MHP3で初登場した、ジンオウガの素材から造られたスラッシュアックス。
読みは「おうがけんぶ【さくいかづち】」。
ここでは二つ名持ちモンスターである金雷公ジンオウガの武器も扱う。
目次
概要
- 雷狼竜の素材をブロック状に切り出し、継ぎ合わせた外観をしている。
斧でも剣でも実際にぶった斬る部分は黄色い蓄電殻が用いられており、柄の部分は青色の甲殻で造られている。
また、暗い所に行くとわかるが柄の部分がほのかに光っている。
その他に特殊なギミックがあり、剣モードに切り替えると
斧の刃の部分についた白い毛が逆立つ。まさしくジンオウガの超帯電状態のようである。
- 通称、さくいかづち→さくいか→サキイカ。
一応、片手剣の王牙剣【折雷】もサキイカになるのだが、あまりそう呼ばれる事はない。
ちなみに、その見た目から「タケノコ」と呼ばれることもしばしば。
性能
MHP3
- ジンオウガと共に初登場。
一度王剣斧ライデンを造り、そこから強化することで完成する一振りである。
その性能は、 非常に高性能で、むしろ粗を探すことの方が難しい武器である。
その攻撃力は、強撃ビンを持つ武器では凶剣斧【白雨】に次ぎ、
あろうことか無属性最強のダイダロスと並ぶ二位タイ。
- この驚異的な数値を見れば一目瞭然だが、
MHP3における全てのスラッシュアックスの中でも屈指の性能を誇る。
属性値やスロット数ももちろんだが、
主な理由はもともとの攻撃力の高さに加えて斬れ味レベル+1発動時の白ゲージが40もあることと、
付属のビンが強撃ビンであることが挙げられる。
これにより安定して高火力を叩き出せるという面ではトップクラスであり、
物理だけで考えても無属性スラッシュアックスを上回るスペックとなっていた。
そのため雷属性弱点の敵はもちろん、大連続狩猟などの物理火力が重視されるような状況ですら、
無属性武器を差し置いて【裂雷】が最適解になり得る状況であった。
- 勿論ジンオウ武器の例に則り素材に雷狼竜の碧玉を使うため完成の困難な武器だが、
その苦労に見合った性能を約束される。
- 他の雷属性のスラッシュアックスにはボルトペッカーがいる。
雷属性値は32で裂雷よりも高く、さらにこれを生かすためか強属性ビン搭載である。
おまけにスロットの数がこちらは2個。
…しかし、肝心の物理攻撃力および斬れ味は王牙剣斧【裂雷】の圧勝。
雷属性値が高いと言ってもそこまでネジが吹っ飛んだように高いわけでもないので
あまり通用しない。そもそも強属性ビンだということで基本は見向きもされない*1。
- 無属性武器として見た場合、先述した嵐龍の剣斧である凶剣斧【白雨】は無視できない。
匠を付与しても青ゲージが伸びるだけだが、元の数値が非常に高いため、
匠を用いず業物で斬れ味を維持できる【白雨】の火力は、匠無しの【裂雷】を大きく上回る。
スキル構成やモンスターによって使い分けたいところ。- そのほか、火属性弱点であれば強撃ビン待ちにフレテンことフレイムテンペストがあるため、
そちらを用いる方がダメージを稼げることが多い。
龍属性弱点であれば強属性ビンながらブラックハーベストが対抗馬に上がる。
氷属性弱点の敵は弱点の肉質が脆い相手が多く【裂雷】が最適解になり得るが、
徹底的に属性弱点を突くならゴアフロストアンバーも無くはない。
無属性として見ても強いが、それは強撃ビンあってこその火力であるため、
剣モードを維持する立ち回りを徹底しよう。- 余談だが、上で触れた【裂雷】、【白雨】、フレイムテンペスト、ブラックハーベストは、
MHP3におけるスラッシュアックス4強と認識されている。
【裂雷】の圧倒的な性能はご覧頂いた通りだが、【裂雷】一強ということは決してなく、
