スキル/研ぎ師

Last-modified: 2024-03-31 (日) 13:13:20

剣士用のスキルの一つ。MHXX以前の作品ではスキルポイントが10以上で「砥石使用高速化」が発動する。
マイナススキルなどについては後述する。

目次

概要

MHG~MHXX

  • 砥石キレアジ砥石のお面を使用した際の刃を研ぐモーションが短縮される。
    • 具体的には、通常4回砥石を当てて武器を研ぐが、
      このスキルが発動していると砥石を当てる回数が僅か1回になる。
    • 研ぎ終わった際の武器が光るモーションは据え置きなので、
      全体で見るとおよそ半分程度の短縮になる。体感的にはほぼ回復薬並の速度に。
  • ちゃんと研げているのか不安になるほどの早技であるが
    斬れ味の回復量は通常時と全く変わらない。元々根本しか研いでないだろとか言ってはいけない
  • 説明だけ聞くと地味だがその恩恵は大きい。単純に研ぐ時間が減るぶん時短になるのは勿論、
    隙が少なくなるため戦線を離脱することなくモンスターの攻撃の合間を縫って瞬時に研ぎ直す…
    というムーブが現実的に狙える。いちいちエリア移動して研ぐ必要もないため
    間接的に継戦火力の維持・上昇に一役買ってくれる。使い続けると手放せなくなること請け合い。
    • 闘技場や決戦場などそもそも逃げられないフィールドでのクエスト、
      ラージャン、キリンなど隙の少ない強敵との戦闘では更に効果的。
  • 剣士の必需品である砥石に影響するスキルである以上、近接全武器で一定以上の効果が期待できる。
    斬れ味消費が特に激しい片手剣、双剣とのシナジーは言わずもがな。
  • 以上のような高い汎用性を持ちながら研磨珠で5スロで手軽に発動させることが出来るのが最大の強み。
    他のスキルとの両立も容易(納刀術のみSPが相反している為、両立が難しい)。
    というか剣士で必須スキルを埋めスロットが5個余ってたら最優先で採用しても良い位の強力なスキルである。
    • MH3以降では業物の同時発動が非常に困難になり
      装備の組み合わせが大きく限られるようになってしまったため、
      業物の代役として発動の容易なこちらを使う…というハンターも増えた。
  • ちなみにMHP2G以前は研ぎ師のSPが-10に達している場合は、砥石性能半減というマイナススキルが発動した。
    研ぐスピードは普段と変わらないが斬れ味の回復具合が通常の半分になってしまう。
    普通の砥石やキレアジを使う場合ならそこまで気になるようなスキルでもないかもしれないが、
    ただでさえ回復量が少ない携帯砥石の場合は十分な斬れ味回復がなされない場合が多いため、注意しよう。
    • MH3以降では研ぎ師のSPが-10の場合は砥石使用低速化となり、
      斬れ味の回復量は通常通りだが研ぐ回数が1回増えて5回になる。
      また、MH3のみキッチンスキルのネコの研磨術と砥石使用低速化が重複すると、
      更にもう1回研ぐ回数が増えてしまうため注意されたし(バグによるもの)。
      MHP3以降ではちゃんとネコの研磨術分の研ぎ回数は減るので心配いらない。
      元々隙だらけの研ぎ行動が更に増えてしまうため、
      MHP2G以前の砥石性能半減よりも危険性が高くなっているといえる。
      発動してしまったら優先的に消しておきたいところ。
      交戦中に研ぐ必要がないくらいに斬れ味が優秀だったり
      エリア移動してから研ぐなどの場合はこの限りではないが。
      MH4(G)では低速化が発動する防具が増えた。レックスシリーズは
      亜種、希少種含め、全シリーズがマイナスであり、MH4Gのメインモンスターであるセルレギオスの防具、
      そしてラスボスであるゴグマジオスの防具でも発動してしまう。手軽かつ有用過ぎたためだろうか。
  • MHXでは新スキル「剛刃研磨」の登場により、なんとガンナーでも発動させる意味があるスキルとなった
    まあ研磨術の重さを考えると半ばネタの領域だが…
    発動させてみたい場合はディノSシリーズや燼滅刃シリーズを試してみよう。
    なお、剛刃研磨の装飾品である剛刃珠には研ぎ師のマイナスSPがあるため、
    上記2シリーズ以外で同時発動させるのは難しくなっている。
    • その一方でMHXにて登場した狩技「絶対回避【臨戦】」によって、
      剣士での採用率は大きく落ち込むことに。
      あちらは業物と併用することで最大の斬れ味を維持できるという砥石要らず。
      アイテムポーチを1枠使い、一回一回手を止めなければならない当スキルを使うプレイヤーは大きく減ってしまった。
    • とはいえ、このスキル(および砥石)が完全に居場所を失ったというわけでもなく、
      別の狩技を使いたい場合や斬れ味消費が大きすぎる場合は砥石に頼らざるを得ない。
      特に今作、および続編のMHXXでは閉鎖フィールドでのクエストも多いこともあり、それなりに需要がある。
    • MHXXではレギオス武器のギミックを付与するスキル納刀時に斬れ味を回復するスキルなどライバルが増えた。
      さらに業物と匠の併用も容易になるなど、さらに肩身が狭くなってしまった。
      とはいえ、スキルの軽さや活用の手軽さなどでまだまだ活用のしがいのあるスキルである。
      さらに前者は回避しながら斬れ味を回復する関係上、武器種によって相性に差が出たりする(特に片手剣)、
      後者は怒り時限定な上に発動率もそんなに高くない、
      そしてどちらも斬れ味の回復量が少ないため、
      砥石を一回使って一気に確実に素早く回復するのであればまだ活躍する機会は充分にある。

