルド | 391 | (火500) | 青(白) | 通常型Lv3 | RARE6 | |||
アドミラルパルド改 | 506 | (火540) | 白(白) | RARE8 | ||||
インペリアルオルデン | 598 | (火600) | 15% | 白(紫) | 通常型Lv4 | RARE9 |
- 散々なデビューだったが、続く二作の人気はそれなり。
特にMH4Gでは攻略用の武器としての需要と評判は中々のものだった。
MH4ではアドミラルパルド、MH4Gではインペリアルオルデンまで強化が可能。
また、入手方法もMH4ではインペリアルガーダーからの派生強化に限られていたが、
MH4Gからはアドミラルパルド改から直接生産できるようになった。
- その役割はズバリ「ナナ=ハウル専属のピンチヒッター」といったところ。
斬れ味ゲージや覚醒の必要性などで総合性能は遅れをとるものの、
ナナ=ハウルの入手は太古の塊経由。強化素材も竜人問屋の依頼をこなす必要があり、
宝玉等の入手難度の高い素材も要求されると非常に手間の掛かる武器である。
入手可能な時期もだいぶ遅いので、攻略段階での出番は充分にあったのだ。
ガンランス装備の神器と名高いセルタスシリーズに属性解放の値があったのも追い風。- この繋ぎ武器としての需要が顕著となったのはMH4Gから。
装備環境により時期が遅かったMH4では表立った活躍はなかったようだが、
攻略段階にてセルタスSが実用の範疇となるMH4Gではそれなりの定評があった模様。
特にセルタスSからセルタスXへ換装する為のゲネル・セルタスの攻略にも効果的であった。
現在ではG級昇格の緊急ウカムルバスで担ぐ機会もあるだろう。
- この繋ぎ武器としての需要が顕著となったのはMH4Gから。
- 強化素材は主に鉱石類だが、少量ながら鎧竜種の頭殻(重頭殻)も求められる。
しかしMH4以降ではサブターゲット制が復活しており、該当クエストのサブタゲも単純。
グラビモスの通常種も亜種もキークエストにされているので、攻略の課程で集めやすかった。
- また、ギルドクエストで入手可能な発掘武器の一つとしても登場する。
盾の上半分と刀身が対応するカラーに染まり、静かに光る様は浅はかとなくSFチック。
ちなみに産出先はブラキディオスとジンオウガ亜種。鉱石武器らしからぬ扱いである。
MHX
武器名 | 攻撃力 | 属性値 | 会心率 | スロット | 斬れ味(匠) | 砲撃 | 他 | レアリティ |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ジェネラルパルド LV1 | 140 | ‐ | 10% | ○○‐ | 青(青,青) | 拡散型LV1 | ‐ | RARE4 |
ジェネラルパルド LV2 | 150 | 青(青,白) | 拡散型LV2 | |||||
ジェネラルパルド LV3 | 160 | 青(青,白) | ||||||
アドミラルパルド LV4 | 200 | 青(白,白) | 拡散型LV3 |
- アイアンガンランス三兄弟も三つに分けられ続投。MHXの強化はLV4まで。
ただし覚醒システムが廃止された関係で完全無属性に。
派生は討伐隊正式銃槍LV3から。一発生産にも対応している。
- 結論から言えば、大体の性能はカニガンスに毛が生えた程度。
一応青ゲージの長さと会心率ではカニガンスより僅かに勝るが、
どのみち物理性能が属性武器と大差ないようでは五十歩百歩の違いでしかない。
使えない訳ではないが、別に使う場面があるわけでもない。そんな存在。
- 一族の最終形同士であるアイゼンリッターやインペリアルガーダーと比較すると、
素の性能ではインペリ264 > アドミラ246 > アイゼン241.5の並びとなる。
しかし、この三種にはそれぞれ斬れ味に関するスキルの適正が異なり、
