武器/ゼノ・ジーヴァ武器

Last-modified: 2023-11-19 (日) 21:52:59

ゼノ・ジーヴァの【武器名】。
万物の最奥に存在する霊宝。
無慈悲な裁きで全てを~*1

MHWorldのラスボスである冥灯龍ゼノ・ジーヴァの素材から作られる武器群。

目次

概要

MHW

  • MHWorldのラスボスである「冥灯龍ゼノ・ジーヴァ」の素材から作られた武器。
    黒鋼武器の系列であり、ゼノ・ジーヴァを討伐し、その素材を手に入れることで派生強化が可能となる。
  • 剣士用武器に共通する性能は以下の通り。
    • まず攻撃力が低い。とにかく低い。
      ほとんどの武器種において、ワースト第3位程度の物理攻撃力しかない。
      しかし、会心率がすべての武器種に15%与えられている。
    • 斬れ味ゲージは素で白10ほどある。
      MHWorldにおいて匠無しで白ゲージがあるのは非常に珍しく、
      ゼノ武器と後述のナナ武器しか素で白がないという武器種もある。
      そして、必然的に匠で伸びるゲージは全てとなる。
    • 高くも低くもない龍属性を有している。
      また、龍封力[小]を有している。
  • ガンナー用武器の性能は以下の通り。
    • まず、ボウガン系は全てのLv3弾を扱うことができる。
      更に全ての属性弾を扱うこともできるため、扱える弾の種類はトップレベル。
      しかし、ブレがありどちらも中となっている。
      また、強化パーツは3つ付けられる。
    • 弓の性能はおおむね剣士用武器に準じており、物理攻撃力が低く、龍属性は高くも低くもない。
      扱えるビンは接撃、強撃、毒、爆破となっている。
    • ここまでくれば優秀だが、やはり攻撃力が低い
      特に、ヘビィボウガンは最終強化した武器の中では最下位である。
      • 但しボウガンに関しては2種とも使える弾、装填数は共にそれなりに恵まれており、
        ボウガン全体としてはむしろ普通かそこそこ使えるというレベルに落ち着いており、
        加えてライトボウガンはLV2状態異常弾の扱いに長けているという、独自の個性を持つ。*2
  • やはり大きな特徴はレベル3のスロットを2つも持っているということである。
    これにより、この武器を装備したときのスキル自由度は完全にトップである。
    しかし、それを帳消しにしてしまうほど攻撃力が低いのが難点。
    会心率を上げるスキルを盛りに盛って超会心をつければそれなりの火力は出るが、
    剣士の場合、白10は短すぎるため、匠も視野に入れなくてはならない。
    レベル3のスロットを2つも持っているということが非常に生きてくるが、
    この武器で火力を出すにはそれだけでは足りないというのが現実である。
    • 本作では(上位までという環境もあるが)モンスターの肉質が総じて柔らかく、
      白ゲージでないと弾かれてまともに戦えないというシチュエーションがほぼ存在しない。
      故に青ゲージ、場合によっては緑ゲージですら有効に活用されており、
      「匠込みで長大な白ゲージ」というのは、
      他の性能の低さを補って余りあるほどの突出した魅力になると言い難い状況がある。
  • 属性値が低いと龍封力[大]で高いと[小]、中ぐらいだと[中]が付くのだが、
    これはあくまで属性値のみを見た場合であり、そこにスロットや攻撃性能の大小で多少の変化がある。
    ゼノ武器はスロットが優秀であり、更に10とは言え素で白ゲージを発現しているためか、
    属性値に対して龍封力は[小]と抑えられている。
    結果的に、ヴァルハザク武器に龍封力も属性値も負けるという事態が発生する。
    それどころか、属性値が低い代わりに龍封力[大]のネルギガンテ武器に属性値が負ける武器すらある。
    そのため、龍封力はおまけ程度で龍封力を活用するならほかの武器を使った方がいい。
    • ちなみに、属性値に対する龍封力の強度が他要素によって違っているのはイビルジョー武器にも見られる。
      あちらは非常に高い攻撃力、スキルによって白ゲージを発現する余地を有し、
      その上でそこそこの属性値に対して龍封力が大であるのだが、
      引き換えに会心率がマイナスで、しかもそこそこに大きいという特徴を有している。
  • Lv3スロットを2つも持っている拡張性と、(実装時点において)素で白ゲージが出ている事が
    この武器の売りであるのだが、火力面での低さや対古龍の性能に劣ることは否めず、
    人気はあまり高くない。
  • Ver.4.00アップデートにて追加されたナナ武器はゼノ・ジーヴァの素材を用いた派生が存在。
    性能はナナ武器にゼノ武器の性能の特長を上乗せしたもので、
    • 素の時点で長めの白ゲージ
    • (他のナナ武器に比べ)Lv3スロットが1個増加
    • (防具の特長である)シリーズスキル「業物/弾丸節約」が武器そのものに付与されている
    の3点に秀でている。
    見た目はゼノ武器がベースになったようにも見えるが、
    爆破属性であることと、ゼノ・ジーヴァの特性を引き継いだ部分以外はナナ武器の性能に近いので
    ベースはあくまでナナ武器なのだろう。
  • 本武器はほぼ全武器種において、
    既存武器(黒鋼武器)にゼノ・ジーヴァの素材を装飾として飾り付けたようなデザインになっており、
    ゼノ武器への強化を行った時点で完全に姿形が変わるものが存在しない。
    (本作ではこれに限らず、装飾パーツ追加で見た目上の変化が終わる武器が多いが)
    そのため、ラスボス武器なのに不遇という声や、
    実は更なる強化を残しているのでは?という予想が挙げられている。
    まぁラスボス武器の性能にクセがありすぎるのは今に始まったことではないのだが。
    • ストーリーに沿って考えるなら、完全な新種の発見直後なので
      素材を全部活かした武器が作れるほど研究開発が進んでないのかもしれない。

