武器/赤龍武器

Last-modified: 2024-04-28 (日) 09:13:10

特殊な素材と反応させる事で、
秘められた龍脈の力が覚醒する

地脈エネルギーを操り戦う、赤龍ムフェト・ジーヴァの武器群。
通常の武器とは一線を画す強化システムを備えた覚醒武器とも呼ばれる。

目次

概要

  • MHW:IのVer.12.01アップデートで追加された「赤龍ムフェト・ジーヴァ」の武器。
    ゼノ・ジーヴァから成長し完成された個体というのもあってか、
    武器のデザインは全武器専用グラフィックという豪華仕様。
    生産するのではなく、緊急任務クリア時の報酬として排出される特殊な武器となっている。
    全属性全状態異常が用意されているほか、ボウガンはおおまかな弾種ごとにも用意されている。
    自分で好きなように強化できるので、具体的にいくつあるかは説明しづらいが、
    元になる未強化の武器はゆうに100種類を超える。
    • 赤龍武器は「鑑定後の報酬受け取り時に装備している武器種」が最低でも1つ排出される。
      つまり緊急任務クエスト完了後、
      報酬受け取り直前に武器種を変更することで(クエストで装備していない武器種であっても)
      任意の武器種を得ることも可能となっている。
    • また、完了時の達成度に応じて、取得できる数は最大で4つまで増加する。
      排出された武器の全てをそのまま受け取ることはできず、選択したもの以外は強化素材に変換される。
    • MHWorldの鑑定武器が思い出される仕様だが、各属性1本ずつなので種類が圧倒的に少なく、
      任意の武器を確定枠で入手できるということもあり、クリアさえ出来れば入手難易度はあちらほど高くはない。
      また、武器性能自体も、後述する強化仕様を前提としたものとなっているため、
      鑑定武器とは似て非なるものである。
      それでも狙ってるベース武器が出ない時はとことん出ないのはもはや定番である。
    • なお、本種の素材を用いてゼノ・ジーヴァ武器を強化することができる。詳しくはそちらのページを参照。
  • 武器名は「赤龍ノ○○・□」といった風に、
    〇〇には武器種ごとに異なる言葉(動詞+武器種を表す名詞)が、□にはその武器の属性が入るが、
    ヘビィボウガンのみ弾種傾向を表した文言が入る。
    例えば火属性の大剣なら「赤龍ノ断ツ剣・火」という名称になり、
    睡眠属性の狩猟笛なら「赤龍ノ呪ウ笛・睡眠」になる。
  • 同じ武器種のものでは、未強化の性能が属性以外はどれも全て同じになっている。
    ここから各々が好きなように覚醒能力を付与して強化を重ねることで真価を発揮する、
    という今までにない新しい発想の武器である。

性能

  • 素の性能が、
    • 剣士武器は武器倍率270と、やや高い物理攻撃力
      ガンナーの場合弓は260、ボウガンは250と少し低くなっている
    • 会心率5%
    • 属性値はほぼ底辺レベル。龍属性なら龍封力は中。
      尚、低い中でも属性>毒・爆破>麻痺・睡眠の傾向にある
    • 斬れ味は白40、匠で延長する分も今のところは白のみ
    • スロットはLv4×1
    と、物理性能が高めではあるが、物理特化武器としてはまだまだ足りないし、
    属性値に至ってはこのままではとても使い物にならない。
    斬れ味も白で十分な手数の少ない武器には問題ないが、
    紫を欲する武器や、斬れ味の長さも重要な手数武器にはイマイチ物足りない。
    ガンランスは砲撃もそのままで運用するのは無理がある。
    ガンナー武器に関しては、弓は最も重要な属性値が低い欠点を抱え、
    ボウガンに至っては物理火力もむしろ低いため取り柄がほとんどない。
    後述する覚醒能力を組み込んで強化することが前提の性能になっている。

