MHFにて初登場した狩猟笛。
目次
概要
- MHFシーズン2.0にて初登場したオリジナルモンスター、棘竜エスピナスの狩猟笛。
見た目はエスピナスの棘を随所にあしらったパンクなエレキベース。
全体的な形状は岩竜武器のガンズ=ロックを元にしていると思われる。
音色もトゲのあるギターロック調であり、時に静かに、時に激しく奏でられる。
- ここでは通常武器のほか、MHFに登場する希少種武器やG級武器、辿異武器についても扱う。
性能
MHF
- ローゼンギタレ→ローゼンムート→ローゼンゼーレと強化される。
ローゼンムートまでは毒属性だが、ローゼンゼーレへ強化すると火と毒の双属性となる。
- 最終強化のローゼンゼーレの性能は、
- HR5(旧HR100)としては平均的な攻撃力1092
- 火属性220&毒属性380の双属性
- 素で青ゲージだが、匠で白ゲージ
- 音色は紫、青、黄
しかしながらPTプレイ前提のMHFでは、狩猟笛⇒攻撃力強化というほど赤旋律の需要が高く、
旋律に赤を持たないローゼンゼーレの需要はそこまで高いものではなかった。
カクトスギタレ
- ローゼンギタレからの派生で入手可能な亜種武器。
詳細は個別記事を参照してもらいたいが、
HR帯エスピナス笛の中では唯一の赤旋律持ちであるため、
通常種および希少種武器より人気が高かった。
ペルレギタレ
- ローゼンギタレからの派生で、カクトスギタレとの選択で入手可能な希少種武器。
最終強化段階であるペルレゼーレの性能は以下の通り。- 攻撃力1144
- 火属性520、毒属性70
- 斬れ味は素でそこそこの青、
斬れ味レベル+1で青を微延長+白(カクトスゼーレと同じ) - 音色は紫、緑、青
- 同ランク帯の火属性狩猟笛の中でもトップクラスの火属性値を有しており、
SP武器VIIとの比較でも100高い。
そのため攻撃性能自体は決して悪くない……のだが、
やはり足を引っ張るのが赤旋律無しという点。
実装時点で既にカクトスギタレ系統が存在していたこともあり鑑みられることすらなく、
一瞬で埋もれてしまった……と言うより最初から埋もれていた悲運の武器である。
ローゼンルグレ
- G級武器として転生したローゼンギタレ。
Lv50時の性能は、- 高い攻撃力2350
- 毒属性610
- 非常に長い白ゲージ、匠で紫ゲージ
- 音色は紫、青、赤
- 辿異種がメインコンテンツとなった終盤では、G級は辿異種攻略の足がかりとしての位置付けとなった。
しかしながら、素材消費の多さからLv制G級武器がオススメされず、
後発のG級モンスター武器が実装されると次第に埋もれていってしまった。
- ちなみに、同じくG2で登場したギアオルグの太刀を「ルグレ・テュレイラ」といい、
武器名の「ルグレ」が被る(ルグレ:regret、フランス語で「後悔」の意)。
武器全体で見ればこのような名称被りは特段珍しくもないが、
全くの同時期に登場した別種のモンスターの武器同士となると極めて稀なケースである。
募集文などで「ルグレ」と略して表記されると混同してしまう可能性もあるが、
幸い(?)どちらも募集で指定されるほど強力な性能でもなく、
そういった問題が起こったという話は現状では特に聞かれない。
棘奏笛ローゼンガンツ
- MHF-Zにて実装された辿異武器。
辿異種エスピナスが最初の辿異種だったこともあり、辿異武器の初陣を飾ることになった。
ローゼンガンツ→ローゼンハルベ→ローゼンフィア→ローゼンアハルと強化される。
- 最終強化の棘奏笛ローゼンアハルの性能は、
- 頭一つ抜けた攻撃力2782
- こちらも非常に高い毒属性1000
- 素で空色ゲージ、匠でさらに延長
- 辿異スキル「劇物強化」
- 音色は紫、緑、赤
狩猟笛は双剣程ではないにせよ手数はそこそこ以上にあるため、
毒属性が有効な敵に対して重宝された。
MHR:S
トゲのある音色が魅力の
狩猟笛。奏でられる旋律は、
時に静かに、時に激しく。
(ローゼンギタレ)
トゲトゲしい音色がクセになる
狩猟笛。棘竜の怒りや咆哮を
思わせる激しい旋律が特徴。
(ローゼンゼーレ)
- エスピナス復活に伴い、この武器もMHR:Sに輸入。
毒と火を扱う緑色の飛竜繋がりか、リオレイアのクイーンリコーダー改から派生する。
MHFと異なり、ローゼンギタレ→ローゼンギタレ改→ローゼンゼーレと強化され、
強化途中にローゼンムートが登場しない。- Ver.12からはローゼンギタレから亜種武器のカクトスゼーレに派生できるようになった。
こちらの性能はリンク先を参照のこと。