MHWorld

  • MHWorldではLv1~3に分割され、Lvが1上がる毎に研ぐ回数が一回減り、Lv3で今までと同じになる。
    手数が極端に多い訳でもない武器ならLv1か2で留めても十分なので選択肢に幅が出来た。
    • 本作ではスキルポイントのマイナスという概念がなくなり、前述の剛刃研磨との併用が容易になった。
      匠で短い白を出し、剛刃研磨と砥石使用高速化でキープし続ける戦法は、
      優秀な斬れ味スキルである達人芸の使い勝手が上がった現在でもそれなりに人気が高い。
    • また、本作では、抜刀中に研磨が可能になり、研磨後抜刀状態が維持されるという新たな仕様が入ったため
      戦闘中でも即時研磨からの即時戦闘再開が行いやすくなっている。
      ちなみに研ぐ回数を段階的に減らすだけでなく、僅かだが研ぐ動作自体も高速化する。
    • なお、今作では剛刃研磨のガンナー向け効果が削除されている。
      また、心眼に対する弾導強化のような対になるスキルもなく、
      ガンナーでは発動させても意味のないスキルに戻っている。
  • また、MHWorldではドスキレアジを捕まえた際のアイテムとして「キレアジの上ヒレ」が登場。
    こちらは高速砥石と同様に砥石使用高速化Lv3発動時と同じように研げる他、高確率でアイテムを消費しない。
    入手手段が配信を除けば釣りしか存在しなかったので、
    いくら消費する確率が低いからと言えども気軽に使えるほどではなかったのだが、
    MHW:Iになってイベントクエストで安定入手が可能になった。
    現在ではそのクエストも常設され、慣れれば1分で2個程度の入手が期待できるので、
    ある程度気合を入れて纏まった数を貯めて、こちらを使用するのが主流となっている。
    スキル自体は4スロの複合珠にも入っているのでいつも以上に発動は容易。