それぞれがお互いの欠点をカバーし合い、絶妙なバランスになっている。
一方で彼らと比較されてしまい、ワロス四天王などと言われてしまった剣斧も存在してはいるのだが
- 余談だが、上で触れた【裂雷】、【白雨】、フレイムテンペスト、ブラックハーベストは、
- そのほか、火属性弱点であれば強撃ビン待ちにフレテンことフレイムテンペストがあるため、
- 以上のようにまさに強い武器の条件をそのまま取り入れたかのようなこの性能、
他のスラッシュアックスにも圧倒するその力はかなり強力なものだった。
しかし、続編にてどのような仕打ちが待ち構えているのか、このとき知る由もない…。
MH3G
- 今作でも登場。高めの攻撃力に強撃ビンという特徴は引き継がれている。
しかし、前作では斬れ味の良さに定評があったこの武器がここにきて一転して斬れ味が悪くなっている。
裂雷の時点ではなんと青色たったの10しかない。手数攻撃型武器だというのに…。
一応緑色ゲージがそこそこ長めに設定されているので、
素直に諦めて緑色ゲージの武器だとして扱うといいだろう。- ちなみに、ここでは雷狼竜の尖角は使わないが、かわりに白海竜の尖角を使うという
謎のシステムである。確かに雷属性を使うモンスターの素材だがいいのか雷狼竜よ。
- ちなみに、ここでは雷狼竜の尖角は使わないが、かわりに白海竜の尖角を使うという
- そしてG級通常種武器である真・王牙剣斧…ではなく、亜種素材を用いた
獄剣斧リュウガへと変化を遂げる。
3Gに登場するジンオウ武器でG級通常種武器がない武器カテゴリはこれと狩猟笛だけである。
MH4(G)
- 今作にも続投。やはり王剣斧ライデンを経ることで強化できる。
強化できるようになった時点ではトップクラスの攻撃力を、さらに強撃ビンが押し上げてくれるのだが、
匠を付けてようやく短い青が出ると、今回も斬れ味にやや難がある。
- その後は、MH3G同様亜種素材を用いた獄剣斧リュウガに派生する…だけでなく、
なんとラギア素材を用いた雷剣斧ヴォルトへと派生する。詳しくはリンク先へ。- ちなみに、全く別の武器になってしまってもやっぱり碧玉は要求される。
おまけに海竜の蒼玉まで使う…が、実質必要な鎧竜の延髄は比較的出やすいためそこまで苦労はしないだろう。
むしろ高電殻=黒鎧竜の頭殻を5個も使うほうが厳しいか。
- ちなみに、全く別の武器になってしまってもやっぱり碧玉は要求される。
- また、発掘武器に「王剣斧」が存在するため、良質なものが出れば恨みを晴らすように大活躍させてやろう。
しかし入手にはキリン亜種、クシャルダオラ、テオ・テスカトルの3頭の古龍のうち
どれか1頭を制さなければならない。
- MH4Gでも通常種武器のG級は登場しなかったため、
派生先の雷剣斧ヴォルトと獄剣斧リュウガを強化していく事になる。
他のジンオウ武器には真・王牙○○を越えガオウの銘を与えられた物も増えたが、
今回もG級が現れなかった王牙剣斧の明日はどっちだ。
MHX
- ジンオウガが続投している為、引き続き登場。
- 前作までラギア武器の踏み台だった為、今作はどうなるかというと、
今回はしっかり最終強化は王牙剣斧【裂雷】である。
なお、ボーンアックスからの派生となる(ラギア武器であるボルトアックスはベルダーアックス派生)。
その最終強化の性能は- 十分高めの攻撃力200
- 属性武器としては及第点の雷属性25
- 攻撃力寄り武器としては嬉しい強撃ビン
- 斬れ味は素ではまずまずの青。斬れ味+2で白40が出る
- スロットは1つ
また、強撃ビン使いには喜ぶ剣鬼形態があるので思う存分振るっていこう。
- 強力な逸品だが、今作では雷属性強撃ビン剣斧としてライバルがいないわけではない。