覚醒武器の強化

  • 覚醒武器は強化に独自仕様が存在する。
    排出された赤龍武器は、武器工房の強化メニューから覚醒能力を付与して強化していく。
  • 覚醒能力を付与して武器を強化するには、主にクエスト報酬で入手できる龍光石というアイテムを用いる。
    龍光石を消費して覚醒値を貯め覚醒させると、抽選で3種類の覚醒能力が候補に出現する。
    覚醒能力には攻撃上昇、会心率上昇、防御上昇、属性値上昇、スロット追加といったカスタム強化と同様の物から、
    斬れ味強化シリーズスキルといった能力、
    武器種によっては固有のステータスであるビンや砲撃、猟虫ボーナスを変更するものも出現する。
    これらの能力をセットすることで覚醒のLvが上昇する。
    • なお、覚醒武器には最初からランダムで1個覚醒能力が付与されているが、
      この能力は覚醒によって付与できる覚醒能力の1つに過ぎず、
      最初から目当ての能力が付いていたらラッキーという程度なので
      武器の取得の際、発現している属性以外に厳選をする必要は全く無い。
    • 龍光石は貯まる覚醒値の量が違う複数の種類があり、
      • 龍光石の欠片:1ポイント
      • 龍光石:5ポイント
      • 大龍光石:20ポイント
      • 剛龍光石:50ポイント
      の4種類がある。
      覚醒値をオーバーするポイントの龍光石を使った場合、
      余った分は覚醒能力の選出or蓄積後に再び覚醒値に入るため、
      必要覚醒値をオーバーして使用しても特に無駄は出ない。
      後述の蓄積を重ねて良い能力を出そうと思うならば
      ポイントの大きい龍光石をどんどん使うのも一つの手だろう。
    • 龍光石は、マカ錬金「封印の錬金術」によって覚醒武器を変換する事でも入手できる。
      赤龍武器は放置するとマム・タロト武器のようにボックスを圧迫することもあり得るので
      定期的に変換して整理するとよいだろう。
      • なお、封印の錬金術は、覚醒武器の覚醒レベルによって
        変換した際に得られる大龍光石(20pts相当)の個数が変わる。
        覚醒Lv6未満は1個だが6からは2個になるため、報酬でめぼしいものがない場合、
        入手時点でレベルが高い覚醒能力が付与されたもの
        (古龍シリーズスキルやスロット強化、高い武器固有能力など)を選び、
        1、2回の武器強化でLv6以上にしてから錬金すれば、
        40ポイント分の大龍光石を得られ消費した以上に還元される。
      また、「覚醒の錬金術」にある「赤龍の錬金術」では
      赤龍の素材を用いて未鑑定の赤龍武器に変換することもでき、
      粗方製作できるものを作って赤龍の素材が余ってしまった場合は、
      赤龍武器にしたり、そこから更に龍光石に変換などすると死蔵しないで済む。
    • 覚醒能力は選択せず持ち越しとすることもでき、その場合は次に出現する覚醒能力に良いものが出やすくなる。
      持ち越しにより順次補正が大きくなり覚醒能力の高いものを引きやすくなる。最大19回分蓄積可能。
      20回以上蓄積することも可能だが補正は19回分で頭打ちになり、
      20回目以降は補正が最大の状態を維持して抽選を行う形になる。
      この補正の頭打ちは一定の覚醒Lvに達すると減少するようで、最短で補正が12回で頭打ちになる。
      以下覚醒に必要なポイント
      • 覚醒6以内:8pts
      • 覚醒11以内:15pts
      • 覚醒23以内:20pts
      • 覚醒24~:15pts
    • セットする能力に応じて星の数でレアリティが設定されており、
      覚醒レベルはセットした能力のレアリティの合計になる。
      覚醒レベルが上がるとすでにセットされた覚醒能力の強化が出やすくなり、
      新しい低レベルの能力は出づらくなる*1ため
      空きがあるからと一時的な穴埋めをするようなことはしないほうが良い。
      抽選持ち越しのシステムもあるため、
      どのように強化したいか先につける能力を決めておいたほうが龍光石の無駄を防げる。
      • ところがこの覚醒能力、強化した時に何か能力を付けない限り発現するテーブルが変化しない
        というか付与した後の覚醒Lvで発現するテーブルが決まる
        例えば「砲撃【放射】II」が付いたガンランスを一切覚醒能力をつけずに強化を繰り返しても
        出てくる能力は一切変わらないが、何か一つでも能力を付与すると変化する。
        しかも付与したレベルが一緒なら直後こそ能力のレベルが変化する程度でそれ以降は全く同じ能力が出てくる。
        これは時間経過やクエストの周回で変化しないうえ珠ガチャのようにずれるわけではなく全てが変化する
        セーブしてから何度か発現させ続け、希望の能力が出ない場合は
        何かしら付与してテーブルを変えたほうが得策だったりする。
        また武器毎にテーブルが違うため初期状態の覚醒Lvが一緒でも発現する能力は別のものになる
      • ただし、〇〇強化系の能力の抽選は、付与されている能力に最大レアリティ以下のものがある場合、
        その能力をひとつ上の段階へ強化するもの*2が抽選対象に加わるため、
        最初から高段階のものを狙って抽選補正を保ちながら蓄積を繰り返すよりは
        最終的につける予定の能力を低段階でも先に付与しておいて覚醒を進めるほうが
        結果的には早い、という経験則も報告されている。
    • また、赤龍武器をムフェト・ジーヴァ戦に担いで行くと、担いだ武器に直接覚醒値が貯まる。
      この経路で得た覚醒値でゲージを満たしても能力の選定は行われず、直接蓄積回数へ回される*3ため
      能力獲得に活用するには蓄積回数を重ね、更に龍光石で覚醒をする必要がある。
  • 覚醒能力をセットするスロットは5つ。
    攻撃力強化、会心率強化、属性強化or状態異常強化、斬れ味強化の5項目は
    2スロット以上に重複してセットしても良く、
    防御力強化、スロット強化、シリーズスキル、武器固有のステータス変更は1種しかセットできず、
    新しいものは古いものと入れ替えになる。
    • 重複してセットできるものは、別のスロットにセットせずに上書きを選択することができる。
      例えば攻撃力強化IVがセットされている場合に攻撃力強化V「追加」が来た場合は、
      攻撃力強化IVと攻撃力Vの両方をセットするか、攻撃力強化IV→Vへの上書きかが選べる。
    • また、星6の覚醒能力は星5がセットされている武器を覚醒する事で出現する事がある。
      ☆6の覚醒能力は1つしか設定できず、設定すると既にセットされていた他の星6の枠は星5の段階に戻ってしまう。
      例として攻撃VI=星6、会心V=星5の覚醒能力に会心VI=星6を上書きすると
      攻撃はV=星5へとグレードダウンしてしまう。
      たとえ同じ覚醒能力であっても、2つ以上同じ星6段階の覚醒能力は設定できない。
    • セットする能力のレアリティはそれぞれ強化に応じて基本的に星1~星5の5段階。
      シリーズスキルやスロットの強化は星3~星5で種類に応じて決まっている。
  • シリーズスキルはエンプレス武器のように武器に直接スキルが割り振られているわけではなく、
    スキル発動のための必要装備部位を武器が1枠肩代わりしてくれるようになるもの。
    武器に付与できるシリーズスキルはVer.11以前にあったものの大半を網羅している。
    詳細は後述の該当項目にて。
  • 素の性能はさほどいい性能ではないが、覚醒能力を付加することで如何様にも強くできるという性質上、
    覚醒能力の組み合わせはハンターごとに無数に存在する。
    • 例えば斬れ味の長さや属性値に重きを置かない武器、運用であれば
      単純に攻撃VIを1つ、攻撃Vを3~4つ*4搭載するだけでも性能はかなりの物となり、
      特に大剣では匠込み既存最高火力となるディノ亜種大剣の期待値を匠無しで上回る上に、
      最高火力の斬れ味が40も有り、腐ることがまず無い爆破属性のものもあるため、
      既存武器を大幅に上回る性能と言っていいだろう。
    他にも、
    • ネルギガンテ武器のように斬れ味フォロー不要な武器
    • 属性や状態異常を伸ばして特定のモンスターに対して特化した武器
    • 防御を強化してあらゆる攻撃を防ぎ切るタンク用の武器
    • シリーズスキルを搭載して防具構成に新たな組み合わせを見出す
    など無限の可能性を秘めており、誰も持っていない、まさに自分だけの武器を作り上げることが可能。
    自分の求める運用に特化できるという意味ではあらゆる武器より強力であるが、
    それこそ付与した能力によって長所も短所も様々なので、
    単純な性能に関して既存の武器よりここが上だここが下だという議論は非常にしづらい。
    • しかし、実際のところ攻撃力で言えば特化せずとも
      当時の最高火力数値であったラージャン武器を軽く越えるくらい高く、
      紫が出るまで覚醒能力を斬れ味に回したとしてもネルギガンテ武器を越えられるくらい高い。
      しかもこれは武器倍率のみでの話であり、剣士武器であれば斬れ味もこの2武器に圧勝と、
      物理面では後に砕光武器が登場するまで完全に赤龍武器の独壇場であった。
      赤龍武器登場後も生き残れたのは、
      高い属性値を持ち、且つ属性重視の武器特性とかみ合ったごく僅かな一部武器のみであり、
      性能のみで言えば覚醒武器にほとんどの武器が食われることとなった。
  • 覚醒能力の付加のほか、従来のカスタム強化も同時に行えるため、カスタマイズの幅は非常に広い。
    ただし、レア度は12のためカスタム強化の枠数は最大で6つ。

