武器/ボルシュレッド

Last-modified: 2023-09-08 (金) 11:48:31

ノコギリを思わせる形状を持つスラッシュアックス。
初登場はMHX。

目次

概要

  • 歯車にチェーン、そしてカッターナイフノコギリを思わせる色違いの刃が特徴的なデザイン。
    剣モードの刃は斧モードの刃以上にノコギリみたいな見た目。
  • 剣モードに変形させるとチェーンは何故か回転するが、残念ながら刃は稼働しなかった…が、
    Riseでは剣刃の内側がカミソリのように上下に稼働するようになった。
    鍔もなく、ハンターの眼前や手元で剥き出しのチェーンが思いっきり高速回転している為、
    少々見ていて危なっかしい構造である…。
  • 電動ノコギリという事で名前は「Volt(電圧)」+「Shred(細断・寸断)」の造語であろうか。
  • 名前に「ボル」と付くが決してボルボロスの武器ではない。
    ボルボロスのスラッシュアックスはこっち

性能

MHX

  • アイアンアックスLV3からの派生で生産可能で、最終強化でパワーボルシュレッドになる。その性能は
    • 属性武器としては高い攻撃力210
    • それなり程度の雷属性22
    • 素で短いだが、匠+2で出るのは白10と今一つの斬れ味
    • 安心と信頼の強撃ビン
    • あって損はない防御ボーナス+24
    • 残念ながらスロット無し
    と、鉱石武器とは思えないほどの高水準の仕上がりになった。
  • しかし、匠+2で白ゲージが10しか出ないので、匠だけでは斬れ味の維持が困難であるのが悩み所。
    匠+2に加えて何らかの斬れ味維持スキルが発動する都合のいい防具は………ある。燼滅刃一式である。
    匠+2と剛刃研磨でこの武器のネックである斬れ味を一気に解決でき、
    さらに砥石使用高速化と、おまけに精霊の加護もあるので至れり尽くせり。
    • とはいえ、燼滅刃は今作でも指折りの製作難度が高い防具なので、
      精霊の加護と研磨術の両立は諦めざるを得ないが、
      通常種の上位防具であるディノSを軸にした混成防具を組むのもあり。
  • 最終強化には獰猛素材が必要になるが、
    レア素材は一切不要なのでこの武器自体の製作難度はそこまで高くはない。

MHXX

  • 本作ではG級素材でパワーボルシュレッドの一発生産が可能になり、究極強化で電刃ボルシュレッドになる。
    その性能は
    • 上位と傾向は変わらず、属性武器としては高い攻撃力330
    • それなり程度の雷属性26
    • 素で長いと今一つだが、匠+2で白40が出る斬れ味
    • 強撃ビンは据え置き
    • あまり伸びなかった防御ボーナス+28
    • スロット無しは据え置き
    と、前作同様物理重視型として順当な性能になった。
  • だが、残念な事に今作では真・王牙剣斧【断天】に性能が食われ気味である。
    あちらの性能は攻撃力320に雷属性32、斬れ味+2で紫40、スロット1と
    MHP3の頃を彷彿とさせる隙らしい隙のない性能で、
    ボルシュレッドが勝っているのは攻撃力10と防御ボーナス+28のみ。
    • 一応本作では紫ゲージの補正値が低下しているものの、
      攻撃力10差だけでは素・匠運用の両方で【断天】に期待値で勝てないという無情な現実が立ちはだかる。
      さらにあちらが匠で出る紫ゲージと、こちらが匠で出る白ゲージは同じ40なので、
      匠+1運用といった抜け道も存在しないのである…。
  • しかし、この武器に全く強みが無い訳ではなく、G★2段階で一発生産・限界突破が可能で、
    さらに他の雷属性強撃ビンスラアクより一足早く*1G★4で究極強化可能なので、
    匠+2がほぼ必須という点を差し引いてもG級攻略用雷属性強撃ビンスラアクとしては十分な性能*2
    雷属性は本作のラスボスにも有効なのも追い風。
    • そのためHR解放までは一戦級の武器として存分に働いてもらい、真・王牙剣斧【断天】や
      鬼神大角斧【震為雷】が完成したら今までの活躍に感謝しつつ、彼らに後を託すことになるだろう。