攻撃力150でかなり劣るが、属性値48と長い青ゲージで継線能力を持つキリン剣斧の断雷斧キリン、
やや低めの攻撃力180を会心率30%とスロット2でフォローする激昂ラージャン剣斧の鬼神角斧【雷火豊】、
斬れ味・属性値・スロット数でやや劣る代わりに
210の攻撃力と防御強化で差別化を利かせるパワーボルシュレッドがある。
ちなみにパワーボルシュレッドは何と鉱石武器である。とんでもないライバルが現れたものである。
往年の強さは取り戻したと言えるものの、ライバルの存在は肝に銘じておこう。
MHXX
- ジンオウ武器の中で唯一G級が存在しなかった王牙剣斧だが、今作では念願のG級強化先を獲得した。
王牙剣斧【裂雷】から、2段階の限界突破を経て、真・王牙剣斧【断天】に究極強化される。
その性能は、- 属性武器としては高い攻撃力320
- それを高める強撃ビン
- 順当に強化された雷属性32
- 素では白30だが斬れ味+2で紫40を得る
- スロットは1つのまま
しっかり天玉は要求されるが、これほどの性能であればむしろレア素材が1つで済んで僥倖である。
ただ、ジンオウガの剛角は使用しないが、ラージャンの剛角を2本要求されるのでそれだけは頑張ってへし折ろう。
- ライバルは前作から引き続き鬼神角斧の究極強化鬼神大角斧【震為雷】と、
復活した祖龍の剣斧ミラアンセスヴェンデ。
前者は攻撃力300を会心率30%で補い、スロット2を持つが、属性値は雷23と控えめで、
素では青で斬れ味+2でも紫20白10と、
白ゲージまで含めてもこちらの紫の方が長く、斬れ味では圧勝している。
後者は攻撃力300でスロットもないが、斬れ味はこちらとほぼ同じで、圧巻の雷属性52を持つ。
物理火力ではこちらが優っているので、属性の通り具合によって使い分ければいいだろう。
- 実はHR解放前に獰猛ジンオウガと闘えるクエストがあるため
ライバルたちより早く、HR解放前に究極強化する事ができる。
ラスボスは雷属性が弱点であるため、作れるならば解放前にぜひとも作っておきたい一振りである。
なお、該当クエストは獰猛ジンオウガと激昂したラージャンの同時狩猟→両者を倒すとシャガルマガラが登場と
歴代村最終クエストの例に漏れず難易度が非常に高く、
どう考えてもHR解放後に単体クエストを受けた方が楽なのは禁句。
MHW:I
迅雷の剣斧
- MHW:Iにジンオウガが復活したのだが、王牙剣斧は復活できなかった。
その代わりに、MHWから登場していた雷属性剣斧のライトニングアクセルに
ジンオウガ素材で加工を施し迅雷の剣斧となる。
- 性能としてはそこそこの攻撃力となかなかの雷属性を持つが、
強撃ビンだったライトニングアクセルから一転、強属性ビンになってしまう。
そのため属性特化武器として運用することになるが、
その場合雷公宝斧キリンが強力なライバルとなる。- 彼方と比較すると、攻撃力とスロット、パーツ強化対応、匠で紫が少しだが出現する点で勝り、
属性値と素の白ゲージの長さで劣るといった具合になる。 - こうして見ると勝っている部分も多いように見えるが、肝心の属性値は120と大きく離され、
パーツ強化を全て属性に振っても埋められない。
素の斬れ味は迅雷の剣斧が白40に対し雷公宝斧キリンは白70と差が大きい。
欲しいスキルの多い強属性ビンスラアクでは素の斬れ味は無視できない要素である。 - 一方でスロットはLv2とLv1が一つずつと、スロットが一切無いキリンと比べて融通が利く。
スロットを利用し、各種耐性や耐震、風圧等をもう一段階上げたい…
こんな場面では此方の出番となるので、上手く使い分けていきたい。 - 彼方と比較すると、攻撃力とスロット、パーツ強化対応、匠で紫が少しだが出現する点で勝り、