覚醒能力

  • 出現する各覚醒能力は以下。
攻撃力強化
武器の攻撃力(武器倍率)を強化する。
大剣とハンマー以外の武器種は
IからVは武器倍率が+2ずつ、V→VIでは武器倍率を+5上昇。
つまり攻撃Vで武器倍率+10、攻撃VIで武器倍率+15となる。
大剣とハンマーは
IからIVは武器倍率が+2ずつ、Vで+1だけ上昇、VIでは武器倍率を+5上昇。
つまり攻撃Vで武器倍率+9、攻撃VIで武器倍率+14となる。
会心率強化
武器の会心率を強化する。なお、前述の通り赤龍武器には素で5%の会心率がある。
IからVは会心率が+2%ずつ、V→VIでは会心率を+5%上昇。
つまり会心Vで会心率+10%、会心VIで会心率+15%となる。
属性強化・状態異常強化
属性武器なら属性値、状態異常武器なら状態異常値を強化。
ともに武器種によって上昇値が変動する。
状態異常強化については、上昇幅が小さい武器種などは状態異常強化I~IIIが存在しない模様。
一覧表は大きくなるので畳みます。

表中の数字は「(属性の強化値):(状態異常の強化値)」で表示する。

覚醒能力覚醒レベルI覚醒レベルII覚醒レベルIII覚醒レベルIV覚醒レベルV覚醒レベルVI
大剣20:1040:2060:3090:40120:50150:70
太刀10:--30:-50:--70:2090:30120:50
片手剣10:--20:--30:--50:2070:30100:50
双剣20:--30:--40:--50:1060:2090:40
ハンマー20:1040:2060:3090:40120:50150:70
狩猟笛20:2040:3060:4080:50100:60150:90
ランス10:2030:3050:4070:5090:60120:90
ガンランス20:2040:3060:4080:50100:60150:90
スラッシュアックス10:1030:2050:3070:4090:50120:70
チャージアックス20:1030:2040:3050:4060:5090:70
操虫棍10:--20:--30:--50:2070:30100:50
*510:--20:--30:--50:2070:30100:50
防御力強化
防御力ボーナスを強化する。
IからVIは防御力が+10ずつ上昇。
つまり防御Vで防御力+50、防御力VIで防御力+60となる。
ここで防御Vを5つと防御VIを1つ付け合計で怒涛の防御力260…とはならず
防御力強化の発現は1枠
斬れ味強化(剣士用武器のみ)
武器の斬れ味を改善する。
IからVは斬れ味ゲージの右端*6から斬れ味が10ずつ、VIは20伸びゲージを左側へ押していく
伸びる長さが30まではが追加され、それ以降は紫ゲージが出現する。
  • 斬れ味を左に押し出すと言っても匠で延長可能な50が隠れているので、
    能力付与前に元々匠延長部分に存在した斬れ味が素の斬れ味の方に押し出されていく。
    武器の素の白斬れ味は40あるので匠5をつけても白が伸びるだけだが、
    斬れ味強化Vを付与すれば白斬れ味は素の40に+50され90、匠未発動で隠れた部分は白30+紫20となる。
    これは匠か斬れ味強化追加(もしくはそれらの併用)で出現可能。
    斬れ味強化VIだとVから紫斬れ味が20増えるため素で白110、隠れた部分は白10+紫40となる。
    斬れ味強化V(匠で紫20)にもう一つ斬れ味強化Vを付与すると、斬れ味は素で紫20+匠分紫50となる
    • 全ての覚醒能力を斬れ味V(内一つはVI)にすると、紫の長さは合計240
      味ゲージのおおよそ半分が紫ゲージに変わる。
      どこかで見たことあるような…
スロット強化
武器にスロットを追加・強化していく。なお、赤龍武器には元からLv4スロットが1個付いている。
Iでレベル1のスロットが追加され、以降はスロットのレベルが上昇する。
レアリティはIが星3でIVが星6。
スロット強化IVはLv4スロットを備える事となる。
同じ覚醒能力を複数付与させる事はできない。
シリーズスキル(1部位分)の追加
武器に、防具1部位分のシリーズスキルを付与する。
レアリティは元になった防具のレア度に合わせて星3から星5。
武器が防具同様1部位を担当できるため、2部位シリーズスキル3種の併用、
3部位シリーズスキル2種の併用、4部位スキルと2部位スキルの併用が可能になる。
また、シリーズスキルの併用に拘らなくても武器に1か所肩代わりさせることで、
フリーになる部位を増やして防具の自由度を上げることもできる。
存在するのはマスターランクのシリーズスキルだが、
付与できないものはコラボ装備に付与されるサバイバーと動力源、
他は教官の導き、ギルドの見識、セリエナ祭各装備の○○の祝福、
後のバージョンアップで追加された金獅子の闘志、砕竜の闘志、
爛輝龍の真髄、赤龍の封印、氷牙竜の絶技、煌黒龍の神秘、黒龍の伝説、New World。
状態異常武器でしか太古の神秘(発動スキル:会心撃【特殊】)が出なかったり、
弓でしか風漂竜の覇気(発動スキル:弓溜め段階解放)が出なかったりと、
武器にそぐわないシリーズスキルは選出されないようになっている。
1つの武器につけられるシリーズスキルは1つ。
固有ステータスの強化(一部の武器種のみ)
それぞれの武器が持つ固有のステータスを強化したり、あるいは変更する。
狩猟笛
旋律【状態異常・聴覚保護】(星2)、旋律【攻撃・属性・スタミナ】I~IV(星2~4)
赤龍ノ呪ウ笛の音色はデフォルトではだが、これを変更する。
【攻撃・属性・スタミナ】はレベルでそれぞれ音色構成が別物になるため、
他の強化と違いレベルが高いほうが単純に上位とはならない。
ガンランス
砲撃【通常型・放射型・拡散型】I~II(星3~4、拡散型のみ星4~5)
赤龍ノ破ル槍の砲撃はデフォルトでは通常型Lv5だが、
砲撃【通常型】はそのまま砲撃LvをアップしてLv6、7にする。
砲撃【放射型】【拡散型】はIで砲撃型を変更し、IIでLvをアップする
Iでは砲撃Lvが上がらないため、実現できるのは通常型Lv7、放射型Lv6、拡散型Lv6となる。
スラッシュアックス
ビン【減気】I~VI(星1~6)、ビン【強属性】(星3)
赤龍ノ討ツ剣斧はデフォルトでは強撃ビンだが、これを変更する。
ビン【減気】は減気ビンに変更し、レベルで異常値がアップする。Iの180から+30ずつ上昇し、最高で360。
ビン【強属性】は強属性ビンに変更する。レベルは無い。
チャージアックス
ビン【榴弾】(星2)
赤龍ノ護ル盾斧の属性武器はデフォルトでは強属性ビンだが、これを榴弾ビンに変更する。
操虫棍
猟虫ボーナス【発動】(星4)、猟虫ボーナス【回復】(星3)
赤龍ノ降ス碇のデフォルトの猟虫ボーナスは「スピード強化」であるが、
これをそれぞれ「猟虫強化【気・力】」か「体力回復・スタミナ強化」に変更する。
ビン【状態異常】I~III(星4~6)
赤龍ノ穿ツ矢はデフォルトではどの状態異常ビンも装着できないが、これを可能にする。
Iでは毒ビン、IIでは毒+麻痺ビン、IIIで毒+麻痺+睡眠ビンが装着できるようになる。
なお、どのレベルでも毒ビン強化が付与される。
ボウガン
ブレ抑制(星2)、リロード補助(星4)、反動抑制(星4)
装填数【通常弾・貫通弾・散弾・属性弾】I~III(星4~6)
ライトボウガンとヘビィボウガンで共通。
ブレ抑制、リロード補助、反動抑制はパーツ1つ分と同じ効果。
装填数は【】の弾の装填数をレベルと同じ数だけアップする。
パーツ系の能力は一つしか付けられないが、装填数の能力は複数弾種の同時利用が可能。

