武器/真誠なるケアアルク

Last-modified: 2024-05-07 (火) 00:49:43

福音を放つ妃蜘蛛の火弓は、
心を射抜いて身体を燃やす
深き情念の糸に引かれて…。
(真誠なるケアアルク)

情念は更に強く燃え上がる
放たれた福音は全てを焼き尽し
未来永劫の絶望を約束する。
(ケア・ド・ネフィラ)

目次

概要

  • ヤツカダキの素材から作られる弓。
    スタビライザーの先に付いたハート形の装飾が特徴的。矢筒にも同じ意匠が見られる。
  • いざ装備してみると、これもまた折り畳まないタイプの弓…かと思いきや
    武器を構えればハンドルの左右にフレームが展開されて十字型となる。
    鋏角種の先輩の弓のようにフレームが体を貫通することはないのでご安心を

真誠なるケアアルク

MHRise

  • カムラノ鉄弓Vからの派生強化、もしくは一発生産で入手可能。
    ヤツカダキの初登場がHR7への緊急クエストであるため、入手時期はストーリー終盤となる。
  • Ver.1.x時点での最終強化は真誠なるケアアルクII
    その性能は、
    • 属性武器としても低い攻撃力160
    • 一方で高い火属性29
    • 低い攻撃力を補う会心率25%
    • 強撃ビン完備。他は毒・睡眠・減気ビンに対応。
    • 拡散3-貫通4-貫通4(-貫通4)
    • スロットLv2・Lv1・Lv1
    • 攻撃力強化III、属性強化【火】II、鉄蟲糸技強化
    低攻撃力・高属性値の典型的属性特化タイプ…というのが概ねの印象だろう。
    他にも強撃ビンに対応していること、優秀なスロットも目を引く。
  • しかし、貫通4止まりであることが災いし、貫通弓としてはあの闇夜弓【影縫】の後塵を拝していた。
    あちらは無属性かつ強撃ビン非対応だが、攻撃力210かつ会心率40%、さらに溜め段階解放で貫通5と、
    弓全体で見ても凄まじい期待値を誇っていた。
    ナルハタタヒメ百竜夜行の周回を中心に、貫通弓といえばナルガ弓というのが当時の評価だった。
  • 火属性弓として見ても、矢のタイプこそ違うものの蛮顎弓フラムアルクスが立ち塞がる。
    素の属性値こそ9と非常に低いが、物理方面の強力さに加えて百竜強化とスロットにより属性強化も容易。
    当時の最終強化である百竜弓IVすらも超える期待値を叩き出していたため、
    それなりに火が通る相手ならばとりあえずジャナフ弓を担いでいくというハンターも多かった。
  • 総じて、当時から光るものはあったが、他の強豪に押されほとんど目立たなかった。
    この弓が真価を発揮するには、後述のタイトルアップデートを待つことになる。
  • Ver.2.0アップデートで、完成型であるケア・ド・ネフィラへの強化が可能になった。
    爆鱗竜に加えて炎王龍の素材を用いるため、解禁時期は非常に遅い。
  • 最終強化系の性能は…
    • やはり低めの攻撃力170
    • 弓では最高クラスの火属性33
    • さらに上がった会心率30%
    • 拡散3-貫通4-貫通5(-貫通5)
    • 攻撃力強化IV、属性強化【火】II、鉄蟲糸技強化
    各要素が順当に強化された、といった印象を受けるが、
    細かく観察していくと当武器が持つ驚異的なスペックに気付かされることだろう。
  • 属性値が高いのは一目瞭然として、実は物理面もすこぶる強い
    高い会心率、攻撃力アップIV、Lv5貫通矢と色んな補正が重なった結果、
    属性貫通弓の中では百竜弓に次ぐ2番目の物理火力を有するのがこの弓である。
    溜め3に限れば百竜弓をも上回り、闇夜弓にも肉薄するほど。
  • スキルによる伸び代の広さも強みの一つ。
    利用価値が高いLv2スロットだけでなく、Lv1スロット×2も属性値底上げに貢献する。
    溜め3も溜め4も両方貫通5なので、溜め4を解放するのは必須である。
    幸いにもカイザーコイルに貫通珠を装着可能なため、
    お守りが無くてもリノプロSヘルムとトレードオフになることはない。
    元から高い会心率のおかげで会心強化方面でスキルを組んでもいいし
    武器倍率が低いので固定値で攻撃力を強化するスキルも相対的に強力になる。
    カイザーシリーズ炎鱗の恩恵も組み込んで属性値を限界まで高めるビルドも考案されている。
  • 総括すると、物理も属性も完全無欠のハイスペック武器である。
    その高性能っぷりは火属性が第二弱点のモンスターに対しても最適解になりえるほど。
    Ver.2.0で最も注目されている弓と言っても過言ではない。
    ようやく百竜弓の呪いから解放されることに喜んで使う弓使いも少なくないとか。
    • 特に、同アップデートで追加されたオオナズチとの相性の良さは特筆に値する。
      図体の大きさに加えて弱点部位の頭や尻尾を狙いやすく、火も全身よく通ると、
      この弓にとってこれ以上にない好条件が揃っている。
      瑠璃原珠やマカ錬金素材のための周回先として需要も高く、本領発揮といった具合である。
    • 他に最適解となり得るのは、やはり長くて図体がでかいオロミドロ
  • ちなみに、防具の方のヤツカダシリーズのスキル構成も弓に特化している…
    のだが、これがなぜか完全な拡散弓特化構成であり、フルヤツカダはかなり噛み合わせが悪い。
    というか、フルに活かしたいなら頭防具はほぼ固定なので、防具までヤツカダで統一するメリットがまずない。
    どうしても一式着たいなら重ね着装備で我慢しよう。