MHRise
- カムラの里では無事に固有グラフィックが復活。ドロスアックスIIから王剣斧ライデンに派生する。
【裂雷】にはマガイマガドの素材が必要になる為最終強化は遅め。
気になる性能は- 攻撃力200
- 雷属性32
- 会心率0%
- 斬れ味青40、匠Lv2から白が出現
- Lv1スロットが2つ
- 強撃ビン
- 百竜スキルは「攻撃力強化II」「属性強化【雷】II」「水棲系特効」
- 特筆すべき点はMHX時代より高い属性値。
属性値32は強属性ビンのフルシャルマキスと並び、かんなりの神剣斧の35に次ぐ雷属性剣斧2位の数値である。
かんなりの神剣斧も強属性ビン搭載だと考えると、強撃ビン剣斧としては破格と言える。
- 百竜スキルの水棲系特効は、海竜種や魚竜種、両生種に対して物理ダメージ1.1倍という効果。
汎用性に欠ける分有効な相手にはとことん強力であり、
素材元のライバルであり、雷を弱点とする海竜種タマミツネを相手取る際には特にうってつけの百竜スキルである。- Ver.1.0では、この剣斧を最終強化できる時期にわざわざタマミツネと戦う理由はあまりなかったが、
Ver.2.0では強敵ヌシ・タマミツネの単体討伐クエストが解禁されたため、
ヌシに挑む際にこの武器を担ぐのもよいだろう。
- Ver.1.0では、この剣斧を最終強化できる時期にわざわざタマミツネと戦う理由はあまりなかったが、
- 属性値で勝負すると上記のかんなりが手強いが、
あちらは空棲系特効、こちらは水棲系特効と有効な相手が違う。
物理性能ではカタカナの方のカンナリがライバルとなるが、
こちらの相手も強属性ビンなので立ち回りが変わってくる。
状況や好みに応じて選んでいきたい。
MHR:S
- サンブレイクへのアップデートでこの武器もMRに進出。
MRのジンオウガ素材と終盤の傀異化素材を投入し、真・王牙剣斧【断天】に至る。- 標準的な攻撃力330
- 頼れる雷属性45
- 素で紫20、匠で伸びる
- 強撃ビン
- Lv1スロット2つは変わらず
- 百竜装飾品スロットLv2
- 順当に強化され、全体的に高水準で癖がない性能。
今作では強撃ビンの取り回しも改善されているが、
発売当初の時点では百竜スロットLv2が足を引っ張ってしまっていた。
変撃竜珠【3】を搭載できないので、二連変形斬りの最も火力の出る2段目に強撃ビン補正を乗せられないからである。
このため、雷強撃ビンで当時唯一変撃竜珠【3】を装備できた電刃ボルシュレッド改に遅れを取ってしまっていた。
- Ver.11で傀異錬成により、百竜スロットを拡張して変撃竜珠【3】を詰められるようになった事で状況は大きく改善。
錬成スロットを4つ使う分電刃ボルシュレッド改より攻撃力の伸びは悪くはなるが、
紫ゲージで補える上にスロットと上昇値の関係上Ver.12以降は
攻撃力強化よりも属性値強化に枠を回した方が雷弱点相手に有効となりやすく、
その点素の雷属性値が45&紫ゲージもあるこちらの方が性能の伸びが良くなる傾向にあった。
肉質の硬いショウグンギザミ辺りは属性値特化の強属性ビン武器を投入した方がいいが、
ティガレックスなど柔らかい雷弱点相手にはこちらの方が有効打を与えやすく、
絶妙な棲み分けが可能で人気の高い剣斧となっていた。
- Ver.14では属性値の大幅テコ入れの恩恵をこの武器も強く受けられる一方で雷強属性ビンの性能が更に上がり、
ティガレックスやタマミツネと言った肉質の柔らかく雷がそこそこ効く相手については、
攻撃力ボーナスが強く得られる減気ビンや毒強撃ビンを投入した方がダメージを稼ぎやすくなっており、