MHRise

ボルシュレッド

  • MHRiseにて再登場。
    派生ツリーの名称は雷属性派生であり、MHWのサンダーアックスの後継とも言える。
    鉄製試作剣斧から各種鉱石と電気袋等のモンスター素材を使用することで派生できる。
  • 最終強化することで銘はMHXと同様パワーボルシュレッドとなる。性能は
    • 攻撃力170
    • 雷属性21
    • 素で短いとそれなりの
    • Lv1スロットが1つ
    • 強撃ビン
    • 防御力ボーナス+10
    • 百竜スキルは「攻撃力強化II」「属性強化【雷】III」「操竜の達人」
  • 最終強化した武器の中では性能はどうしても劣ってしまうものの、
    強化に必要なものはフルフルの上位素材とユニオン鉱石のみのため、上位★5の時点で作成が可能。
    攻略段階では頼もしい雷属性剣斧として活躍してくれる。
    最終的には強化を巻き戻して、後述の龍属性派生に移行するのも有効かもしれない。

アッシュドラッヘ

  • 工場を経営する元ハンターが自身の経験から考案したという、龍の力を宿した機械式の剣斧。
    見た目は龍属性の影響か、ボルシュレッドが赤黒く変色したものとなっている。
  • アッシュは「ash(灰)」+「drache(ドイツ語で龍)」…というより、
    似た語感のこの武器の存在から、「hache(フランス語で斧)」+「drache」と読む方が自然だろうか。
    或いはモンハンの「亜種」とかけたダジャレかもしれない
  • ボルシュレッドにマガイマガドの素材と、上位骨・鉱石素材を投入することで派生可能。
    最終強化はフォールドラッヘとなる。フォールは「fall(落下などの意味)」だと思われる。
  • 性能はというと、
    • 攻撃力200
    • 会心率5%
    • 龍属性22
    • 素で青60、匠Lv3からが出る
    • Lv3スロットが1つ
    • 強撃ビン
    • 防御力ボーナス+5
    • 百竜スキルは「会心率強化III」「防御力強化II」「属性強化【龍】II」
    高い物理性能にLv3スロットと、物理重視型の武器として全方位に隙のない仕上がり。
    属性値は高くはないものの、ダメージソースとして十分機能する数値。百竜強化で上げることも可能。
    レア素材も途中の強化で必要になる火竜の延髄程度のため、作成難易度も低め。
    簡単に作成でき、その後も長く使える非常に優秀な強撃剣斧と言える。
    ついでに今作の剣斧使いの呪い装備と呼ばれるオロミドSシリーズとも見た目の相性が良い。
  • 注意点として、百竜スキルの選択肢に攻撃力強化が存在しないことが挙げられる。
    しかし、ボルシュレッドに派生する元となる鋼鉄製改良剣斧が攻撃力強化IIを持っている。
    超会心を用いないのであれば会心率8%よりも攻撃力+6の方が期待値は高い。
    一気に強化せずにこの段階で百竜スキルをつければ、この武器も攻撃力強化の恩恵に与れる。
    • ただし、超会心を用いると、超会心Lv2あたりから会心率強化IIIの方が期待値が高くなる。
      どちらにせよ誤差の範囲と割り切って好みで選んでしまっても構わない。
  • 競合相手としてはイブシマキヒコの素材から造られるあかしまの神剣斧IIが挙げられるか。
    神剣斧は同じ攻撃力で属性値は11と非常に低くスロットもないものの、
    斬れ味のケアが必要ないレベルの非常に長い青ゲージを持っており、性能面では一長一短といった所。
    ただし神剣斧は強化にレア素材の風神の龍玉が必要。
    発売時点ではイブシマキヒコは1周に時間がかかる百竜夜行でしか戦うことが出来ず、素材集めには手間がかかった。
  • Ver.3.0にてあかしまの神剣斧が神淵ノ風成リに最終強化され、明確に攻撃力で上回られたこの武器の立場は悪化した。
    匠で出る白はあちらよりは長いが、それでも匠3が必要となり、素の火力や継戦能力では譲る。
    しかしLv3スロットの優位性は保たれており、火力にしても空棲系特効抜きなら僅差と言えるレベル。
    現状では龍属性弱点の相手にほぼ空棲系特効が通る環境的な逆風もあり、採用機会は最終的にほぼなくなるが、
    最終強化に淵源の嵐玉を追加で要求されるあちらの作成難度を思えば十分に大健闘であるといえるだろう。
  • Lv3スロットを持つ優位を最大限に活かせるのは赫耀防具一式
    こちらにはLV3スロットが二つとLV2スロットが三つ具えているため、この武器のスロットとあわせることで
    ちょうど匠LV3+剛刃研磨LV3が発動するのだ。
  • チャレンジクエスト03でスラッシュアックスを選択すると、ロワーガSorファルメルS一式で本武器を担ぐことになる。
    ティガレックスに龍属性はそれなりに有効であるため、相性は良い方である。
    ただ、入れ替え技が圧縮解放フィニッシュに変わっているのが曲者。
    高速変形が付いていないため、カウンターの要領で
    ティガレックスに圧縮解放フィニッシュを当てる立ち回りが求められる。