緑ゲージが長いアイゼンは鈍器、白ゲージは出にくいが青ゲージは長いインペリは業物、
青ゲージはさほど長くないが+1でも白ゲージが出るアドミラは匠が効果的に働く。
これらのスキルを考慮しつつ力の爪や護符の補正を考慮すると、
最終的には匠アドミラ290.895 > 業物インペリ282 > 鈍器アイゼン273の並びとなる。
流石は高級機。最後には量産機達に意地を見せてくれた。
- 必要素材は主に鉱石類だが、LV3の段階から獰猛素材も要求してくる。
難易度はともかく時期が遅いので、単に拡散型を求めるなら古代式回転銃槍の方が無難。
ついでに最終強化には獄炎の龍鱗が求められるのでHR解放は必須。重役出勤にも程がある。
…とはいえ、近年作成難度が引き上げられている拡散型ガンランスの中では比較的作りやすく、
確率の低いレア素材や厄介な部位破壊素材は要求されない。面倒なのも獰猛素材くらい。
決して弱すぎる性能ではないので、キリン辺りで拡散型砲撃を堪能するには御誂え向きかもしれない。
MHXX
武器名 | 攻撃力 | 属性値 | 会心率 | スロット | 斬れ味(匠) | 砲撃 | 他 | レアリティ |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
アドミラルパルド LV5 | 230 | ‐ | 10% | ○○‐ | 青(白,白) | 拡散型LV3 | - | RARE4 |
アドミラルパルド LV6 | 260 | 15% | 白(紫,紫) | 拡散型LV4 | ||||
インペリアルオルデン LV7 | 320 | 白(紫,紫) |
- 龍歴院のジェネラルパルドも晴れてG級に昇格し、究極強化・インペリアルオルデンが追加。
初の派生先としてディアブルジートの強化ルートが追加された。
- 全体的な立場は相変わらずだが、武器の期待値は会心率のおかげで「中の上」程度に高く、
斬れ味ゲージの色が揃った状態ならば真名ウアスアンクさえも勝てる見込みがある。
しかし相手は素紫20(延長可)。斬れ味レベル+2で紫30のオルデンに機会があるかは微妙。- 一応素白30はあるので、匠無しの最大火力の持続性は勝る。
絶対回避【臨戦】の話はやめよう。
とはいえ期待値と持続性が平均的な属性武器と並んでいる時点で需要は限られるのだが。 - 究極強化にはG級テオの獄炎の厚龍鱗が求められるため、HR解放前の強化は不可能。
繋ぎ武器になるどころか、強化タイミングがウアスアンクより後になることも。
- 一応素白30はあるので、匠無しの最大火力の持続性は勝る。
- 前作から続く三兄弟の三竦みだが、今作では素の期待値が最も優れている立場。
※ オルデン458.7825(白) > ソルバイト450(青) > ガバルディオ438(青)
しかしMHXXは紫ゲージの補正が1.39倍まで弱体化している環境。
そのため匠スキルを発動させた際の期待値は伸び悩み、他の兄弟達と順位が逆転する。
※ ガバルディオ507.35(紫) > ソルバイト495(白) > オルデン483.111875(紫)
ただしガバルディオは斬れ味レベル+2でないと紫ゲージは現れないので、
斬れ味レベル+1の状態や紫ゲージを切らした状況では順位が落ちる。
※ ソルバイト495(白) > オルデン483.111875(紫) > ガルバディオ481.8(白)
つまり匠無しではオルデンが、匠+1ではソルバイトが、匠+2ではガバルディオが勝ることになる。
高い武器倍率を持つ武器が青以下から白以上の斬れ味になった際の伸び幅や、
絶対的ではなくなりつつも決して軽視出来ない紫ゲージの存在感がよく分かる一例である。- 匠の延長分で適正に差があるとはいえ、通常型が白15程度で満足できるかは別の話。
オルデンに至っては+1では紫5止まりなので、どちらも延ばし切らないと実用は難しい。