Ver.13以前と比べるとこの武器の立場は少々厳しくはなっている。
ただ、専用のスキル構成が必要な上記武器群に比べればこちらの方が圧倒的にスキル自由度が高く、
ダメージレースでも決定的に劣るという程ではないので十分戦っていくことができる。
- ちなみに雷強撃ビンでは他にハイ=ライエムロードと鬼神角斧【雷火豊】がある。
どちらも物理性能を重視しているので属性寄りのこちらとは棲み分けされており、
属性に振った方がダメージを稼ぎやすい本作のスラアク環境においては今の所こちらが優勢ともいえる。
MHF(スラッシュアックスF)
- MHF-G10にて遷悠武器のスラッシュアックスFとして導入。
王剣斧ライデンとして生産し、王牙剣斧【裂雷】へと強化する。
遷悠武器のジンオウガ武器としては唯一「真」の名が無い。 - その性能は
- 強属性ビン武器ではトップクラスの攻撃力2683
- 現在トップである雷属性1060
- デフォルトは紫止まりだが、斬れ味レベル+1で出る部分は全て空ゲージ
- 高い雷属性を更に引き伸ばす強属性ビン
だがスラッシュアックスFではどのビンも活躍の場があるような調整になっており、
何よりこの武器は雷属性が1060もある上、シジルで更に拡張できる。
スラッシュアックスFの強属性ビンの補正は1.3倍、
空色ゲージ属性ダメージ補正は1.8倍もある。
全て乗算すると、シジルの属性強化なしで2500近くの属性が引き出せる計算になる。
雷属性の良く効くモンスターに用いればかなりの活躍が見込めるだろう。
- 2016年4月時点では雷属性のスラッシュアックスFは実質この武器しかないためライバルは居なかったが、
2016年5月25日にスラッシュアックスFが20種類上追加され、
雑誌などで予告されていた通り雷属性武器としてベルキュロスの「至極舞雷斧【姑獲鳥】」と、
クアルセプスの「眩晶剣斧センテリュオ」も実装された。
前者は物理強めかつ強撃ビン、後者は属性値が高めなのは一緒だがスタンビンなので、
住み分けができていると言える。
MHXR
- 王剣斧ライデンは15秒間自身の与えるダメージが3倍になり、
更にアクションスピードアップ効果が付く武技「疾風【隼】」を持つ。
スピードアップによって手数が増えるため、実質的には3倍よりも上のダメージが出せる。
王牙剣斧【裂雷】に進化するとスキル「水耐性+100」が付き、
水属性モンスターからの被ダメージを軽減することができる。
- 鋼膜個体製の王剣斧ライデン・鋼は15秒間与えるダメージが4倍になり、
更にアクションスピードアップ効果が付く武技「疾風【怒涛】」を持つ。
通常のライデンを順当に成長させたとも言える性能であり、
あちら同様に高いダメージを出すことができる。
スキルは回避アクションを高速化する(無敵時間は据え置き)「高速回避【小】」。
オウロウガ・ブレイド
- 特殊種であるジンオウガ不死種の素材で作られる剣斧。
剣斧としては珍しく、銘にブレイドと冠している。
(ちなみにブレイドと付くことの多い大剣にはオウロウガ・ザンバーという銘が与えられている)
見た目は【裂雷】の色違いだが不死種特有の白い甲殻と青緑の蓄電殻が使われており、
緑色の電流エフェクトも付いているため神秘的でタケノコ感はなくなった。
- 武技は20秒間全員の与えるダメージが1.5倍になり、
更に発動時に体力を50、武技Pを5回復させる「命狼【絶】」。
不死種太刀などの「○○の威力が○倍」系の武技とパーティを組むと強力である。
金狼剣斧ライデン
MHX
- 今作には二つ名持ちモンスター、金雷公ジンオウガのスラッシュアックス、金狼剣斧ライデンも登場。
9回の強化を経て、最終強化は金狼牙剣斧【裂雷】となる。
