武器/ダークイーグル

Last-modified: 2023-08-16 (水) 13:34:45

闇夜も照らす、の盾斧。
漆黒の翼は龍を屠る刃となりて、
黒鷲雷鳴と共に狩場に舞い降りる。

目次

概要

  • MHW:Iにおける武具デザインコンテストのハンター武器部門にて最優秀賞を獲得した武器。
    武器種はチャージアックス。
    説明文がやたらと厨二チックである。
  • MHWorldのデザインコンテスト武器と同様に、こちらもギミック付きの武器である。
    斧モード中及び剣モードで溜まったエネルギーをビンにチャージする際などの特定動作に合わせて
    盾を構成する黒い羽毛が展開し、翼を広げたようなシルエットに変化する。
    それと同時に金色の装飾に覆われた中心部分から広がるように青い光が輝き、雷を纏う。
    さらに翼が展開する際には黒い羽毛が舞い散るエフェクトが発生する。

性能

  • 11月8日に配信されたイベントクエスト「ハンターたちの永い夢III」のクリア報酬である『黒鷲の図面』と
    クエストの登場モンスターであるパオウルムー亜種、及びナルガクルガの素材で生産できる。
    そこからさらに黒鷲の図面とナルガクルガの素材、ピュアクリスタル、
    覇王の証を用いて最終形である「雷光のダークイーグル」へと強化される。
  • 雷光のダークイーグルの気になる性能は、
    • かなり低い攻撃力864
    • こちらもかなり低い雷属性270
    • ビンは強属性ビン
    • 会心率10%
    • 斬れ味は素で紫100、さらに匠で延長可能
    • スロットはレベル1が2つ、防御力ボーナスは無し
    • レア度は12でカスタム強化の枠は最大で6つ
    となっている。
  • …はっきり言って微妙の一言。
    強属性ビンという事で属性値がとても重要になるのだが、その属性値が270とかなり低い。
    マスターランクにおける強属性チャージアックス全体で見てもかなり低い方であり、雷の強属性ビンの中では最も低い。
    では属性値が低い代わりに物理性能が高いのかと言うと…そんな事もない
    攻撃力がかなり低い上に会心率も10%と中途半端なせいで、
    紫ゲージの補正を以てしても他の武器の白ゲージに期待値で負ける事がザラにある。
    斬れ味だけに限ればMHW:I全体で見ても、ナルガ武器もビックリの最高峰、
    Ver14.00で追加されたアルバ武器をも僅かなりとも上回るという優秀さなのだが、
    他の性能がこの斬れ味の良さを完璧に打ち消してしまっている。
  • 同じ雷属性の強属性チャージアックスと比べても、かなり厳しいと言わざるを得ない。
    ジンオウガのチャージアックスである王牙盾斧【風雷】は全体的に高水準で纏まった性能を持ち、
    白ゲージの状態で紫ゲージのダークイーグルを物理期待値で僅差だが上回るのに加えて
    属性値も120という大差をつけて圧勝している。
    また、トビカガチのチャージアックスであるカガチノミタマIIも強力。
    物理性能は控え目だがレア10故のカスタム強化枠の多さとパーツ強化による細かい補強のおかげで
    非常に高いカスタマイズ性を持ち、風雷にも肉薄し得る性能を持つ。
    ダークイーグルは斬れ味が上記の二振りよりも優秀なのだが、
    二振りは斬れ味フォローでスキルの枠を取られてもなお火力でダークイーグルを上回る事が珍しくない。
    そしてダメ押しといわんばかりに赤龍武器が実装。
    唯一の個性であった長い紫ゲージも容易に模倣できる上に、
    素の物理火力では覚醒能力を全て斬れ味強化としても赤龍武器に大差をつけられる。
    わざわざ長い紫ゲージを模倣した状態でこれなので、
    属性強化を5個付与されようものなら斬れ味を考慮しても物理属性共に完敗である。
    • もしこの武器を使うならば、斧強化を用いた斬撃をメインにする事になるだろう。
      長い紫ゲージのおかげで斧強化による強烈な斬れ味消費をカバーしやすく、
      他の武器が斬れ味フォローに使う分のスキルを他に回す事が出来る
      …が、元の物理・属性両方の火力の低さのカバーはやはり厳しいものがあり、
      前述の通り結局は火力でどうしても負けてしまいがち。
    また、繋ぎとしても作る意味は殆ど無い。
    今作におけるストーリー中に必ず戦う必要があり、それでいて雷属性が最大の弱点であるモンスターは、
    それぞれMR3・7・9で戦うトビカガチ亜種・ナルガクルガ・ティガレックスくらいである。
    そしてこの武器を作れるイベントクエストに挑めるのはそれよりも遅いMR9からなので、
    トビカガチ亜種とナルガクルガには間に合わない。
    皮肉な事にナルガクルガはこのイベントクエストに登場してしまっている。
    • エンドコンテンツ的に見ると、龍風圧を纏うと近づくこともままならないクシャルダオラや、
      頻度が増加したサマソで猛毒状態にしてくるリオレイア希少種
      防御ダウンや龍属性やられが厄介な怒り喰らうイビルジョーなど、
      対策スキルが欲しい、なおかつ雷属性が効く相手というのは存在する。
      チャージアックスはスキル構成が案外カツカツになりがちであり、
      斬れ味スキルまで入れると対策スキルが入らないこともある。
      その点、斬れ味スキルを捨てて火力スキルと対策スキルをガン積みできるこの武器は勝っていると言えるか。
      属性には拘らず、素の斬れ味がそこそこ優秀な榴弾ビンのルナ=エストオレでも十分とは言ってはいけない。
  • 総じて、非常に微妙な性能である。
    どう使っても他の武器の下位互換になってしまう為、使うならば趣味の領域になるだろう。
    見た目やギミックはかなりカッコ良いだけに残念である。
    観賞用としてマイハウスに飾ってしまうのもいいかもしれないが、
    致命的な欠陥を抱えた武器ではないので、
    狩猟タイムに強い拘りが無いのであればを持ってこれを担ぐのも一つの遊び方だろう。
  • アップデートVer.13.50の実装により皮ペタ武器以外にも見た目変更が可能となり、
    どんなチャージアックスも見た目をダークイーグルにすることが可能となった。
    性能の微妙さから折角の格好よさを活かすことができなかったが、
    ようやく外見だけだが実戦でも担いでいくことができるようになった。
    そして本家のこの武器は見た目という唯一の強みを失ってしまった。

余談

  • 前作のコンテスト武器の竜熱機関式【鋼翼】改は、
    登場当初からMHW:I発売までの間、大剣の中でまさに最強の名を冠していた。
    こういった事からも、ダークイーグルの性能への期待が高まっていたのは言うまでもない。
    PVで需要の少ない雷属性と判明した時点で、嫌な予感がしていたハンターもいたようである。
    • ちなみに、本武器の登場に伴いその【鋼翼】にも新たな強化先が追加されたのだが、
      これまた他武器に出番を取られがちな微妙性能になってしまった。
      両武器共に前作の【鋼翼】の再来を恐れたのだろうか?

関連項目

イベント・メディア展開/武器デザインコンテスト
武器/竜熱機関式【鋼翼】 MHWのデザインコンテストで最優秀賞を飾った武器。