- Ver.12からはローゼンギタレから亜種武器のカクトスゼーレに派生できるようになった。
- ローゼンゼーレの性能は、
- 低めの攻撃力290、それを補う会心率20%
- 十分な毒属性28
- 斬れ味は素で紫20、匠で延長
- 解毒&体力回復【小】、のけぞり無効、攻撃力&防御力UP
- 百竜装飾品スロットはLv2
その鬱憤を晴らすかのように攻撃強化旋律を引っ提げてコンシューマシリーズ乱入。
高めの会心率も付与され、より攻撃的になった。
また、吹ける旋律がただの「攻撃力UP」ではなく「&防御力UP」である点がミソ。
それに加えて回復旋律も持っており、ハンターの防御力の水準が低い今作では
非常に重宝する一振りになっていると言えるだろう。
- ただし、笛全体として見ると攻撃力そのものは低め。
今作の笛は音波ダメージが攻撃力を参照にするため、この点はやや向かい風か。
攻防強化と会心率を加味しても中の上くらいなので、攻撃力を補強する何らかの手段は確保したい。
攻勢と毒属性強化を発動できるエスピナシリーズとの相性が良いので、
エスピナシリーズをベースに組み立てていくと良いだろう。
- また、通常スロットが一切ない。
今作は武器に付与されるスロットの数が豊富な傾向にあり、ここは明確な弱点となってしまっている。
- 今作の毒属性笛はほかに3種類あるが、
攻撃力を強化する旋律を持っているのはこの武器のみである。
しかしながら大毒奏ファンガサナル以外はスロットを持っているため、
旋律込みでもスロットによるスキルの差で容易に逆転される可能性はある。
ファンガサナルはそもそもの数値が非常に高く、攻防強化込みでこちらが若干上回る程度。
そのため、今作の毒属性笛は勢力が拮抗しているといえる。スキル構成と相談して最適な笛を担ごう。
それぞれに個性があるため、4種類全て作り専用装備を各々組んでしまうのも良いだろう。- PTプレイでは攻防強化の旋律を活かすことができるので優位に立てる。
ただし、毒属性を扱う敵は大概毒に強いので解毒旋律は腐りがち。純粋にオマケ程度の体力回復旋律と考えよう。
Xに振り当てられているため、発動機会そのものは多く回復量もバカにはできない。 - 第一弾アップデートで追加された斗宿笛【天梁】は非常に強力。
あちらは無属性武器として見ても高めの攻撃力と攻撃力UP旋律を持ち、
おまけで毒属性が付いているために攻勢スキルで更なるブーストを見込める。
その上で豊富なスロットによる拡張性の高さも持ち合わせておりスキがない。
こちらはやはり高い毒属性で差別化…といきたいところだが、MRのモンスターは非常に体力が多く、
それに対して毒属性のダメージが追いついておらず活かし切るのは難しい。
攻防強化と体力回復旋律による安定性の高さがカギになるだろう。 - 第二弾アップデートでは亜種笛のカクトスゼーレが登場。
火属性笛だがMHF式の双属性で毒属性も持つという、特異なライバルとなった。
ローゼンゼーレよりさらに低い攻撃力280だが、高めの火属性と斬れ味回復旋律を有し、
スロットも豊富。百竜もLv3なので鋼龍の魂や弱点特効【属性】が乗る。
攻撃10の差が埋まる要素は正直あると言わざるを得ないが、あちらは風圧無効以外の守備旋律がない。
改めてローゼンゼーレを握るなら安定性重視を意識することになるだろう。 - 例えば、自らの亜種に対しては、毒属性は腐るが防御力downや毒に対処できる。亜種に逆襲というのもいいだろう。
- PTプレイでは攻防強化の旋律を活かすことができるので優位に立てる。
- 武器自体の性能と旋律が矛盾しているという点では、MHWに自己矛盾笛の先輩が存在しているが
上述のように完全に腐ってしまうわけではないこと、毒ダメージが期待できなくとも
毒状態であれば攻勢発動の条件は満たす事など、あちらよりは実用性が高いのが救いか。
- 異様に長い斬れ味の緑部分(150)で鈍器運用の事が頭をよぎるが、
鈍器スキル自体がMR防具から実質リストラ状態になっている事、素の攻撃力が低すぎる事などから
鈍器運用するメリットが全くと言っていいほど無い。単純にエスピナス色にしたかっただけなのかもしれない。
素の状態では青30白20紫20と若干頼りないが、匠で紫が最大70まで伸びる。
- 三音演奏を行うと、公式にエスピナスのテーマとなった終わりなき迷路のギターアレンジを奏でる。
余談
- ローゼンはドイツ語で薔薇、ギタレはギター、ムートは勇気、ゼーレは魂を意味する。
関連項目
モンスター/エスピナス
武器/エスピナ武器
武器/カクトスゼーレ - 亜種武器