MHW:I

  • MHW:Iが発売され、マスターランクが実装されたことで最終形態への強化も期待されていたのだが、
    当初は存在しなかった。*3
    Ver.12.01においてゼノ・ジーヴァの成体とされるムフェト・ジーヴァが登場。
    これにともない、ムフェト・ジーヴァの素材を用いて強化できるようになった。
    その性能は、
    • 上位とは打って変わって上から数えた方が早い攻撃力
    • 会心率は据え置き15%
    • 斬れ味は長めの白だが、匠込みでも白ゲージまで
    • 龍属性は全体から見ると低め
    • 龍封力は上がらず小
    • スロットはLv4×2に拡大
    ネックだった物理攻撃力が躍進することで、物理・属性共に低火力だった上位とは打って変わって物理重視に。
    反面、上位では持ち味だった斬れ味は、紫が出ないことで弱体化したと見ることもできる。
    とはいえ、素の白の長さが延長されたために上位ほどピーキーではなくなり、手数武器にとってはおいしい。
    龍属性はジンオウガ亜種や悉くを殲ぼすネルギガンテなど激戦区であるが、
    会心率や2個もあるLv4スロットを活かせば充分渡り合えるだろう。
    • ただ、この武器はムフェト・ジーヴァ素材での強化ということで、覚醒武器とバッティングしてしまった
      環境に合った物理重視も覚醒武器の方向性に被ってしまい*4当然製作時期では一切差をつけられない。
      武器は各属性最強の1本があれば要らないというハンターには見向きもされない結果に。
      覚醒武器を引き合いに出されてはどの武器も同じような評価になってしまうのだが
      せめて覚醒武器登場前に強化できていれば……
    • これが一番の欠点かもしれないが、結局固有のデザインは与えられなかった
      武器名称も上位武器に改が付いただけで、MHW本編のラスボスを務めたにしては味気ない。
      アイスボーンのラスボスには固有デザインの武器が用意されている為猶更である。
      ムフェト・ジーヴァからは新規に「覚醒武器」と呼ばれる新たな系統の武器が得られ、
      これがムフェト・ジーヴァの素材を用いたデザインとなっており、
      また、ゼノ・ジーヴァ武器と完全に独立した武器群*5であるため、
      上記の「いつか完全な姿のゼノ・ジーヴァ武器が登場するのでは」という望みも絶たれた形になる。
      • MHW:Iでは汎用のデザインはパーツ強化という更なる強化が可能になっている。
        しかしながら独立した派生である炎妃龍派生は対応しておらず、
        そして冥灯龍派生もその例外ではなくパーツ強化不可能であった
        龍骨派生系列が対応している分黒鋼派生からのこちらには少なからず期待はあったのだが……
      • 尚、Ver.12.01においては新たなパーツ強化の系統として冥灯龍パーツが追加。