結局のところは斬れ味レベル+2を発動させるか否かの問題になるもので、
匠を外して他のスキルを発動させられる猶予があるかどうかの差に繋がってくる。
幸い素の白ゲージは短くないので、あまり匠に固執する必要はないのが救いか。
- 匠の延長分で適正に差があるとはいえ、通常型が白15程度で満足できるかは別の話。
MHRise
- MHWではリストラされてしまったが、本作では無事復活。
アイアンガンランスの最終強化であるアイゼンリッターから討伐隊正式銃槍に派生し、
そのままインペリアルガーターに繋がる系列とジェネラルパルド系列に分岐する。
1人だけ下位に取り残されてしまっている
- 最終強化はアドミラルパルド。気になるその性能は
- 攻撃力は結構高めの210
- おまけ程度だが、バカには出来ない会心率10%
- 斬れ味は安心の青50、匠3から白ゲージが出現
- 砲撃タイプは拡散型LV4
- 豊富なスロット2-1-1
- 百竜強化は攻撃力強化IV(+10)、竜種特効、竜杭砲強化
最初は若干怪しいスタートながらも作品を追うごとにその地位を上げていったこの武器は、
今作でとうとうアドミラルの名にふさわしい、Ver.1.0環境における拡散ガンスのトップに輝いたのだ。
- まず攻撃力についてだが、210という数値は全体的に見れば上の中といったところ。
斬れ味と会心率も加味すれば素の期待値ではトップクラスとなる。
拡散LV4ガンランスには一つだけ攻撃力250とおかしいディア武器が存在するが、
これは素の斬れ味が緑という明確な弱点を抱えているため鈍器使いが必須となる。
ディア武器+鈍器の組み合わせには流石に期待値で負けてしまうが、スキル自由度ではこちらの方が有利。
- 斬れ味青50は他の青持ちと比較すると多め。
本作のガンランスはガードエッジの存在により斬れ味の消費は緩和されているが、
攻撃をガードすることで斬れ味を回復する特性上やや安定性に欠ける部分もあり、
斬れ味消費が激しいチクボンメインの拡散ガンランスにとって斬れ味は長くて損はない。
匠3から出る白ゲージについては現状匠が重すぎる為に現実的とは言えないが、
逆に言えば今後のアップデートによるスキル環境のインフレ次第で、
ここから更に伸びしろを残しているという事でもある。
- 拡散LV4は上でも挙げたライバルのディアブルジートと同等。
本作の砲撃レベルはLV5が上限なのでLV4は一見妥協点に見えるが、現状の拡散LV5は大砲モロコシ一本である。
本作のモロコシは相変わらず砲撃全振りで殴り性能が貧弱であり、
また今作では砲撃特化は余り汎用性が高い戦法とは言えない。
砲モロコシの物理を補強して無理矢理チクボンする戦法も模索されてはいるが、
物理砲撃共に強力なアドミラルとディアブルジートを越えるのは難しいため、
今の所拡散LV4は事実上のチクボン戦法トップであるという長所と捉えてよい。
- 大半の武器種ではどれか一択となりやすい百竜強化だが、本武器はどれも非常に優秀な効果。
- 攻撃力強化IV(+10)は攻撃力・会心率の百竜強化では最も素の期待値が高く、
他のレア6ガンスが攻撃力強化や会心率強化III止まりも多い中、元々物理性能が高い本武器に付けば鬼に金棒。 - 竜種特効は対象に対して与ダメージ+5%だが、実は砲撃にも効果が適用される。
多くのガンランスが砲撃威力の伸びしろの無さに苦しむ中、+5%という数字は非常に重要。 - 竜杭砲強化は、竜杭砲使用時のみ砲撃タイプを+1して計算する物。
つまり拡散LV4のアドミラルパルドで発動させた場合、拡散LV5のモロコシと同等になる。- 今作の拡散型の竜杭砲はやや特殊で、多段ヒットがない代わりに爆発の威力が高く
頭部にヒットさせるとスタン値を蓄積させる、いわば"スタンが取れる強力な砲撃"といった特性を持つ。