強化例

  • 赤龍武器はハンターの好みで能力を付与できる、とはいえ防御力やスロットは補助的な能力、
    斬れ味強化は振り切る意味はなく火力の隙間に挿入するに留まり、
    会心率強化はスキルで上げやすい環境下で人気が低い事を考えると、
    どうしても物理特化構成属性特化構成に大別され、それらの運用論に終始することが多い。

物理特化構成

  • 攻撃力強化を複数個付け、とにかく物理攻撃力に特化する構成。
    ベースの性能が物理寄りである事と、MHWからの物理が優勢な環境が相俟ってどの武器でも人気が高い。
    特に近接武器だと達人芸を前提とした構成にすることも多い
    その場合は斬れ味強化Vを2つ付けると素で紫が現れるため、
    多くの場合は期待値が最大となるこの構成が使われることが多い。
    達人芸を前提としない場合、斬れ味強化の数などで各武器で多少は事情が異なってくる。
  • ただし最終アップデートで追加された、
    限界まで攻撃力強化した本武器群をも無強化で容易く上回る異常火力を有した
    黒龍派生を所有している場合は赤龍武器を攻撃特化にして運用する意義は無い。

属性・状態異常特化構成

  • 物理寄りの性能ではあるが、属性強化を振り切って付けることで属性特化武器として運用することも可能。
    手数の多い武器等、属性を重視する武器ならこちらの運用も十分実用的。
    • また、状態異常の内睡眠や麻痺などに特化させることは火力の減少につながるので一見敬遠されるように思えるが、
      MHW:Iで加わったクラッチクローでぶっ飛ばしを行えば
      武器自体の火力が不足していてもダメージを出すことができ、
      ぶっ飛ばしを演出しやすくなる拘束能力に特化した能力も侮りがたい。
    この場合は、属性・状態異常の各種会心撃や、赤龍武器と同時に実装された龍紋シリーズ
    属性ダメージを延ばす運用と抱き合わせになることが多い。
  • 難点があるとすれば、素の属性値が低い分その他の能力に振る余裕が少ないことだろうか。
    斬れ味や会心率の強化は最低限で抑え、後は防具頼みになる。
    • また、一部の属性特化武器がカスタム強化を施せば赤龍武器以上の属性値を叩き出すこともしばしば。
      元からそこそこ高い物理攻撃力と合わせての総合力が赤龍武器の利点になるだろうか。
  • かつては双剣や弓などをはじめとした属性武器もこちらの構成で広く使われていたが、
    皇金武器のマスターランク化により攻撃力、属性値共に並ぶか上回られることもあり、
    物理特化と比べると当初よりもガクッと人気が落ちた。
    • とはいえ、赤龍武器特有のスキルの肩代わりを用いる場合は必ずしも皇金武器に負けるとは言えない。
      例えば、強力なスキルである冰気錬成と挑戦者・極意を両立できるのは皇金武器にはない魅力である。
      その場合は同武器内で物理特化構成がライバルになるというジレンマはある。

その他構成

  • ほとんどの武器は上記の2通りの運用で語られることがほとんどだが、
    砲撃が重要なガンランスや旋律の兼ね合いもある狩猟笛など、一部の武器種によっては
    他の要素を重視する事で他の武器とは違う強化が推奨される場合も存在する。
    そういった特殊な構成は以下の「武器一覧」からのリンクで確認してほしい。
  • なお、物理や属性などをバランスよく振ることも可能だが、
    そうすると生産武器よりやや性能が高い武器程度になってしまう。
    振り切った物理・属性火力を持っていた方がテンプレ防具と合わせた運用もしやすくなるため、
    こういった能力に振るという話はあまり聞かない。
    物理も属性もそれなりに重視する武器と、物理と属性がそれなりに効くモンスター相手ならあるいはといったところ。
  • ニッチな用途だが、特定のモンスターに特化させる、という使い道もある。
    • 大抵のモンスターはそこまでして対策する必要は無いが、例えばハンターの間で悪名高いクシャルダオラは
      その龍風圧を防ぐのに一番効果的なのがクシャルダオラ自身の防具によるシリーズスキルであり、
      これを1部位赤龍武器が肩代わりするだけでも龍風圧に対抗できない段階の狩猟の回数を減らす事にもつながる。
      加えて、達人芸や龍脈覚醒といった有用性の高いシリーズスキルとも
      両立することが可能となったことも大きい。
      • また、クシャルダオラ防具は剣士全般に有用な匠を備えているものの、
        その他は回避距離と回避性能で、回避主体の戦法を取る武器種以外ではやや需要薄。
        重視しない武器種ならば赤龍武器、胴のα、脚のαと組むことで
        匠Lv5と風圧完全無効と回避距離Lv2を発動させて
        3部位の防具をフリーにできるので、防具のみでシリーズスキル発動できるようになってからも有効。
        • この場合、どうせ匠Lv5が素で発動しているのだから、鋼龍の飛翔の他に
          匠で紫40が出る斬れ味強化VIも付け、残り3枠を火力などに割けばよい。
        • 属性はクシャルダオラに決め打ちで当たるなら雷属性、他のモンスターにも対応したいなら
          爆破……と言いたいところだが、
          風圧が厳しい事で有名な中にナナ・テスカトリのヘルフレアがあるため、
          それを見越すなら爆破を避け毒属性でもいいだろう。
          一番のクシャルダオラ対策がクシャルダオラを狩りに行かない事とまで言われる以上、
          需要は低そうであるが。レア12の攻撃力カスタム強化に必須なのに…
    • 他にも狩猟タイムを縮めようと考えるのであれば、モンスター専用武器を作る選択肢もある。
      とは言っても大抵は火力に振り切れば良いのだが、斬れ味紫の扱いや絶妙な会心率など、
      動画サイトに上がっているタイムアタック動画では、
      ハンターごとに工夫を凝らした覚醒構成が見られることもある。