        ガンナーにおいてはライトで2個目、ヘビィでは初の属性強化のパーツとなり、
        剣士武器では今までになかった斬れ味を強化する効果を持っている。
        ただ、これはゼノ・ジーヴァの素材は特に使用しない。
  • 但し、武器種次第だがミラボレアス実装後の当武器群の評価は少し変わる。
    というのも、黒龍武器のスペックがあまりにも飛び抜けており赤龍武器すらも上回ってしまった上、
    製作難易度としてもミラボレアスさえ抑えられれば赤龍武器及びその育成より素材量はずっと少なく、
    倒せなくても最悪ぶんどりと部位破壊マラソンだけで製作圏内という圧倒的な手軽さも備える。
    つまり、赤龍武器は(少なくとも手軽な攻略ルートを取る場合は)時間対効果が悪くなってしまった。
    一方、こちらもこちらでムフェト・ジーヴァとの戦闘は必要であるものの、
    赤龍素材の必要量は赤龍武器と比べ極僅か。
    また制作時期としても獄狼竜武器や滅尽龍武器より圧倒的に早く、
    その点で競合となるアルバ武器と比べてもスロットは勝り、攻撃性能もそれほど離れていない。
    まとめると、最終的に黒龍武器に越えられてしまう割に時間がかかる赤龍武器のコスパの悪さに対し
    赤龍武器には負けるがそれでも充分な性能を持ちコスパが良いこちらの方が攻略上優れやすくなった。
    • 一応ムフェト・ジーヴァ自体はストーリー進行上戦わなくてもいい敵であり
      その点も踏まえるとアルバ武器の方が攻略上優勢ではあるのだが、
      アルバ武器ではLv4スロットが足りないと感じた際に有力な選択肢となる程度には
      此方も手軽かつ優秀な性能を備える。

一覧

武器種名前
大剣ゼノ=マーリク
太刀ゼノ=サイファ
片手剣ゼノ=マブーラー
双剣ゼノ=ラクス
ハンマーゼノ=マファガルナ
狩猟笛ゼノ=マナシーナ
ランスゼノ=ザウータ
ガンランスゼノ=ヘムタ
スラッシュアックスゼノ=マルトーシュ
チャージアックスゼノ=ラーツ
操虫棍ゼノ=シュマイナ
ライトボウガンゼノ=ネキーナ
ヘビィボウガンゼノ=ジィカ
ゼノ=メートラ
アイルーゼノネコブーケ
 

関連項目

モンスター/ゼノ・ジーヴァ
武器/黒鋼・龍骨武器
武器/ラスボス武器


*1 大剣・太刀・片手剣・双剣・剣斧・盾斧は断ち斬る、ランス・ガンランス・操虫棍は薙ぎ払う、打撃武器は叩き割る、ガンナー武器は撃ち抜く。
*2 麻痺、減気弾が4発装填で対応、毒弾と睡眠弾は1発装填のみだが単発自動装填機能に対応している。
*3 唯一ナナ・テスカトリの武器の冥灯派生は強化できたが、あちらの素材のみで強化可能。
*4 あちらがスロットに覚醒能力を割き残りを属性と攻撃に割けば大体この武器の上位互換になる。
*5 入手する方法も生産によってではなく、専用のクエストのクリアによってドロップするものを取得する形となっている。