本作は通常の砲撃と溜め砲撃が若干頼りないことや、竜杭砲をリロードできるガードリロードの存在から、
肉質無視攻撃としては砲撃連打よりも、溜め砲撃と拡散竜杭砲ループの方がスタンの存在もあり、
やや上回っている。
それをLV5相当で放てるという事は、やや誇張した言い方ではあるが
状況次第でモロコシに匹敵する砲撃性能を発揮するのだ。
肉質に依存する他タイプの竜杭砲と比べるとダメージは伸び辛いが、
ダウン中に頭部に刺しまくってスタンで起き攻め、
ナルガの刃翼を筆頭とする硬い部位を破壊するなど適切な状況ではとことん刺さる性能を持つ為、
これを優秀なチクボンと同時に使用できるのは、
ライバルのディアブルジートにも真似できない大きな強みとなる。
- 今作の拡散型の竜杭砲はやや特殊で、多段ヒットがない代わりに爆発の威力が高く
- 強化前の武器から鉄蟲糸技強化などを引っ張ってくることもできるが、
ガンランスの鉄蟲糸技の特性上、上記三種と比べて特筆できるスキルは無い。
- 攻撃力強化IV(+10)は攻撃力・会心率の百竜強化では最も素の期待値が高く、
- Ver.2.0では拡散型に新たなライバルが登場。新たな強化を得たティガ武器と、新たに登場したバゼル武器である。
轟銃槍【虎砲】は青ゲージでもこちらの物理期待値を上回るため、攻撃力強化IVを付与した際の運用で競合する。
爆鱗砲槍バゼルアラムはゲージこそこちらより短いものの、
こちらと同等の期待値に爆破属性と竜杭砲強化の百竜スキルを備えている。
こちらはスロットや斬れ味の長さで差別化できるため、
トップとは言えなくなったが未だに拡散型の中でも上位の地位を保っている。
- Ver.3.0では百竜銃鎗【一念化生】が各種砲撃Lv5を獲得し、スロット以外こちらを上回るスペックを獲得した。
加えて竜杭砲の攻撃判定は武器の外観に左右されると言う仕様が判明し、
アドミラルパルド固有の射程で差別化できる……と思いきや、
百竜銃鎗の外装変更でも攻撃判定が変化するため、竜杭砲の射程すらもこちらと同等になってしまう。
ただしあちらは強化にヌシ素材を要求されるため作成難易度が高く、
作成までのつなぎとしての役割に落ち着くこととなった。
- 余談だが、本作のアドミラルパルドは盾のデザインは過去作からほぼそのまま、銃槍部分は若干リデザインされており、
どちらも鉱石武器らしく王道のデザインとなっている。
金色のカラーリングも良い味を出しており、その優秀な性能と相まってイケメンとの呼び声も高い。
...高いのだが、盾がモンスター素材の銃槍のように無駄にデカくないと比べてペラペラすぎる為、
納刀時に盾から腕装備がはみ出てしまうことが多い。
本作の拡散ガンスの有力な装備はよりにもよって胴体がブロス装備、腕に至ってはリノプロ装備と
控えめに言っても評価が分かれる見た目なのだが、アドミラルパルドを納刀していると
コイツらが盾からこんにちわしてくるのだ。
MHR:S
過去から未来に至る全ての
凶変から万物を守りきる、
アドミラルパルドの進化形態。
(インペリアルオルデン)
- MRの実装に伴い、本武器も強化先が追加された。
一発生産と強化派生両方に対応しているためかなり作りやすい方だが、
一発生産では入手が困難な岩竜の靭尾を要求されるため、上位から強化していくのがいいだろう。
最終強化はインペリアルオルデン改となる。- 攻撃力340
- 斬れ味は素で白40。紫は出ない
- 会心率10%
- 武器スロット3-1-1
- 百竜スロットLv3
- 拡散型Lv7
- 攻撃力340は他のガンランスと比べても上位に位置する数値ではあるのだが、
攻撃力340以上で匠で紫ゲージが出る、或いは素で紫ゲージを持っている武器はゴロゴロ存在しており、
白ゲージが限界である本武器はそいつらに期待値で上回られてしまう。
本武器と同じ攻撃力で素で紫ゲージの武器はたいていマイナス会心なのだが、