MHR:S

  • サンブレイクへのアップデートに伴い、どちらもMRの強化先が追加された。

ボルシュレッド系統

  • ラスボスまでは強化しても素では青ゲージどまり。
    百竜スロットLv3が目を惹く程度で突出したところもなかったのだが…
  • 最終強化して電刃ボルシュレッド改となると一転、
    • 圧巻の攻撃力350
    • もちろん強撃ビン
    • 及第点の雷34
    • 素で白30、匠でも紫は出ない
    • 通常スロットLv3、百竜スロットLv3
    となり、斬れ味こそ最低限なもののそれを補って余りあるほど高い攻撃力を手にした。
    具体的には紫ゲージの攻撃力330と同等以上と考えて良い。
  • 更に、発売当初は雷属性強撃ビン剣斧の中で唯一「ビン変形強化」が付けられる百竜スロットLv3持ちであるという点が、
    上の強力なライバルたちを差し置いてこの武器を雷強撃ビン最強剣斧に押し上げていた
    Ver.11では傀異錬成の実装によってこの図式は崩れたものの、
    ある程度Lvを上げないと百竜スロットLv3にすることができない以上、繋ぎとしては十分すぎる性能である。
    これほどの逸品でありながら、ほぼ鉱石素材とMR10以上の傀異化素材のみで作成可能なのも嬉しい。
  • 錬成強化が進むと属性値も高めていくことができるようになるが、
    こちらは白ゲージしかないという点で、属性補正の分紫ゲージの雷剣斧、
    特に強撃ビンでは真・王牙剣斧【断天】に明確に差が付けられるようになっていく。*3
    物理特化で頑張るという選択肢もなくはないが、
    Ver.14の錬成スロット拡張ボーナスではどうあがいても属性値が強化されるので、
    蓄積時攻撃強化持ちの減気ビンや状態異常武器の強撃剣斧ほどの物理性能は手に入らない。
    決定的に劣る訳でもないが、Ver.14時点での環境においてはつなぎポジションに甘んじてはいる。
  • その繋ぎという点で考えるとライバルはフルマーク改になるだろう。
    そちらも素で百竜スロットLv3を持ち、MR20相当の素材で強化でき言うほどのレア素材も使わないからである。
    しかもフルマーク改は錬成強化の恩恵が極めて強く現れるため、Ver.14現在最強格の雷剣斧として活用されている。
    と言っても強属性ビンと強撃ビンで需要自体が違うので、両方作って相手に応じて使い分けるのもよい。

アッシュドラッヘ系統

  • 一方、龍属性派生の最終強化リバイヴドラッヘ改はというと、
    • ボルシュレッドより少し落ちる攻撃力340
    • 攻撃力が落ちた代わりに会心率が10%ある
    • 強撃ビン
    • 少しマシな龍38
    • ボルシュレッドと同じく白30、匠で紫は出ない
    • 通常スロットLv3-Lv1、百竜スロットLv2
    と、ほぼボルシュレッドに似通った性能なのだが、百竜スロットLv2ですべて台無しである。
  • 百竜スロットLv2の龍属性強撃ビン剣斧はウィルofソウル神成・風雲黒業があり、
    どちらも素で紫と330を超える期待値を持つため、属性値で勝っていても少々厳しいと言わざるを得ない。
    百竜スロットLv3さえあればこれらとも対等に渡り合えたのだが…それ以外の性能は悪くないだけに少々残念である。
    そもそも今作の龍属性強撃ビン剣斧は纏めて百竜スロットLv3の強属性ビンに食われているとか言わない。
    一応、Ver.11で追加された傀異錬成のおかげで唯一の欠点だった百竜スロットをLv3にでき、
    上記の龍属性強撃ビン剣斧達とも対等に渡り合えるようになった。
    がそれでも素で百竜スロットLv3の強属性ビンがあまりにも強すぎる。

関連項目

武器/アイアンアックス - 派生元
武器/アルトエレガン - 剣モードでチェーンソーが出てくるスラッシュアックス
武器/ツインボルト - XXで双電刃の銘が付いた双剣


*1 一応真・王牙剣斧【断天】もHR解放前に究極強化可能だが、あちらは村最終クエストの為村クエ★7~★10の制覇が前提条件かつ、内容も獰猛ジンオウガと激昂したラージャンの同時狩猟に加え、その後にシャガルマガラとの連戦が控えているのであまり現実的ではない
*2 一応、G★3段階では【裂雷】LV5の方がパワーボルシュレッドLV6より優れている
*3 属性値は1だけこちらが高くできるのだが、紫ゲージの1.1倍近い補正を加味すると明確に劣る