MHRise

  • 基本的にWorld期は他スキルに押されぎみであったが、MHRiseでは思わぬ形で復権を遂げる。
    他の火力スキルや快適スキルの装飾品がLv2スロットになる中、砥石使用高速化はLv1で据え置きだったのである。
    その為スロットを奪い合うスキルが大幅に減少し、余ったスロットに付けやすくなった。
    元々5スロスキルではトップクラスに優秀であったため、
    再び「Lv1スキルの中では一番使いやすいスキル」という軽さが売りのスキルとして舞い戻ったのだ。
    また、キレアジ・ドスキレアジの所持数が減り、ドスキレアジの再使用効果が無くなった事も追い風である。
    特に今作で人気のナルガ武器は白ゲージが短く、またスキル枠を圧迫しやすく業物も付けづらいため
    そちらのゲージ維持の手段として頻繁に使われている。
    • 一方で、オトモガルクの登場によって足を止めずに研ぐことができるようになったため、
      研ぐ隙を減らすことによる恩恵は薄れている。
      無論、研いでいる間は攻撃できないため、研ぎ時間を短くするに越したことはないのだが。
  • ver2.0のアップデートで達人芸が追加され、高速化の必要性が薄れてしまった…ように見えるが、
    今作は最大レベルでも発動率は80%までという性能に。
    一方で高速化とセットでの発動が推奨される剛刃研磨が強化されており90秒もの間斬れ味を維持できる。
    こちらは発動のし易さと会心率に左右されない安定性が強みであり、使い分けが可能。
    また、火力スキルに手一杯で達人芸を積んでいないような武器もまだまだ多く存在するため、
    当然それらの武器の斬れ味維持にも有効である。
  • ちなみに、キレアジとドスキレアジにも効果が乗るようになった。
    具体的にはLv3まで発動させることで、キレアジは研ぎ回数が1回になり
    ドスキレアジは研ぎモーションが若干短くなる。
    Lv2まではキレアジ・ドスキレアジ共に一切効果が発揮されず、
    ドスキレアジについては短縮されるのが僅かコンマ1秒ほどなので
    実用性はハッキリ言って無いが。
    本家砥石よりもアジの方が先に文字通り高速化している。

MHF

  • MHFでは「高速砥石」というアイテムがあり、
    これを使用すると砥石使用高速化が発動している状態の速度で研げる(ポーチ所持数は5個まで)。
    回復量は通常の砥石の半分(携帯砥石以下)なので、回復量で考えるとこのスキルには敵わない。
    しかし、ほぼPTプレイが重視される上、G級未満の環境では多くの場合、
    担ぐ武器にもよるが実際に使用する斬れ味はないしとゲージが短めで、
    最高威力の維持を考えると回復量の差はそこまで気にならない。
    わざと砥石使用高速化を切り、その分別スキルを発動させることもできる。
    スキル発動数が10を超過しやすい現在では、むしろスキルよりも高速砥石のほうが利用されていた。
    この高速砥石自体の入手経路が安定しているのも大きい。
    一応剣神+3で砥匠の効果も付くのだが、+2でも砥匠効果以外はそのままなので
    剣神のSPがよほどだぶつかない限りはやはり高速砥石の利便性が勝っていたと思われる。
    ただ、高速砥石を安定的に入手できない天廊遠征録では割と有効なスキルとされていた。

関連スキル

砥匠

  • MHF-Gにて追加された砥石使用高速化の上位スキル。読みは「としょう」。
    研ぎ師のSPが20以上になると発動する。
  • 効果は
    • 研ぎ時間短縮(「砥石使用高速化」と同じ効果)
    • 斬れ味が必ず最大まで回復する
    • 30秒間スキル「斬れ味レベル+1」の効果を付与
    • 上記の効果発動中斬れ味が低下しない
    となっている。
    確かに強力な効果だが、流石にたった30秒では…と思われる方も多いだろう。
    だがこの尖った特性を生かすことで、敵を罠にかける直前に研いでおいたり、
    斬れ味消費無効を活かすために剣術を発動し硬い部位を属性武器で斬りまくったりといった運用を期待できる。
    特に前者の運用であれば、同様に効果時間の短い怪力の丸薬との併用もアリかもしれない。
    また、一定時間斬れ味固定、更に消費無効になり必ず最大まで回復するという特性から、
    短い最大斬れ味の持続時間を伸ばすといった発想の運用法も可能である。
    特にこれに着目した使用法はこのスキルとの併用時に大きな力を発揮する。
    また、ヒートブレード終了時に斬れ味が-250(現在は-100)され、
    本来なら通常の砥石でも1個では回復できないことから、
    ヒートブレードを用いるガンランス使いからの需要も高くなった。
  • 斬れ味レベル+1の効果をこのスキルで賄おうとするのはあまり現実的では無い。
    余程のことが無い限り、素直に真打と同時に発動させた方が効果的である。
  • 既存スキルの上位版なので、剛種系防具の効果によって砥石使用高速化からランクアップできる。
    そのため発動は容易で使いやすいスキルとなっている。
    ただしG級防具で研ぎ師スキルを持つ装備が極めて少ないため、
    最前線で積極的に用いるハンターはあまり多くない。
  • 斬れ味が低下しないという効果はあくまでも自身の攻撃による斬れ味低下に限る。
    バルラガルの血液を食らった時などの斬れ味低下は通常通り受けてしまうので注意。
    なお、ヒートブレード発動解除時の斬れ味低下は効果時間内であれば無効化されるため、
    発動が切れる直前に研ぐと最大の斬れ味を維持したまま放熱時間の大半を経過させられる。
    もっとも、ヒートブレードが切れてから研いでも斬れ味が最高になることには変わりないので、
    研ぐタイミングは状況に応じて判断すると良いだろう。
  • 砥石としての性能は低いが会心率を1分間アップさせる「会心の砥石」との相性は抜群。
    30秒は斬れ味が落ちないので、ほぼ1分間丸ごと最高の斬れ味と会心率アップを両立できる。
  • MHF-ZZアップデートでは剣神の上位段階「剣神+3」に、
    本スキルの効果が含まれるようになる。
    ただし、斬れ味レベル+1の効果は元々剣神に含まれているほか、
    斬れ味消費無効は砥匠の半分である15秒間となっている。
    斬れ味フル回復・砥石使用高速化は健在なので、辿異種などが用いる斬れ味を激しく消費させる技に対し、
    迅速な回復が出来る手段としての活躍が見込まれる。