本作から追加されたスキルやレベル4装飾品の追加、傀異錬成の実装も相まって
マイナス会心を打ち消すのはかなり容易になっているためなおさら厳しい。
- 百竜スキルの竜種特効、竜杭砲強化が付与できるといったシナジーが薄くなったのもかなり痛い。
- 前者は百竜スロットがLv2以上あればどんな武器でも付与することが可能になった。
他の特効スキルもLv2なので、本武器にも他の特効スキルを付与できるようになったことはメリットではあるが…。 - 後者は竜杭砲が上方修正されなかったため、MRのインフレについてこれておらず、
砲撃レベル8のガンランスには威力上昇効果がない点も変わらないため、採用されることはない。
一応爆杭砲のバフ時間を15秒延長する効果もあるのだが、そのためにつけるかと言われると…
- 前者は百竜スロットがLv2以上あればどんな武器でも付与することが可能になった。
- また、同期にかなり優秀なガンランスが存在しており、
- Ver.11時点でなお唯一の放射型レベル8の砲撃を備えている「砲犬銃槍ガルロア」、
- スロット3-2-1と数少ない拡散型レベル8を備えている「波動砲モロコシ」、
- 拡散型レベル7、マイナス会心ではあるものの、攻撃力350で素で紫ゲージを持ちながら,
標準的な火属性に武器スロット2-1まで備えている「蛮炎銃槍ロギンハスタ改」、 - ストーリー攻略に非常にうってつけな武器となり、
今作で多く追加された水弱点モンスターに対して有力な「シザーキャノン」
もはや魔境である。
上から数えて3本は全てのガンランスが作れてなお最前線で愛用しているハンターがいる程である。
ガルロアに関しては使わざるを得ないといったとある事情があるが。
- また、サンブレイクの環境ではボンボンバクボンという砲撃と爆杭砲を
ひたすら繰り返し肉質無視の攻撃を与え続ける戦法が拡散型では主流となっており、
砲撃レベルが7で止まっている本武器は出る幕がないのである。
前作でよく運用されていたチクボン戦法に関しても、冥淵銃槍クラティスという
優秀なガンランスが本武器を最終強化できる前に作成できるため厳しい。
- このように数々の不幸が合わさった結果、
ライズ時代とはうってかわって弱武器としてのレッテルを張られることとなってしまったが、
Ver.13で実装された砲撃レベル強化の存在によって、爆ボン運用においては
豊富な武器スロットと安定した斬れ味ゲージによって戦えるようになった。
余談
- 大ざっぱに言えば討伐隊正式銃槍の色違いであるジェネラルパルド。
ディテールの殆どを本家から受け継いでいるのだが、ご丁寧にも盾の裏写りまで再現している。
本家はようやくMHXで修正されたが、コチラは相変わらず紋章の裏写りが直ってない。
- 第二の討伐隊カラーの立案者となったジェネラルパルドだが、意外にも前身がないわけでもない。
その昔はシーズン2.5*3のMHFに“ファランクス”というガンランスが実装されたのだが、
この銃槍は黒と黄金の色合いを持ち、近衛兵団で近々に正式採用される噂があったという。
近衛兵団に関する詳細は不明だが、討伐隊の武器が近衛隊にも使われている例はある。
どこまで関わりがあるかは未知数とはいえ、偶然にしては中々出来上がった話ではないだろうか?- ちなみに、このファランクスは工房試作品ガンランスと同じ姿をしており、
ある意味では「祖先直系の子孫」とも言える存在のガンランスである。
機械武器を多数取り扱う討伐隊武器らの特徴を満たすだけに、実に興味深い。
- ちなみに、このファランクスは工房試作品ガンランスと同じ姿をしており、
- MH3Gでパロディにされた武器だが、何の因果か元ネタがMHFとのコラボ企画を実施した模様。
悔やむべきはMHFにインペリアルオルデンが実装されていないことか。せがれも親父もいないけどね。