剣刃の上部が蓄電殻から爪のようなものに変わってタケノコっぽくなくなった。
- その最終強化の性能は
- 通常種武器にやや劣る攻撃力190
- それを埋める会心率10%
- 大きく伸びた雷属性32
- 強属性ビン込みで40に
- 素で青50、斬れ味+2で白50
- 二つ名武器なのでスロットは0
- 通常種武器と比べ斬れ味に優れており良好な性能になっている…のだが、
通常種の強撃ビンを失い、強属性ビンとなってしまっているのである。
これによって、剣モード時は会心率込みでも通常種武器に武器倍率にして38もの差を付けられてしまっている。
ビン込みでの属性値の差15程度では、到底覆る値ではない。
更に本作の屈指の強さを誇る金雷公ジンオウガと連戦しなくてはならない上、
碧玉2個を使うので作製難度はかなり高い。
どちらかと言えば趣味で運用する武器といえるだろう。
MHXX
- 二つ名武器である金狼牙剣斧もG級強化が可能に。
金狼牙剣斧【裂雷】から更に5段階の強化を経て極・金狼牙剣斧【曄】に究極強化できる。
その性能は- 標準的な攻撃力300
- 会心率10%でそれを後押し
- 属性値は雷属性40まで伸びる
- 強属性ビン込みで50に
- 素で白50、斬れ味+2で紫30に
- 二つ名武器・スロット0
雷属性強属性ビンでの属性値は第1位の豪雷震剣斧ヴォルトと僅か1の差をつくほど伸びている。
…のだが、残念ながら前作以上に厳しい立場だと言わざるを得ない。
何故ならこちらのビン込みでも強撃ビン搭載のミラアンセスヴェンデが攻撃力300、スロット0と同等だが、
属性値52に劣りほぼ下位互換となる。
金狼牙剣斧が残されているのは狩技ゲージボーナスのみとなってしまった。
これで強撃ビンであれば、二つ名武器としての特性を差別化ができたのだが…
最終的には天玉2個が要求され二つ名武器故に作製難易度がかなり高く、
余程拘りがない限りお呼びがかかることはほぼないだろう。
余談
- ジンオウ武器の記事で触れられている通り、裂雷とは日本書紀に出てくる八色雷公の一人。
第五段の一書(九)にて、古事記と同様に伊弉冉尊(イザナミ)との話し合いの場面に出てくる。
やはり黄泉の国の住人となっていた伊弉冉尊の体の上に居たとされ、
その様子に驚いた伊弉諾尊(イザナギ)を追う。追跡の途中に何柱か神を産みながら伊弉諾尊は逃げ続け、
最終的には追いついた八色雷公に桃を投げつけて何とか逃れた。
MH3Gの裂雷は桃を直にぶつけられた裂雷なのだろうか。- ちなみに伊弉冉尊の体の上に居た時の裂雷の配置だが、なんと陰部である。
膨れ上がっていたとはいえ女神のそこに居るとはいかがなものか。
裂雷「見せられないよ!」
- ちなみに伊弉冉尊の体の上に居た時の裂雷の配置だが、なんと陰部である。
- 伊弉冉尊の陰部にいた八色雷公のサクイカヅチであるが、書物により表記が異なり
日本書紀では「裂雷」と、古事記では「拆雷」と書かれる。
すなわちスラッシュアックスと片手剣は同じ神がご由緒ということになる。
八色雷公それぞれが雷の諸要素を表すとする説もあり、
裂雷神は雷が落ちて木が真っ二つに裂けた様子を神格化したものと言われている。 - 余談中の余談だが、MHFにはこの武器の実装以前から、
同じ「【裂雷】」の名を冠する武器が2つ存在していた。
これらも持っていれば、3つの「【裂雷】」の夢(?)の共演も実現出来るだろう。
関連項目
モンスター/ジンオウガ
モンスター/ジンオウガ/派生作品
モンスター/金雷公ジンオウガ
武器/ジンオウ武器
武器/狼牙剣斧【暴獄】 - 亜種武器
武器/赤龍ノ貫ク角 - MHW:Iで登場した、タケノコの異名を持つランス