武器一覧

  • 見た目の点で多くの武器で共通して言えるのは、
    ムフェト・ジーヴァの体表のような赤い武器である事、包帯のような白い布が封印のように巻き付いている事、
    武器の隙間から属性の色に応じた発光部が見える事である。
    • 覚醒レベル23を超えると、見た目が少し変化する。
      属性の色に光っている発光部から光が溢れ出るように増し、エフェクトが見られるようになる。
      同時に武器の一部分が展開したり、一部武器種は閉じていた瞼が開き
      その内から不気味な眼光を放つ瞳が顕になったりする。
      封印のように巻かれていた白い布は、解けて消滅するものと、
      青黒く変色したまま残り、抜刀時に解けるものが存在する。
武器種名前属性・弾種
大剣赤龍ノ断ツ剣火・水・雷・氷・龍・毒・麻痺・睡眠・爆破
太刀赤龍ノ閃ク刃
片手剣赤龍ノ裂ク牙
双剣赤龍ノ舞ウ爪
ハンマー赤龍ノ掴ム鎚
狩猟笛赤龍ノ呪ウ笛
ランス赤龍ノ貫ク角
ガンランス赤龍ノ破ル槍
スラッシュアックス赤龍ノ討ツ剣斧
チャージアックス赤龍ノ護ル盾斧
操虫棍赤龍ノ降ス碇
ライトボウガン赤龍ノ狙ウ弩火・水・雷・氷・龍
ヘビィボウガン赤龍ノ撃ツ砲熱撃・冷撃・射撃・狙撃・迫撃
赤龍ノ穿ツ矢火・水・雷・氷・龍・爆破
アイルー赤龍ネコ封槍
 