MHR:S

己が行いの報いを受けよ、凶刃
に倒れし花嫁の報いを受けよ。
去ね、逃れえぬ苦痛の螺旋へ。
(クシオ・ド・ネフィラ)

愚かさ虚しさを嘆く。死して
尚、尽きぬ魂がこの胸を締め
付け、暗闇の底に堕ちていく
(デゼス・ド・エテルネ)

  • MR解禁に伴い、強化先が追加された。
    MR3からの登場ということもあり、中盤からクシオ・ド・ネフィラが直接生産または強化可能になるが、
    更なる強化にはテオ素材が、最終強化には傀異化素材を必要とする。
  • 最終強化はデゼス・ド・エテルネ
    その性能は、
    • 最低クラスの攻撃力300
    • 弓では最高クラスの火属性45
    • 見逃せない会心率30%
    • 拡散3-貫通4-貫通5(-貫通5
    • 装飾品スロット2-1-1、百竜装飾品スロットLv2
    ケア・ド・ネフィラから大きな変更はなく、攻撃力を増加させたものという認識で概ね間違っていない。
  • 火属性貫通弓としては最高峰の性能だが攻撃力が非常に低く、あの瑞華ちゃん乱吹の瑞華晶弓とワーストタイ*1
    また、百竜強化による攻撃力補正を失っており、百竜装飾品スロットLv2と一応は実用的*2ではあるものの、
    高い属性値を活かす弱点特効【属性】*3が付けられないのはやや痛い。
    • アップデート1弾から傀異錬成で百竜スロットを強化できるようになったため、この難点は実質解決したと言える。
    • 最終環境のVer.16現在では、完全属性特化こそが弓の正義となっており、
      この武器もそれにキレイに乗っている形となっている。
      貫通矢であることを考えるなら百竜スロットLv3で属性弱点のダメージだけを考えるよりも、
      いっそのことそのままにしてできる限り素の属性値をぶち上げて運用する手も十二分に有効。
      弱点部位への特大ダメージか、どこから撃ってもアツい総ダメージ量か・・・アナタならどっち?
  • Riseの時点では物理性能が注目されていたが、MHR:Sでは属性値が見直された結果、
    「高い属性値を持つ武器」というのが武器種関わらず注目されている。あの大剣ですら属性運用が考えられているほど。
    当然ながら火属性弓として2位の属性値と実用的な矢レベルを両立しているこの弓への注目度は高い。
  • 攻撃力を除けば文句なしといった性能だが、それゆえに300という低攻撃力がどうしても足を引っぱってしまう。
    Riseの頃とは違い属性弓として運用した方がいいだろう。
    物理貫通弓としては、下記の亜種武器の方が適性が高い。

コルライーユの飾弓

情熱に紅く色づく見目麗しい
熾妃蜘蛛の弓。手にした者を
虜にする魔性の魅惑を放つ
(コルライーユの飾弓)

心を射止める矢を放つのは、
運命の糸か、それとも獲物を
捕らえる蜘蛛の糸か…。
(クオレ・ダ・ラヴァタ)