斬れ味回復

  • 砥石使用高速化がまだ実装されていなかった無印にのみ存在したスキル。
    バトルシリーズで+25%が、暁丸/凛シリーズで+50%が発動する。
    効果は文字通りで、砥石の斬れ味回復量を増やすというもの。
    実際は携帯砥石ですら十分な場合が多く、そもそも無印では斬れ味が緑までしか存在しなかったため、
    ほとんど空気同然のスキルであった。
    無印に登場したスキルの内、以降のシリーズにおいて完全に消えてしまった唯一のもの。
    • 回復量増加という点で見れば、上記の砥匠に内包されたと言えなくもない。
  • MHGでは砥石使用高速化に差し代わった…ように見えるのだが、
    MHGにおいて上記の防具に研ぎ師のスキルポイントは付いていない。

ネコの研磨術

  • MH3以降に登場するネコスキル。一定確率で砥石を当てる回数が1~3回減るというもの。
    高速化に比べると確実性には欠けるが、あれば助かる。
    確率はMHW時点で
    • 研磨1回分減少:5/8
    • 研磨2回分減少:1/4(2/8)
    • 研磨3回分減少:1/8
    「砥石使用高速化」「砥石使用低速化」と重複可能で、
    「砥石使用高速化」と重複した場合は「砥石使用高速化」が優先され、
    「砥石使用低速化」と重複した場合は研磨回数が1回分増える。
    やはり必ず3回減少しないというのはかなりの欠点であり
    基本的には1回分しか減らないと考えて砥石を使用しなければいけないので
    ちょっとした隙に使用できる砥石使用高速化に比べるとかなり劣る。
    猫スキルにはド根性や不眠術や射撃術や報酬金保険など強力な生存スキルや火力スキルもあるので
    何がなんでも発動しなければいけないものではない。
    超特殊許可クエストのような逃げ場がないところで砥石を使いたいときはモドリ玉を使用したほうがいいかもしれない。
  • MH3では上述にもあるように、バグにより砥石使用低速化と併用すると研ぎ回数が増加してしまうので注意。
    砥石使用低速化が発動しているときは絶対にこのスキルが発動しない食事をとろう。
  • MHX(X)ではギルドスタイルのSP状態になっている場合研磨回数がさらに1回少なくなり最大でも2回、確率で1回になる。
  • MHWでは「砥石使用高速化」がレベル分けされ研磨回数が変動するようになったため、
    本スキルと重複した場合は研磨回数が少ないほうが優先されるように変更が入っている。
    また、キレアジの研ぎ回数が2回になったため、
    本効果と重複した場合、確率自体は変わらずに3回減少が発動することもあるようになった。
  • MHRiseでは「おだんご研磨術」に名称が変わって登場。
    効果自体は変わっていない。

余談

  • 「砥石使用高速化」は長いのでよく砥石高速、研ぎ師、あるいは高速砥石と略して呼ばれる。
    ただしMHFに限っては、上記のアイテムがある関係で後者を用いると全く違う意味になってしまうので注意が必要だった。

関連項目

システム/斬れ味
アイテム/砥石
スキル/研磨術
スキル/食事