以下、各武器の外観などの特徴を記す。
赤龍ノ断ツ剣
赤龍の大剣。
ささくれ立つ巨大な赤い鉤爪をそのまま刀身にしたかのような武器。
刀身の根元からは短い突起が突きだし、十手のような二股になっている。
鎌のごとく弧を描く内側で斬りつけるが、鋭く研がれた刃は無く、
針山のようにささくれた内側全体が淡く不気味な属性の光を帯びている。
覚醒レベルを高めると、巻かれた布が解けて朧に光り、風もないのに揺らめく。
武器本体もメリメリと糸を引いて裂けたように爪の根元が開いてより大きな二股になり、
帯びた光がさらに強く輝くようになる。
こうなると鉤爪というより、牙を剥き喉元に焔を滾らせた龍の顎にも見える。
ぶっちゃけ過去作経験者には邪悪なカニの爪と言ったほうが早いデザイン。
赤龍ノ閃ク刃
赤龍の太刀。
峰が黒く刃は赤い。鞘は無く、刀身の半分近くを白い布で巻き、余った布が柄付近から細く流れる。
全体的なシルエットは緩く弧を描く日本刀型ながら、
ナックルガード状に柄の前まで伸びた刃や刀身に並ぶ発光、先端の逆刺など独特な形状が見られる。
覚醒レベルが高まると明滅部の光が強くなってオーラを纏う。
布は黒く染まり、抜刀すると完全に解けて峰から立ち昇る邪気のごとく揺らめき、刀身から侵食されたような光を宿す。
赤龍ノ裂ク牙
赤龍の片手剣。
甲殻とも革ともつかない生々しい素材で作られている。
剣は肉厚の鉈型で、大剣同様に手元から十手状の刺が伸びる。
盾は矢じり型で、表面には細いスリットが並び、向かって右側のスリットからは属性に対応した明滅が見える。
覚醒レベルを上げると盾のスリットから明滅がより強く漏れ出す。
もともと巻かれた布が少なく、他の武器種に比べると外見の変化は大きくない。
代わりにという訳でもないだろうが、剣は柄の部分がかなり不可思議な構造…というか、そもそも柄が無い
普通の剣なら柄があるはずの部分に光の塊が生じ、そこに手を突っ込む事で剣を構えている。
集合体恐怖症の方や蓮コラが苦手な方はマイハウスのビューモードで塊の中を見てはいけない。*7
赤龍ノ舞ウ爪
赤龍の双剣。
赤く尖った甲殻をそのまま刃にしたような左右相似の双剣。
連なる甲殻の隙間から属性の光が漏れ出す。
武器名は爪となっているが、ムフェト・ジーヴァの爪は黒いので、素材に爪は使っていないようだ。
他の武器には白い布が巻かれている中、なぜかこの武器は布が巻かれていない。
覚醒レベルを上げると、ファンタジーによくある蛇腹剣のように
刀身の各連結部が開いて刃渡りが伸び、属性の光が更に溢れ出す。
鬼人化状態では手元に合計4つの眼が現れる。
独特な形状や4つ並んだ隙間から枝豆とも揶揄される。
赤龍ノ掴ム鎚
赤龍のハンマー。
名前通り「手に何かを掴んでいる」様に見える外観をしている。
持ち手の形状はガロア武器が近いか。
布の下の意味ありげな切れ目を除けばさほど突飛な形状でもなく、
覚醒レベル上昇による変化も布の黒ずみと、漏れ出すオーラが強まる程度。
しかし、問題は強化後の抜刀時
布が外れた下からは不気味にギョロギョロと蠢く巨大な眼球が現れる。
さらに溜めの段階に応じてオーラが燃え盛り、眼球は充血して縮瞳が起こるなど、
いまだ生命活動が続いているかのような動きを見せ、
布で巻いて封印したくなるのも宜なるかなという出来ばえとなっている。
素材を活かした加工にも限度ってものがあるだろ。
赤龍ノ呪ウ笛
赤龍の狩猟笛。
正面、又は上面から見た頭部を模したスマートな一振り。
吹き込み口が見当たらず、異様な雰囲気を漂わせている。
見た目を簡単に言うと「禍々しくて刺々しい“お馬”」。
縦の長さこそ結構あるものの、打撃部分が狩猟笛としては薄いので
細身の容姿と相まって華奢な印象を受けるかもしれない。
強化によって他武器種と同様に輝きの強化が成されるが、背負い方の関係上、より印象的にうつる。
また、強化後の抜刀時には布がほどかれ、武器正面にある如何にもな場所が開眼し、演奏時に瞬きする。
よく見るとまつ毛が長くて、お目目ぱっちり。
気になる演奏時の音楽は「女声のコーラス」。
重厚でリズミカルなパーカッションに綺麗な歌声が合わさって、厳かなムードを醸し出す。
因みに、強化によって見た目が変わると一部の入力を除いて演奏音声のループ時に変な間ができる上に、
ループによって流れてくる音声は途中で途切れてしまう。
リズムを気にするカリピストの方は覚醒レベルや操作に注意。*8
赤龍ノ貫ク角
赤龍のランス。
槍は花弁状に伸びた甲殻の内から太く螺旋状に2本の角が伸び、
盾は握りこまれた竜の掌に包帯が巻かれているといった見た目。
螺旋状の槍や包まれた盾は宿した属性に応じて、抜刀すると微かに明滅するが、これは仮の姿
覚醒を繰り返す事で槍はより太く成長し、螺旋の隙間や盾からは光が揺らめくようになる。
抜刀した瞬間には光が残像を描き、角部分が裂ける様に伸長。
盾は包帯が観音開きして、隠されていた内側が露になる。
その見た目から一部ではタケノコと呼ばれている。
赤龍ノ破ル槍
赤龍のガンランス。
砲身が中折れせず、外装と銃剣部のみが折り畳み式という割と珍しいタイプ。
抜刀すると砲身に赤龍の腕のようなカバーが被さる。
盾は小振りで、小さな翼をあしらった龍か悪魔のレリーフといったデザイン。中央部が属性色に発光している。
銃剣にあたる部分は上下(内外)に大小二対の黒く長い爪が飛び出している。
大きい爪の方に白い布が巻かれているが、これは三本の爪を束ねており、
覚醒が進んで白い布がなくなると爪が広がり、計四本の細く長い爪に変化する。
布が解かれた後は盾と砲身の側面に属性の明かりとオーラが見えるようになる。
砲身が折り畳まれない関係上、竜撃砲を放つと砲口部と銃剣部の両方で赤熱化が発生する。
更に、特異な武器デザインも相まってハンターのすぐ手元で冷却が行われる少々危険な代物。
赤龍ノ討ツ剣斧
赤龍のスラッシュアックス。
赤龍の背中などに見られる突起をイメージした剣刃と、数多の布が斧刃を覆っているのが特徴。
また伸縮するタイプの斧刃をもっており、斧モードで柄から先端に至るまで大きく展開する。
属性解放系の攻撃では武器よりも先に布の文字が輝き始める演出付き。
剣モードでは剣刃の突起が伸びた上で武器の属性が光輝き、
斧モードではハンターの手元に小さく眼が現れる。
覚醒レベルが高まると剣刃の輝きや斧刃の見た目が逞しくなり、
ほどかれた布が上方に向かって揺らめく。
非常に特徴的な見た目とギミックの多い赤龍武器だが、
こちらは元々派手な武器種とあってか既存の武器に比較的馴染んでいる。
悪く言えばやや没個性
変形時の音はアンジャナフの剣斧に近い重厚なもので、革の様な質感がある。
赤龍ノ護ル盾斧
赤龍のチャージアックス。
盾の中心に座す大きな閉じられた瞼と剣に巻き付けられた布が特徴。
強化や抜刀時に瞼が開かれると思いきや、強化後の更に斧モード限定で開眼するという変化球
また、この武器には中々エグいギミックが仕込まれている
剣の先端は4つに別れているのだが、チャージ時や(超)高出力等のアクションで、
剣先部分が更に変形し、盾の中に隠された目玉を掴んで抉り出す
更に、強化による見た目の変化後は眼球が抜かれたが故の空洞もできるため更に痛々しい。
これにはCERO:Zもビックリ
目玉が出現する演出は強化によって見た目が変わる前から見られるため、
突如として剣先に眼球が現れるのに驚いたプレイヤーも多いだろう。
因みに高圧属性斬りでは取り出された目玉が盾の窪みにジャストフィットするおまけ付き
赤龍ノ降ス碇
赤龍の操虫棍。
形はその名が示す通り碇を模しているが、先端が鋭く、碇の腕の部分に生えた棘などの鋭角な雰囲気から、
銛や巨大な矢じりのようにも見える。というか赤いコンドルにしか見えない。
碇の腕に沿って属性によって色を変える明滅部が表裏に6つずつ、表に一つ眼の意匠が見られる
そこを白い包帯のような布が巻き付けてあり、覚醒を経ると、明滅部の光が強くなり布の色が青黒く変わる。
抜刀時には属性の光と共に布が解け、風もなさそうな場所でもゆらゆらと妖しく靡いている。
他の武器に比べて変化が小さいので布がそのまま光っていたら良かったのに。
赤龍ノ狙ウ弩
赤龍のライトボウガン。
6つの爪が銃先端を包み込むように空間を形成し、遠目から見ると甲殻類のカメノテにも見える形状をしている。
外側からは他のライトボウガンとの長さの違いをあまり感じないが、
実は銃口の位置は爪の付け根の辺りで銃身自体は意外と短い。
充分な強化を施すと、武器の明滅が前方から後方へと流れていく様になり、
更にオーラも溢れてくるようになる。
また、抜刀時には爪とサイレンサーである布が展開され、ロングバレル付きの荒鉤爪ライトに近い特異な形状に。
因みに、強化によって見た目が変わると長い結晶の様なロングバレルが1本伸びてくるが、
それによって本来の銃口は覆い隠されてしまう。
一体弾丸はどこから飛び出しているのだろうか…
赤龍ノ撃ツ砲
赤龍のヘビィボウガン。
過去作のディスティハーダのように赤龍の体躯~頭部を模しており、
銃の上部には赤龍同様の棘が生えている。
シルエット自体はデルフ=ダオラを彷彿とさせるような、巨大拳銃といった体である。
シールドパーツのデザインは一対の翼で、こちらはカオスウイング似。
発光部位は銃の中心部であり、覚醒の進行によって輝きを増し、抜刀時に軌跡を残すようになる。
また、バレルに下顎のようなパワーバレルが追加され、より赤龍の頭部らしい見た目となる他、
射撃や残弾数に応じて顎が開閉するようなギミックが追加される。
なお、他武器に見られるような、包帯や布のような意匠は無い。
赤龍ノ穿ツ矢
赤龍の弓。
赤龍の手足を模したとでも言うべき形状をしており、螺旋状の矢筒と共に芸術的印象を受ける非中折れ型の一張。
放たれる矢は必ず属性の煌めきの中を通り抜け、
弓本体には布が巻かれており、その束縛は強化を加えた後の抜刀によって解放される。
その変化は布だけに留まらず、形状も強化前後で僅かに変化。
最も特徴的なのは矢筒であり、矢が1本も入っていない。
中にあるのは溢れ出してくる属性の輝きと底にある白く強い輝きだけであり、
つがえる矢はどこからともなく現れる。
赤龍ネコ封槍
赤龍のオトモ武器。無印版もβ版も存在せず、MR版の「EX赤龍ネコ封槍α」のみ。
既存のオトモ武器の中でも一二を争う程に小さな一振り。
赤い刃とそれを保護するように設置された金色の金属部、武器全体に施された紋様と、しれっと紛れる肉球が特徴的。
ポーズセットの「武器構え」でも変化が起きない為、ギミック無しかと思いきや、
オトモ防具と同じく戦闘時のみ変化が訪れる。
紋様が紫色に光輝き、柄が伸びて金属部も展開。一対の翼の生えた長槍となる。
のんびりと見れる状況がかなり少ないのが玉に瑕。