MHR:S

  • ヤツカダキ亜種が登場したことにより、ケア・ド・ネフィラからの派生先として登場。直接生産不可。
    ヤツカダキ亜種自体がMRからの登場であるため、今作では下位及び上位で手にすることはできない。
  • 最終強化はクオレ・ダ・ラヴァタ
    • やや控えめな攻撃力320
    • 十分実用的な爆破属性33
    • 攻撃力を補う会心率20%
    • 接撃・強撃・麻痺・爆破ビンに対応。
    • 貫通3-連射4-貫通5(-貫通5
    • 装飾品スロット2-2、百竜装飾品スロットLv3
    Rise時代の通常種武器のように、物理弓として高い性能と十分な爆破属性を両立した万能武器となっている。
    Riseには爆破属性の貫通弓は存在しなかったため、その意味でもオンリーワンである。
  • 通常種と比べると会心率は10%下がっているが、攻撃力が20増加しており装飾品スロットも2-2。
    • 物理・爆破のどちらを強化するにしろスロットは2の方が都合がよく、
      また、非属性弓としては1スロットは持て余してしまうため、これも改善点だろう。*4
    • 一方で、百竜装飾品スロットLv3は持て余す。
      この武器に限ればLv2で十分であり、むしろ通常種と交換してあげたいほど。
  • 十分な攻撃力に嬉しい会心率、扱いやすい装飾品、溜め3・4が貫通矢Lv5、強撃ビン対応など
    無属性の弓として見れば非常に高性能。
    下手に爆破属性を強化するよりも、物理攻撃面を伸ばした方がいいだろう。
    • というのも、爆破ダメージそのものが傀異化のHPの増加に追いつけていないため、爆破武器自体が向かい風。
      この弓は高い物理性能を有しているため些末な問題だが、爆破を活かしづらいのは少し悲しい。
      爆破に貫通というのがまた絶妙に相性がよろしくない。
      とはいえ、フリーサイドクエストを考えればあって困るものではないだろう。
      • Ver.13現在、状態異常確定蓄積蓄積時攻撃強化が存在し併用も可。
        CSと回避性能の相性もいいため、この弓で確定爆破を叩き込みながら貫通矢をばら撒く戦法も
        やろうと思えばかなり現実的になっている。
        他の弓とは一味違うクセを持つ武器で、普段と違う狩りがしたい場合にはまさに適任だろう。
  • 最終アップデートを経た現在では、蓄積時攻撃強化だけに注力してスキル構成するほうが
    回避主体よりも結果的に火力が大きく伸びるとみなされるようになった。
    そのため、純粋な物理型貫通弓よりも蓄積時攻撃強化を積んだこちらの方が秀でることとなり、
    今まで比べられていた無明弓【正定】はおろかイヌキをも抜き去ることになった。
    やはり属性弓にはかなわない点もあるが、最後の最後で返り咲いたといえるだろう。

余談

  • 武器説明は言うまでもなくキューピッドを意識したものだろう。
    神話ではキューピッドに「金の矢」で射抜かれると恋に落ちるとあるが
    ゲーム中で放つ矢は金ピカではなく普通の矢である。
    もし本当にモンスターが恋に落ちるなら一部の人に需要がありそうだが。
    金の鉄球ならあるいは…?
  • 真誠とはいつわりやごまかしのないこと。
    弓を展開すると十字状になることから神聖ともかけられているか。
    • しかし、体を糸で覆い隠すわ真横に炎を噴き出すわ
      灯腹から出てくるツケヒバキに体を引っ張らせる移動など文字通りの腹芸を駆使するわのヤツカダキの様は
      おおよそ真誠とは程遠く感じられる。他の武器の熟語はふさわしいのに何故弓だけ…
  • 「アルク」はフランス語で「弓」を示す"arc"で間違いないだろう。
    「ケア」はフランス語繋がりで説明文から察するに「ハート形」や「心臓」を意味する"coeur"*5だろうか。
    実際の発音は「クール」に近い。
    • ド(de)はフランス語の前置詞/冠詞。英語のofに相当し、
      ケア・ド・ネフィラは「ジョロウグモの恋心」といったところだろうか。
  • ケア・ド・ネフィラということで、ユーザーからは早々にケフィアという愛称を付けられてしまっている。
    はきゅん然り、頻繁に名指しされるだけの性能を持っていることの証左でもあるのだが…。
    まあ神弓みたいなのもあるけど
    • ちなみにケフィアとは発酵乳の一種。
      「いいえ、ケフィアです。」…のCMで印象に残っている人も多いだろう。
  • MR通常種武器の最終形態であるデゼス・ド・エテルネはそれぞれフランス語の"désespor"と"éternel"からだろう。
    大まかに和訳してみれば「永遠の絶望」となり、これまでの武器や防具の説明を鑑みてみれば、恐らく1人と1匹は……。

関連項目

モンスター/ヤツカダキ
モンスター/ヤツカダキ亜種
武器/ヤツカダキ武器
武器/スキュラフィスト - 蜘蛛素材の弓その1
武器/スアルクピウス - 蜘蛛素材の弓その2


*1 Ver.11から登場した天開きヒュベリオンも同値。
*2 Lv2はほぼ全ての敵へのダメージを1.05倍にできる。
*3 属性肉質25以上を攻撃時、属性ダメージが1.15倍になる。Lv3が必要。
*4 盤石珠剛心珠といった強力な効果を持つレベル1装飾品も追加されているため、一概にはそう言えなくなったが。
*5 oeは本来2文字をまとめて1文字とするが閲覧環境を鑑みてoeの2文字で表記している