人気と変遷

  • 赤龍防具はハイリスクハイリターンなシリーズスキルを持つため、誰も彼もが着ているという程でも無かったが、
    武器の方はハンターそれぞれの好みに最適化できる上、特にリスクも伴わない高性能であるため、
    ムフェト・ジーヴァ解禁後のMHW:Iはかつてどこかで見たような
    赤龍ノ埋メ尽クス狩リ場と化していた。
    スキルを含めて属性特化を突き詰めれば赤龍武器を上回る既存武器ももちろん存在するのだが、
    覚醒能力を積んでいけば所望する性能傾向になり防具とスキルの自由度も上がるのだから
    当然の帰結と言うべきか。
  • 無属性の赤龍武器は存在しないため、
    物理重視の構成ではどのモンスターにもある程度の追加ダメージが見込める爆破属性が人気。
    極端に効きが悪いモンスター相手でもなければ、無属性強化に近い期待値が出ることもある。
    蓄積値が時間で減少せず、手数が少ない武器でもそのうち必ず発動するので、武器種を選ばないのも利点。
    達人芸スキル目当てでテオ防具を着るハンターにとっては、
    付随する爆破属性強化が役立つのも嬉しいところ。
    • とは言え、物理に振り切った能力強化で属性はおまけと割り切っても充分に強い。
      どうせオマケなら、高い物理性能にラッキーチャンスで麻痺や睡眠が1回ぐらい入る武器という構成でも良いし、
      なんなら赤い武器とのコントラスト重視で水や雷を輝かせたり、
      禍々しさ重視で毒の紫を推し出すなど見た目で選ぶハンターもいる。
      カスタマイズの幅を効率追及に振るか他の装備コンセプトに振るか選べるのも赤龍武器の美味しい所だと言える。
  • 一部生産武器が優れるチャージアックスや双剣はさておき、他の武器種では赤龍武器が主流になり続けると思われたが、
    アップデートで追加された猛り爆ぜるブラキディオスの素材で生産される砕光武器が対抗馬として現れた。
    素の爆破属性が赤龍武器よりも高く、加えて片手・双剣・ランス・ガンス・チャアク・操虫棍に関しては
    達人芸運用でメジャーな斬れ味V, Vの赤龍武器よりも長い紫30を備えており余裕があり、
    更に4スロと3スロが1つずつ空いている。
    なお、基礎攻撃力は攻撃力強化VI, Vの時点ではあちらが高く、VI, V, Vでギリギリ逆転する。
    とはいえその差はわずか基礎攻撃力5(大剣とハンマーでは2)しかない。
    • もっとも基礎で会心率5%がついているので期待値ではもう少し大きく、
      こちらは会心率100%到達において分がある。
    白ゲージ運用では赤龍武器が現在も優秀だが、紫ゲージで見た場合、
    ひとつ多いスロットにより、火力を初めとしたスキル構成次第で砕光武器が上回ることもある。
    • 操虫棍は猟虫強化で一枠消費することが多く、スロットまで見ればまず砕光武器に劣ることになる。
      狩猟笛も砕光武器の旋律に合わせるなら劣るが、
      攻撃旋律が人気なため、旋律効果も含めた性能なら赤龍武器に分があるだろう。
    • ガンランスは赤龍武器にない拡散型Lv7を搭載しており、
      覚醒能力による防具の自由度を加味しても突き砲撃ループでは砕光武器に軍配が上がるだろう。
      防具でもブラキウム一式が強力な物理性能を押し上げつつ砲術を強化するなど砕光武器との相性が絶好で、
      新たなテンプレ装備になるほどスキル構成に変化を与え、
      シリーズスキル付与にメリットのあった赤龍武器は一転、活躍の場を譲ることになった。
    ただ、人気がある爆破属性で比べたら性能が似ているというだけで、
    シリーズスキルや他の属性を使うなら赤龍武器が主流なのは今まで通りである。
    実際の火力はほぼ同じなので、デザインでどちらを使うか決めてもいいだろう。
    またそれ以前に、特に優秀なシリーズスキルがあったり、旋律、ビンによるカスタムが可能な武器種は
    容易に差別化できる。
  • その自由度から最強武器として環境を席巻していた赤龍武器だが、更なるアップデートにより
    鑑定武器、特に皇金シリーズのMRでの強化が解放されたことでその座が揺らぐこととなった。
    ガイラシリーズは残念ながら性能は多少強い程度に収まったので物理運用は特に変わりなかったのだが、
    属性運用に関しては皇金シリーズの武器スキルを活用した、会心撃【属性】×真・龍脈覚醒という組み合わせが登場し、
    そもそもの属性値もほぼ同率か超える程度まで強化されたので、
    最終的なダメージだと赤龍武器の分が悪くなっている。
    属性盾斧の超高出力特化なら氷以外はほぼ互角といったあたりだが、
    斧強化もからめた普通の運用だと差が多少開き、
    双剣や弓も上記の組み合わせを用いて赤龍武器を超えると評価されている。
    他の武器種でも属性運用をするなら皇金シリーズが総じて優秀であり、
    なんでも最強→物理最強へと評価を改めることとなった。
  • 時は流れ最後の大型アップデートにて、ミラボレアスの復活と同時に登場した黒龍武器は、
    ほぼ全ての武器種で物理特化した赤龍武器を上回る攻撃力に、剣士武器なら素で紫ゲージと
    とんでもない性能を誇る大業物揃い。
    やたらと武器倍率が低いライトボウガンを除く。
    制作難易度はミラボレアスがかなりの強敵であるがゆえに高いのだが、一度倒せるようになってしまえば
    カスタム強化やそもそもの武器入手で厳選が必要なこちらと違い、純粋に素材が集まればすぐ作れる。
    これらの状況が重なり、多くの武器種で物理最強の座を明け渡すことになった。
    • 同時に登場したEXドラゴンシリーズにより極意系スキルの共存がかなりしやすくなり、
      武器で一部位を担える赤龍武器の強みがさらに減ることとなった。
    • 人気だった冰気錬成こそ赤龍武器の特権ではあるのだが、単純な火力で見ると
      冰気錬成、さらには弱点を加味した赤龍武器でも、最大火力の黒龍武器には敵わない。
    ミラボレアス実装後の赤龍武器は、ライトボウガンを除いて
    代用が出来ないシリーズスキルや、旋律など武器種固有のステータス等を意識した運用、
    つまり汎用性だけでなく、ニッチな需要も意識して使用してゆかねば他の武器に呑まれてしまう。
    • ミラボレアスクリア前のつなぎだけの運用であれば、ただ敵を倒すだけでよい
      猛り爆ぜるブラキディオスや、激昂したラージャンアルバトリオンの武器の方が
      作成難易度も低く、かつミラボレアスまで十分通用するのが手痛い。
    • アルバトリオンを相手にする際は、明確に赤龍武器を採用する利点がある。
      アルバトリオンの狩猟には属性武器を用いたエスカトンジャッジメントの抑制が必要であり、
      余程の上級者でなければ(マルチにおいては尚更)属性値の低い黒龍武器の適正は低いことが大きい。
      • 属性武器としての対抗馬である皇金武器は、赤龍武器と比較して抑制ダウンの回数に優れる傾向にある。
        しかし、アルバトリオンが物理ダメージを与えやすい肉質になっている都合上、
        確定即死を免れる抑制ダウン1回を確実にとれる程度に属性値と攻撃力を調整した赤龍武器の方が
        抑制ダウン回数の差を考慮しても速く討伐できる傾向にある。
        赤龍武器の強化にかかる労力も皇金武器入手の不確定性と比べると有情であり、
        狩猟笛や操虫棍は、旋律・猟虫ボーナスの内容を皇金武器より優れたものにできる利点もある。
      • 特任クエストをクリアするだけであれば、氷刃佩くベリオロス武器で凌ぐこともできるが、
        日替わりのイベントクエスト「明けの死星」では初期が氷活性状態、即ち氷属性武器は弱点でなくなり、
        そちらの弱点である火属性生産武器に氷刃佩くベリオロス武器と同程度に優秀なものが存在しないことから、
        その後のミラボレアスに向けた準備や、アルバトリオンの武具、重ね着を作成する際に支障が生じる場合もある。
  • 黒龍以後でも赤龍を採用する差別化要因としては、
    ボウガンのパーツ数の兼ね合いで赤龍武器の方が取り回しが優れる散弾・貫通ヘビィ。
    双剣や弓で一枠を「冰龍の神秘」に割く事で会心撃【属性】と物理威力を両立させつつEXドラゴンシリーズ4部位の恩恵を受ける。
    旋律を柔軟にカスタマイズできる狩猟笛。
    攻撃力や会心への依存度が低い放射型ガンランス。
    と言ったところだろうか。

余談

  • 武器名が漢字とカタカナのみで書かれている、確実に中二病いじりをされそうなネーミングであるが、
    解説文まで全て漢字とカタカナで書かれている防具に比べると、一応解説文はひらがなも普通に見られる分
    そこまでケレン味を感じないかもしれない。
  • 強化によっては無類の性能を得られるものの、
    さすがに鑑定直後(未強化)の赤龍武器は物理寄りの中堅モンスター武器程度の力しかない。
    未強化で使ってはいけない、という決まりがあるわけではないが、
    せっかく実戦投入するなら何段階か強化を済ませ生産武器を超えてからにしたい。
    かと言って覚醒蓄積を目当てに未完成の武器をムフェト・ジーヴァ特別任務に担いで行くとなると、
    制限時間内にダメージを与えてエネルギーを消耗させていく任務内容との相性が良くない。
    慣れた既存武器で2~3回ムフェト・ジーヴァを攻略すれば
    練金変換も含めてけっこうな数の強化アイテムが集まるので、
    まずはそのアイテムで一気にレベルアップさせ、能力の獲得を進めてしまおう。
    この武器を封じる布は入手直後は使わず封印しておけという意味なのかもしれない…
    • プレイヤーの求めるスタイル次第では、最終的に必要な覚醒能力を全て入れても
      覚醒Lv23未満となり見た目が覚醒しない場合もあり得る
      特に狩猟笛は、旋律が単純に星が多ければいいわけではないため、星の少ない旋律を採用し、
      さらに星3のシリーズスキルなどと重なった場合はこうなる可能性が高い。*9
      極端な場合、ガンランスにて砲撃主体の運用を目的にすると主流である砲撃タイプ放射型への変更、
      必要に応じて熔山龍か銀火竜のシリーズスキルを発現させれば足りてしまう。
    • また、上記したように必要な能力が全て入っていなくても、
      火力に直結する攻撃力強化や属性強化がある程度注ぎ込まれていれば
      見た目が覚醒していなくても性能的に十分であることもある。
      そういった状態でムフェト・ジーヴァに挑んでいる場合もあるため
      外見が変わっていないからといってあいつは未強化だ、などと決めつけたりするのはやめよう。
  • 覚醒能力の構成や運にも左右されるが、大抵40回前後の強化回数で完成出来る事が多い。
    並び順にまで拘り出すと多少伸びるが、それでも60弱~70回強が目安。
    運とテーブルに大きく左右される強化方式の為、20回も行かずに覚醒能力を全て最大レベルで揃えられる時もあれば、
    100回強化しようとも目当ての能力がいつまでも現れない事が本当に起こる。
    • シリーズスキルは母数の多さ故に中々お目当ての物に巡り会えず、
      武器種固有の覚醒能力は物によってはそもそもの発現確率を絞られている。
      その為、強化を開始する武器に個数的な余裕があれば、
      出来る限りは目当てのシリーズスキルや武器種固有の能力を持っている物から強化する方が良い。
      逆にそれらを全く搭載しない場合は必要となる強化回数が少なくなる可能性が高まる。
    • 完成した武器を全く別の覚醒能力構成に変更するのは全くオススメ出来ない。
      別系統の覚醒能力の発現は確率が下がってしまっているわ、
      最初に必要なポイントが8から15or20に変わっているわで
      別の武器で最初から強化をした方がアイテム消費がよっぽど少ない。
  • 現在では、武器の重ね着によって見た目を自由に変えられるようになったため、
    上記のように覚醒レベルが足りなくても、重ね着機能を使うことで封印を解くことができる。
    ただし重ね着機能を使っても、属性によって決められた色を変更することはできない。
    赤龍武器以外に赤龍武器を重ね着させた場合も、属性によって色は固定である。*10
    なお、赤龍武器は重ね着中に強化が行えないので、武器の完成後に行うこと。
  • 入手元の特性から外殻より入手できる鑑定武器と違い、
    当武器は素材から作成されたわけでもなく入手した経緯が不明である。
    幼体であるゼノ・ジーヴァから成体のムフェト・ジーヴァまで完全に新発見でありながら、
    誰が施したのか、武器に封印のような処理がされていることなど謎は多い。

関連項目

モンスター/ムフェト・ジーヴァ


*1 例えば攻撃力強化V, V, V、属性強化Vと埋めてしまうと、属性強化を攻撃力強化に置き換えようとしてもまず出ない
*2 能力名・段階表記が同じでも能力名の上の欄が異なり、追加付与するものは「+」アイコンと追加、段階強化は△を連ねたアイコンと強化の旨が書かれている。
*3 より良い覚醒能力が選出されやすくなった旨戦績画面で表示される。最大カウントは99回、覚醒能力発現まで残り1ptsで完全に打ち止め。
*4 上記の固有ステータスの強化が優先された場合は1枠埋まることになる。
*5 状態異常強化は爆破属性のみ
*6 素の斬れ味の端ではなく匠延長分として隠れている右側から
*7 塊の中は少し広めの空間がある為、所狭しと並んだ底無しの角錐(棘の内側)をまざまざと見せつけられる
*8 覚醒レベル23以上でも、R2+○での演奏時のみ音声のループが通常通り行われる
*9 他の3つの能力で6+5+5=16であっても、採用する旋律とシリーズスキルが星3であった場合覚醒レベルは22で完成してしまう。
*10 属性解放が有効な武器はスキル発動の有無を問わず赤色固定。装衣に付けた装飾品や属性加速で属性が発現しても赤色から変化なし。